松江市における市民会議を中心としたMMの継続的実施と新たな展開 ~ 「まつエコ宣言」の効果とMM施策展開の方向性 ~ 土江紀明 加納克浩 中島正信 山本俊彦 井場英雄 飯野公央 松江市公共交通利用促進市民会議会長 島根大学法文学部 松江市政策部地域・交通政策課 国土交通省中国地方整備局松江国道事務所 国土交通省中国地方整備局松江国道事務所 松江市(公共交通利用促進市民会議) 取り組み 島根県 取り組み 交通円滑化、渋滞緩和 公共交通利用促進(主にバス) 環境保全・公共交通利用促進 今後の松江市の交通体系のあり方についての提言(H15) 転入者MM はじめよう! 通勤でまつエコ (H19‐) 【サービス向上・利用促進部会】 (バスマップ配布) 松江・出雲の かしこいクルマと 公共交通の使い方を 考えるプロジェクト (H19‐H21) (H19‐) 松江市公共交通利用促進市民会議設置(H20.7) 行政・民間事業所を 対象とした職場MM 住民MM (H20‐H23) 高校生MM (H21) ・一般公募市民(3名) ・公民館長会 ・町内会、自治会連合会 ・老人クラブ連合会 ・身障者福祉協議会 ・コミュニティバス利用促進協議会 ・松江商工会議所 ・連合島根松江隠岐地域協議会 ・島根大学、松江高専 県民一斉 ノーマイカー デー (H20‐) 一畑電車・バス利用促進MM 松江市一斉 ノーマイカーウィーク (H21‐) ノーマイカー通勤 促進 全市民の取り組み へ発展 沿線行政職員MM(H19-20) 学校MM(H20-21) ・島根県旅客自動車協会 ・国土交通省島根運輸支局 ・松江県土整備事務所 ・松江警察署 ・一畑バス(株) ・松江市交通局 松江市地域公共交通総合連携計画(H23.3策定) (松江市公共交通体系整備計画第2次計画) 松江市の交通政策決定会議の役割を担っている H24 3.松江市一斉ノーマイカーウィークの概要 4.松江市一斉ノーマイカーウィークの継続的効果(交通現象面) 10/18~10/24 (月~日) 10/17~10/24 (月~金) 9/21~9/30 (金~日) ・P&R駐車場 ・電動アシスト付 ・自転車モニター ・レンタサイクル ・サイクル&Rモニター ・全路線バス100円 ・JR臨時ダイヤ ・特急料金無料(一・部) ・P&R駐車場 ・電動アシスト付 ・自転車モニター ・参加者への特典提供 ・大規模商業施設によ る啓発活動 ・表彰制度 ・P&R駐車場 ・電動アシスト付 ・自転車モニター ・参加者への特典提供 ・交通安全週間と連携 ・バスまつりとの連携 ・表彰制度 ・幼稚園MMの試行 約18.8% 参加人数 1,543人 1,326人 1,110人 1,210人 延べ参加人数 約3,200人 約3,200人 約2,600人 約3,100人 4,000 3,477 交 通 量 3,000 台 3,225 西津田 4,000 3,152 2,000 2,101 100% 26% 9% 33% 33% とても思う 思う n=58 まつエコ まつエコ まつエコ 39% 12% まつエコ n=49 その他 n=48 9% 28% 8% 25% まつエコ n=17 6% 33% 30% 30% n=126 その他 5% 21% 4%10% まつエコ n=48 その他 2%12% 40% 60% 地域の公共交通利用促進・維持に貢献できる 行政の交通まちづくりの取り組みに貢献できる 43% 22% その他 n=58 まつエコ n=47 その他 55% 12% 34% 19% 41% 5% n=180 60% 80% 843 1,732 1,811 1,271 1,190 H23 通常時 10/5(水) H24 通常時 9/12(水) 通常時休日 (9/15~16日) 期間中休日 (9/29~30日) 第七路線(南循環) 第七路線(北循環) 第三路線 第一路線 ・親子でバスに自由に ペイント ・ペイントバスへの乗車 できる 19% 多分 できる 62% 100% 8% 8% 29% 約8割が休日の公共交通利用による 外出が可能と回答 40% n=239 その他 12% 39% 19% 7.今後の課題と方向性 37% n=238 その他 19% 28% ▼バス利用者数の推移 n=180 8% 市営バス 26% 900 n=239 その他 31% 51% 52% まつエコ (n=51) 33% 43% その他 (n=60) 33% 23% まつエコ n=48 その他 n=58 7% 40% まつエコ 9% 34% 800 837 815 一畑バス ⇒職場MM開始 792 15% 39% その他 n=177 まつエコ 8% 33% 14% 36% n=236 600 利 用 者 500 数 万 400 人 その他 まつエコ 10% 21% 17% 40% n=238 その他 n=179 300 502 485 464 433 401 686 711 671 666 640 681 622 612 604 379 370 352 321 285 280 ①バス利用者減少か ら回復傾向 ②渋滞も緩和されつ つある 585 392 514 476 469 374 301 361 395 411 385 390 403 404 280 250 238 144 148 164 170 154 156 200 100 10% ⇒松江市一斉 ノーマイカーウィーク 開始 751 700 n=239 n=177 n=58 6% 7% 17% 10% 3% 40% 20% ) 移動時間が予測でき、安心して移動できる 20% 15% ( 従業員の健康維持によい 移動に係る経費が節約できる 100% 84% 75% 65% 67% 交通渋滞削減に貢献できる 従業員の交通事故のリスクが減る 80% 56% 17% n=48 まちづくりの 取り組み支援 20% CO2排出削減に貢献できる まつエコ 地域活動への 積極的参加 ▼ノーマイカーに取り組み意義・メリット 0% 難しい 19% 718 全く思わない 交通行政 への関心 あまり思わない 地域活動への 積極的参加 どちらともいえない 1,286 H21 通常時 10/7(水) 1,976 668 n=239 その他 n=179 n=58 思う 交通行政 への関心 とても思う まちづくりの 取り組み支援 全事業所 1% H24 通常時 9/12(水) 1,481 1,755 昨年の大型商業施設での啓発イベントに引き続き、クルマ利用習慣の世代間移転 の抑制の取り組みとして、バスまつりと連動した、幼児とバスのふれあいの機会創 出、保護者への啓発を目的に幼稚園・保育園と連携した取り組みを実施。 12% 59% 29% 2,000 6,111 n=178 n=58 不参加 (参加意向あり) H23 通常時 10/5(水) 5,712 1,557 ▼休日の公共交通利用による外出実施について 0% 100% n=58 n=51 その他 事業所 3% 9% 80% ノーマイカー の浸透 100% まつエコ 25% 27% 24% 4% 60% 地域・社会 への貢献 45% 80% 地域・社会 への貢献 まつエコ宣言 2% 事業所 利 用 者 6,000 数 人 4,000 / 2 2,000 日 間 0 約7%減 (96台減) 川津→県合同庁舎 約7%増加 8,000 ▼従業員の意識変容 40% n=58 ▼ノーマイカーの取り組みの定着状況 60% その他 20% まちあるきの 魅力増加 1回参加 n=49 まちあるきの 魅力増加 2回参加 まつエコ 0% コミュニケーション の増加 n=60 思う ノーマイカー の浸透 55% とても思う コミュニケーション の増加 12% 40% H24 通常時 9/12(水) 1,000 H21 通常時 10/7(水) ・ノーマイカーウィークへの参加事業所(担当者)は、まちづくり意識が高い ・特に、まつエコ宣言事業所の方が意識が高い傾向にある ・まつエコ宣言事業所の従業員の方がまちづくり意識が高く、従業員にまで波及 ▼事業所担当者意識変容 20% 2,366 期間中平日 (9/24~28日) 12% 8% n=51 0% 1,698 1,000 H24 通常時 9/12(水) まちづくり意識等へ及ぼす影響 参加状況及び取り組み意義の比較 3回参加 2,040 6.新たな展開(幼稚園MMの試行) ▼ノーマイカーウィーク参加回数(H24参加事業所) 0% 20% 40% 60% 80% 4回参加 1,915 2,000 H23 通常時 10/5(水) 交 通 量 3,000 台 約19%減 (403台減) 朝夕の交通渋滞やクルマからのCO2排出量の削減、公共交通の利用促進のため、市内の事業所が「できることから、できるペースで、 できる人から」職場での取り組みを検討し、「まつエコ宣言」としてノーマイカーの取り組みを推進(H25.3時点:92事業所が宣言)。 23% 1,258 H23 通常時 10/5(水) 4,000 交 通 量 3,000 台 5.「まつエコ宣言」策定効果 その他事業所 10% H21 通常時 10/7(水) 2,734 通常時平日 (9/10~14日) 県合同庁舎→川津 1,348 約9%減 (325台減) 1,000 35% 約19%減 (298台減) 1,556 2,000 5,100 2,675 人 / 5 2,000 日 間 0 東津田 H21 通常時 10/7(水) 45% H24 通常時 9/12(水) 4,000 袖師 ※参加率=ノーマイカー参加者数/マイカー通勤者数 まつエコ宣言 事業所 H23 通常時 10/5(水) 1,000 ) 約20.2% H21 通常時 10/7(水) 交 通 量 3,000 台 くにびき大橋 南詰 ( 約22.5% H24 通常時 9/12(水) H23 通常時 10/5(水) 宍道湖大橋 北詰 ) 約16.2% 1,349 1,000 H21 通常時 10/7(水) H24 通常時 9/12(水) ( 参加率※ H23 通常時 10/5(水) 1,467 ) 111事業所 ) 101事業所 ( 100事業所 H21 通常時 10/7(水) 1,501 4,715 ) 105事業所 2,000 1,000 1,000 利 用 者 数 4,000 約10%減 (152台減) ( 参加事業所数 ) ・P&R駐車場 ・電動アシスト付 自転車モニター ・レンタサイクル ・バス停での本貸出 2,741 2,000 2,000 約8%増加 6,000 交 通 量 3,000 台 ( 10/19~10/23 (月~金) 台 4,000 3,294 ) 平成24年 2,900 2,798 約25%減 (910台減) 3,651 4,000 交 通 量 3,000 ) 転換促進策 平成23年 約15%減 (527台減) 3,427 ( 期 間 平成22年 4,000 交 通 量 3,000 台 ( クルマからのCO2排出量の削減や渋滞緩和による交通円滑化、バス・鉄道等の公共交通利用促進 に向けて、過度なクルマ利用を見直すきっかけづくりの取り組みとして平成21年より継続実施。 平成21年 ▼主要バス路線の利用状況 ▼主要交差点の通常時の交通量の推移(朝ピーク時(7時~8時台))※H24.3に縁結び大橋供用開始 ( H22 「まつエコ宣言」 策定促進 【走行環境部会】 ) H21 市民会議の構成 事務局 :松江市政策部地域・交通政策課 オブザーバー:国土交通省中国地方整備局松江国道事務所 松江市公共交通体系整備計画(H19.2策定) 企業従業員MM(H18) H19 ・市民・企業・交通事業者・行政が協働して公共交通の利用促進を図る ・「だれもが、安心して、やさしく移動できるまち・松江」の実現に必要となる事項の協議 ノーマイカー デー運動 (H7‐) 松江都市圏交通円滑化計画 行政機関職員MM(H18) 株式会社オリエンタルコンサルタンツ関西支店 公共交通利用市民会議の目的 松江国道事務所 取り組み MM導入検討 (H17‐H18) 京都大学大学院工学研究科 株式会社オリエンタルコンサルタンツ関西支店 ( H11 筑波大学大学院システム情報系社会工学域 2.松江市公共交通利用促進市民会議の概要 1.松江市におけるMMの経緯 目的 谷口 守 神田佑亮 山東信二 尾髙慎二 松江市政策部地域・交通政策課 松江市政策部地域・交通政策課 335 330 328 318 317 307 301 314 319 327 324 319 307 284 261 234 259 256 226 231 231 241 231 234 33% 0 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 ・この流れを継続させ るため、持続可能な MM実施体制の構築 ・まちづくり、人づくり ツールとしてのMM 推進
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