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東京情報大学総合情報学部
負荷時における立ち幅跳びの学習過程
情報文化学科4年
高見信吾
目的
撮影風景
カメラ1
利き腕の負傷(本実験内では拘束)を想定し、負荷状態をど
のようにして補っていくのか学習過程を考察、検討を行った。
←
実験方法
m→
2
1、通常時の立ち幅跳びを行った
2、拘束状態の立ち幅跳びを通常時に近づくまで行った
3、拘束状態の学習過程の比較、検討を行った
実験結果
← 3m →
被験者A
カメラ2
被験者データ
身体データ
連続写真
通常時(拘束無し状態)
被験者A
拘束 1回目
64.7°
拘束 7回目
56.8°
168cm
53kg
1回目
1m75cm
2回目
1m78cm
3回目
1m90cm
4回目
1m90cm
5回目
1m88cm
6回目
1m97cm
7回目
2m05cm
通常時
2m18cm
離地
拘束無し
1回目
100
4回目
上の連続写真では、通常時は53.7°と全身
を前傾にしているのに比べ、一回目は64.7°
とあまり前傾させていない。それに比べて7回
目になると56.8°と全身を通常時に近い角度
で前傾をしていた。
左図は、徐々に1,4,7回と回数を重ねる
ごとに通常時の高さに近いものになった。
7回目
90
80
70
60
50
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0
-0.1
-0.2
-0.3
-0.4
-0.5
-0.6
-0.7
40
-0.8
体重
被験者の適応状況
53.7°
高さ(cm)
110
身長
時間(秒)
図 跳躍時の重心高変化
考察
本実験は、回数を重ねることによって離地時の前傾角度、重心高などを徐々に調整することで通常状態の記録に
近づくことが観察された。