C I O へ の 提 言 行われていますが、ITインフラの構築に苦 ぐらいビジネスに密着し、経営の視点か ――日経コンピュータ・顧客満足度調査 ワーク部門から出発したものが多くありま 労しているケースが多いのです。そこで当 らプロアクティブに提言できるシステムイン で常に高い評価を得ていますが、その す。これにより特定ベンダーに依存せず、 社では、海外進出を一貫してサポートする テグレーターが必要となります。 理由はどこにあるとお考えですか。 中立的な立場でワンストップのネットワーク 「グローバルマネージドITサービス」 をご用 さらに、そのインテグレーターは構築か 福永 日本ユニシスグループの経営理 サービスが提供できるという点では、競合 意しています。これは、現地環境の調査 ら運用管理、保守まで、真にワンストップ 他社よりも先行していると自負しています。 から構築、運用管理、保守サポートまで でサポートできる力がないと適切なコンサ 顧客第一主義」を掲げています。これは 当社が目指しているのは、最小のコス を、ワンストップで提供するサービスです。 ルティングはできません。お客様はそうし メインフレーム時代からの伝統で、安全性 トで最大のパフォーマンスを実現すると 日本語の問題も含めて、窓口は当社が一 た能力を備えたインテグレーターを必要 やアベイラビリティに配慮して、個別対応 同時に、お客様のビジネスに新たな価値 括してお引き受けするので、お客様は安 としていると思っています。その意味では、 をしっかりと行うということです。たとえば、 をもたらすITサービスを提供するというこ 心してビジネスに専念できます。 現在、当社を含めた日本ユニシスグルー 故障時の対応についても、通常の修理や とです。そのため、 「ネットワークインテグ メンテナンスを行うだけでなく、その後何か レーション」、 「 M S P( M a n a g e m e n t 問題が発生しないかきちんと確認してか Service Provider) 」 、 「ITインフラサポー ら帰るといったことを実践しています。技 ト」の3つから成る「マネージドITサービ 術だけでなくヒューマンスキルこそが真に ス」 という新たなワンストップのサービス体 重要なファクターであり、それによってお客 系をご用意しました。なかでも、ITシステ 様の信頼を得られるものだと考えています。 ムの運用管理を行うMSPサービスは、長 オープンシステムでは、いろいろな製 年培ってきた当社独自の技術やノウハウ N T ワンストップで提供する いをするには、正にCIOに成り代われる が、独自のサービスの中には、このネット 念として、 「高品質・高技術の追求による I 運用管理・保守サービスまで、 現在、日本企業の海外進出が積極的に P ITネットワークの企画・設計・構築から CIOの重要な仕事でしょう。そのお手伝 ビスがIT分野全般に拡大してきています O ユニアデックスは、 サービス事業を考えています。 お客様本位のサービス提供が 顧客との信頼感を作る T E R V I E W 加わっていました。現在提供しているサー PR また、無線LANやIPテレフォニーなど、 プ全体の課題として、より上流のコンサル 品や技術を組み合わせることで付加価 を結集したもので、お客様にとってビジネ システムインテグレーターだ。 値を生み出すことができますが、同時に スの付加価値を高めるという意味でも、 日経コンピュータ・顧客満足度調査でも、 安全性の確保やリスクへの対処も重要 他社には真似のできない特徴的なサー 毎年トップレベルの評価を受けている。 になってきます。そこで当社では、全国 ビスだと考えています。そのため、今年 200カ所のサポート拠点と各種部品やリ から専任のMSP事業部を立ち上げ、最 最新のネットワーク技術に関しても、当社 ティング力を強化すべく“進化”している ソースを最適配置することで、万が一の 重点事業として現在積極的に推進して のアドバンテージを生かすべく積極的に ところであり、ご期待に添えるはずです。 場合にも24時間365日短時間で対応でき いるところです。 そこで、ITシステム構築に際して ユーザーが考慮すべきポイントや 推進しています。昨年、茅場町に、これ また、最近のウイルス感染の例を見る また、日本ユニシスグループの再編の一 ら最新技術をお客様自身が検証・体感 までもなく、ITネットワークは企業にとっ また当社の場合、お客様のシステム構 環として、今年7月には400人規模のソフト できるテクノロジセンターを開設し、大変 て最も重要なインフラであり、必要不可 築を通して得た経験を、常にプロダクト側 ウェアサポート部隊も合流し、ソフトウェア ご好評をいただいています。 にフィードバックしてきました。これが、より サポートを含めたワンストップのマネージド フラ全体の包括的な運用管理やセキュ 日経BP社編集委員 上里 譲が、 良い製品や技術の開発に結びついてき ITサービス提供基盤ができあがりました。 リティの重要性を、十分に認識しておく必 お話をうかがった。 たと自負しています。パートナー企業との 同社の提供するITサービスの特徴、 アドバンテージについて、 同社新社長の福永 努氏に る体制を整えています。 ライフラインとしての ITインフラの有効活用が重要 要があります。最近米国では、先進のセ ――最後に、ITネットワーク構築に にマネジメントするサービス技術が登場 際して、CIOが考えておくべきポイント してきました。当社では、これらの先進技 ――今後の方向性や事業展開をおき があれば教えてください。 術を、いち早くMSPサービスとしてお客 かせください。 福永 ITネットワークは、あくまで企業 様に提供できるよう準備を進めていると 福永 当社のアドバンテージの一つは、 活動のためのインフラです。このインフ ころです。 世界100カ国以上を網羅するUnisysグ ラを有効利用して、いかにビジネスをク ――本日は、お忙しいところありがとう ――御社のITサービスの特徴やアドバ ループのワールドワイドネットワークです。 リエイトしていくか、いかにビジネスの付 ございました。 ンテージについて教えてください。 今後は、この強みを生かしたグローバル 加価値を高めていくかを考えるのが、 密接な協力関係を築いてきたことも、お 客様への質の高いサービスの提供につ ユニアデックス株式会社 代表取締役社長 (ふくなが つとむ) 昭和22年兵庫県生まれ。昭和44年日本レミントン・ユニ バック入社。昭和63年日本ユニシスに社名変更。平成 3年金融営業第一本部金融営業部長。平成6年総合 マーケティング部経営企画室長。平成9年総合企画部 長。平成11年4月マーケティング部担当役員補佐、同年 6月取締役就任。平成14年執行役員。平成15年4月ユ ニアデックス顧問、同年6月ユニアデックス代表取締役 社長、日本ユニシス取締役に就任して現在に至る。 欠なライフラインです。したがって、ITイン ながっています。 ワンストップで お客様をサポートする 「マネージドITサービス」 Unisysグループの強みを 生かしたグローバル展開 キュリティ技術やシステム全体を包括的 (聞き手:日経BP社 編集委員 上里 譲) 福永 当社は、日本ユニシスの運用管 理・保守サポート部門が分社化してスター トしましたが、当初からネットワーク部門も お問い合わせ ユニアデックス株式会社 〒135-8560 東京都江東区豊洲1-1-1 TEL:03-5546-4900(大代表) FAX:03-5546-7861 http://www.uniadex.co.jp/
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