各 位 抗がん剤「パクリタキセル」の 独占輸入販売契約の締結について

平成13年6月21日
各
位
日本ケミカルリサーチ株式会社
取締役社長
芦 田
信
兵 庫 県 芦 屋 市 春 日 町 3 番1 9 号
TEL 0 7 9 7 - 3 2 - 8 5 9 1
(大証2部 コード番号4552)
抗がん剤「パクリタキセル」の
独占輸入販売契約の締結について
日本ケミカルリサーチ株式会社(社長:芦田
信)は、このたび米国の医薬品製造業ナプ
ロ バイオセラピューティックス社(NaPro BioTherapeutics, Inc. 以下「ナプロ社」という。)
との間で、ナプロ社が製造する抗がん剤「パクリタキセル」の日本における独占的開発、供
給並びに販売契約を締結し、当社が抗がん剤として開発することに合意いたしました。
本契約締結により、当社は、ナプロ社製「パクリタキセル」を抗がん剤(開発番号JR−
012)として臨床試験を実施し、本製剤の輸入販売承認を取得したいと考えており、承認
取得後は、ナプロ社が「パクリタキセル」の最終製剤を製造して当社に供給し、当社が本製
剤を日本において販売いたします。
ナプロ社は、同社の「パクリタキセル」の市場展開に関し、ヨーロッパについてはオース
トラリアのF.H フォールディング社(F.H Faulding社)に、北米についてはアボット社(Abbott
Laboratories社)にライセンスしており、当社およびナプロ社は、この度の契約締結により、
世界の三大市場の一つである日本市場に参入することとなります。
日本におけるパクリタキセル製品は、ブリストル マイヤーズ スクイブ社のタキソール注
(一般名:パクリタキセル)およびアベンティス社のタキソテール注(一般名:ドセタキセ
ル水和物)が既に販売されておりますが、ナプロ社の開発したパクリタキセルの投与スケジ
ュールは従来と異なっており、JR−012の開発は、パクリタキセルの至適投与方法や副
作用の軽減において医療に貢献できるものと期待しております。
なお、本件の仲介は、エスティーアイ インターナショナル有限会社(代表取締役
石神達
三氏:東京都府中市紅葉丘1-27-14)および株式会社ベリタス(代表取締役 飯田真作氏:東
京都港区虎ノ門2-7-14 八洲ビル)の両社によっております。
以
上
(ご参考)
日本ケミカルリサーチ株式会社
代表者
取締役社長
所在地
兵庫県芦屋市春日町3番19号
設
1975年9月
立
芦田
信
資本金
49億15百万円(平成13年3月期:大証第2部上場)
売上高
85億76百万円(平成13年3月期)
従業員
145名
事業概要
創業以来、研究開発型医薬品メーカーとして歩み、酵素、ホルモン、酵素
(平成13年3月期)
の阻害物質、成長因子、刺激因子など生体由来物質の研究のほか、遺伝子
組換えヒト成長ホルモンなどバイオテクノロジー応用医薬品の研究開発に
も取組んでいる。
ナプロ バイオセラピューティクス社(NaPro BioTherapeuticas, Inc.)
代表者
会長兼CEO
レナード P シェイキン(Leonard P. Shaykin)
所在地
米国コロラド州ポルダー
設
立
1991年3月
株
式
NASDAQ(登録名:NPRO)
売上高
8,148千US$ (2000年12月期)
従業員
150名
事業内容
合成天然型医薬品の開発、製造およびライセンシングを中心に、医薬品、
(2000年6月15日現在)
診断薬、創薬ゲノミクスおよびアグロバイオテクノロジーに応用できる新
しい遺伝子関連技術の開発やライセンシングに取組んでいる。
以
(お問い合わせ先)
日本ケミカルリサーチ株式会社
広報担当 三浦
TEL
0797−32−8591
FAX
0797−23−5262
上