番号 該当箇所 ご意見(要約) 1 フッ素洗口・塗布に対しては - 福岡県

番号
該当箇所
ご意見(要約)
フッ素洗口・塗布に対しては、以下の点において反対の意を表します。福岡県の児童生徒のむし
歯保有率が他県に比較して高いとされているが、文部科学省の学校保健統計調査の推移はどう
考慮されているのか。「平成24年度の学校歯科健康診査の結果、12歳児のDMFT指数が1.37本」
と書かれているが、12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯等数は、福岡県で22年度1.5本(全国
平均1.29)23年度1.4本(全国平均1.2本)24年度1.1本(全国平均1.1本)と年々削除されている教育
予算を使ってまでの緊急性はないと考える。 北九州市では40年来、小学校でフッ素塗布が行わ
れている。また、久山町では小学校にフッ素洗口が行われているが、他地区に比べて特段DMFT
1
指数が低いということもない。フッ化物の有効性には疑問が残る。 調査結果から「フッ素洗口や
フッ素塗布が実施されるのであれば、75%の保護者が子に受けさせたいとの意欲・態度を備えて
いる」とされているが、フッ化物についての説明が全くなく回答者に対して十分に情報が提供さえ
れたとはいえない調査に有用性はないと考える。 他県で実際行われているところでは、洗口後
に「気分が悪い」「咳が出る」「吐き気がする」などの症状を訴えるこどももいると報告されている。
誤飲などの事故も起こり得る可能性が高く、学校で保護者も同伴していない状況では危険が大き
いと考える。
各論3 12歳児の1人平均むし歯数が全国より多い実態を踏まえ、
2 学校、地域家庭の連携を強化し、フッ化物応用など科学的根拠に基 全国平均よりむし歯数が多いとなっているが年々減少傾向にあるにもかかわらず、フッ化物を使
用してまで行うむし歯予防の必要性は全くない。
づくむし歯予防に効果的な方策の普及その推進に努めます。
むし歯予防実態調査結果 ④教育、組織評価 ・フッ素の予防効果 保護者がフッ素について理解したうえでの質問・評価になってない。フッ素の効果について保護者
7%はわからないと答 の27名が分からないと答えているにもかかわらずフッ素塗布や洗口が実施されるのであれば7
3 については保護者の55%が認めているが2
えていた。しかし、フッ素塗布やフッ素洗口が実施されるのであれば 5%の保護者が受けさせたいというのは
質問・評価のあり方として矛盾している。
75%の保護者が子に受けさせたいとの意欲・態度を備えていた。
各論2‐2 県内では40か所の幼稚園・保育所において約2700人 フッ化物というのはどのような効果や副作用があるのか説明なく記されている。科学的根拠とはど
涯にたる歯科保健行動の形成 ういうことをいうのか記されていない。フッ化物に対して何の説明もなくフッ素洗口と記されている
4 にがフッ化物洗口を実施しています。生
重要な時期であるため科学的根拠に基づく正しい知識について ので偏りのないすべての情報を出していくべきである。科学的根拠に基づくとはどういったことな
保護者への啓発を行うとともに…
のか根拠を示していくべきである。
各論3 <乳幼児期・学齢期>特に学童期におけるむし歯予防対策 むし歯予防対策について学校でフッ化物を使用して行うような記されかたになっているが…学校
重要です。このためフッ化物の応用やシーラント等科学的根拠に などの集団において薬を使っての予防は子どもたちの体質やアレルギー、その日その時の体調
5は
基づくむし歯予防法について正しく理解し、実践できるよう学校長、 を考えるととても危険である。薬の使用については医療機関において保護者同伴で個別に行わ
養護教諭、保護者等に対するきめ細かな支援を行います。
れるべきである。
「フッ素の予防効果について保護者の55%が認めていることとフッ素や洗口について実施するの
であれば75%の保護者が受けさせたいと意欲・態度を備えていた」とありますが、フッ素の効果
はわからないけれども受けさせたい保護者が多いという結果ではないでしょうか。アンケートは、
「フッ素」の言葉が先行し、保護者がフッ素について考える情報提供になっていません。大きなミス
6 P57 【むし歯予防実態調査結果】から(4)の④の1)
です。「フッ素の効果はわからないけど受けさせたい保護者が多いという結果」がそれを証明して
います。お任せをする保護者が増えるばかりです。糸島の解決策(図)の中に「正しい情報、メリッ
ト・デメリット多方に関する情報」とありますが、大賛成です。
学校関係者にフッ化物そのもの、フッ化物洗口に関する正しい情報が伝わっていないことが想像
されるとしていますが「正しい情報」とはなんですか。また、「保護者への説明」「安全性、効果につ
いての確認」など、フッ化物、フッ化洗口の情報提供が必要とありますが「どんな情報」ですか。
北九州は40年間フッ素イオン導入法(2,3年生希望者)が行われています。保護者向けの申込
書は公平な情報が提供されずメリットのみです。養護教諭部会は、2012年と2013年に今までの体
7 P57 (4)の④の3)
験から副反応調査を行いました。結果は塗布中は①嘔吐②吐き気。塗布後は①嘔吐②気分不快
③じんましん等がありました。歯科医師会は「把握していない」「安全だ」としています。まだ、今ま
で追跡調査はしたことが一切ありません。う歯の割合も全国と福岡県よりも高く、効果は見られま
せん。保護者の申込書はアレルギーを持つ子が増えている学校現場です。応急手当の薬に反応
する子もいて、出来るだけ薬を使用しない処置を心掛けています。
フッ化物は、有効性や安全性には諸説あり、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されている
ため、学校での使用はしないでほしい。WHOが、1994年に6歳未満の子どもへのフッ素洗口は強
8 フッ化物の応用等効果的なむし歯予防方法の普及啓発
く禁止するという見解をだしている。6歳を超えれば安全になるわけではなく、危険なものにはか
わりない。
「フッ化物の応用やシーラント等科学的根拠に基づくむし歯予防法について正しく理解し、実践で
きるよう学校長、養護教諭、保護者等に対するきめ細かな支援を行います。」という部分につい
9 47ページ 施策の方向性<乳幼児期、学齢期>
て、フッ素洗口の学校での実施について反対します。 子どもたちの体にかかわることを学校で薬
物を使い、保護者同伴ではない状況で行うべきではなく、保護者同伴で、医療機関で行われるべ
きであると考えます。
3-(2)において、「科学的根拠に基づく虫歯予防」とありますが、ほとんどがフッ化物を使ったも
の(塗布や先口)をさしてあるようにとれます。県民の真の健康を考えるならば、化学物質に頼ら
ない健康法を指導し推進すべきだと思います。 理由・①フッ素の有効性安全性に疑問の意見
10 各論3 「施策の方向性」について
がある②アレルギーによる事故や誤飲事故など、健康被害が起きる可能性がある。③無用の医
療や薬物を、保育園や学校に持ち込むことは危険で、してはならないと思う。
調査の内容、結果が妥当なものかを十分に検討すべきです。調査の中の文言(フッ素先口、フッ
素塗布など)の説明のないままの調査は結果が妥当とは言えないと思います。また、結果の表示
で、部分的に強調されているが(赤字表記)、公平を期するためには、すべきではないと思いま
「
資料
(1)
虫
歯予防実態調査結果」
並び
にこれを
引
用した部分につ
11 いて
す。調査において、フッ素塗布、先口実施の際の希望(保)受けさせたい75%とありますが、事前
に、フッ素についての知識(効果だけでなく、副反応や起こりうる事故、過去に起こった事故につい
て)を知らせないまま調査をした結果であり、その結果を赤字表記して強調してあることに、違和
感を覚え、公平性を欠いた見方をしていると思います。
フッ化物は、有効性や安全性には諸説あり、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されている
ため、学校での使用はしないでほしい。WHOが、1994年に6歳未満の子どもへのフッ素洗口は強
12 フッ化物の応用等効果的なむし歯予防方法の普及啓発
く禁止するという見解をだしている。6歳を超えれば安全になるわけではなく、危険なものにはか
わりない。
他県と比べ齲歯保有率が高いとされている。しかし、文部科学省の学校保健統計調査で福岡県
は、12歳の永久歯の1人当たり平均むし歯本数は、年々減少している。30年前に比べ児童生徒
のむし歯は劇的に少なくなっていると実感している。むし歯の罹患は個人によって大差がある。む
17 「平成24年度学校歯科健康診査の結果、12歳児のDMFT指 し歯のない生徒が半数を占めているが、1人に10本前後むし歯を保有する生徒もいる。環境や
13 P数が1
.37本」と書かれている。
家庭の経済状態なども考慮しながら、正しいブラッシング、おやつの取り方など歯科指導していく
べきだと思う。現在、増加しているのは歯肉炎であり、将来歯槽膿漏になって歯を失う方が問題だ
と思う。
P57 未実施の理由として「保護者からの希望がない」があがってい
14 たが、保護者からの回答では、「実施されるのであれば希望したい」
が75%と高く、希望そのものが潜在化している様子が認められた。
この「むし歯予防実態調査」は、事前に保護者、子ども、学校に説明もなく、アンケート調査を渡さ
れただけである。それに、調査期間も少なく、学校教職員にも十分な説明もなく、この実態調査が
行われた。フッ化物とは何であるのかという説明がないまま保護者や子ども、学校に回答させて
いる。75%の保護者がフッ素洗口を希望しているように見えるが、事前に十分な情報が提供され
ていない今回の調査には有用性がないと思う。この調査結果を根拠にした歯科口腔保健推進計
画は再度検討してほしい。
・フッ化物は本当に安全なのか疑問が残ります。危険性や人体に及ぼす副作用も耳にします。児
童の安全を考えるともっと慎重に考えていく必要があると同時に、フッ素洗口はやめた方がいいと
思っています。
学校側がそのように高い割合で安全性に不安を感じている中、フッ化物洗口をする必要があるの
医療行為であって、学校で行うべきことではない。
6,57 学校におけるフッ化物洗口の未実施の理由 : 「安全性 か。そもそも、フッ素洗口やフッ素塗布は
16 にP5不安
他県では、学校においてフッ素洗口をした後に、生徒が
体調不良を訴えた(入院した)ケースが
がある」(86%) について
あったと聞いている。安全性が保障されていないものを使用してまで、学校で集団でフッ素洗口を
する必要性はないと思う。
2011年に日本弁護士連合会から「集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書」が出されている
が、そのようなものについては、どのように考えているのか、また、検討したのか。その意見書に
17
は「政策遂行には違法の疑いがある」とまで書かれているが、それに対する答弁になるようなこと
が、推進計画案の中に出てこないので。
学齢期におけるむし歯予防対策の重要性は理解します。正しい歯磨きの方法の学習や習慣化は
とても大切だと思いますが、危険性が指摘されている「フッ化物」の塗布や洗口には不安や疑問を
感じます。 「フッ素」の毒性は明白です。殺鼠剤にも使用されています。以前にも使用を間違
えて事故が起きたことを記憶しています。また、フッ素の種類によっては歯に着色や変色を起こす
恐れや知覚過敏症を悪化させる危険性も指摘されています。 表題に「科学的根拠に基づく」とあ
りますが、どこを読んでもフッ化物がむし歯予防にどう有効なのかの根拠が見受けられません。イ
ンターネットなどのコメントを検索してみると、「フッ化物の塗布をしたがむし歯になった。」という内
18 P46~47 生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防
容が多くみられます。フッ化物塗布や洗口は絶対に進めないという歯科医も多くいらっしゃいま
す。 確かWHO(世界保健機関)は6歳未満の子どもへのフッ素洗口は禁止という見解を出してい
るはずです。 このことからもフッ素の危険性を確認できます。フッ化物塗布や洗口による副作用
や危険性を全く知らせず、根拠を示さない当局に有利な効果のみを情宣するのは公平な手法と
は言えず納得できません。 学齢期の子どもたちには、歯磨きの重要性と効果的な磨き方の指導
に重点を置き、安易に「薬物(毒物)」を使用するのは反対です。
シーラント等」は科学的根拠に基づく予防法との印象を与えてしまいますが、
P47 〇特に、学童 期 における 虫 歯予防対策は 重 要です。このた ・「フッ化物の応用や
安全性が確立しているとは言えません。「科学的」であるためにはその
め、フッ化物の応用やシーラント等科学的根拠に基づくむし歯予防 「科学的」にその有効性と
だけでなく、反対の意見等も併記することが重要ですし、少なくとも保護者や児童が十分な
について正しく理解し、実践できるよう学校長、養護教諭、保護者 有効性
情報の下で受けるか受けないかを選択できることが
重要です。一律な対策はなじみません。 ・
19 法
に対するきめ細かな支援を行います。 〇(略)フッ化物の応用や フッ化物等による虫歯予防についてはその有効性を認める調査等もあるものの、その有効性を疑
シーラント等科学的根拠に基づく効果的な虫歯予防の対策に取り組 わざるを得ない調査結果や論文もあり、特にフッ化物の安全性については疑問視する多くの専門
みます。
家もいて、見逃すことはできません。
15 フッ素洗口安全性についての疑問
・「フッ化物洗口の効果や安全性についての正しい情報」はまだはっきりしていないことであり、効
安全性を強調すれば「偏った情報」になります。・フッ化物洗口についても、その有効性や安
また、フッ化物洗口は、4歳から14歳ごろまで継続して実施す 果や
全性に疑問もあり、継続して一律に行うべきではありません。現在のように1人当たりのむし歯の
ることが望ましいことから、フッ化物洗口の効果や安全性についての 数が少なくなっている状態での一斉のフッ化物洗口の有効性は大いに疑問です。むし歯の多い子
20 正しい情報の普及に努めます。※ページ数についてはPDFで表示さ どもたちに対しては個別に歯科医の指導を継続的に受けることができるような制度を考えるべき
れなかったため間違っている可能性があります。「3施策の方向性」 です。 ・現在、多くの歯磨剤にフッ化物が添付されており、多くの子どもたちは毎日洗口を受
の(2)の《目標》、 <乳幼児期、学齢期〉です。
けているのと同じ状況にあります。さらに一斉洗口でフッ化物を用いると、誤飲等によりフッ素の過
剰摂取とそのことによる健康被害が予想されます。
P47
21 フッ化物応用などの科学的 ・根拠に基づく、虫歯予防対策
22 フッ化物の応用等効果的なむし歯予防方法の普及啓発
23
24
25
p18など · 厚生労働省から「フッ化物洗口ガイドライン」が示され、
安全性・有効性が認められているが、学校現場では、「安全性に不
安がある」「希望しない子に対する配慮が難しい」「効果がわからな
識を持っている。 · フッ素の予防効果について保護者
26 い」などの認
の55%が認めており、「学校でフッ化物洗口が実施されるのであれ
ば希望したい」が75%あった。 ○ 家庭におけるむし歯予防· 保護
者の86%が、「いつも」又は「時々」、子に対して歯を磨くように声を
かけていた。 · 砂糖含有のおやつをほぼ毎日摂取していた。
学校等で一斉にフッ化物洗口を行うことは、危険であるため導入に反対します。 学校現場に
は、さまざまな体質の子どもたちがおり、一律に薬剤を使った予防医療を行う必要はないと思いま
す。
副作用やアレルギー反応のでる可能性もあるため、保護者同伴のもとで、かかりつけの医療機関
で行うべきだと思います。
フッ化物は、有効性や安全性には諸説あり、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されている
ため、学校での使用はしないでほしい。 WHOが、1994年に6歳未満の子どもへのフッ素洗口
は強く禁止するという見解をだしている。6歳を超えれば安全になるわけではなく、危険なものに
はかわりない。
フッ素の安全性や有効性がよくわからない。本当に人体にとって安全なのか!副作用はどうなの
か! 学校にて集団でフッ素洗口、フッ素塗布は大変危険な医療行為だと思う。万が一、副作用
による被害が出たときの責任や保障はとこがもつのが明確にしてほしい。
フッ素洗口などを希望する家庭が、しっかり理解したうえで、かかりつけの歯科医にて、保護者の
観察のもとで、実施することが良いと思う。 アレルギー体質や様々な体質の子どもたちの安全
性を確保し、対応できるから。
○学校は教育を行う場であり、フッ素洗口やフッ素塗布は医療行為である。学校で行うべきでは
ない。 ○学校は児童生徒が集団で生活をするところであり、保護者もいない状況でフッ素洗口
やフッ素塗布を行う場には適さない。
学校現場に医療行為を持ち込んでほしくない。
フッ素の必要性がはっきりしていない。
学校現場にもちこまれると,
○フッ素を使いたくないと思っている人も使うことになってしまい,個人の意思が反映されない。
○子どもたちの安全管理に不安がある。
⑴学習指導や生活指導,保護者との関係で学校の職員は精一杯である。食物アレルギーへの
対応にも神経を注いでいる現状がある。それに加えて,フッ素が学校に導入されることで,さら
に,子どもたちの安全確保に神経を注がなくてはならなくなってしまう。 ⑵保護者の55%がフッ
素の予防効果を認めているということは,45パーセントは,効果が分からない,または,効果を認
めていないということになる。また,認めている55%のうち75%が学校でのフッ素化合物洗口を
希望しているということであるが,それは,全体の約41パーセントということになり,希望者は半数
以下であることになる。そのような割合のものを学校に持ち込むのはおかしいと思う。 ⑶P62~P
67の資料をみると学童期よりも,3歳までの指導が虫歯保有率に影響しているように読み取れる。
また,左記にもあるように,砂糖含有のお菓子をほぼ毎日摂取しているのは,家庭である。そのた
め,学童期以前の各家庭での歯に対する環境を改善する必要があると考える。各家庭が,保護
者の責任の元,歯に対する管理を行い,必要を感じれば,フッ素を利用すればよいのであって,
いろいろな考えのある保護者がいる学校現場にフッ素を持ち込むことはおかしいと思う。 ⑷ペー
ジは忘れたが,「市販の歯磨き粉でフッ素を含んでいるものは90数パーセント」というような文が
あったと思う。市販ということは,消費者として,それを選べるということなので,必要と思った人が
利用するのである。必要と思わない人は,利用しない。学校現場に持ち込まれると,必要と思わな
い人にも,利用しなさいということになってしまう。
27 フッ化物の応用等効果的なむし歯予防方法の普及啓発
フッ化物は副作用も報告されており、学校などの保護者の目の届かないところでの使用はしない
でほしい。学校へのフッ素化合物洗口は導入しないようお願いします。 ○学校には様々な体質
の子どもがおり、食物アレルギーや、薬品に対するアレルギーなど個別の対応を求められてい
る。そのような風潮の中で、薬剤を用いての予防医療を行ったとき、どのようなアレルギー反応が
起こるかわからない。薬剤の取り扱いの問題や誤飲事故のおそれもあり、保護者引率のもと、必
要な人は各自医療機関でうけるようにしてほしいと思います。
学校は教育を行う場であり、フッ化物を使用した医療行為は行うべきではないと考えます。○薬剤
P47 フッ化物の応用やシーラント等科学的根拠に基づくむし歯予防 を用いての予防行為は、保護者の責任において、かかりつけの医療機関や各家庭において実施
28 法について正しく理解し、実践できるよう学校長、養護教諭、保護者 されるべきです。学校では、アレルギーについても個別の対応、十分な配慮を心がけています。そ
等に対するきめ細かな支援を行います。
のような現状のなか、どのようなアレルギー反応がおこるかわからない薬剤使用は控えるべきで
す。さらに、学校での薬剤管理も危険が伴います。
29 学童期におけるむし歯予防対策
フッ化物については、副作用もあり、有効性・安全性について、賛否両論ある中で、学校等で一斉
に用いるべきではないと思います。学校は教育の場であり、薬剤を用いた予防医療ではなく、ブ
ラッシングや食育の観点からの指導を進めていくほうがよいと思います。 ○大勢の児童生徒が一
斉にフッ化物での洗口を行った場合、原液の希釈ミスや、児童生徒が吐き出せずに飲み込んでし
まったり、アレルギー反応ショック状態で緊急搬送しなければならなかったり、想定外の事故が起
きる可能性があります。子どもによって、体質もさまざまであり、個別の詳細な対応が求められて
いる中、薬剤をあえて使う必要はないと思います。
平成24 年度の学校歯科健康診査の結果(小学校754 校中608 校、 学校でのむし歯予防のために薬剤を使ってまでの必要性と年々削除されている教育予算を使っ
(回答率80.6%)、中学校348 校中279 校(回答0.2%)、児童・生徒の てまでする緊急性はないのではないか。 ○福岡県の児童生徒のう歯保有率が他県と比較して
30 DMFT指数(永久歯1 人平均むし歯数)は、学年が高本数も増え、 高いとされていますが、文科省の学校保健統計調査の推移はどのように考えられていますか。1
12 歳児(中学校1 年生)では、1.37本と全国平均1.1 本より高い状況 2歳の永久歯の一人当たり平均むし歯数は福岡県で22年度1.5本、23年度1.4本、24年度
です。〔表2-4〕
1.1本と年々減ってきている傾向にあるため。
フッ化物応用を学校現場におろしていきたいという内容が随所に盛り込まれている点について、
学校に勤務する者として、とても危険性を感じている。安全性の問題。 ○学校には、いろいろな
31 P46~55 学齢期のフッ化物応用の点
子どもたちがいる。行動面(多動傾向・特別な配慮を要する児童)、体質(アレルギーなど)、体
調、重い病気をもっている。教育の場に、薬剤を使用してまでの予防策が必要とは考えられない。
必要と考える保護者は、個人的にかかりつけの歯科で行ってもらいたい。
突然、アンケートという形でおろされ実施された調査が、フッ素洗口の課題という形で、また、課題
についての解決策というものが資料としてホームページに載っていることに、驚いている。 ○フッ
参考資料58~60 ・学校におけるフッ素洗口の課題 ・課題につ 化物についての説明もなく、フッ素洗口やフッ素塗布には効果があるものとしたような問いに対し
32 いての
て、回答されたアンケートだった。アンケートそのものに問題があったと感じている。それをもとに
解決策
フッ素洗口の課題や解決策が記述されている。この結果を根拠にされていること自体が問題であ
る。
学校の現場の教職員が不安を感じているならば、学校で実施するべきではない。不安と感じるに
は、現場なりの理由があると思う。実施するのが学校であるのならば、保護者ではなく学校の先
生へもアンケート実施を望みます。フッ素って、薬ですよね?いくらむし歯予防にいいといっても、
いきなり、薬を学校で使うことは薬物の乱用につながると思います。学校歯科医や衛生士が親へ
のブラッシング指導をすることの方が効果的。ぜひ実施してほしい。今までどれくらいなされてい
る?そちらが先だと思います。 ○今いろんなアレルギーの子どもが増えているのに、わが
各論2
-
5の
中
に教
職員
の
中
に、
安
全性に
不安
がある、やフッ素洗
33 口を希望しない子への配慮が心配などと書いてあった。
子にさせたくないし怖いです。歯科でわが子がフッ素洗口したとき気分悪くなり大変でした。責任を
とれる歯科医師がいる歯科へ行けばいいと思う。学校で一律に行うのは危険、また、即、薬に頼
るのではなく、歯磨き、デンタルフロスの実施ができるような、親への直接的な啓発が、学校現場
におりてくるようなことが県からほとんどなされていない。徹底した、むしば予防の意識改革(歯磨
き、デンタルフロス)に重きをおいてほしい。今までなされていないのにいきなり薬に頼るのは変。
薬つかっても歯磨き意識が高まらないなら意味ない。
34 各論2-5の中の子どものむし歯の実態調査について
35 フッ化物の応用等効果的なむし歯予防方法の普及啓発
36
37
38
むし歯の実態調査の信頼性はどうなのかなと思う。
むし歯が多いからフッ素洗口実施とつながるのもおかしい、薬は使わないでほしい。
○歯医者の先生の診方によって、結果も違ってくると思う。ましてや、医療用のライやレントゲント
もないような学校での短時間で診られる歯科検診で確実に診断できないと感じる。また検査実施
母体の大小によって、パーセンテージも微妙に誤差が生じる。そのデータでむし歯が全国平均よ
り高い値だと断定できない。また。もしむし歯の値がたかかったとしても、だから即、薬に頼るの
は、危険だし、よかれと思いなされることが、よけいなお世話だともいえる。もし、5年後、10年後に
フッソの危険性が発覚したら、どうします?科学の進歩で後からわかることだってありますよね、
常識と思われていることが覆されることだってあります。安全性に問題があると教職員が問題に
感じるような薬を、子どもに与えたくないです。また、学校に新たなことが導入されると、先生たち
が忙しくなるし、ますます、子どもの心に目が向かなくなるのが心配です。休み時間でも、苦しんで
いる子どもがいないか、必死でみてほしい。そんなフッ素洗口とかのだんじゃないでしょう!
フッ化物は有効性や安全性には諸説あり、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されていま
す。学校などの集団の場所でのフッ化物洗口は導入しないようお願いします。薬品を使う予防医
療は保護者同伴のもと、各自医療機関でうけるべきだと思います。 ○学校には様々な体質の
子どもがおり、アレルギー反応もその子によって状況が違うことが多い。また、他県では洗口後に
体調不良を訴える子どももいると報告されている。このような中で、薬剤を用いて予防医療を行う
のは危険だと思う。副作用や、薬剤の希釈時のミスや誤飲事故などがあったときに責任がとれな
いと思う。
現在学校では、さまざまな体質の子どもたちがいます。そのため、アレルギーの状況により、個別
の詳細な対応を行っています。学校では、飲み薬や塗り薬、点眼なども行っていません。今回話
が伝わってきた「フッ素洗口」や「フッ素塗布」などを学校で行うことについて疑問や心配がありま
す。薬剤・フッ素を用いての学校で予防行為を行うことには、どのようなアレルギー反応がおこる
か分かりません。
かつて、学校でのワクチン接種により、思いもかけない副作用が出ました。そのことから、1994
年より予防接種が個別になりました、今回フッ素洗口を学校で、しかも集団で行うことは同じような
問題が起こる可能性があります。子どもたちの体に関わることは、保護者同伴の元でかかりつけ
の医療機関で行われることが望ましいと考えます。
ずいぶん昔からフッ素洗口・フッ素塗布のことが問題になっています。私は、学校におけるフッ素
洗口・フッ素塗布は必要ないと考えています。そもそもフッ化物は多の物質と反応しやすく、アレル
ギー体質の子どもが増えたいま、事故の起こる可能性が高いと思います。また、フッ素洗口・フッ
素塗布は、個人で選択するべきことだと思います。歯科医院で処置してもらうべきだと思います。
子どもたちの歯の健康を守ろうとするなら、給食後の歯磨き指導を充実させるべきだと思います。
フッ素化物は有効性や安全性に諸説あり、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されていま
す。WHOは1994年、6歳未満の子どもへのフッ素洗口は強く禁止するという見解を出しているに
も関わらず、計画案の中では虫歯予防に有効で安全なものと断定しています。非常に疑問の残る
39
判断ではないでしょうか?また、調査結果から「フッ素洗口やフッ素塗布が実施されるのであれ
ば、75%の保護者が子に受けさせたいとの意欲・態度を備えている。」とされているが、フッ素化
合物についての説明が全くなく回答者に対して 十分に情報が提供されたとは言えない調査に有
用性はありません。調査結果を根拠にした計画は再検討する必要があります。
福岡県の児童生徒の虫歯の率が他の県に比べると多いということですけど、文科省の統計調査
などの推移は参考にしているのでしょうか。福岡県の統計では年々減少の傾向にあるというデー
40
タもありますが、それなのに、薬剤を使ってまで虫歯予防をする必要があるのか疑問です。教育
予算は削られているのに、薬剤に使う予算があるなら、教育費にもっと手厚くしてほしいです。
フッ化物の安全性に関しては諸説あって、危険性や人他に対する副作用も多く報告されていま
41
す。しかも、ネズミを殺す薬の原料でもありますよね。そのようなものを子供たちに使用するという
考えが理解できません。サリンも作れる材料ですよね。
学校という場所は様々な体質の子供たちが集団で生活をしている場です。そのようなところで集
団で薬物を使用するというのは安全面からもこどもの命にかかわ ることではないでしょうか。あれ
42
だけ、アレルギーの問題が教育現場で配慮されているにも関わらず、フッ化物のような安全性が
科学的に確認されていない薬物 を使用することには危険が伴うことだと思います。
2011年に日本弁護士会が出した「集団フッ素先行・塗布の中止を求める意見書」をキチンとご覧
43
になってください。薬物の利用に予算を使うのではなく、すべての子供たちが希望するときに安心
して医療を求めることができる経済的支援体制こそ整備するべきだと思います。
安全性には諸説有り、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されていま
15~18 学童期におけるむし歯予防対策 ・学校現場での集団 フッ化物の有効性・
す。WHO(世界保健機関)も1994年、6才未満の子どもへのフッ素洗口は禁止するという見解を
44 Pフッ素洗口・塗布の
中止を求めます。
出しています。計画案の中で、むし歯予防に有効で安全なものとしていることに疑問を感じます。
福岡県歯科口腔保健推進計画で、学齢期の「薬物フッ化物、フッ素」による予防の推進を明記し
てありますが検討していただきますようお願いいたします。福岡 県学校歯科健診査の結果、12
歳の永久歯の一人あたりの平均虫歯の等の数は、22年度1.5本23年度1.4本24年度1.1
本と全国平均の1.1本と同 じ結果になっています。様々な家庭環境の違いや食生活の違いもあ
り、これ以上の虫歯の本数を0にすることは、難しい状況だと思います。現在、イオン化フッ 素塗
布を実施している北九州市や久山町も虫歯の保有本数は、変わらない現状であると聞いていま
す。学校においては、教育の力で自分の歯の健康に関心を持ち 自分の歯や歯並び、歯の質、歯
茎の健康を保つため の力を身に着けさせ高齢になった時も自分の歯で食することができるように
することが大切だと考え取り組みを進めています。サプリメントやたくさんの健康情 報があふれて
いる中健康被害も多く起こっています。安易に薬物による歯科予防医療に頼ることは、将来に
渡って自分の力で健康を作っていく意識を育てること にならないと思います。ますます、国の医療
費の負担が増大していくと思います。東京の調布市の小学校では、給食によるによる食物アレル
45
ギーアナフイラシ キーショックで児童がなくなりました。学校では、既往症や障害、アレルギー体
質の児童などが一緒に生活しております。また、学童期の児童の体調は、日々違 います。その中
で、フッ素洗口を実施することは、大きな危険をはらんでおり ます。実際に実施している地域で
は、フッ素洗口ご体調不良を訴える児童もでているようです。保護者が希望されて児童がフッ素洗
口して体調不良や緊急事態が 起こった場合、その責任は学校に問われます。その事故保証もな
く命に係わることになったら、取り返しがつきません。フッ化物などの薬物は、医師の管理指導 の
下医療げんばで実施されることが安全だと思います。日本弁護士連合会から2011年度に「集団
フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書」が出されていま す。その中で、『医療品・化学物質に関
する予防原則の問題点や人権侵害のおそれがあると訴えています。学校現場に、学齢期のフッ
素による予防の導入につい て日本弁護士連合会の意見を取り入れて歯科口腔保健の推進案を
検討していた だきますようお願いたします。
46
47 学校現場でのフッ素洗口の実施計画に対して
48 参考資料58~60 学校における課題・解決策
49 フッ素洗口について
50 安全性の視点から
フッ素の安全性については世界保健機構で小さい子供への危険性を指摘されています。そのよう
にまだ安全性が核にされていないないでの使用はとても危険です。安全性がきちんと証明されて
からの使用を求めます。
学校現場で、一斉に実施することには反対です。各歯科クリニックで、保護者の同意を得て、実施
されるのがよいと思います。子どもたちが、元気に学校生活を送るために、歯科保健に力を入れ
健康な状態を作り出して行くことは、重要なことだと思います。そのために、学校でも保健指導の
中で毎年様々な形で子どもたちに指導をしているところです。しかし、昨今の学校現場ではアレル
ギーに対する対応、障害を持つ子どもへの配慮、保護者の考えによる要望等、フッ素に関する取
り組みを(洗口等)一斉に行うことは、危険が大きすぎて行えるとは到底想像できません。
削除してほしい。 推進委員会の中でKJ法による課題、解決策を書き込まれたのではないかと
思うが、個人の意見を書き込んだものを張り合わせてあるものだと思うので、課題の中に「養護教
諭の姿勢(やる気)」などと書かれているのを見ると、学校体制を批判されていると感じる。要望に
応じて、時間を割いてアンケートに答えてにも関わらず、このようなことで返されようとは、心外で
ならない。
安全性をうたってありますが、日本消費者連盟など安全性について異議を唱えています。反対意
見も踏まえ、科学的な証明がないと納得できません。また、万が一安全であっても、今子どもたち
の健康問題は「齲歯」より「アレルギ-」の方が心配です。給食すら、神経をすり減らして実施して
いる現状です。もし、フッ素が安全でもほかの化学物質との複合的なアレルギ-が起こる可能性
もあります。できるだけ子どもたちの身の回りから「化学物質」「薬品」を減らす工夫が必要だと考
えます。「化学物質過敏症」のため、教材や配布プリントまでほかの子どもたちと同じように利用で
きない児童がいることをご存知ですか。今はまだごく少数ですが、今後増える可能性を考えると、
とてもとても心配です。また、「フッ素」で齲歯が予防できると教育することで「歯磨き」を軽視するこ
とにならないでしょうか?今子供たちの口腔状態は、齲歯より歯周病を心配します。柔らかいもの
を、かまずに摂食することで些細なことで出血する子を多く見ます。「歯磨き」をきっちり指導するこ
とで、齲歯・歯周病両面の予防をするべきだと思います。子どもたちの周りには、問題が山積で
す。健康問題でいえば、先に申しました「アレルギ-」「花粉症」「PM」また夏の「熱中症予防」
等々。学習面では、二こぶと言われるできる子とできない子の大きな差。等々。そんな問題を解決
していくためにも〈予算〉は大切ですが「フッ素」に予算が取られてしまうことも心配です。以上のよ
うなことを考え、学校における「フッ素洗口」は、ぜひやめてください。各学校における歯科保健指
導の確保など地道な学習を積み重ねていくこと、金銭面から「齲歯治療」に行けない家庭へのサ
-ビスを充実し、歯科医院で丁寧な歯科指導を受けることで齲歯保有率は着実に減らしていける
と思います。
フッ化物の安全性には疑問があると聞いています。 1.WHOは、6歳未満の子どもへのフッ化物
洗口は禁忌(絶対行ってはいけないの意)としています。 2.フッ化物洗口は、急性中毒の発症の
危険性があります。 3.フッ素症・発癌性を含む長期的害作用の危険性があります。 4.フッ化
物洗口を行うことで新たにアレルギー・化学物質過敏症を発症させてしまう可能性があります。
5. フッ化物洗口に使用する「フッ化ナトリウム」は、「毒物及び劇物取締法」の規定に準じた扱いを
しなければならないものです。
51 学校教育に関係して
52
53
54 p15~18、p46~55 学校現場におけるフッ素洗口について
55 p15~18、p46~55 フッ素の安全性について
56 フッ化物の応用等効果的なむし歯予防方法の普及啓発
学校は教育の場であり、医療行為を行うべきではありません。 学校等では、皆が同じ事を行うと
いう事を求められることが多い場です。半強制の側面がある場だともいえます。親のいない場所
で半強制的な医療行為を行うということは、それに伴うトラブルも多く発生することが考えられま
す。健康被害があれば自治体が責任を取ることになります。大きなリスクを持つ取り組みだと思い
ます。
フッ化物が果たして確実に虫歯に有効なのですか!科学的根拠が全くしめされていない。フッ化
物は有効性や安全性に諸説があります。危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されているで
はありませんか!WHOでも6歳未満の子どもへのフッ素洗口を強く禁止しています。そんなフッ化
物を使うとは責任がとれるのですか!フッ化物の使用に強く反対します。
フッ素化物は果たして確実に虫歯予防に有効なのでしょうか。北九州市では、40年もの
あいだ、フッ素湿布が行われていると聞きます。その結果、他地区と比べて指数が低いと
いうことも特段ないように聞いています。また何より、安全性は大丈夫なのでしょうか。
まだまだ有効性、安全性には疑問詞があり、そのような状態で、子どもたちに施していい
ものでしょうか。もう一度ご検討いただけますよう、よろしくお願いします。
薬剤に関する資格を有しない学校の教職員がフッ化物を扱うことはできないはずです。したがっ
て、学校において集団洗口を実施することには反対です。 ○フッ素洗口は医療行為ではないの
でしょうか。資格のない学校の教職員に医療行為をさせようとすること自体おかしいことだと思い
ます。したがって、学校での教育活動の一環としてフッ素洗口を行うべきではありません。
フッ素洗口で一番怖いのは、誤飲事故です。学校で保護者も同伴していない状況では危険が大
きく、学校での洗口には反対です。また、洗口後に「気分が悪い」「吐き気がする」といった症状を
訴えた子どもがいるということも聞いたことがあります。そうであれば、なおさら賛成することはでき
ません。 ○フッ素洗口は、当然給食後ということになると思います。給食時間は一応の時間的区
切りはありますが、それでも全員が一斉に食べ終わることはほとんどありません。時間的にずれ
ずれの中で洗口を行わせることになるわけですから、誤飲の可能性またその対処の遅れなど安
全面で問題があると考えます。また、その責任を 学校現場に求めることにもなってくるものと考え
られ、絶対に導入には反対です。
フッ化物は有効性や安全性には諸説あり、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されていま
す。学校などの集団での場所でのフッ化物洗口は導入しないようお願いします。 ○学校には
様々な体質の子どもがおり、アレルギー反応もその子によって状況が違うことが多い。このような
中で、薬剤を用いて予防医療を行うのは危険だと思います。薬剤の取り扱いの問題や誤飲事故
のおそれもあるので、保護者引率のもと、必要な人は各自医療機関でうけるべきだと思います。
57
安全性に疑問が持たれているフッ化物を、虫歯予防のため健康な歯の人まで一律に使用するよ
うな、集団によるフッ素洗口・塗布に関して反対します。化学物質に頼らないで、自らの健康を守
るために、生活習慣や食生活などに気をつけて、しっかり健康管理ができるようにすることのほう
が大切だとかんがえます。
58
昨年、糸島市・中間市・朝倉市で実施された調査は、フッ化物についての説明が全くな
く、作用副作用の説明もなく、回答者に対する情報提供の仕方に偏りがありました。すべ
ての情報を与えられていない状況で実施された調査に有用性はなく、この調査結果を根拠
にした計画は再度検討する必要があると思います。 学校は教育を行う場であり、フッ素
洗口やフッ素塗布は医療行為であるので、学校で行うべきではありません。他県で実際行
われているところでは、洗口後に「気分が悪い」「咳がでる」「吐き気がする」などの症
状を訴える子どももいると報告されています。誤飲などの事故も起こり得る可能性も高
く、学校で保護者も同伴していない状況では危険が大きいのではないでしょうか。 フッ
化物は有効性や安全性には諸説あり、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されていま
すし、WHO(世界保健機関)は1994年、6歳未満の子どもへのフッ素洗口は強く禁止す
るという見解を出しているにも関わらす、福岡県の計画案の中ではむし歯予防に有効で安
全なものと断定しているのは解せません。 食物アレルギーなど個別的に対応を行って
いるほど、様々な体質の子どもたちが学校にいて、保健室で取り扱う医薬品に関しても子
どもたちのアレルギーに十分 配慮しながら選択・使用している現状です。薬剤を用いて
の予防医療を行うことにはどのようなアレルギー反応がおこるかわかりません。 最近
TVコマーシャルが流されていた、子宮頸がんワクチンの接種により、副作用による被害
者(薬害)を多く出してしまったことについても謝罪もなく、いつ の間にかマスコミに
取り上げられなくなりました。これまでも薬害による被害者が増えてしまったので予防接
種が個別接種となったと理解していますが、間違い なのでしょうか? このように、集団
に対する予防的薬物使用は、大きな問題を内包する危険性が極めて高く、教訓を学んでい
かねければならないと思います。 日本弁護士連合会から2011年、“医薬品・化学物質に
関する予防原則の問題点や人権侵害のおそれがある”として『集団フッ素洗口・塗布の中
止を求める意見書』が出されていると聞いています。どうか、安易なフッ素の導入はやめ
ていただきたく存じます。切に願うものです。
59
60
61
私は県内に住んでいる2児の母親です。今回県のホームページの「福岡県歯科口腔保健推進計
画(案)」を読ませていただきました。うちの子が乳幼児の頃市の健診の最後にフッ素塗布があって
いました。私は希望しませんでした。歯には関心があるため、日頃の仕上げ歯みがきと定期的な
健診が大事だと思っているからです。学校での集団フッ素洗口など絶対に反対します。お願いもし
ていないのに導入され、学校に希望しない子に対しての配慮をお願いするのも気分的に沈みま
す。ブラッシング指導やむしばにしないための学習の導入の方が長く生きていく上で大事なことだ
と思いますので、それらにもっと力を入れてほしいです。
学校でのフッ素塗布、洗口に反対します。
今まで、学校は、インフルエンザ予防接種、日本脳炎予防接種の学校での集団接種、子宮頸が
んワクチン接種に利用されてきた歴史が あります。その、反省が生かされないまま、また医療行
為が、学校へ持ち込まれようとしています。学校はいくら強制していないと言っても、学校という場
を介 するだけで強制力が働きます。健康に育ってほしい場である学校が、子どもの健康を阻害す
ることをしてはいけません。医療行為を、学校現場に、持ち込むのは やめてください。学校への
フッ素塗布、洗口に反対します。
福岡県歯科口腔保健推進計画(案)に 学童期に関しては、いたるところにフッ化物、フッ素と書い
ています。何が何でも学校でフッ素洗口、フッ素塗布をする!という内容になっています。フッ化物
の使用については、賛否両論があり、疑わしいものを公教育の場に持ち込むことには、多くの問
題があります。薬剤を用いての予防医療は、本来家庭において実施されるものであると考えま
す。学校現場では、日々子供たちと向き合う中で、薬品に頼らない健康生活を実現できるように保
健指導に努力しています。学校における「フッ素(フッ化物)洗口」は、導入しないでください。
虫歯予防の方法として、科学的根拠のない薬剤を使用することについて ○むし歯予防や歯周病
の予防は、正しい歯磨き適切なブラッシングだと聞いた。それだけでもかなりの効果があると聞い
た、特に歯周病には効果的だと、P17のグラフはDMFT指数しか述べられていないが、G0者率や
やG者率の方が帰って心配な面もある。実態調査からでも学校からむ
むし歯有の連絡があればほと
んどの家庭が受診されている。P57の所で保護者の知識として、フッ素塗布は歯科医に行くと予
防としてなされている。この場合、かならず保護者の同意を得て行われているため、フッ素塗布を
知っているという%が高かったのだろうと思う。フッ素洗口に関しては、よく知らないという回答なの
に、保護者が希望をしているというようにまとめられているが、フッ素洗口についてや、フッ素化物
についての説明がなく、また作用副作用等の情報提供もない中でのアンケート調査を行ったこと
に疑問を抱いている。またこの調査が、フッ化物使用を一つの予防方法と捉えられるような推進
計画の内容となっていることに対して、再度検討するべきではないでしょうか。P18にフッ化物入り
歯磨剤やフッ化物塗布等の科学的根拠に基づく効果的むし歯予防対策とあるが、科学的な根拠
P14~18、P56~57 1、正しい知識の普及啓発 2、生涯にわ については全く触れられていない。P15の県内の40カ所の幼稚園や保育園で行われているとあ
62 たりる科学的根拠に基づくむし歯予防・むし歯予防に関する実態調 るが、WHOは、6歳未満の子どもへのフッ素洗口は強く禁止すると出しているが、きちんと保護者
査の結果より
に説明がなされているのかまたその効果も具体的には書かれていません。薬剤を用いての予防
医療は、家庭がその有効性や危険性を知った上で行うことであり、幼稚園や、学校などの集団で
行うべきではないと思う。学校での集団予防接種も被害者を出してしまったことから、個人接種へ
と変わり、また子宮頸がんワクチン接種でも、作用と副作用をしっかり明記せず啓発したことで、
副作用を起こした生徒さんもいます。フッ素洗口や塗布も同じだと思います。フッ化物に関するす
べての情報を与え、その上で個人で選択できるようにすべきだと思います。フッ素洗口をして誤っ
て飲み込んでしまい気分を悪くしたという実態も聞きました。学校には様々なアレルギーを持って
入学してくる生徒が増えています。学校で使う薬剤についても十分に気をつけて使っています。ま
た食物アレルギーの対しても、調布市のように綿密な打ち合わせをしていても、事故が起こってし
まいます。学校現場での実態もしっかり受け止め、ただむし歯を減らすことだけでなく、学校で薬
剤を使って集団で行うことに大きな危険性があるということを知って欲しいと思います。同じような
薬剤による過去の過ちを子どもたちにはさせたくありません。フッ化物(薬剤)の使用だけがむし歯
予防ではないと思います。
むし歯予防、むし歯の治療、健康な歯の保持については、何の異論もありません。歯磨きの習慣
化や歯磨き方法の学習など、大切なことだと思います。しかし、なぜ、そのために「フッ素」なのか
はわかりません。フッ化物の応用等効果的なむし歯予防方法についての普及啓発、フッ化物洗口
の効果や安全性についての正しい情報の普及など、なぜ、「フッ素」にこだわらないといけないの
でしょうか? ○「フッ素」について、100%安全という論拠がないからです。安全性や効果につい
て、普及啓発していくといっていますが、100%安全だといえるのでしょうか?もし、問題が起きたと
きに、誰が責任をとるのでしょうか?学校からは、様々な医療行為が遠ざけられてきました。その
理由は、様々な副作用もさることながら、医療行為については、それぞれの保護者が、自分の子
63 46ページ 生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防
どものための医療行為を、自分たちで決めるという原則があるからではないでしょうか?むし歯が
悪いものであることは、分かり切ったことです。しかし、それを排除するために、どんな方策を採る
かは、それぞれの保護者や子どもたちにゆだねられています。そうしたものを、学校を通せば簡
単だからという論理で現場に押しつけてほしくありません。また、学校というフィルターを通せば、
「いいもの」という意識を押しつけてしまう可能性があります。本当にいいものであるというのなら、
まず、大人に「実験」してください。100%安全であると、確証が得られたのなら、子どもたちに自信
を持ってその正しさを伝えてください。将来ある子どもたちへの「フッ素」は最後の最後のはずで
す。
計画案全体にわたり、至る所にフッ化物が「科学的根拠に基づくむし歯予防処置」とされている
が、その科学的根拠とは何か示されていない。 ○フッ化物には危険性も言われている。有効性
処置とされていることに にも諸説ある。フッ化物など薬剤使用を推奨するのであれば、その科学的根拠や、メリットデメリッ
64 フッ化物が科学的根拠に基づくむし歯予防
ト含めたすべての情報が示されて、そのうえで使用する側が選択できるようにするべきである。現
ついて
状では危険性や有効性は全く示されておらず、情報提供の仕方に非常に偏りがある。この計画案
は、フッ化物を使用させたいがための計画案のようである。
科学的根拠に基づくむし歯予防法を実践できるよう学校長、養護教諭、保護者等に対するきめ細
かな支援を行うとされているが、具体的にはどのようなことか。 ○フッ化物洗口・塗布は医療行
為であり、学校で行うべきものではない。学校では保護者も同伴しておらず、また現状の学校環
境のなかで、薬剤を使用してまでフッ化物洗口を行う緊急性や必要性は全くないと考える。アレル
65 P47 学童期におけるむし歯予防対策について
ギーなどいろいろな体質の子どもがおり、既往がなくてもどのような反応を示すかわからず、日常
から学校で使用する医薬材料にも配慮している状況で、かえって、危険性もいわれている薬剤を
使用して予防を行うことのほうがよほど危ない。フッ化物を使用した予防法を希望する家庭へは
個別に受診し処置を受けられるような手だてをとる方がよい。
児童生徒のDMFT指数が12歳児では1.37本と全国平均1.1本より高いとされているが、12
歳の永久歯の一人当たり平均むし歯等数は22年度1.5本(全国平均1.29)23年度1.4本(全
P
17
平成2
4
年度の学校歯科健康診査の結果より12歳児のDMF
国平均1.2)24年度1.1本(全国平均1.1本)というデータもある。 ○文部科学省の学校歯
66 T指数が1.37本
科保健統計調査の推移をどのように捉えているのか。「医療指導課調べ」となっているが、どのよ
うに調べて計算されたものか知りたい。
日本弁護士連合会からの集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書」が出されているが、その
ようなものについて、どのように検討したのか。 ○意見書では「医薬品や化学物質に関する予防
67 計画案全般について
原則の問題点や人権侵害のおそれがある」とされているが、どのように検討されたのかを知りた
い。
フッ化物配合歯磨剤の市場占有率からむし歯予防効果が発揮されていると評価されているが、飛
68 P57 歯磨剤の効果について
躍していないか。 ○歯磨剤の効果だけでなく、ブラッシング自体の効果もあり食生活や、唾液の
量などもともとの体質もあるのではないか。
3つの市に実施された調査は、フッ素のための調査だったのか。 ○実態調査結果全般、その
69 P57 全般について
分析・評価全般にわたり、フッ化物、フッ化物、フッ化物・・・非常に違和感がある。実施された調査
はフッ化物推進のための調査だったのかが知りたい。
70 P46~47 生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防について
「乳幼児期、学童期におけるむし歯予防対策は、フッ化物の応用や、シーラント等科学的根拠に
基づくむし歯予防法について正しく理解し、実践できるよう、学校長、養護教諭、保護者等に対す
るきめ細やかな支援を行う。」とあるが、その科学的根拠といわれる情報に偏りがあるのではない
か。 ○保護者が判断するためには、効果や安全性について両面の説明があるべきだと思う。予
防接種にしても、安全と言われながら、
実際には事故や副反応がおこっている。体を壊してしまってから分かっても遅いのだ。今は食物ア
レルギーや薬アレルギーなど、配慮が必要な子どもがたくさんいる。薬剤を使ってのむし歯予防を
10年間も続けるなど、慎重に考えるべきだと思う。
糸島市、朝倉市、中間市でおこなわれたむし歯予防実態調査結果をみると、フッ素の予防効果
は、保護者の55%が認めていることや、フッ素塗布やフッ素洗口が実施されるのなら、75%が受
けさせたいと書いてあるが、アンケートの内容やとり方、また両面からの情報提供があってからア
ンケートをとったのかによって結果が違うので、この結果だけでは、保護者が望んでいるとは思え
ない。 ○幼稚園や学校でフッ素洗口をするということは、どれだけ強制力が働くでしょうか。きち
57 糸島市、朝倉市、中間市でおこなわれたむし歯予防実態調査 んと説明する、同意をとるといっても「うちの子どもはしません」とは言いにくい現実があると思いま
71 P結果について
す。
沢山の人数に実施するという実施率に重きがおかれ、誤飲する等の事故や、副反応がでたとき
の救済は曖昧だと思います。
歯科医院でされているように、衛生士がついて洗口するのとは、違うと思います。成長期の子ども
の体を一番に考えてください。
フッ化物洗口について4才から継続実施が望ましい、また、洗口の効果と安全性についての普及
とあるが、体の各器官、筋肉、細胞が成長著しい時期に、薬物を体に取り込むことでの健康被害
各論 3 施策の方向性 (2)生涯にわたる科学的根拠に基 が心配である。 ○ フッ化物について諸説あるが、副作用などのデメリットの部分も多く耳にして
づくむし歯予防 〈乳幼児期、学童期〉○の5つ目 フッ化物洗口は4 いる。また、WHOは1994年に6才未満の子どもへのフッ素洗口は禁忌という見解を出してい
72 才から1
4才頃まで継続して実施することが望ましいことから、フッ化 る。この、計画案はフッ化物は100%安全だと断定した内容になっている。成長期の子どもたちを
物洗口の効果や安全性についての正しい情報の普及に努めます。 モルモットのように実験に使ってほしくない。子宮頸がんワクチンのように健康被害が出て「推奨し
ない」という指針にならないように、再度慎重に計画案を検討してほしい。
P47
科学的根拠に基づくむし歯予防というものが、すべての子どもたちに、学校という強制力のある場
各論 3 施策の方向性 (2)生涯にわたる科学的根拠に基づ 所で実施されようとしている。 ○学校で行う事業は、保護者の判断を鈍らせる。薬剤を用いる
くむし歯予防 〈乳幼児期、学童期〉 ○の3つ目 フッ化物応用や 予防医療を教育現場の学校に持ち込むべきではない。洗口をするしないは、医師の説明を理解
等科学的根拠に基づくむし歯予防について正しく理解し、 し同意という意思表示をした上ですすめるべきものであり、本来家庭において実施されるべきもの
73 実シーラント
践できるようが学校長・養護教諭・保護者等に対するきめ細やか である。また、フッ素洗口の広報活動も学校を介してしまうと保護者の判断力を鈍らせ偏った考え
な支援を行う。
を植え付けてしまう。 また、学校の教職員は薬剤に関する資格を持っていないので、劇薬のフッ
化物をあつかえない。薬剤の保管も学校では無理である。
P47
74 各論3 施策の方向性
75 資料(1) むし歯予防実態調査結果
P46~47 ○ 特に、学童期におけるむし歯予防対策は重
要です。このため、フッ化物の応用やシーラント等科学的根拠
に基づくむし歯予防法について正しく理解し、実践できるよう
学校長、養護教諭、保護者等に対するきめ細かな支援を行いま
す。○ 12歳児の1人平均むし歯数が全国より多い実態を踏ま
え、学校、地域、家庭の連携を強化し、フッ化物応用など科学
76 的根拠に基づくむし歯予防に効果的な方策の普及、その推進に
努めます。○また、フッ化物洗口は、4歳から14歳ごろまで継
続して実施することが望ましいことから、フッ化物洗口の効果
や安全性についての正しい情報の普及に努めます。○ むし歯
予防のため、歯科医療等業務従事者等と連携を図りながら、歯
みがきや食事に関する歯科保健指導を推進するともに、フッ化
物応用やシーラント等科学的根拠に基づく効果的なむし歯予防
の対策に取組みます。
P56~57 · 大多数の児童が歯磨剤を使った歯磨きを実施
していた。フッ化物配合歯磨剤の市場占有率が90%以上である
現状から、この歯みがき行動によって約20%程度のフッ化物配
合歯磨剤のむし歯予防効果が発揮されていることが想像され
た。· フッ素の予防効果については保護者の55%が認めている
が、27%はわからないと答えていた。しかし、フッ素塗布や
フッ素洗口が実施されるのであれば75%の保護者が子に受けさ
せたいとの意欲、態度を備えていた。・学校におけるフッ化物
洗口の未実施の理由をみると、「安全性に不安がある」「希望
77 しない子に対する配慮が難しい」「洗口に時間がかかる」「効
果がわからない」など、学校関係者にフッ化物そのもの、フッ
化物洗口に関する正しい情報が伝わっていないことが想像され
た。· 未実施の理由として「保護者からの希望がない」があ
がっていたが、保護者からの回答では、「実施されるのであれ
ば希望したい」が75%と高く、希望そのものが潜在化している
様子が認められた。· フッ化物洗口実施の要件として、「保護
者への説明」「安全性、効果についての確認」などがあり、
フッ化物、フッ化物洗口に関する情報の提供が必要とされてい
ることがわかった。
3-(2)で、科学的根拠に基づくむし歯予防とありますが、フッ素を用いた予防を意図してあり、こ
のことが問題であると考えます。大人もそうですが、特に子どもには化学物質に頼らないような方
法(健康法)を指導し、県民の健康増進を図るべきだと思います。 ○フッ素洗口の有効性や安
全性には、いろいろな説があり危険性や身体への副作用があるとも言われています。したがって
子どもに使用すべきではないと考えます。アレルギーの事故や誤飲事故など、フッ素を取り扱う上
での事故も心配されます。 必要とする保護者がおられるならば、医療機関で説明を受けた上で
同意し、安全におこなわれるべきです。
調査そのものが、学校でのフッ素塗布やフッ素洗口の実施を意図しておこなわれたものであり、そ
のような結果が出るような質問項目になっており、調査の正当性に欠けると思います。 ○ 「フッ
素塗布やフッ素洗口が実施されるのであれば75%の保護者が子に受けさせたいとの意欲、態度
を備えていた。」とありますが、保護者としては、学校で実施するというのであれば、安全性は保証
されていると思うのが当然だと思います。有効性や安全性についての説明をした上での調査であ
れば、この数値はもっと下がるのではないかと考えられ、調査そのものに正当性を欠くのではない
かと思います。
〇フッ素の有効性・安 全性に関 すること 〇学校教育におけるフッ素 先口 集団 実施について
〇「科学根拠に基づく」という言葉が度々出てきますが、その根拠が全く示されていません。有効
性や安全性には様々な意見があるようですから、現在わかっているメリット・デメリットを十分に提
示した上で、その根拠を示すべきです。
〇効果のみを強調する姿勢は、医療の根幹であるインフォームドコンセントの条件を満たしていま
せん。情報は公平に提示されるべきです。
〇北九州市では40年来、小学校でフッ素塗布が実施されています。また久山町でも20年以上フッ
素先口が行われているようですが、他地区に比べて特段DMFT指数が低いということはないようで
す。フッ化物の有効性には疑問が残ります。
〇学校現場での集団利用を考えているようですが、仮にどれだけ有効なものであっても、教育の
場で、薬剤による集団的予防行為を行う必要はありません。学校現場は、あくまでも教育の場で
す。薬剤を用いての予防行為を行うのならば、保護者が十分な情報を得たうえで判断し、希望す
る場合にのみ、かかりつけ医療機関の指示のもとで実施すべきです。
薬剤の管理の問題はもとより、さまざまな体質の子どもたちがいることなどから、学校でのフッ素
先口は行うべきではありません。
〇かつて、学校での集団予防接種が原因で思いもかけない多くの被害者を出したことから、1994
年に予防接種は個別接種が原則となりました。この教訓は決して忘れられません。このような歴
史に学び、二度とこうした悲劇を繰り返さないためにも、学校での薬剤による集団的予防行為を行
うべきではありません。
〇調査結果に関しての問題点 〇調査方法の問題点 〇情報提供の在り方について 〇自由な
選択と人権の保障について 〇「むし歯予防実態調査結果」では、フッ化物配合歯磨き剤の市
場占有率を根拠にフッ化物配合歯磨き剤のむし歯予防効果があると予想されていますが、歯磨き
剤だけではなく、ブラッシングや食生活環境の指導などの生活背景も関係していると思います。実
際、フッ化物配合歯磨き剤普及以前の1940年代より、急激にむし歯保有率が減っているとのデー
タもあるようです。
〇3市で実施された調査は、フッ化物についての作用・副作用の説明が全くなく、回答者に対する
情報提供の在り方に非常に偏りがみられました。公平な情報が与えられていない状況では、回答
者が真にフッ素先口に納得して選択したとは言えません。
「75%の保護者が子に受けさせたいとの意欲、態度を備えていた」という結論は、導き出せないと
考えます。このような方法での調査の有効性は認められません。この調査結果を根拠にした計画
は、再度検討する必要があります。
〇「学校関係者に正しい情報が伝わっていない」とされていますが、すべての人に対して、フッ化
物に関するすべての情報を提示し、何人からも強要されることなく、真に自由な意思で選択・決定
できる情報提供の在り方こそ、「正しい情報」ではないでしょうか。
〇健康に関する事柄を専門家任せにするのではなく、対等な関係で情報の共有がなされ、医療
(薬剤使用の有無)を選択することができることが、お互いの信頼関係の構築のためにも大切だと
思います。
専門家からの一方的な価値観(情報)の提供しかない場合は、重大な人権侵害にもつながりかね
ないとの反省から、インフォームドコンセントの重要性が医療現場で言われ始めたのだと思いま
す。できる限り、慎重かつ公正な情報提供を行うようにしてください。
〇そうした情報を得たうえでどのような選択をした場合も、その人の人権は尊重され、守られるべ
きです。異なる意見を持つ人がつらい思いをしたり、強制されたりするようなことがあってはならな
いと考えます。
日本弁護士連合会から出された「集団フッ素先口・塗布の中止を求める意見書」は、どのように
検討されたのでしょうか。
6歳児未満のフッ素洗口は禁忌という見解を出しているにもかかわらずなぜ2700人もの幼
P15 (2生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防) WHOが
稚園児・保育園児がフッ素洗口行っているのか。県として、県民の健康を守る意識を問われる。
78 県内では、40ヵ所の幼稚園、保育所において、約2700人
○本県の1歳
6か月児の1人平均むし歯本数、有病者率から全国との差があるということが明白な
がフッ素物洗口を実施しています。
のであれば、妊娠中の母親への歯科指導を充実させるべきと考える。その際、科学的根拠が示さ
れていないフッ化物利用のむし歯予防を進めるのはやめてほしい。
3か所のモデル地域での実態調査では、75%の保護者がフッ素化物洗口を希望しているとある
が、フッ化物についての説明はどのようにされたのか。 ○県民がフッ化物に関する作用・副作用
79 P18 むし歯予防に関する実態調査結果概要
を知るよう県は情報を出しているのか。色々な情報を知りそのうえで個人選択できるよう情報提供
すべき。インフォームドコンセントが成り立っていない。
学校は、医療の場ではない。保健室で扱う医薬品に関しても子どもたちのアレルギーに十分配慮
している。 ○学校では、保健指導として歯磨き指導を行っている。また食教育としておやつの取
り方も行っている。県としては、砂糖含有のおやつを売っている菓子会社へ働きかけを行うなど
80 P18 むし歯予防に関する実態調査結果概要
やっているのか。売るほうに制御をかけず、取ってしまう消費者ばかりに予防を押し付けるのはい
かがなものか。また薬剤を使ってのむし歯予防は学校ではできない。取り扱い、アレルギーなど
怖くてできない。
県内では…フッ化物1000洗口を実施しています。・・その後に、科学的根拠に基づく正しい知識に
ついて・・・。とありますが、フッ化物が、はたして虫歯予防に有効なのか疑問です。科学的な根拠
81 P15 (2)生涯にわたる科学的根拠に基づく虫歯予防
も示されていません。 ○フッ化物の有効性や安全性には、諸説あります。そもそも、児童一人が
保有する虫歯は減少しているのに、薬剤を使用した虫歯予防は必要性を感じないため。
82 P18 虫歯予防に関する実態調査結果概要
学校は教育を行う場である。フッ素洗口やフッ素塗布は医療行為であり、保護者のいない状況で
行うべきではない。 ○アレルギーなど個別の配慮を必要と子どもたちが増加している現在の学
校で、薬剤を使っての歯科保健指導は考えられない。
中間市の事例を元に、福岡県下の小学校におけるフッ化物によるむし歯予防対策(フッ素
洗口・塗布等)を導入しようという計画が見受けられます。以下の視点で、導入に反対し
ます。 ① 平成24年度の学校歯科健康診査の結果、12歳児のDMFT指数が1.37本
と書かれているが、12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯等数は、福岡県で22年度
1.5本(全国平均1.29)23年度1.4本(全国平均1.2本う6)24年度1.1本
(全国平均1.1本)と年々減少傾向にあるというデータもある。危険性のある薬剤を使用
してまで、微々たるDMFT指数の減少を目指す必要性はない。また、年々削除されている教
育予算を使ってまでの緊急性はない。 ② フッ素の安全性への疑問がある。諸外国で、
さまざまな実験、検証データが出されている。フッ素に頼らない歯科指導は可能である。
③ 「科学的根拠に基づくむし歯予防」がフッ化物を使用した洗口や塗布というなら、
県民がフッ化物に関するメリット、デメリット両方の情報を与えられた上で個人で選択が
83 15~18ページ他 学童期におけるむし歯予防対策
できるよう、フッ化物について言われているすべての情報を提供するべき。片方の情報し
か提示されず、選択権がないのであれば、事実上の強制となり、インフォームドコンセン
トが成り立たない。 ④ 学校は、教育の場、集団生活の場であり、医療を受ける場では
ない。また、学校職員は、アレルギーをもつ児童に特段の配慮をして日々の対応にあたっ
ている。フッ化物は劇薬であり、保護者がいない状況で、フッ素洗口・塗布等の医療行為
を行うべきではない。保護者同伴で、かかりつけ医師のもとで行うことが当然である。
⑤ 過去、学校でのワクチンの集団接種により、副作用による被害者(薬害)を出して
しまったことから、1994年より集団予防接種が個別接種となった。集団予防的薬物使用
は、一定の強制力をもつ。責任の所在についても大きな問題を内包する危険性が極めて高
い。
左の該当内容を見てみると、学校という公共の場でフッ化物の応用やシーラント等の実践を行お
うとしてあるのかと感じた。私は「学校は教育を行う場所であり、フッ素洗口等の医療行為
(薬物を児童生徒に投与すること。)を行うべきではない。」「保護者不在での医療行為(薬
物を児童生徒に投与すること。)は行うべきではない。」と考える。 ○フッ化物は 安全
P46 特に学童期におけるむし歯予防対策は重要である。このた 性について疑問を持つような報告がなされている。インターネットで検索してみても、フッ素
シーラント等科学的根拠に基づくむし歯予防 の過剰摂取により骨軟化症、脂質代謝障害、糖質代謝障害との関連が書かれている。フッ素に
84 め、フッ化物の応用や
法について正しく理解し実践できるよう学校長、養護教諭、保護者 ついて有効で安全という意見や見解ばかりではない。
学校という公共の場において「疑わしきは用いず」という気持ちは必要だと思う。また公共の
等に対するきめ細かな支援を行います。
場で集団で行うと、強制力が働く。かつて学校でのワクチンの集団接種が被害者を出し、学校
という教育現場の集団接種が保護者の責任で行われる個別接種へと変わっていった過去を忘れ
てはならないと思う。
私は、約30年養護教諭として働いてきて、むし歯予防はブラッシングが1番大切だと考え
る。薬剤のいらないブラッシングの定着を目標にすべきだと考える。
P18 ○ 青年期以降は、歯科検診や歯科保健指導を受ける機会 該当内容にあるように、この計画案を見てみると、青年期以降の検診や指導がもっと充実される
理がおろそかになってしまい、むし歯は放
85 が減り、歯や口の自己管
だと考える。 ○学校という働きかけやすいところばかりで施策を考え実践するのでなく、
置される傾向にあります。むし歯による歯の喪失を防ぐため、定期 べき
もっと社会に出てからの検診や指導を充実させる必要があると思う。
的に歯科検診や歯科保健指導を受けることが重要です。
安全性について ○フッ化物は、危険性や人体に及ぼす影響も多く報告されており、北九州市
でも、フッ素塗布後の副反応や体調不良を訴える児童が出ているとの事です。WHOは、6歳未満
の子どもへのフッ素洗口は強く禁止するという見解を出しています。また、今 アレルギー疾患を
有する子ども達が増加しています。自分の子どももアレルギーで、食べ物などには気を使ってい
中にいれるものに対しては、とても注意を払って対応して
P47 「フッ化物洗口は、4 歳から 14 歳ごろまで継続して実施するこ ます。学校の給食でも、子ども達の口の
現状です。また、保健室でも、安全面を考えて、できるだけ薬を使わない、自然治癒力を
86 とが望ましい。フッ化物洗口の効果や安全性についての正しい情報 いるのが
使った手当てをしているところがふえています。それにもかかわらず、計画案の中では、むし歯予
の普及に努めます。」との安全面について
防に有効で安全なものとしており、実際に副作用が起きているフッ素塗布を学校で児童対象に行
うのは、安全面で疑問がある。また、フッ素塗布は、医療行為であり学校で行うべきものではない
のではないか。そして、「フッ化物選考の効果や安全性について、正しい情報の普及に努める」と
あるが、実際に起こっている副作用に関しては、そうした副作用があったということを、誰もが情報
を共有できるように情報提供しているのだろうか。
学校現場でのフッ素使用について、心配しています。実際にフッ素で洗口を行った県で「気分が悪
い」や「吐き気がする」などの症状を訴える子どもがいたとの報告がなされています。誤飲事故が
ある可能性もあり、学校現場で実施することに反対です。 ○学校現場では、食物アレルギーへ
87 P15~18、P46~55 フッ素使用の安全性について
の対応など子どもの安全・安心に対する危機管理が求められている時代です。また、何かひとた
びあると、学校の責任が問われます。県として、この件に関して、きちんとした対応策を考えてあ
るのでしょうか。学校現場へ責任を転嫁するような事があれば、絶対に導入には賛同できませ
ん。
フッ素を使用した洗口などを行う場合は、医療機関を通してなされるべきだと考えます。 ○学校
88 P15~18、P46~55 学校現場でのフッ素洗口について
現場は医療行為を行う場所ではありません。教員も養護教諭も、そのような行為を行う者ではな
いはずです。
P47 ○特に学童期における虫歯予防対策は重要です。このため、
フッ化物の応用やシーラント等科学的根拠に基づくむし歯予防法に 「科学的根拠に基づく…」とあるが、フッ化物が果たして確実にむし歯予防に有効なのか不明。科
ついて正しく理解し、実践できるよう学校長、養護教諭、保護者など 学的な根拠が示されていない。 ○学童期は成長期である。化学物質の影響を受けやすいこの
細かな支援を行います。
89 に対するきめ
にフッ化物を使った予防法は不適切。また、フッ化物は体内に蓄積されていく。将来子どもを
○12歳児の1人平均むし歯が全国より多い実態を踏まえ、学校、地 時期
伝子への影響でダウン症児が生まれる可能性もある。目先の効果だけではな
域、家庭の連携を強化し、フッ化物応用など科学的根拠に基づくむ 授かるときに、遺
く、
将
来を見据えた考え方をしていくべきだ。
し歯予防に効果的な方策の普及、その推進に努めます。
P57 3)実現因子群
・学校におけるフッ化物洗口の未実施の理由をみると、「安全性に不 ・フッ化物洗口の学校への導入は反対。・「安全性」については、危険性も報告されている中、学
安
がある」「希望しない子に対する配慮が難しい」「洗口に時間がか 校関係者が正しい知識を持っていないと言及するのはいかがなものだろうか。 ○学校は教育
90 かる」「効果がわからない」など、学校
関係者にフッ化物そのもの、 を行う場であり、フッ素洗口やフッ素塗布は医療行為である。必要と思う人が、保護者同伴で、専
フッ化物洗口に関する正しい情報が伝わっていないことが想像され 門機関で行われるべきである。
た。
学校は教育を行う場であり、フッ素洗口やフッ素塗布は医療行為である。学校で行うべきではな
91
い。
92
93
学校は児童生徒が集団で生活をするところであり、保護者もいない状況でフッ素洗口やフッ素塗
布を行う場には適さない。
他県での実施校では、洗口後に「気分が悪い」「咳がでる」「吐き気がする」などの症状を訴える子
どももいると報告されている。誤飲などの事故も起こり得る可能性が高く、学校で保護者も同伴し
ていない状況では危険が大きい。
94
薬剤を用いての予防医療は、本来家庭において実施されるものである。
95
子どもたちのからだにかかわることは、保護者同伴のもとでかかりつけの医療機関で行われるべ
きである。
96
学校には様々な体質の子どもたちがおり、食物アレルギーなど個別の詳細な対応を行って
いる。保健室で取り扱う医薬品に関しても子どもたちのアレルギーに十分配慮しながら選
択・使用している現状で、薬剤を用いての予防医療を行うことにはどのようなアレルギー
反応が起こるかわからない。
97
学校教職員には薬剤に関する資格がなく、フッ化物を扱えない。学校での薬剤の管理も危険や不
安が大きい。
98
学校は教育の場である。学校歯科保健活動は、むし歯をなくすためだけの活動ではなく、歯科口
腔保健として歯周病予防(ブラッシング)や食育の観点から行うことが重要である。
99
健康に関しては薬剤を使った予防教育を行うべきでない。
フッ化物など薬剤を使用した医療行為を、学校教育の中で教育活動の一環として行うべき
ものではない。
フッ化物に対する情報を上手に伝えてほしい。 フッ化物は有効性や安全性に諸説があり、危険
性、人体に及ぼす副作用も多く報告されている。WHOは1994年6歳未満の子どもへのフッ素洗口
101 安全性の視点から
は強く禁止するとしているのに計画案のなかではむし歯予防に有効で安全と断定している。それ
はおかしい!!
集団に対する予防的薬物使用は大きな問題。学校現場にそぐわない。いらない。必要ない。 か
102 学校教育に関係して
つて、学校でのワクチンの集団接種により、悲しい過去を背負った。副作用による被害者(薬害)を
もう決して出してはならない。集団に対する予防的薬物使用は危険性が極めて高い。
重要であるが緊急的に取り組む対策ではないと考える。食、歯磨き、生活習
各論(3)P46 特に学童期におけるむし歯予防対策は重要である。 むし歯予防対策は
慣、歯科医受診等の今までの対策で充分に成果が上がってきていると思われる。 今まで通りの
このため、フッ化物の応用や
シーラント
等科学的根拠に基づくむし歯
103 予防法について正しく理解し実践できるよう学校長、養護教諭、保 構内の保健指導でさえ授業数確保ということで時間をもらえない状況の中、緊急的しかも絶対的
でない対策を導入しないでほしい。 しかし、、生涯的な指導として長期指導のなかで一貫として
護者等に対するきめ細かな支援を行います。
取り組むことは大切だと考える。方法は薬物導入はやめてほしい。
100
齢期のむし歯予防でフッ化物応用、フッ化物洗口しかない。それを徹底的な普及啓発に努め
各論(3)P47 また、フッ化物洗口は、4歳から14歳ごろまで継続し 「学
内容に読み取れる。学校は児童生徒が集団で一斉教育を主として生活している場で
て実施することが望ましいことからフッ化物洗口の効果や安全性に ます。」という
場にふさわしくない。 が考には様々
104 ついての正しい情報の普及に努めます。~~フッ化物応用やシーラ ある。保護者もいない状況でフッ素洗口やフッ素塗布を行う
な体質の子ども達がいる。給食でさえ、個別な対応を強いられるようになった。学校では様々な子
ント等、科学的根拠に基づく効果的なむし歯予防の対策に取り組み どもがいることを
前提に薬品使用にも注意を払い、その子に応じた対応している。そのような学校
ます。
で一斉に薬剤を塗布することは、思いがけない副作用が起こる可能性も考えられる。
参考資料P56 フッ素入り歯磨剤購入、フッ素塗布、フッ素塗布・洗
105 口実施の際の保護者の希望(受けさせたい75%)→フッ素に関する
ところ赤字で書いている。
106
107
108
薬剤を用いての予防医療は本来家庭において実施されるものである。学校現場への導入だけは
止めてほしい。 学校では学習だけでなく、不登校、いじめ等に関しての生徒指導、わがままな社
会人に育てない為の対策を担任だけでなく、担任外もチームとして取り組んでいます。もちろん、
薬物乱用防止教育や心や体の成長に関することむし歯指導も含めた保健指導を行っています。
避難訓練や不審者対応としての教育の導入は緊急性があるのでわかりますが、どうして、今、
フッ素洗口・フッ素塗布を学校導入なのでしょうか?しかも、一回で終わりではない、むし歯予防を
軽く考えているわけではありませんが、行事ごとに一斉指導を機会ととらえて個別指導をしていま
す。どうぞ学校現場の現状を考えてください。
学齢期のフッ化物洗口の安全性について フッ化物は有効性、安全性に諸説あり副作用も多く
報告されている。WHOも1994年6歳未満の洗口を禁止している。安全だと断定しているが疑問が
ある。
学校教育内でのフッ素洗口や塗布の反対。 学校は集団生活の場ではあるが、保護者もいない
状況での洗口や塗布は行うべきではない。
「フッ素物洗口がイドライン」に示されるように学校現場でフッ素を使っての保健指導を行う事に反
対である。 フッ素の予防効果について保護者の55%が認めているとあるが、フッ素の危険性
もあるという事実も伝えた上で学校でのフッ素化物洗口を希望しているのか疑問だからである。
学校でフッ化物を使用するような指導はするべきではない。 フッ化物は有効性や安全性には
諸説あり、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されている。WHOも6歳未満のフッ素洗口は
強く禁止するという見解を出している。
フッ化物は有効性や安全性には諸説あり、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されている
110 安全性の視点から
ので、推進には反対である。WHOも6歳未満のフッ素洗口は強く禁止するという見解を出している
にも関わらず計画案では「安全なもの」と断定しているのはおかしい。
フッ素洗口や塗布を学校で行うべきでない。 学校は教育の場であり、医療行為を行う場ではな
111 学校教育に関係して
い。
生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防について「乳幼児期・学童期におけるむし歯予防対
策はフッ化物の応用やシーラント等科学的根拠に基づくむし歯予防法について正しく理解し、実
112 P46 生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防について 施できるよう」とあるがその科学的根拠が全く分からない。 フッ化物は果たしてむし歯予防に有
効なのか。その根拠は全く知れていない。北九州市ではフッ素塗布が行われている。又久山地区
でも行われているが、他地区と比べてもDMFT指導が低いこともない。
「学校長、養護教諭等に対するきめ細やかな支援を行う。」とあるが、学校は教育を行うところで
医療行為を行う場ではないと思います。 フッ素塗布やフッ素洗口は医療行為です。子供たちの
113 P46 生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防について 体に関わる事は保護者同伴で医療機関で行われるべきです。しかも、学校は様々な体質の子ど
もがおり、アレルギーに十分配慮しながら教育を実施している現状です。あるアレルギー反応が
出るかは分からない。子どもの体調・命を一番に考えるべきです。
P47 ○特に、学童期におけるむし歯予防策は重要です。このた 学校におけるむし歯予防については、フッ化物の応用やシーラントではなく、ブラッシングやよく噛
シーラント等科学的根拠に基づくむし歯予防
114 め、フッ化物の応用や
導に引き続き取り組むことを希望します。 学校は教育を行う場です。フッ化物応用
法について正しく理解し、実践できるよう学校長、養護教諭、保護者 むことの指
やシーラントは歯科医院で保護者同伴・同意のもと、個別に行われるべきと思うから。
等に対するきめ細やかな支援を行います。
4歳から14歳ごろまでの乳幼児期・学齢期の子どもにフッ化物洗口の普及を考えているのでした
P47 ○県民が、~~(中略)~普及啓発に努めます。 また、フッ ら、該当家庭に歯科医院にもっていけば無料で歯のチェックやフッ化物の処方をしてもらえるよう
化物洗口は4歳から14歳ごろまで継続して実施することが望ましいこ なチケットを配布(郵送)する形をとっていただくよう希望します。 保護者同意のもと、同伴で歯科
115 とからフッ化物洗口の効果や
安全性についての正しい情報の普及 医院を訪れることができ、一人一人の子どもの体調や歯の状態に合わせた対応ができる為、事
故防止につながると思うからです。集団で行うのは、アレルギー体質の子どもや、体調不良の子
に努めます。
どもに十分配慮できない恐れがあり、危険が伴うと思います。
科学的根拠に基づくむし歯予防としてフッ化物応用が挙げられているが、安全性についてはどう
なのか。 フッ化物の安全性については色々な意見やデータがあり、過去に集団フッ素洗口が
行われて時に子どもたちが体調不良を訴え、病院へ運ばれたこともあると聞きました。幼稚園や
46~47 3施策の方向性 (2)生涯にわたる科学的根拠に基づ 小中学校は色々な子どもがいます。体調も子どもたちは自分で説明できないこともあります。アレ
116 Pくむし歯予防
ルギーも問題になっている今、幼稚園や小中学校で薬剤を用いての指導は行うべきではないと考
えます。 また、フッ化物応用(フッ素洗口やフッ素塗布)を希望する保護者や子供は副作用を含
めた説明を十分に聞いた後、歯科医師、保護者のいるところで行われることが望ましいと考えま
す。幼稚園、小中学校では自己が起きた時の対応が難しいと思います。
109
117 P45~55 3施策の方向性 (1)正しい知識の普及啓発
フッ化化合物によるむし歯予防の推進を強調されていることに対する施策を提言されていることに
ついて危うさを感じている。 フッ化化合物は薬物であり、決して自然界に存在するものではな
い。現在、アレルギー疾患等を持つ人は急激に増えておりフッ化物に対するアレルギーを持つ人
もいるはずなのにその辺は全く除外視されている。薬物アレルギーの視点からもフッ化化合物を
住民や学校現場等に導入すべきではない。フッ化化合物の安全性は何も証明されておらず長期
間使用による斑状歯がん化がはっきり証明されWHOもその危険性を認めている物質である。そ
れをむし歯予防に使用することはしてはならないことだと思う。
118
フッ化物については、その有効性や安全性について危険性や人体に及ぼす副作用が以前から指
摘されてきています。そのためフッ化洗浄が具体的なプログラムにのってこなかった経緯がありま
す。学校現場において保護者もいない状況で予防接種が行われなくなった状況を見てもわかるよ
うにフッ化洗口やフッ化塗布が医療行為であることからその実施を再検討頂きたい。
○フッ素の有効性・安全性には様々な意見があるようですから現在わかっているメリット・デメリッ
P46~47 ○ 特に、学童期におけるむし歯予防対策は重要です。 トを十分に提示したうえでその根拠を示すべきです。効果ありという情報のみでは「科学的根拠に
このため、フッ化物の応用やシーラント等科学的根拠に基づくむし歯 基づく」とは言えないのではないでしょうか。医療機関や薬局などでも、必ず薬の作用と副作用を
予防法について正しく理解し、実践できるよう学校長、養護教諭、保 説明してくれます。一方的な情報だけがつらえられるのは受ける側にとって不信感につながりま
護者等に対するきめ細かな支援を行います。○ 12歳児の1人平均 す。 ○薬は本来、人間の体にとっては異物です。症状を抑えるため等に致し方なく使うものだと
119 むし歯数が全国より多い実態を踏まえ、学校、地域、家庭の連携を 思います。むし歯予防の為に薬を長時間にわたって使うということに疑問を感じています。必要性
強化し、フッ化物応用など科学的根拠に基づくむし歯予防に効果的 が感じられません。 ○学校での集団洗口をめざしているようですが、もし仮にどれだけ有効な物
な方策の普及、その推進に努めます。○また、フッ化物洗口は、4歳 であっても、教育の場で薬剤を使っての集団的予防行為を行う必要はないと考えます。薬剤を
から14歳ごろまで継続して実施することが望ましいことから、フッ化 使っての予防行為を行うのなら保護者が十分な情報を得た上で判断し、希望する場合にのみ、か
物洗口の効果や安全性についての正しい情報の普及に努めます。 かりつけの歯科医のもとで実践すべきだと思います。薬剤の管理の問題や職員の負担はもとよ
り、様々な子どもたちがいる学校でのフッ素洗口は行うべきではありません。
120 フッ化物の安全性について疑問
121
122
123
学校におけるフッ素洗口・塗布に反対。学校には様々な子どもたちがおり、食物アレルギーには
個別に対応するなど十分配慮をしています。薬物を使っての医療行為は一切していません。どの
ようなアレルギー反応が起こるかとても懸念されています。それに、財政困難で教育予算が削除
されている中での実施には反対です。有用な予算執行となるような使い方をしてください。
フッ化物は安全性、有効性について様々な説があり、危険性や人体に及ぼす副作用も多数報告
されていrます。世界保健機関は1994年、6歳未満の子どもへのフッ素洗口は強く禁止するとの見
解を出しているにもかかわらず、計画案のなかではむし歯予防に有効で安全なものであると断定
しています。 また、フッ素洗口やフッ素塗布歯医療行為であり、教育を行う学校で行うべきではな
いし、学校は児童生徒が集団で生活しており、保護者もいない状況でフッ素洗口やフッ素塗布を
行う場には適さないと思います。本計画の廃止を強く要望します。
フッ素洗口やフッ素塗布は医療行為なのではないでしょか。保護者もいない場面で学校で行うべ
きものではないと思います。近年、子供たちのアレルギーの実態は複雑化しており、給食につい
ても様々な対応を迫られています。薬剤を用いて野医療行為を行う事はどんなアレルギー反応が
起こるか分かりません。危険なのではないでしょうか。 また、学校は日常から食育や歯磨き指導
などを行っており単にむし歯をなくすことだけを目的としていません。どうも学校が安易に利用され
ているようで安全面への配慮に欠けていると思えてなりません。どうか再考をお願いします。
フッ素化物はむし歯予防に有効なのでしょうか?「科学的根拠に基づく」とされていますが、その
根拠は全く示されていません。なぜでしょうか? さらにフッ素洗口・塗布歯医療行為であり、学校
で行うべきではないと思います。他県では洗口後に異変を訴えるこどももいると報告されていま
す。このような状況からも必要ないと思います。
124 必要性について
必要性については保護者ごとに判断すべきである。・学校で一律に行うべきではない。 ○その有
効性、副作用について様々な意見がある中で「事故」が起きた場合、学校では対応できない。
125 有効性について
有効性に疑問を持っている。・「比較」の方法が科学的ではない。 ○「塗布」と「非塗布」の比較
を正確に行っている資料がない。むしろその毒性について心配をしている。
の結果「学校でフッ化物洗口が実施されれば75%の保
126 アンケート
護者が希望したい」
アンケートをとるのに保護者に情報を与えていない。 フッ素化合物の危険性や過去の事故例、
アレルギー、アメリカのフッ化物の取り扱い方などの情報を与えずアンケートをとれば賛成の意見
が出るのは明らか。誘導したアンケートと言わざるを得ません。
127 「フッ化物の科学的根拠に基づくむし歯予防」
フッ化物の科学的根拠を示して推進計画を示すべき。成果よりも子どもへの安全性が心配。誰
が、責任を負うのか医療行為でありながら事故が起きてからでは遅い。 ○北九州市、久山町で
実施されてきたが予防効果があったというデータが示されていない。全県的に見てもフッ素洗口・
塗布が実施されているところがあるが特段の成果が得られたとは示されていない。
喫煙と歯周病や口腔がん等について触れられているところですが喫煙者は歯周病で歯を失う人
が多くいます。受動喫煙でも同様のリスクがあり、禁煙により、本人およびまわりの家族など受動
喫煙者でも歯肉炎・むし歯・歯喪失・義歯修正等の減少が期待され、末永くよく噛み味わえるよう
になります。このことの広報に力を入れ、啓発を進めて頂くことを期待します。 歯周病以外に口腔
がん、口内炎、舌がん、食道がんなども喫煙・受動喫煙と因果関係が多々あります。これらも計画
で強調し、啓発と対策が重要です。 ○「健診・保健指導の新プログラム」やがん検診、職域等の
健診などでも、喫煙者に啓発だけでなく禁煙を積極的にすすめる取り組みが必要です。 ○喫煙
者の低減のためには「受動喫煙防止の推進」及び条例化が戦略・戦術として極めて重要且つ効
果的です。 ・「大阪不受動喫煙の防止に関する条例(案)」は前年3月に取り上げとはなりましたが
(当面ガイドライン策定になる動きがあるようですが)、同じような方針で、先ず公共性の高い施設
と子ども・妊産婦を守る事を最優先に(学校、病院、官公庁だけでなく)条例制定により、全面禁煙
ルールを確立して、順次広げていくことを期待しています。(分煙は効果がないので義務化せずに
=盛り込まずに) ・全面禁煙でない店(施設)については、喫煙・禁煙等の表示と受動喫煙のリスク
128
表示を義務付け(あるいは当面推奨することで)利用客が店を選択できるようにすれば、全面禁煙
が広がるかどうかは客の動向にかかってきます。そのよう施策を期待します。 ・禁煙・喫煙可の
店頭表示について「受動喫煙により非喫煙者の健康に害を及ぼすリスクがあります」を規則で定
める文言も入れる他、タバコ会社も以下のような提案してきたところです。 (1)フィリップモリスジャ
パン株式会社(2005年11月8日)「喫煙が許可される場所では、環境中たばこ煙が非喫煙者に有
害であるとの公衆衛生当局の見解を伝える表示を掲げるようにするべきです。」 (2)同(2008年5
月20日)「神奈川県公共的施設における禁煙条例(仮称)の基本的考え方について」に対するパブ
リックコメント 「禁煙が許される場所では、環境中たばこ煙は非喫煙者に疾病をもたらすという公
衆衛生当局の結論を伝える警告を表示するように義務付けるべきであると考えます。そうすること
で人々は禁煙が許可されている場所に出入りするかどうかを選択することが可能になります。」
○歯科での禁煙支援は歯科治療の一環として非常に重要です。喫煙者の禁煙をサポートするた
めに、歯科(歯周疾患対応)の禁煙治療の保険適用の新設が重要ですので、中医協にこの保険
適用を新設するよう、貴所からも強い要望を期待します。
学校でのフッ素洗口やフッ素塗布に反対する。 フッ化物塗布は他県で行われているところでは
洗口後に「気分が悪い」「吐き気がする」などの症状が出ていると報告されている。安全に配慮す
129 P15~18 生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防
べき学校現場において、そのような危険のあるものを使用することに強い疑念を覚えます。また、
誤飲などが起こった場合の責任者が不明確であり、実施するならば保護者も同伴すべき事案で
あると考える。周辺整備がなされていない現状では導入には断固反対である。
学校でのフッ素洗口やフッ素塗布に反対する。 学校は教育の場であり、学校歯科保健活動
130 P15~18 生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防
は、むし歯をなくす活動だけではなく、歯科口腔保健としてブラッシングや食育の観点から行う事
が重要である。健康に関しては、薬剤を使った予防教育を行うべきではないと思う。
保育園・幼稚園、小中学校に集団フッ素洗口の導入を検討しているようだが、これについては断
固反対します。 国際的な医療評価機関コクラン・レビューは、むし歯予防に関してフッ素洗口の
効果は「事実上ない」としており、日本の推進論者の論文は、科学的水準に達していないとされて
おります。一方、フッ素の害作用を指摘する報告も出されており、歯フッ素症(斑状歯)や骨フッ素
症、骨折、内分泌や脳への影響があるとされています。又、全力飲み込みで急性中毒が発生する
P46 フッ化物洗口は4歳から14歳頃まで継続して実施することが 危険性も極めて高いことが指摘されています。 私が住む福岡市のとなり久山町ではフッ素洗口
131 望ましいことからフッ化物洗口の効果や安全性について正しい情報 を学校で行っていますが、むし歯の子が結構いると聞いています。私の周りを見てもフッ素洗口な
の普及に努めます。
どやっているものはおらず、それでまったく困っていません。 もし、フッ素洗口を無理やり学校現
場に導入しようとすれば、それこそ大混乱が起こるでしょう。また、私は自分の子どもにやらせま
せん。 近年、子供たちのむし歯は年々減少しており、むし歯予防は、歯磨きの励行やおやつの
注意、定期的な歯科検診で充分です。フッ化物とは言うまでもなく薬剤であり、そんなものを学校
で集団で使うことなど正気の沙汰とは思えません。教育現場における集団フッ素洗口の導入は絶
対やめてください。
フッ素の害作用についてきちんと説明もせずにこうした記述を行う事は問題です。 現在、新しい
人権として自己決定権が認められています。また、自己決定をするためには当然インフォードコン
セントが必要です。では、3か所のモデル地区で調査を行った際、きちんとフッ素の危険性につい
て
伝えたのでしょうか。おそらく、伝えていないでしょう。一方的な情報だけ伝えて、75%の人が希
P18 「学校でフッ素物洗口が実施されるのであれば
希望
したい」が
132 75%あった。
望していますとさも多くの希望があるかのように書くのは問題です。薬剤を使うのですからすべて
の情報をきちんと提供して判断してもらう。そうしなければ自己決定権は保障されません。また、
学校は医療の場ではありません。薬剤を用いての予防医療は家庭において保護者の判断で行う
べきです。学校には様々な体質の子どもがいることをふまえ、間違っても学校で集団フッ素洗口を
行う事が無いようにしてください。
133 P15~18 生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防
学校教育におけるフッ素洗口やフッ素塗布には反対です。 フッ素洗口やフッ素塗布は医療行為
ですので学校教育の中で一斉に行われるような性質のものではないと思います。むしろ家庭が主
体的な判断を行う事です。また、実際に行われているところでは洗口後に気分を悪くする子どもが
出るといった報告もあっています。安全面から言っても学校教育への導入は危惧を感じます。
施策の方向性 ・学童期におけるむし歯予防対策に対してフッ化物
134 応用等、科学的根拠に基づいてむし歯予防について正しく理解し、
実践させる。
4歳ごろから14歳ごろまで継続して使用することが望ましいとありますが、フッ化物の有効性や安
全性を考えると心配です。幼稚園、保育園、小中学校で、また、集団でむし歯予防にフッ素洗口、
フッ素塗布をすることに反対します。 2011年2月、日弁連が「集団フッ素洗口・塗布の中止を求
める意見書」を厚生労働大臣、文部科学大臣、環境大臣に提出している。(むし歯予防のために
保育所・幼稚園・小中支援学校で実施されるフッ素洗口・塗布には有効性、必要性、相当性、使
用薬剤、安全管理、追跡調査、環境汚染に関して様々な問題があり、違法の疑い。)
他県でフッ素洗口後に多くの児童が体調不良を訴えるケースがあったと聞いている。誤飲など事
施策の方向性 ・学童期におけるむし歯予防対策に対してフッ化物 故が起きないかとても心配です。教育現場で薬剤を使ってそして集団でむし歯予防を行う必要が
135 応用等、科学的根拠に基づいてむし歯予防について正しく理解し、 あるか疑問です。 北九州では40年近くフッ素塗布を実施していて塗布中や塗布後に吐
実践させる。
き気や体調不良を訴える児童がいる。本校でももどしたり、吐き気を訴える子がいるため安全性、
有効性からみると必要かどうか疑問です。
自分の歯でおいしく食べることができ、楽しく会話できる健やかな生活が生涯にわたって続けられ
るように学童期のむし歯予防の大切さは認識しています。しかしながら読み進めていくと学校で
フッ化物洗口を取り入れていきたいという内容があり、大変驚きました。他県でも実際学校で希望
者にフッ化物洗口を行っていると聞いたことがあります。しかし、その中で実際に子どもが体調不
P18 むし歯予防に関する実態調査結果概要
良を訴えたり、手違いがあったりしているとも聞きます。学校という教育の場で何故、薬剤を使わ
P46 特に学童期におけるむし歯予防対策は重要である。このため なければいけないのでしょうか?学童期に学校でむし歯予防を実施するなら歯科衛生士会や学
136 フッ化物の応用やシーラント等科学的根拠に基づくむし歯予防につ 校医が行う歯磨き指導を充実して頂きたいと思います。様々な体質の子どもたちが過ごす学校と
いて正しく理解し実践できるよう学校長、養護教諭、保護者等に対 いう場でフッ化物洗口をわざわざ実施する必要はないことだと思います。(例え、保護者の希望が
するきめ細かな支援を行います。
75%あったとしても)是非うちの子どもにはフッ化物洗口したいと思うのであれば保護者の責任の
もとで行う事が今の時代の流れからすれば、通常ではないでしょうか。安易に薬剤に頼る行動よ
り、歯磨きを丁寧に行えるスキルを身につけることの方が大事なのではないでしょうか。(栄養は
食事からではなくサプリメントから取るという考え方と変わりないような気もします。)このような考え
から学校現場へのフッ化物洗口の導入は行わないで頂きたいと思います。
≪目標≫の乳幼児期、学齢期の上から5つ目 県民が~~また フッ化物洗口は6歳未満の子どもに実施して良いものか疑問に思う。 フッ化物は有効性や安全
137 フッ化物洗口は4歳から14歳ごろまで継続して実施することが望まし 性については疑問を持っている。WHOも6歳未満の子どもへのフッ素洗口は強く禁止すると見解
い。
を出している。
フッ素入り歯磨剤によりむし歯予防効果が発揮されたように書かれているがむし歯予防効果が上
がっているのはブラッシングの効果だと思う。歯磨剤とは無関係ではないかと思われる。 自分
むし歯予防実態調査結果 ③
行
動環境
評価、保健行
動
・大多数の
138 ~~
の子ども、私自身もフッ素入り歯磨剤は使用していないにも関わらずむし歯にはなっていない。そ
のような人はたくさんいるしフッ素入り歯磨剤を使用していてもむし歯になっている人はいるので
はないかと疑問に思う。
あらゆる種類のサプリメント、抗菌グッズ、おまけにむし歯予防はフッ素で予防!未来ある子供た
ちにこんな健康作りの方法を教えて良いものか? 自分の健康歯まず自分で努力して培ってい
く!他人から与えられるものではない!当然、むし歯予防は歯磨きという自分の努力で!(歯周病
予防にもなりますし・・・)と思います。 現代人は大人も子供もメンタル面が弱いと思います。救急
139
車をタクシー代わりに使っている大人も実はこういう他力本願的な環境が作り出しているのではな
いか?とも思います。 子供たちの将来を見据え、日本の将来を見据え、「転ばぬ先の杖」を出し
すぎないようにしたいと思う次第です。 それから、百歩譲って子供たちの健康づくりにフッ素が使
われるとしたならば保護者が自分で判断するためのきちんとした(メリット・デメリットの両面を明ら
かにした)情報提供は不可欠だと思います。
以前(平成19年度)の調査報告では12歳児は1.62本となっていました。今回の1.37本なら減少して
います。減少傾向なのに、フッ化物を使い、学校で全員にさせなくてもいいのではないでしょうか。
食環境の改善やブラッシングによる生活改善でここまで減少したのではないでしょうか。また、ここ
140 P17 12歳児(中学1年生)のDMFT指数について
までが学校でできることだと思います。薬を使ってまで予防対策を講じなければならないのか、必
要性に疑問を感じます。
「有効性と安全性」を示す資料ばかり出されているがWHO歯1994年に6歳未満児へのフッ化物の
関連製品の使用を禁止しています。どうしても安全面に不安が残ります。 調査時には「安全
不明です。成長・発達の大切な時期にフッ化物による
P18 厚生労働省から、「フッ化物洗口ガイドライン」が示され、安全 性・有効性」のどこまで説明がなされたのか
事故や、阻害要因があるからWHOの見解が出されたと思います。希釈液だからよい、100%安全
141 性・有効性が認められているという点について
な薬などないと説明され、不安は残っています。調査では希望する保護者が75%となっています
が、有効性のみ誇張され、副作用を知らずに予防接種を受け、いろんな症状で困っている子ども
と同じようにはならないでほしいです。
フッ化物は果たして確実にむし歯予防に有効なのか。根拠が全く示されていない。学校に勤務す
るものとして反対の意見を述べさせていただきます。 ①以前、ワクチンの集団接種により思いも
かけない副作用による被害者を出したことから1994年より予防接種が個別接種となった。このよう
に、集団に対する予防的薬物使用は、大きな問題を内包する危険性が極めて高い。②世界的に
安全性や有効性が保障されていないものを使用してまで、日本の教育機関である学校において
集団でフッ素洗口をする必要はない。③むし歯予防実態調査結果ではフッ化物歯磨き剤のむし歯
予防結果が発揮されていると予想されていたが、ブラッシングや食環境などの生活背景も関係し
てるはず。飛躍しすぎていると考える。④胃酸と混ざるとフッ素ナトリウムはフッ酸化水素となり健
康を害すると聞いた。一歩間違えれば恐ろしいことになる薬剤を使用する必要はない。県民が作
用、副作用などフッ化物に関するすべての情報を享受し、個人選択できるように、フッ化物につい
て言われているすべての情報を提供すべき。⑤3市に実施された調査では、フッ化物についての
説明や作用・副作用の説明がほとんどなく回答者に対する情報提供の仕方に非常に偏りがあ
る。情報を与えられていない状況では回答者が選択したとは言えない。いろんな立場の方から話
を聞いたうえで実施された調査であればよいがこのように情報のない中で実施された調査につい
ては有用性はなく、調査結果を根拠にした計画は再度検討する必要があると考える。「75%の保
142
護者が子に受けさせたいとの意欲・態度を備えている」とされているが、フッ化物についての説目
がなく、回答者に対する情報操作だと考える。⑥フッ化物は有効性や安全性には諸説あり、危険
性や人体に及ぼす副作用も多く報告されている。WHOは6歳未満の子どもへのフッ素洗口は強
く禁止するという見解を出しているにも関わらず、計画案ではむし歯予防に有効で安全なものと断
定している。とても行政がすることとは思えない。⑦日本弁護士連合会から2011年“医薬品・化
学物質に関する予防原則の問題や人権損害の恐れがある”として『集団フッ素洗口・塗布の中止
を求める意見書』が出されていると聞いた。国民の意見を無視するべきではない。⑧北九州市で
はフッ素塗布が行われているが、特段DMFT指数が低いという事もない。久山町でもフッ素洗口
が行われているが、特段DMFT指数が低いという事もない。どこのデータを見てもフッ化物を使用
することが科学的根拠に基づいているのか理解できない。フッ化物の有効性には疑問が残るとし
か言いようがない。⑨県民がかかりつけの歯科医を持つという目標を立てるのはおかしい。県民
が希望するときに診察を受けられるような経済的支援体制が必要であって歯科医師のためにわ
ざわざ斑状歯になり治療を受ける必要もない。あくまでもかかりつけ医を持つ子とも個人の判断だ
と考える。
フッ化物の応用による洗口指導より態療改善の継続指導 態療(授業中の頬杖・口呼吸・姿勢の
‐2 むし歯予防については正しい場磨きの方法・食習慣の改 悪さに伴う噛み合わせ不正)が不正噛合の原因になると歯科医師会の先生から報告がありまし
143 各論2
善・科学的根拠に基づく予防方法について
た。態療→不正噛合→歯周病を考えるなら学校生活での態療改善指導が必要ではないかと考え
る。薬剤を使用よりも継続的機会をとらえた日常の指導が必要だと思います。
学校においては安心・安全な場であるために給食おいてもアレルギー除去食を実施し、安全であ
ることを考えている。フッ素の医薬品を使用したフッ素洗口が安心・安全な場である学校に取り入
集団洗口するのはアレルギーの子どもたちが多い中、安全なのでしょうか。 WHO歯1994
各論(2) 3施策の方向性(1)正しい知識の普及啓発①6月4日か れ年に「
歳以下の子どもへのフッ素洗口は強く禁止する」という見解を出しています。スウェーデ
144 ら~フッ化物の応用など科学的根拠に基づくむし歯予防の普及啓 ン、ドイ6ツ、
オランダなどではフッ素の使用を中止。フッ素予防の発祥地であるアメリカでも1990
発イベントや講演会
年代からフッ素の人体に対する毒性だけでなく環境に及ぼす影響も含めて議論が起こり大きく方
向転換をし始めているようです。そのフッ素を学校でフッ素洗口を集団実施させるのは安全なので
しょうか。
145 P58~60
学校における集団フッ素洗口には反対です。 学校は教育の場です。健康についても薬物に頼
る前に生活の質を見直し実施できる力をつけていくことが教育だと考えます。 子どもたちの体
の様子も様々で学校における薬品の使用にはとても気を使っており内服薬等は基本与えておりま
せん。フッ素については保護者にも色々な考えがあると思います。保健室もたくさんの子どもたち
が来室しその対応に追われている毎日です。以上のことから学校で一律にすることは反対です。
したい人は歯科医の指導のもと自宅でされてはどうでしょうか。
フッ化物の応用やシーラント等のむし歯予防について学校で実施することには断固反対です。
学校は児童生徒が集団で生活をするところであり、保護者もいないのにフッ素洗口やフッ素塗布
を行うのは適さない。私の知り合いからお子さんや保護者の方で学校で洗口され「吐き気や気分
希望をされなくなった経緯があります。学
47 生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防の乳幼児期・学 が悪くなった。」という症状が出てその後はフッ素洗口の
146 P齢期
校には様々な体質の子どもたちがいて食物アレルギーなど個別の対応をしたりケガをして使用す
る消毒・手洗い用の石鹸等に関しても十分配慮している現状です。薬剤を用いての予防医療を行
う事はとても危険です。ですからフッ化物の応用を学校で慈弑するのは反対です。(以前、私の子
どもも保護者の私に了解もなくフッ素塗布をされ、帰宅後すぐに気分が悪くなることがありました。
このようにフッ素が体に合わない子どももいるのです。)
P18 むし歯予防に関する実態調査結果概要 ○学校におけるむ
し歯予防・厚生労働省から「フッ化物洗口ガイドライン」が示され、安 同様です。フッ化物洗口の安全性、そしてその副作用についてもきちんと情報を示してもらいた
147 全性・有効性が認められているが学校現場では「安全性に不安があ い。現時点で実施しているが考での事故等も知らせてもらいたい。 学校は教育の場で医療の場
る」「希望しない子に対する配慮が難しい」「効果が分からない」など ではありません。フッ素洗口やフッ素塗布歯医療行為です。
の認識を持っている。
保護者にも効果・副作用についての十分な説明、情報提供のない調査の有効性を疑問視しま
P18 ○学校におけるむし歯予防 ・フッ素の予防効果について保 す。 フッ化物洗口を希望される保護者、子どもについては歯科医にて保護者同伴にて実施され
148 護者の55%が認めており、「学校でフッ化物洗口が実施されるので る体制を作るべきだと思います。 学校は教育の場で医療の場ではありません。子供たちの健
あれば希望したい」が75%あった。
康状態は変わりますしアレルギー体質の子どもたちもいます。薬品を使用しての予防医療を学校
で行う事が安全で有効だと思えません。
フッ素洗口、フッ素塗布に反対します。 フッ化物が本当にむし歯予防に有効かどうか根拠が不明
149
だし、フッ化物自体、有効性や安全性には諸説あり危険性や人体への副作用の報告もあるので
150 P15~18 P46~55 フッ素使用の安全性について
今、学校現場では食物アレルギーへの対応などで子供たちが安心・安全に学校生活を送る事が
できる為の環境作りが特に求められています。健康状態は一人ひとり違い日々変わります。そん
な中で劇物に指定されているフッ化ナトリウムを学校で取り扱うことは問題で危険が大きいです。
反対です。 教育の現場ではアレルギー反応や児童が吐き出せずに飲み込んだり体質によって
は体調不良を訴えたりと想定外の事故が起こる事も考えられます。WHOも6歳未満の子どもへ
のフッ素洗口は強く禁止し、8歳未満の子どもたちへも推奨されないとされています。
151 P15~18 P46~55 学校現場でのフッ素洗口について
フッ素洗口や塗布は医療行為であり、学校で行うものではありません。 医療行為は医師がいる
医療機関で行われるものです。また、洗口等によって体調の変化を訴えることも考えられます。保
護者同伴でかかりつけの医療機関で行われるべきものです。
むし歯だけでなく歯周病の予防をはじめとするオーラルケアが身体の健康を保つためにも大切な
役割を果たしていることをふまえ、学校では正しい歯磨きの仕方や定期的な健診・治療を受け、ケ
アする取り組みを進める。・フッ化物によるむし歯予防などの医療行為は学校では行わない。フッ
化物によるむし歯予防を希望する場合、歯科医院での施療をすすめる。 ①学童期におけるむ
し歯予防が大切である事は論を持たない。また、生涯にわたり歯や歯ぐきが健康、口腔内のケア
は病気の予防に効果的であるし健康な体を維持するうえで重要である。そのため、子供のころか
ら正しい歯の磨き方を中心とした基本的な歯科保健の知識や習慣を身につけることが大切であ
る。学校では子どもたちが自身の生活で実践できることを学ばせていくことが必要だと考える。②
フッ化物による洗口をすすめているようだが、学校に医療行為を持ち込むこととなり反対である。
③う蝕予防フッ化物洗口剤『ミラノール顆粒11%』の説明書からいくつか抜粋する。
3施策の方向性 (2)生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防 <用法・用量に関連する使用上の注意>1、使用に際しては間違いなく洗口ができることを確認
・特に自動機におけるむし歯予防は重要である。このため、フッ化物 似てから使用させること。洗口ができない場合には水で洗口を練習させること。飲み込むおそれ
152 の応用やシーラント等科学的根拠に基づくむし歯予防法について正 のある幼・小児には使用しないこと。4、使用方法(洗口液の作り方、洗口方法)については十分に
しく理解し実践できるよう学校長、養護教諭、保護者等に対するきめ 保護者に対して説明し、家庭での幼・小児の洗口は保護者の監督下で行わせること。<使用上の
注意>1、重要な基本的注意(1)歯科医師の指導により使用すること(2)誤って飲料し、嘔吐、腹
細やかな支援を行います。など
痛、下痢などの急性中毒症状を起こした場合には、牛乳、グルコン酸カルシウムなどのカルシウ
ム剤を応急的に服用させ、医師の診療を受けさせること。4、過量投与 歯の形成期~萌出期に
あたる6歳未満の小児が繰り返し誤飲した場合、フッ化物の過量摂取による斑状歯が発現する可
能性がある。※いずれも2013年8月に改定されたもの
これだけを読んでも「学校で実施することではない」と考える。 近年アレルギーを持つ子供が増
え、学校では給食について除去食だけでなく万一に備えての対応をすすめている。更に歯科医師
の指導の下に行うべき医療行為を学校に持ち込むことは学校の本来の役割を果たせない場面を
作ることになる。 子どものためによかれと推進していると思うが、むしろ行政には安全性を考慮し
て、フッ化物によるむし歯予防を希望する場合は、万一の急性中毒の対応も考えて歯科医院で行
えるように援助するなどの方向性を示してほしい。
153 3施策の方向性の中の「フッ化物」について
154 「むし歯予防実態調査結果」から
155 P46 生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防
フッ化物という薬剤に頼らない歯科健康法を推進すべきではないでしょうか。 ①学校という保護
者同伴でない状態の中に薬剤を使った集団塗布、洗口に疑問。②アレルギー疾患を訴える児童
も増えていることや誤飲等も心配。
「フッ素」を強調しすぎた表記になっている様に思います。 準備因子群の中には①特に気をつ
けたいむし歯予防として(本人)歯磨き89% ②子に気をつけていることとして(保護者)歯磨き8
5%と上がっています。共にフッ素塗布よりもはるかに高いため、表記にも歯磨きを強調して頂き、
推進して頂きたいです。
健康な歯で一生食べれることは大切です。歯磨き指導・歯を大切にするための知識の普及も大切
です。しかし、「フッ素」がなぜ強調されてきているのでしょうか。フッ化物・フッ素洗口等、なぜ「フッ
素」にこだわるのでしょうか。 学校には様々な体質の子どもたちがおり食物アレルギー等、個
別の詳細な対応を行なっています。保健室で取り扱う医薬品に関しても配慮しながらの現状で薬
剤を用いての予防医療を行う事はどんなアレルギー反応がおこるか分かりません。子供たちの体
にかかわる事は保護者同伴のもとでかかりつけの医療機関で行われるべきです。学校は教育の
場であり、学校歯科保健活動はむし歯をなくすためだけの活動ではなく、歯科口腔保健としてブ
ラッシングや食育の観点から行う事が重要です。
156
学齢期の子どもたちにフッ素、フッ化物、フッ化洗口、フッ素塗布にはご配慮ください。 フッ素の
安全性や有効性に疑問を持ち続けています。今頃になって県下で洗口が増えていくことに大きな
危惧を抱いています。 安全性…WHOは1994年、6歳未満の子どもへのフッ素洗口は強
く禁止するという見解を出している。 有効性…フッ素が実施されているところがDMFT
指数が低いという事もありません。 特別支援学校ではご家庭から
受診することが難しいお子さんも多く、学校でするならと塗布率は高いですが、子供たちは嫌がり
泣くのを必死で塗布させている現状です。フッ素やだ液を終了後吐き出すこともできず、泣いてい
るうちに飲み込んでいる子どもが多く、安全性に疑問のあるフッ素を飲み込む危険性を感じてい
ます。 学校からではなく希望されるご家庭でご家族同伴の上、フッ素をするような方向性でご
検討くださるよう強く希望いたします。
157
学校でのフッ素洗口やフッ素塗布は絶対に実施しないでください。 ○本校においては虫歯保有
よりも年々歯垢の状態や歯肉炎が問題になっている。虫歯予防より、ブラッシング、食べ物等によ
る歯肉炎の予防が重要視されている。フッ素に頼って、ブラッシングがおろそかにならないか心配
である。 ○フッ素洗口、フッ素塗布を学校で行って「気分が悪い」「咳が出る」「吐き気がする」等
の症状を訴えた。又、「誤飲して大変であった。」など聞く。フッ素の危険性を感じる。情緒的に不
安定な児童も多く、学校での実施はとっても不安である。 ○学校は今、アレルギー対応など様々
な体質の子どもたちに対応しないといけない状態にある。フッ素洗口、フッ素塗布を実施している
学校が抜群の効果を上げているとも聞かない中で、実施するのはなぜか疑問。 ○どうしてもフッ
素洗口、塗布を希望する家庭があれば、家庭や歯科医で実施できる方法を考えてほしい。学校
は教育を行う場であって、医療行為を行う場でない。
158
今回、福岡県歯科口腔保健推進計画(案)を拝見しましたが、日本でも随分むし歯が減少してきた
んだと思い、感心しました。しかし、その状況の中で科学的根拠に基づく予防として薬剤を使用す
るのはどんな考えからでしょうか?是非、お聞かせ願いたいと思います。いたるところに赤字で薬
剤の表記があり、気になりました。確かにむし歯が少ないにこしたことはありませんが、もともとの
歯質から難しい方もいらっしゃると思いますし、薬剤を使用するぐらいでしたら、今の食事のことを
もっと考えるべきだと思います。 歯科保健事業の実施状況を見ていると学齢期に関してはフッ素
洗口などが記してありますが、間違った子育てを行政も一緒になってしていくことには反対です。
親も本当の知識を与えて頂けば、自分でわが子のために判断いたします。歯科医療機関・保健
所・学校での強引な指導を受けることは、親の判断をゆがめます。ぜひ、今一度ご検討ください。
福岡県の子どものむし歯保有率が他県に比較して高いとされていますが、年々減ってきていると
聞いていましたし、12歳の永久歯の平均むし歯等数は、24年度全国平均1.1本を同じであった
と聞きました。それを考えると薬剤を使用してまでの必要性・緊急性はないと思います。全国的に
減少している状況をもっと受け入れていいと考えます。社会環境を考えるとゼロにする必要はない
のです。予算は、もっと緊急で必要野ある所に使ってください。 他にも気になるのは、乳幼児
の指導と高齢者のかかりつけ医の計画です。恐ろしい計画に思えてなりません。本当に必要で
しょうか?必要性の視点からもう一度考え直して頂きたいと思います。
学校はフッ化物洗口など薬剤を使用したむし歯予防を行う場ではなく、以前、予防接種も医療機
関での個別指導に切り替わったこともある。学校現場への導入は誤飲などの事故が起こり得る可
…」という質問は学校
P18各論2‐2 むし歯予防に関する実態調査結果概要の中の「学 能性も考え、行われるべきではない。「学校でフッ化物洗口が実施されれば
安易に実施できるという誤解を招くことになる。 むし歯予防をはじめ学校での健康に関する
159 校でフッ化物洗口が実施されるのであれば希望したい」をいう保護 で保健指
導歯健康に関する意識を高め、自らの力で実施することができる力を育てていくものであ
者への質問について
る。学校にはアレルギーをはじめ配慮すべき子どもたちが多くいて学校現場で薬剤を使用した、
むし歯予防は行うべきではない。希望する場合に保護者と一緒にかかりつけの歯科医院へ行き、
個別に実施すべきである。
P47各論(3) 施策の方向性(2)生涯にわたる科学的根拠に基づ フッ化物は有効性や安全性には諸説がある。フッ化物洗口の効果や安全性だけでなく、危険性や
くむし歯予防<乳幼児期・学齢期>の中に「フッ化物洗口は4歳から 人体に及ぼす副作用も情報提供し、保護者や子供が使用を選択できるようにしなければならな
160 14歳ごろまで継続して実施することが望ましいことからフッ化物洗 い。 WHOは6歳未満の子どもへのフッ素洗口は禁止するという見解を出している。4歳から継
口の効果や安全性についての正しい情報の普及に努めます。」の 続して実施することが望ましいとあるが、それは一方的な情報提供であり、情報は十分に提供さ
れなくてはならない。
文章について。
予防接種と同様に薬剤を使った医療行為については保護者がかかりつけの病院にて実施される
ものと考えています。フッ素洗口や塗布は、学校で行うべきではないと考えます。 現在、勤務して
P
46
3施策の方向性 (2)生
涯
にわたる科学的根拠に基づくむし
いる学校でもアレルギーの子どもがたくさんいます。保護者がかかりつけの病院でシーラントや
161 歯予防について
フッ化物を使用されるのであれば良いでしょうが、学校で一律に実施されるのはとても危険だと思
われます。
6年生対象に実施された調査が「フッ素洗口の課題」「課題についての解決策」としてフッ素推進
に使用されるとは思いませんでした。 学校でむし歯の啓発については歯科校医さんとブラッシ
162 P59 学校におけるフッ素洗口の課題
ング指導や保健指導などで取り組んでいます。予算があるのであればきびしい家庭のこどもが希
望するときにいつでも受診できるように経済的な支援をしてほしいです。
フッ化物を使用した学校での集団洗口について ○学校は教育を行う場であり、フッ素洗口や
フッ素塗布は医療行為であり、学校では行うべきではないと思っています。色々な子どもがいて誤
~18、P46~55 生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予 飲などの事故も起こる可能性が非常に高く、保護者も同伴していない中では危険が大きいです。
163 P15
また、アレルギーの子供もいるのでフッ素等の薬剤を用いて予防医療を行う事はどのようなアレ
防。学校教育に関係して
ルギー反応を起こるか分かりません。安全性や有効性が保障さえていないので学校において集
団でフッ素洗口する必要性はないと思います。
164
165
フッ化物を使用した学校での集団洗口について ○日本弁護士連合会から1011年“医薬品・
化学物質に関する予防原則の問題点や人権侵害の恐れがある”として「集団フッ素洗口・塗布の
中止を求める意見書」が出されています。意見書では、学校で集団的に実施されているフッ素洗
口・塗布を中止するように求めてあるようですが、そのことについてはどのように検討されたのか
を教えて頂きたいです。
フッ化物は有効性や安全性に諸説あり、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されています。
1994年世界保健機関は6歳未満のこどもへのフッ素洗口は強く禁止するという見解を出してい
ます。計画案の中ではむし歯予防に有効で安全なものであると断定していますが問題があると思
います。フッ素洗口は安全であるという確認がなされない以上、学校現場への導入は禁止すべき
と考えます。
学校教育現場においてフッ化物洗口を行う事に反対します。 ①学校教育現場において薬剤によ
る予防教育はすべきではないと考える。フッ化物を応用した行為は保護者同伴のもとでかかりつ
けの医療機関で行われるべきものである。②P56の「むし歯予防実態調査」の「実現因子群」に
は学校現場でのフッ化物洗口実施については“安全性に不安”など困難な意見が多く挙がってい
P
47
各論
(
3
)
また、フッ化物洗口は
4
歳から1
4
歳ごろまで継続して
166 実施することが望ましい。
る。また、実施不可能の割合も高い。この実態調査の現場の意見を尊重して頂きたい。また、保
護者がフッ素塗布や洗口を希望する割合が高いが、フッ化物についての説明を十分になされてい
たのか。③フッ化物については有効性がある。安全である。と言われているが、その危険性や人
体に及ぼす副作用も多く報告されている。いろんな意見のある中“むし歯予防に有効である。子ど
ものために…”という事で実施されることは反対する。
167 P57 むし歯予防に関する実態調査結果概要
168 P46 目標
「75%の保護者が子にフッ素塗布を希望」とあるがフッ素について説明をなされて理解した上で
のことなのでしょうか。 調査方法を再度検討すべきである。また、学校現場でフッ素塗布(医療行
為)を行うべきではない。調査内容も考慮すべきであると思う。
フッ化物の応用等、科学的根拠、どのような根拠があるのかを明記していないのでわかりませ
ん。 科学的にむし歯に有効なのであれば明記してほしいのとかかりつけ歯を持つべきとあるの
でかかりつけ歯で十分説明してフッ素塗布を希望する人にすれば良いと考えます。
169 学校教育に関係して
学校教育の中で行う学校歯科保健活動は教育活動の一環であるからブラッシング指導や食育の
観点から行う事が重要であり、薬剤(フッ化物など)を使用した医療行為を行うべきものではない。
かつて、学校現場ではワクチンの集団接種により副作用による薬害を出している。このことから予
防接種が個別接種となった。集団に対する予防的薬物使用は危険性が高く、学校には様々な体
質の子どもたちがおり、保健室で取り扱う医薬品も十分な配慮がいる現状です。
170 情報提供について
むし歯予防のためのフッ化物洗口や塗布を実施するのであれば、県民にその作用・副作用など
フッ化物についてのすべての情報を伝えるべきである。 フッ化物洗口や塗布がむし歯の予防に
効果があるという事ばかりを伝えるのではなく、フッ化物がどういうものなのかその副作用はある
のか、ないのかの情報も提供するべきである。そのうえで個人が判断・選択できるような情報提供
の方法をとるべきである。
171 P56 環境・フッ化物洗口、学校での実施について
学校でのフッ化物洗口や塗布については反対である。ガッコは教育を行う場であり、フッ化物とい
う薬剤を使用することは医療行為である。したがって、学校で行う事ではない。 学校には様々な
体質の子どもがおり、食物アレルギーの個別の対応もやっている。その校内でみんな一緒にフッ
化物の洗口や塗布を行う事はとても危険であり不安である。たとえ事前に保護者に了承を得た上
での実施であっても学校で行う事での強制力もあり、過去の予防接種で思いがけない被害者を出
してしまったことを忘れてはならない。学校での予防は歯磨きで良い。
「厚生労働者から~~安全性・有効性が~」とありますが、フッ化物洗口での副反応や事故が起
関する実態調査結果概要の中の学校における きています。一人ひとりの体質、特にアレルギー等を抱えている児童・生徒が多い学校現場にフッ
172 P18 むし歯予防に
むし歯予防
化物を持ち込むことには疑問が多いと思います。 学校は教育の場なので薬剤を使用しての教
育は真の意味の健康教育ではないと思うからです。
173 P46 (2)生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防
「特に学童期における~~きめ細やかな支援を行います。」とありますが、むし歯予防対策は、家
庭での生活や食の問題等多くの課題が含まれているので「フッ化物の応用」に対しては良いとい
う考えはしていません。 むし歯予防対策は少なからず家庭や学校で行っているのでむし歯
の本数は年々減少しています。「フッ化物の応用」は学校では実施する必要性はないと思います。
174 P18、P46、P47 学校教育に関して
学校において薬剤を使った行為はすべきでない。 学校には様々な体質の子どもがおり、個別
の詳細な対応を行っている。薬剤を用いての予防医療を行う事はどのようなアレルギー反応がお
こるか分からない。とても危険だ。
175 P18、P46、P48 学校教育に関して
176 むし歯予防に関する実態調査結果概要
177 学校教育に関係して
「むし歯予防実態調査結果概要」(平成25年7月実施)厚生労働省
から「フッ化物洗口ガイドライン」が示され、安全性・有効性が認めら
178 れているが、学校現場では「安全性に不安がある。」「希望しない子
に対する配慮が難しい」「効果が分からない」などの認識を持ってい
る。
安全性や有効性が保障されないものを使用してまで教育機関である学校において集団でフッ素
洗口をする必要はない。安全でない。危険と思われる。
学校でフッ化物洗口が実施されるのであれば75%もの保護者が希望したいとあるが、フッ素につ
いて説明がないままに調査されての回答であるために調査の有用性がないので再度関東の必要
があると思います。
フッ素洗口やフッ素塗布は医療行為にあたるので集団でしかも保護者のいない状況での学校現
場で実施すれば危険が伴う事も考えられます。他県で事故も起こっているために安全性や有効性
が保障されていないフッ化物使用はしないでほしいと思います。
フッ化物の安全性に疑問があります。効果についても疑問があります。学校現場にはいろんな子
どもたちがいます。アレルギーを持った子、希望しない子もいると思います。そんな子どもたちに
対する配慮が難しいと思います。 フッ化物が本当に安全であり、確実にむし歯予防に有効なの
か疑問を持っています。安全性・有効性ともにいろんな意見があり、副作用も報告されています。
そういうものを教育の場である学校現場で行う事には反対です。又、学校にはアレルギー体質の
子を含めて様々な子どもたちがいます。薬剤を使ってのむし歯予防を学校で行う事には大変危険
を伴うものであり反対です。学校現場では医療行為ではなく教育によるむし歯予防指導で十分で
す。
学校現場は教育の場であり、医療行為を行うべきではないと思います。 薬剤を用いての予防医
涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予 療は本来、家庭であるいは保護者同伴のもと医療機関で行われるべきだと思います。 薬剤に関
179 3 施策の方向性 (2)生
防<乳幼児期・学齢期>
する資格もない教職員が扱えるものではなく、薬剤の管理もできません。薬剤を使用した医療行
為を学校教育の中で行うべきではありません。反対です。
180 P15~18、P46~55 フッ素使用の安全性について
学校現場にフッ素洗口を導入しようとする動きがあると聞いています。フッ素洗口による事故や副
作用についてたくさん耳にしています。このように安全性が疑われるものを使用することには反対
です。 子どもたちのむし歯保有率は減少していると聞いています。それなのに何故、フッ素洗
口が導入されようとしているのか分かりません。学校で一律に集団でやる事の危険性は目に見え
ています。学校で実施することに反対します。
181 P15~18、P46~55 学校現場でのフッ素洗口について
フッ素洗口は明らかに医療行為です。医療行為を学校に持ち込むことには断固反対です。希望
者にはかかりつけの医療機関で実施するのが望ましいと思います。 学校現場は医療行為を行
う場所ではありません。担任も養護教諭もそのような行為を行う者ではないはずです。学校へ導
入されることがないようにくれぐれもよろしくお願いします。
46 (2)生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防 学齢期に むし歯予防のためにフッ化物を応用することに強く反対します。 そもそもフッ化物つまりフッ素
182 Pおける
歯劇薬である。WHOもその使用を控えるようにとしている。加えて科学的根拠とあるが、とこを見
~ フッ化物の応用や~
ても何をもって科学的根拠をするのか一切示されていない。
フッ化物洗口に反対します。特に学校においてのフッ化物洗口は絶対に反対です。 推進計画
P46 (3)生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防 学齢期に (案)ではフッ化物洗口におけるマイナス面を見ることができませんが、実際すでにフッ化物洗口
183 おける~ フッ化物の応用や~ 学校長、養護教諭、保護者に支 をしている地区からはいくつかの事故例が上がってきている。我が子をそんな危険な目に合わせ
援していく~ フッ化物洗口について
たくない。又、学校で劇薬である、しかも試薬であるフッ化物を洗口に使うなどもってのほか。学校
は教育の場である。医療行為は行うべきではない!!
薬剤に頼らなくてもブラッシングや食事等の保健指導で充分な効果が期待できるこ
P46 各論(3) 特に学童におけるむし歯予防対策は重要であ むし歯予防は
とを実践していきましょう。 むし歯よりも歯肉炎の方が低年齢化し増加してきている現状があ
184 る。このためフッ化物の応用やシーラント等科学的根拠に基づくむし る。保護者が判断しフッ化物の応用が必要ならば歯科
医院での施術のほうが安全性が高くなる
歯予防法について正しく実施できるように~~~
事を伝え危険を少しでもなくしてください。
P46 各論(3) フッ化物洗口は4歳から14歳ごろまで継続して実 フッ化物洗口は劇物指定薬品を使用し、洗口後に人体への影響や事故も起こっています。 推
185 施することが望ましいことからフッ化物洗口の効果や安全性につい 進するプラス面だけでなく、実際に起こった事故を含め、危険性があることも情報として流すべき
ての正しい情報の普及に努めます。
だと思います。
学校でフッ素洗口・フッ素塗布を行うことは反対です。 ○フッ素が確実にむし歯予防に有効な
のか、しっかりとしたデータで科学的根拠が示されていない。○フッ素洗口・塗布などフッ素利用
の安全性に疑問がある。・歯フッ素症(斑状歯)・フッ素洗口で誤って児童生徒が呑み込んだ場合
の急性中毒の恐れがある。・過敏症状(いろいろな体質の人がいる) ○糟屋区では、久山町の
小学校でフッ素洗口が行われているが平成25年度の学校歯科統計でも、他の市町村と比べて、
特にむし歯が少ないということはない。これでフッ素洗口の効果があると言えるのか。 ○糟屋区
のフッ素洗口していない市町村でも学校歯科健診の結果、むし歯は年々減少している。又、統計
では見えないが、むし歯がたくさんある子供とむし歯がない子どもが二極化する傾向にある。そん
な現状の中で学校で一斉にフッ素洗口をすることに意味があるとは思えない。また、近年むし歯
各論(2‐2)P15~18 参考資料P56,57 各論(3)P46
○むし歯予防のために科学的根拠に基づく予防方法を効果的に行 は減っているが、GやGOの子どもが増えている。これからは歯周病も子どものころから予防しな
186 う。 ○むし歯予防に
関する実態調査結果概要(平成25年 ければならないと学校歯科医の先生から教えて頂いた。ブラッシング指導や学校での継続的な取
り組みによってむし歯だけでなく歯周病予防も行うことが大切である。地道だが、これが教育であ
7月実施)について
り、薬によってたもたれるのが健康だと教えるのは教育ではない。フッ素洗口・塗布は医薬品を
使った医療行為なので、医療の場でインフォームド・コンセントのもとに個別に行われるべきであ
る。 ○25年7月に行われた調査にはフッ素洗口の説明が一切ない。きちんとフッ素の副作用が
言われていることも保護者に情報を提供するべきである。 ○フッ素洗口・塗布を行うことに対して
学校側の現状を考慮しているのか。集団フッ素洗口を導入した後も安全性を考えて毎回実施の
準備、実施中、実施後を通して専門家の支援があるのか。保護者に対して、学校で行う時のメリッ
ト・デメリットの両方をきちんと専門家から説明してもらえるのか疑問がある。 ○もし、学校でフッ
素洗口後に事故が起こったら、責任の所在はどこにあるのか。
近年、う歯の子どもが減っていることを実感しています。そのため学校によっても実態も違う中、な
ぜわざわざ少ない教育予算の中で危険を冒してまでフッ素洗口をする必要があるのか理解でき
ません。 学校は教育を行う場です。フッ素洗口やフッ素塗布は医療行為であり、学校で行うべき
ではないと思います。学校には様々な体質の子どもたちがおり、食物アレルギーをはじめ個別の
細やかな対応を求められています。保健室で取り扱う医薬品についても十分に配慮しながら使用
している現状で薬剤を用いてのう歯予防がどのようなアレルギー反応を起こすか分かりません。
給食終了後のフッ素洗口を考えた時に、短い給食時間の後、片付け、子ども同士のトラブル
187
等々、教室は大変混雑しています。その中では誤飲などの事故も起こり得る可能性が高く、保護
者も同伴していない状況で行うのは大変危険です。事故が起きた時の責任はだれがとるのでしょ
うか。したい人は保護者とかかりつけの歯科医院でしてもらえばいいのではないですか。学校の
教職員には薬剤に関する資格がなく、フッ化物を扱えません。学校での薬剤の管理も危険が伴い
大変不安です。保健室や理科室などの薬品の管理は厳しくなっているのに、子供の口に直接入
れるフッ化物を学校に導入するのは時代に逆行していると思います。安全上からも再考すべきと
思います。
フッ素化物は有効性や安全性には諸説あり、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されてい
ます。WHO(世界保健機関)は1994年、6歳未満の子どもへのフッ素洗口を強く禁止するという
188
見解を出しているにも関わらず、計画案の中ではむし歯予防に有効で安全なものとして断定して
います。安全性や有効性が保障されていないものを使用してまで、教育機関である学校において
集団でフッ素洗口をする必要性はないと考えます。
フッ素洗口やフッ素塗布は医療行為であり、学校現場で行うものではない。 ・学校は児童生徒の
189
教育を行うところであり、薬剤に関した資格も持たない教職員がフッ化物を扱えるはずがないか
ら。
学校現場において、むし歯予防の対応としてフッ化物洗口を実施することについての有効性や安
全性についての可笑しさについて。 ○学校は教育するところで、薬物を使用してまで、むし歯
190 P18 学校におけるむし歯予防 ・厚生労働省から「フッ化物洗口ガ
イドライン」が示され、安全性・有効性……
の予防をする必要はない。薬物を使用しての予防であれば家庭において必要と思った保護者が
実施するべき。
P5
7
⑤運営・組織診断 学校が行うむし歯
……
フッ化物配
合
歯
学校は教育をするところです。また、
色々な病気、アレルギーなどを持った児童がいる中で薬物を
191 磨剤については言及されていなかった。
使ったものを使用することが望ましいなどと医療的な指導をするべきではない。
192
学校教育内でのフッ素洗口や塗布の反対。 学校は集団生活の場ではあるが、保護者もいない
状況での洗口や塗布(医療行為)は行うべきではない。
193
フッ素洗口によるむし歯の減少はまだデーターとして明らかになっておらず有効性は疑問があり
ます。 学校現場でフッ素塗布は医療行為であり、学校で行うのは難しいと思う。
194 各所にフッ化物洗口をすすめられている
う歯については減少傾向にあるのに今更、集団で洗口が必要とは思えない。北九州市と太宰府
市がフッ化物塗布を実施しているようなので他地区との12歳児のDMFT指数の比較等、資料と
して出して欲しい。 ○フッ化物洗口剤の説明書には歯科医師の指導に従って… ○お子様の
洗口は必ず保護者の監督下で… とあるのに集団で行うことに不安、ここに目が届かない状況で
実施するだけのメリットがあるのか。今まで通り、歯科医院で行うことが安全なのでは。
学齢期の子どもに関する項目を読んでいて、学校にフッ化物を使用したむし歯予防を導入しようと
しているのではないかと思い、反対の意見を提出します。 以前、学校では集団予防接種が行わ
れていました。最新の注意を払っていても接種後具合が悪くなる生徒が出たり、大きな事故には
ならなくてもヒヤリとすることは度々ありました。その後、学校での集団接種はなくなり、個別接種
へと変わっていきましたが、自分が子供を持ち、かかりつけ医に予防接種に連れて行くたびに、親
の目と手を離れた場所で行われていた集団接種がいかに乱暴なものであったかと強く思いまし
た。 フッ化物を用いたむし歯予防も同じことです。ご存知の通り、フッ化物には安全性や効果に
P
46~47
各論(3)の(2) 生
涯
にわたる科学的根拠に基づくむし
おいて賛否両論あります。しかし、虫歯予防に有効なものではあっても、内臓を含めた全身にとっ
195 歯予防について
ての影響がどうなのか、わかりません。ただ、切にお願いしたいのは薬剤を用いた予防を学校に
持ち込まないで下さいということです。 学校には様々なアレルギーのある子どもたちがいます。
それぞれの状況に配慮した対応が要求されます。また、保健室では内服薬を渡しません。このよ
うな現場にいかに安全性を強調されても「薬剤」を使った予防は絶対にそぐわないものです。フッ
化物でむし歯予防をしたいと希望する保護者の方がいるのであれば、予防接種と同じく、親の目
と手が届く場所で行う、つまりかかりつけの歯科医で行うべきです。 学校で行うということは学校
が責任を負うということです。そこまでの覚悟を持ってまで学校に導入しなければならないものと
はどうしても思えません。
学校でのフッ素洗口、フッ素塗布について ○誤飲などの危険性やアレルギー体質の児童、
様々な子どもたちがいる中での集団で行う必要性があるとは思えない。また、フッ素の安全性や
196
有効性、危険性についてのすべての情報を提供し、個人で選択ができるようにすべきである。 ・
保護者に対して説明を確実に行い、子供の体に関することは保護者同伴のもとでそして医療機関
で行われるべきことである。
学校現場でのフッ素使用について、とても心配しています。実際に行われているところでは気分が
悪くなったり、吐き気がしたりするなどの症状を訴える子どももいると聞きます。誤飲による事故も
起こりうる可能性があるので学校で実施することに反対です。 ○現在、アレルギーの問題等もあ
197 P15~18 P46~55 フッ素使用の安全性について
り、子供の安全安心に対する危機管理が強く求められているところです。フッ素の使用で事故等
が起きると学校の責任が問われます。県としてきちんとした対応策が考えられているのでしょう
か。学校現場としては絶対に導入には賛同できません。
フッ素を使用した洗口などを行う場合は学校ではなく、歯科医院などで行うべきだと考えます。
○学校では医療行為であるフッ素洗口を行うところではありません。学校の教職員に医療行為を
198 P15~18 P46~55 学校現場でのフッ素洗口について
行う資格もありません。薬剤の管理も危険や不安が大きいです。 学校はブラッシングや食育の
観点からむし歯をなくすための活動をしていくべきです。
フッ化物が本当にむし歯予防に有効なのか「科学的根拠に基づく」と書かれているが、その根拠
が全く示されていない。フッ化物の有効性や安全性については諸説あり、危険性や人体に及ぼす
副作用も多く報告されている。WHOは6歳未満の子どもへのフッ素洗口を強く禁止するとしてい
199 P46~47 (2)生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防 るにもかかわらず、むし歯予防に有効で安全なものとしている。 ○学校でフッ化物など薬剤を
使用した医療行為を行うべきではない。;色々な体質の子どもたちがいて、食物アレルギーなど個
別に丁寧に対応している現状があるのに、薬剤を用いての一斉の指導について、どのようなアレ
ルギー反応や事故が起こるか分からない。
「かかりつけ歯科医」を持つためにも、月に数回でも歯科医院の診療時間を午後9時くらいまで延
してほしい。 ○仕事が終わって受診しようと思っても、診療時間に間に合わず治療を受けら
48 定期的な歯科検診、歯石除去、歯磨き指導を進めるために 長
れないことがある。また、子供を歯科医院に連れて行きたくても仕事が終わってからでは間に合
200 P「かかりつけ歯科
医」をもつことの普及を図ります。
わず、むし歯をそのままにしてしまっている現状があるので、ぜひ、診療時間を延長して歯科検診
や歯科保健指導を受ける機会を作ってほしい。
保護者からの回答では「実施されるのであれば希望したい」75%とあるが、フッ化物についてど
201 P56,57 むし歯予防実態調査結果
のような説明がなされたのか。 ○フッ化物の有効性、安全性とともに危険性や副作用も説明す
るべきだと思います。その上で、保護者が判断するべきだと思います。
学校教育の場で薬剤を用いた予防教育をするべきではない。 ○薬の教育やアレルギー問題
202
などが進む中、逆行している。安全が第一の場で薬剤を学校で使うべきではない。
フッ化物洗口は4歳から14歳ごろまで継続して実施することが望ま
WHOでは6歳からの使用が望ましいとあるのではないか。 ○洗口の効
203 しいことから、フッ化物洗口の効果や安全性についての正しい情報 フッ化物使用については
果、安全性だけではなく、副作用、メリット・デメリットについて正しく情報を普及すべきである。
の普及に努めるとあるが。
諸学校高学年から中学校、高校に至る児童、生徒に歯肉炎が多く
204 発生する。歯と歯ぐきの境目の歯垢プラークコントロール口腔清掃
法は有効な歯肉炎予防法です。
歯ブラシによる効果的な清掃法は歯周病予防にとても有効と思う。保護者が希望する唐櫃フッ化
物によるむし歯予防に頼っていては子ども本人の自覚が失われブラッシングによる予防ができな
くなり、歯肉炎が多くなると考える。 ○薬を用いての予防法は親が付き添い実施されるべきな
のでプラークコントロール口腔清掃法を強く望み、高齢期にまでつながる施策を強く望みます。
205 P15~18 P46~55 フッ素使用の安全性について
学校で集団で劇薬を使うことは誤飲事故の可能性もあります。フッ素の安全性にも疑問がある
中、学校で実施することに反対です。 ○フッ素の安全性には諸説あり、危険性・副作用も報告さ
れている。WHOも6歳未満の子どもへのフッ素洗口は強く禁止するという見解を出している。県の
方はこのことをどうとらえ、自己が起きた時の責任はどう考えてあるかわかりません。このような不
安のある薬は教育を行う学校へ導入することは反対です。
206 P15~18 P46~55 学校現場でのフッ素洗口について
フッ素は劇薬です。そのような薬剤を用いての予防医療は、保護者同伴で医療機関で行われる
べきだと考えます。 ○学校は教育を行う場です。学校には様々な体質の子がおり、薬剤を用い
て予防医療を行うことでどの様なアレルギー反応が起きるか事故が起きるか分かりません。教員
も養教もそのような行為は行えません。
207 P15~18 P46~55 フッ素洗口の安全性について
フッ素自体の安全性について疑問を持っています。WHOでも6歳未満には禁止をされているでは
ありませんか。そのような危険なものを使用するのは信じられません。 ○フッ素は劇薬使用さ
れている薬物です。食べ物でない薬物をあえて口にさせることは必要ないと思うからです。
フッ素洗口や塗布は医療行為であり、学校で行うべきでないと思います。 ○薬剤に頼った予防
教育を行うべきではないと考えます。食育や生活習慣作りから指導できるし、それが子どもたちの
生きる力になると考えます。
科学的な根拠について具体的に示して頂きたい。 ○科学的な根拠に基づくむし歯予防がフッ化
6具体的な目標 ①科学的な根拠に基づくむし歯予防につい 物を使用した洗口や塗布というなら、県民が作用、副作用などフッ化物に関するすべての情報を
209 総論 て
享受し、その上で個人で選択できるよう、フッ化物について言われているすべての情報を提供す
るべき。
認識が間違っているといわんばかりの表現である。 ○もちろん学童期の歯科予防は、重要だと
関する実態調査結果概要 ・学校医現場では、…認 考えるが、学校は様々な特性を持った生徒が集団で生活するところであり、予防教育や健康診断
210 むし歯予防に
識を持っている。
を行っている。フッ化洗口となると薬剤の取扱い等、学校現場では対応が難しい。ぜひ生徒数約7
50名の学校現場に状況を知ってほしいと思う。
208 P15~18 P46~55 学校現場でのフッ素洗口について
211 P15~18 P46~55 学校教育の場でのフッ素洗口について
212 P15~18 P46~56 学校教育の場でのフッ素洗口について
213 有効性について
214 学校教育に関係して
学校は教育を行う場であり、フッ素洗口や塗布歯医療行為となるため、学校で行うのはおかしいと
思います。 ○そもそも学校の教職員には薬剤に関する資格はなくフッ素化物を扱えないはず
です。学校での薬剤の管理も危険や不安が大きいため絶対に反対です。
子どもたちの体にかかわることは学校現場ではなく、保護者同伴のもとでかかりつけの医療機関
で行われるべきです。 ○フッ素洗口はフッ化物など薬剤を使用した医療行為です。児童が誤飲
などして気分が悪くなったり吐き気がしたりするような事故が起きた場合、学校(教職員)に責任が
問われるのではないでしょうか。
フッ化物を使用した洗口や塗布とむし歯予防の関連についての科学根拠が明らかにされていな
い。 ○「科学的根拠に基づく」というのであれば、それを明らかにする具体的数値等をきちんと明
示し、説明すべきである。
学校現場での実施は不適当である。「する、しない」だけのアンケート結果だけで実施に踏み切る
のはおかしい。 ○危険性等も強く言われている中、また教育現場の多忙極まる現状の中で事故
の恐れもあり、保護者の理解も十分に得られない中での実施は断じて許されない。
医院で保護者と一緒に実施してほしい。 ○医療行為であるため
シーラント等、科学的根拠に基づく効果的 フッ素等の使用については歯科
215 P55 フッ化物の応用や
予防接種と同じように病院ですべき。学校でフッ素塗布や洗口が実施されているが効果的なこと
なむし歯予防の対策に取り組みます。
ばかり考えてはいけない。
各論(3) (2)生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防 ○特 フッ化物の安全性について ○「科学的根拠に基づく」をされているが、その根拠が示されていな
に学童期におけるむし歯予防対策は重要です。このためフッ化物の い。フッ化物は安全性には諸説あり、危険性や人体に及ぼす副作用も多く報告されている。 塗
216 応用やシーラント等科学的根拠に基づくむし歯予防法について正し 布中・後に副反応(嘔吐・吐き気・じんましん)も出ている。給食においてもアレルギー調査など細
く理解し、実施できるよう学校長、養護教諭、保護者等に対するきめ やかな対応が求められているのに学校現場にフッ素洗口・塗布を導入するのは厳しい。(医療行
細やかな支援を行います。以下、○に項目について
為を学校で行うこと自体おかしいと思う。)
217 P57
フッ素洗口・塗布について ○学校は児童生徒が集団で生活するところで保護者もいない状況で
フッ素洗口や塗布を行う場所には適さない。希望者は保護者同意のもと保護者同伴でかかりつけ
歯科医にて行うべきだと思う。
P55~57には「保護者の27%がフッ素のむし歯予防効果は分からない」と答えているのにもか
かわらず、「75%の保護者はフッ素塗布等があるのなら受けさせたい。」との意見を持っていると
書かれています。「効果が分からない」のに「受けさせたい」というのは大変危険なのではないかと
考えます。 フッ素はフッ化ナトリウムという劇物で急性中毒や過敏症状を引き起こす危険性のあ
る物質です。それを素人の学校現場の教職員が取り扱うことは本当に安全性は確保されるので
しょうか?実際に児童生徒に塗布や洗口をさせるのは学級担任です。2001年には長崎県の小学
2 歯科口
腔
保健事業の
現
状と課
題
(2)生
涯
にわたる科学的根拠
校でフッ素洗口による急性中毒で入院した事例があります。その際、学級担任は故意に何らかの
218 に基づくむし歯予防
薬物を混入したのではないかと疑われ、警察から取り調べも受けたのです。福岡県内の教職員不
祥事が全国的にも珍しく続いている今、学校現場歯の信頼回復に県をあげて取り組んていること
とは思いますが、劇物を学校で取り扱うことに更なる危険性を感じます。更に学校には年々、様々
なアレルギー疾患を持つ児童生徒が数多く在校しています。今までは出現していなかった思わぬ
アレルギー反応によるショック症状が引き起こることも想像されます。事故が起きてから子どもに
危害があってからでは遅いのです。絶対に学校でのフッ素取扱いや導入には反対です。
薬に頼る健康をめざす教育は、本当に健康教育に当たるのでしょうか?子どもたちには日々「自然
治癒力の大切さ」を教育しています。児童生徒だけでなく、保護者も巻き込んで健康教育のひとつ
としてこのことを学校では指導をしているところです。・子ども土地に集団でフッ素塗布や洗口をす
ることでフッ素を使う・使わない野自己決定権が侵害されているのでは?子どもたちの教育を担う
場の学校が権利を侵害することは許されないことと考えます。
結果概要から見ると、学校でのフッ素塗布よりも保護者への啓発が先なのでは?と感じました。保
護者の60%は子どもに対して歯磨きへの声掛けが「いつも」行われているが、定期歯科検診受
診は42%の保護者しか行っていない現実に目を向けるべきと思います。声掛けにしても歯科医
院への定期受診にしても、その数値は高くない上、おやつに関してはあまり深く考えることなく砂
糖含有のものを与えている現実が数値として表れています。家庭におけるむし歯予防がなけれ
ば、歯科医院におけるむし歯予防も達成することはできないと考えます。現に学校での敵健康診
断における歯科検診で「むし歯があり、治療の必要がある」と学校歯科医が判断し、学校から「治
療勧告」を年に3~4回出しても、治療に行かない家庭はたくさんあります。保護者によっては「学
2 歯科口
腔
保健事業の
現
状と課
題
(2)生
涯
にわたる科学的根拠
校が診断したのだから学校で連れていくことはできないのか」という人もいます。家庭でのむし歯
220 に基づくむし歯予防
予防に対する取り組みが行えるよう、行政として働きかける要素はもっとないのでしょうか?乳幼
児期からの取り組みではなく、母親の妊娠期から父親も含め、子供のむし歯予防は家庭で取り組
むものだという意識づけをもっとすべきと考えます。虫歯予防も親の責務だということをもっとわ
かってほしいです。教育現場での集団フッ素塗布・洗口によるむし歯予防(フッ素を取り入れること
でむし歯予防には40~60%しかならないという見解もあります)を大きな実現因子として掲げる
のではなく、すべての家庭の保護者に対して、行政側・医療側がむし歯予防を働きかける機会を
増やしてほしいです。子どもたちのフッ素を取り入れないことへの自己決定権を奪わないでほしい
し、学校現場を安易に利用しないでください。
フッ化物という薬剤に頼らないむし歯予防法を推進すべきだと思います。 ①保育所・幼稚園・学
221 3 施策の方向性の中の「フッ化物」について
校という保護者同伴でない状態の中で薬剤を使った集団塗布・洗口を行うことに疑問を感じます。
②アレルギー疾患を訴える子どもたちが増えていることや誤飲の恐れがあることが心配です。
「フッ素」が強調されすぎていると思います。 むし歯予防として特に気をつけたいことは歯磨きと
222 「むし歯予防実態調査結果」 小学生の歯科保健評価
考えられていることが良くわかります。意識が高い歯磨きをこれからも推進していくことが大切だと
思います。
正しい情報について効果や安全性に科学的根拠が全く出
P47 <乳幼児期・学齢期>また、フッ化物洗口は4歳から14歳ご フッ化洗口の効果や安全性についての
薬物であり、有害性も挙げられている。デメリットもきちんと示すべきで
223 ろまで継続して実施することが望ましいことからフッ化物洗口の効果 ていない。 フッ化物は
ある。薬物に頼らずに乳幼児期から基本的生活習慣の確立の指導を行うことが最も必要と考え
や安全性についての正しい情報の普及に努めます。
る。
伝染病ではない。各個人の食生活のあり様と口の中の清浄の仕方でむし歯は防げると
P46 3施策の方向性 (2)生涯にわたる科学的根拠に基づくむし むし歯は
思います。個人が家庭が歯科医院で理解したうえで行うもの。 学校現場では行うべきものでは
歯予防 ・フッ化物の応用や
シーラント
等、科学的根拠に基づく
224 むし歯予防について正しく理解し実践できるよう学校長・養護教諭・ ない。過去に予防接種が集団から個別となったように学校での予防的薬物使用は適切ではな
い。また、現在アレルギー体質の生徒がどの学校にもいる。各学校では十分配慮しながら対応し
保護者等に対するきめ細やかな支援を行います。
ている。その中で予防的薬物でどのようなアレルギー反応がおこるか分からない。
219
P15 県内では40か所の幼稚園、保育所において約2700人が
涯にわたる歯科保健行動の形成
225 フッ化物洗口を実施しています。生
に重要な時期であるため、科学的根拠に基づく正しい知識について
保護者への啓蒙を行う…
幼稚園、保育所においてどの様なかたちフッ化物洗口が行われているのか。フッ化ナトリウムを
含有する医薬品は薬事法上「劇薬」であるから施設での重要な管理が必要。薬剤の溶解・希釈・
洗口液の調製はだれがどのような形で行っているのか。保護者同伴での歯科医での個別洗口な
のか、集団洗口なのか?また科学的き根拠に基づく正しい知識とあるが、何を根拠に科学的根拠
と断言しているのか。 フッ化物洗口は急性中毒の発生の危険性もあり、年齢が低いほど飲み
込んでしまう割合が多いといわれている。日本歯科医師会などがフッ素利用を安全とする一方で
過剰摂取した場合は有害であり、自然水中のフッ素量、食物の種類、国、地域、個人で摂取量に
大きなばらつきがあることを考えると、全く安全とは言えないのではないか。WHO専門委員会の
報告でも6歳未満歯フッ素洗口液を飲み込む危険性があり、フッ素暴露総量によっては歯のフッ
素症に寄与する場合があるとして6歳未満の子供にフッ素洗口を禁忌との見解も示している。
科学的根拠がどこでどんなデータに寄るものか、何が科学的なのか具体的に示せていないのに、
科学的根拠に基づくフッ化物での予防を呼びかけている。保護者には具体的にどんな説明がなさ
れているのか。科学的根拠に基づく「むし歯予防」と言われているが有効性・安全性が追跡調査さ
P18 むし歯予防に関する実態調査結果概要その他
れていないものを県として安易に勧めるべきではない。本来「歯科口腔保健」として考えていくとき
・学校でフッ化物洗口が実施されるのであれば希望したい…(保護 に、薬剤を使っての予防ではなく、その人個人の持つ身体環境全体を見ての口腔保健であるべき
226 者の意見) ・科学的根拠に基づくむし歯予防処置を受けていた。 である。 危険が伴う薬剤での予防医療を教育の場に持ち込むべきではない。本来家庭におい
・フッ化物入り歯磨剤やフッ化物塗布など科学的根拠に基づく効果 て保護者同伴で医療機関で行うべきである。化学物質は近年多種多様な健康被害をもたらして
的なむし歯予防対策を普及する必要がある。
いる。化学物質過敏症も増大しており、微量・複合影響という現代型汚染に対処できず、健康被
害が進む恐れがある。たとえ、ある時点で安全とされても後世になって危険性が明確になる薬害
被害も今までに多く出ている。保育園、幼稚園、学校教育の場では予防教育はブラッシング指導
と食育に力を入れるべきであると考える。
学校現場で薬を使うことが心配です。誤飲があります。小さい子がいるので心配です。 管理が
227 P15~18 P46~55 フッ素使用の安全性について
心配です。もし、誤飲してしまったら、どう責任をとるのでしょうか。
学校現場で子供たちの手でフッ素を使うということは医療機関を通すべきです。 学校現場職員
は医療行為は出来ないはずです。
学校現場でのフッ素使用に反対します。他県での情報では「気分が悪い」「吐き気がする」などの
症状を訴える子どもがいたと聞きます。誤飲の心配もあります。 学校現場ではアレルギー体質
229 P15~18 P46~55 フッ素使用の安全性について
の児童も年々増え、何をするにも子どもの安全・安心に対する対応を求められています。その上
にまたこのようなものを下されることになれば、対応はより雑になるような気がします。
フッ素を使用した洗口などを行う場合は医療機関を通してするべきです。 学校現場では医療行
230 P15~18 P46~55 学校現場でのフッ素洗口について
為を行う場所ではありません。学校職員はそのような行為を行う者ではないはずです。
フッ化物(フッ素)洗口推進計画に強く反対します。 ○フッ化物の有効性には諸説ある。安全性も
231
確かではない。副作用も多く報告されているのに学校でフッ素洗口を推進するには危険性がある
と考える。実際、長崎で事故が起こっている。
『フッ化物配合歯磨剤の市場市有率が90%以上→約20%程度のフッ化物配合歯磨剤のむし歯
P57 (4)調査結果 ③行動・環境評価 1)保健行動
・大多数の児童が歯磨剤を使った歯磨きを実施していた。…フッ化 予防効果が発揮されていることが想像された』の結びつけが強引ではないか。 ○フッ化物の
232 物配
合歯磨剤のむし歯予防効果が発揮されていることが想像され 有効性や安全性には色々な報告や意見があり、人間の体へ及ぼす危険性も多く報告されてい
る。児童生徒へ安全なものを提供してほしい。
た。
228 P15~18 P46~55 学校現場でのフッ素洗口について
233 P47 フッ化物の応用
フッ化物の応用・フッ化物洗口 ○本当にフッ素は有効なのか?アレルギーの子どもは大丈夫
なのか?副作用があるかも知れないのに学校現場に持ち込んで大丈夫なのか?
234 P47 フッ化物の応用
フッ化物の応用・フッ化物洗口 ○フッ素が有効とは限らない。安全性も確認できていないので
学校教育に持ち込まないでほしい。学校現場で集団薬物の使用はおかしい。
学校現場に医療行為としてのフッ素洗口は絶対反対である。メリット面ばかりを言われるが、フッ
素の害というものもしっかり伝えてもらい、それを保護者が最終的に決めるべきである。それも学
校現場でなく各自のかかりつけ歯科医にである。 ○学校現場にはいろんな体質の子どもたち
が来ている。一律にフッ素洗口や塗布は最も危険なことである。どうしてフッ素、フッ素とすすめら
れるのかが分からない。子どもの健康・安全・安心を考えるならば学校現場の一斉のフッ素洗口・
塗布歯考えられない。
学校は教育の場である。学校歯科保健活動歯むし歯をなくすためだけに行っているわけではな
い。歯科口腔保健としてブラッシングや食育の観点から行っている。また、学校は医療の専門機
関でもない。全くおかしい。 健康教育に薬剤を使っての医療行為的な予防教育はやるべき
ではない。そして何の知識もない現場の教職員にさせるということが間違っている。何でもかんで
も学校を通すことは避けてほしい。
学校現場での集団でのフッ素使用について反対します。実際にフッ素洗口を行った県で「気分が
悪い」「吐き気がする」、誤飲事故の報告もあります。学校現場で実施することに反対です。 ○
最近、食物アレルギーによる給食指導についても色々言われています。そんな中、フッ素洗口ま
で担任の先生にどれだけの負担がかかるのか心配です。そんな中で子どもたちに安全性を保障
できるのでしょうか?現場の様子をもっと知っていただきたい。
235 安全性の視点から
236 学校教育の現場から
237 フッ素使用の安全性について
どうして保護者のいない学校でフッ素洗口をする必要性があるのか?予防医療は本来、家庭に
おいて実施されるものです。 ○学校で何もかもする…集団で短い時間の中で効率的にできる
というものではないと思います。本当に必要であればすべての県民が希望する時にできるよう経
済的支援体制を考えてみてはどうですか?
県内40か所の幼稚園・保育所において約2700人がフッ化物洗口を実施しているとのこと。歯磨
き習慣が大切なのに薬物でむし歯予防を進めるのは良くないと思います。幼児期から自分で健康
腔保健事業の現状と課題 (2)生涯にわたる科学的根拠 づくりを行動することが大切で薬物に頼るべきではないと思う。 ○むし歯の統計を見ると毎年、
239 2、歯科口
に基づくむし歯予防 ・むし歯予防の実態調査から
減少傾向にあるのが実態です。現状ではブラッシング指導中心の計画が大切ではありませんか。
歯周疾患を減少させることにもつながると思います。保護者の45%歯フッ素化物洗口の予防効
果を認めていない実態があります。
期におけるむし歯予防対策については薬物等にフッ化物にたよらない予防が大切である。
涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予 学童
240 3 施策の方向性 (2)生
健康を自らつくるという考えに立つなら、健康的習慣形成が大切であり薬物に依存しない方法が
防 フッ化物洗口
良い。
子どもたちの体に関わることは、保護者同伴のもとでかかりつけの医療機関で行われるべきであ
る。学校は教育を行う場であり、フッ素洗口やフッ素塗布は医療行為である。学校で行うべきでは
241
ない。 学校の教職員には薬剤に関する資格がなく、フッ化物を扱え
ない。学校での薬剤の管理も危険や不安が大きい。
238 学校でのフッ素洗口
242
243
フッ化物がむし歯予防に有効であるという根拠が示されていない。・過去、実施されてあったが中
止となった経偉がある。また、同じようなことを繰り返し行う意図は何か?(むし歯の本数は減って
いる。) 学校という集団の場に安全性が確立されていない薬剤を使っ
て実施することは危険なことである。ブラッシング指導、食教育、それ以上のものはなくむし歯の
本数も減ってきている。どうしてもという人は家庭の責任のもとかかりつけ歯科医で実施した方が
良いと思われる。 ・食物アレルギーの児童も増加している昨今、さらに個々人にどのような薬害
がでるのか不明なものを持ち込むのは良くない。必要であれば個別に実施されることを勧めれば
よいのでは。
○学校は教育の場であり、フッ素洗口やフッ素塗布のような医療的な行為を学校で行うべきでは
ない。 ○学校で保護者もいない状況で集団で受けさせることは間違いなど起こりやすく、
危険である。 ○誤飲などの事故が起こった時や実施後体調不良などが起
こった時に保護者不在の学校では対応が困難であるし、とても不安がある。
○本来フッ素洗口やフッ素塗布は、保護者同伴でかかりつけの歯科医院で行うべきである。
○最近は様々な物質にアレルギーをおこす子ども達が増えており、突然アレルギーを起こすとも
限らない現状で学校で行うことには大変危険である。
○フッ素に関しては歯の健康に有効であるという情報が主であり、危険性などはほとんど保護者
には知らされていない。どちらの情報もきちんと伝えて、保護者が選択するべきではないか。
○学校では、基礎的な歯を磨くブラッシングの指導やよく噛んで食べる、歯によい食事をするなど
の食育の観点からの指導が大切であり、薬剤を使った予防教育は進めるべきではない。
フッ素洗口やフッ素塗布を学校で行うことは、いけないと思います。 ○フッ素を使うことは決して
体にとって、安全であるとは言えないからです。またフッ素による、歯フッ素症(はん状歯)の問題
もあります。諸説あるなか、薬物に頼らず、むし歯予防を推進することが良いと考えます。さらに
244 P15~18 P46 ふっっ化物使用に関する部分
「安全だからフッ素を使用します。」というような考えがあるならば、危険なことではないでしょうか。
色々なことを考えて行動するのが良いのではないでしょうか。フッ素使用は、学校でないようにお
願いします。
本推進計画(案)に書かれている内容について「科学的根拠に基づく」と記載されている部分のほ
P47 各論3 施策の方向性 ・フッ化物応用など科学的根拠に基 とんどが、フッ化物を使用することで、むし歯予防に有効かつ安全であるかのように表現されてい
づく効果的なむし歯予防に効果的な方策の言及、その推進に努め る。 「科学的根拠」を立証すべく内容の提示及び安全性(特に小児
245 ます。フッ化物洗口の効果や
安全性についての正しい情報の普及 に対して)を示す根拠を県民に知らせるべきであると思う。また、これらを県民に周知する際には、
物事には、表裏一体の考え方があることを周知の上、メリット・デメリットの情報を流布し、まずは
に努めます。
個人の意見を尊重することを第一に考えて頂きたいものである。
学校にフッ化物洗口を導入することに反対します。計画案を読むと、科学的根拠に基づく予防方
法を学校が正しく理解し、効果的に行われることを求めるとあり、方法のひとつとしてフッ化物洗口
を推奨するような内容となっています。しかし、以下の理由で学校に導入することに反対します。
・フッ素洗口は医療行為であり、学校の教職員が行うものではない。(医師法・歯科医師法・保健
師助産師看護師法解釈で「医行為ではないと考えられるもの」の範囲に含まれない) ・学校で
は、給食・薬品・化学物質が関係する物品などでアレルギーが起きない様に配慮して対応してい
るが、薬剤を用いての予防行為は、いかなるアレルギー反応や副作用が起こるか分からず危険
246 P15~18 生涯にわたる科学的根拠に基づくむし歯予防
性を否定できない。 ・世界保健機関では「6歳未満の子どもへのフッ素洗口は禁止する」と見解
を示しており、安全性を確保されていないものを学校で一律に実施できない。 ・むし歯の有病
率は年々減ってきているが、歯周疾患が多いことが懸念される。それを改善するには、ブラッシン
グ指導を行っていくことが第一である。ブラッシング指導を行うことができれば、生活習慣として生
涯にわたって役立つものとなる。フッ素洗口に使う予算があれば、ブラッシング指導を充実させる
予算に充ててほしい。