三重発! 食の安全・安心情報 前号の発行後、県内でも食の安全・安心への信頼を揺るがす大きな事件が続けて発生しました。 県では、県民の皆さんの食の安全・安心を確保するため、さまざまな対応を図っています。 ◆食の安全・安心トピック 食の安全・安心を確保するための三重県の取り組み 2007.11.15 vol.33 毎月15日発行予定 県では、今回の事案に対応するため、平成19年10月22日(月)に、副知事を本部長とする 「食の安全・安心危機対策本部」を設置しました。県民の皆さんの食の安全・安心を確保するた め、食品の安全性に係る監視・指導体制の再構築と再発防止等に向けて取り組んでいきます。 ◆食品業界への注意喚起 県内食品関連事業者に、消費者に信頼される安全で安心な食品の製造業者として自覚と責任 を持ち、信頼の回復に向けて、安全・安心の確保への注意喚起を、文書により要請しました。 ◆菓子業界の社内総点検による緊急実態調査の実施 三重県菓子工業組合(傘下事業者504)、三重県米菓工業協同組合(同9)、どちらの組合にも 属さない菓子関連事業者(1,360事業所)に対し、JAS法及び食品衛生法等の法令遵守状況 等について、事業者自らの総点検の実施とその調査結果報告を依頼しました。 ◆食品の適正表示セミナーの開催 食品事業者自らの適正な食品表示への取り組みを促進するため、「食品の適正表示セミナ ー」を開催しています。 申し込みは既に締め切りました。 ○平成19年11月12日(月) 津市センターパレスホール 375名参加 ○平成19年11月16日(金) 四日市市総合会館8階視聴覚室 ○平成19年11月20日(火) ハートプラザみその多目的ホール ◆危機対策本部 ○監視システムについて、県の組織やシステムの再構築を検討します。 ○食品表示について三重県独自の「食の安全・安心に関する県民の信頼確保のためのガイドラ イン」を作成します。 ◆赤福関連問題については、特別調査班において徹底解明を行います。 ◆食の安全・安心情報 有限会社御福餅本家が製造した商品(商品名「御福餅」 )における不適正表示について 農林水産省東海農政局と独立行政法人農林水産消費安全技術センターによる立入検査の結果、 有限会社御福餅本家が製造年月日の改ざん及び不適正な原材料表示を行っていたことが確認され たため、同社に対し、JAS法の規定に基づく指示が行われました。 詳細は農林水産省ホームページをご覧ください。 http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/071105.html 食品衛生法に基づく有限会社御福餅本家の立入検査結果 同社において食品衛生法第19条第2項違反に該当する行為が確認されたため、三重県伊勢保健 所長が改善措置及び再発防止策等について報告書の提出を求めました。 詳細は三重県ホームページをご覧ください。 http://www.pref.mie.jp/TOPICS/2007110050.htm 「JAS法の品質表示の適用範囲の拡大について」 (食品の業者間取引の表示のあり方 検討会とりまとめ)に対する意見・情報の募集について 10月31日に開催された第6回「食品の業者間取引の表示のあり方 検討会」でとりまとめられました「JAS法の品質表示の適用範囲の拡 大について」のご意見・情報を募集しています。 募集は、11月30日(金)までです。 詳しくは、農林水産省のホームページでご確認ください。 http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/071101.html ノロウイルス予防対策講習会について 昨年は、ノロウイルスを原因とする食中毒が多発し、全国の食中毒患者数の70%がノロウイルス によるものでした。ノロウイルスによる食中毒及び感染症が急増する時期を前に、ノロウイルス食中 毒予防を目的に講習会を開催します。 1 日時 平成19年12月5日(水) 14:00∼16:00 2 場所 アストプラザ4階アストホール(津市羽所町700) 3 募集期限 平成19年11月28日(水) 4 応募方法 電話・FAXまたは郵送 ※氏名、住所、電話番号(会社の場合は業種、会社名、屋号)を明記 5 申込・問い合わせ先 三重県食品衛生協会津支部 電話059−223−5187 FAX059−223−5119 農林水産情報交流ネットワーク事業における流通加工業者モニター及び消費者モニ ターの募集について 農林水産省では、農林水産行政を円滑に推進するため、アンケートや情報交流会の実施を通じ て、生産者、流通加工業者、消費者と行政担当者との活発な情報の交流活動を行っています。 この度、本活動にご協力いただく、 「流通加工業者モニター」と「消費者モニター」を募集し ますので、ぜひご応募ください。 なお、応募者多数の場合は抽選等の方法による選考となります。 詳しくは、東海農政局三重農政事務所のホームページでご確認ください。 http://www.mie.info.maff.go.jp/2007monitor.htm 「食の安全・安心フォーラム」を開催しました 11月10日(土)に四日市市(じばさん三重)で「食の安全・安心フォーラム」を開催しました。 146名の方のご参加をいただき、講演をうなずきながら聞かれている方を多く お見受けしました。また会場の皆さんとの活発な情報交換や意見交換も行われま した。 展示では、今年、関係団体、行政等の取り組みの展示に加え、各地域の食の安 全・安心地域リーダーの活動報告をまとめた展示もあり、多くの方にご覧いただき ました。 ご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。 「食品企業の安全への取り組みと消費者心理」 日経BP社 中野栄子先生 「食品添加物の安全性について」 多幸之介こと、千葉科学大学 長村洋一先生 満員の会場 Uの会の皆さんによるパネルシアター 展示には23 団体が出展 先生お二人の対談 安心を食卓に“みえの安心食材” 今回ご紹介するのは、きのこです。 平成19年8月現在の登録件数は51件となっています。 登録基準では、農薬の無使用を条件とし、使用する水に ついては水道水の基準にしたがった水質検査を義務づけ ています。 さらに生産の記録はもちろん、生産工程での衛生管理に ついても三重県が定めた「三重県版きのこ品質・衛生管理 マニュアル」に基づく管理の実施を認定基準としています。 おなじみのシイタケをはじめ、エリンギ、ブナシメジなど三 秋も深まり、お鍋の季節。安心きのこ 重県では多くのきのこ類が生産され、みえの安心食材では はいかがですか。 県内全ての品目の登録認定に対応しています。 ホームページhttp://www.mie-ansinsyokuzai.org 問い合わせ先 (財)三重県農林水産支援センター TEL:059−259−0859 ◆イベント案内 「食の安全・安心取組強化月間」協賛事業の今後の予定です ○ふるさと産品まつり 11月17日(土)10:00∼16:00、18日(日)10:00∼15:00 四日市霞ヶ浦緑地 ○いなべ市農業まつり 11月18日(日) 9:00∼14:00 員弁体育館周辺 ○第3回ふれあいフェスタin青山 11月23日(金・祝) 9:00∼15:00 青山ハーモニー・フォレスト ○松阪肉牛共進会inベルファーム 11月25日(日) 10:00∼16:00 松阪農業公園ベルファーム ○食の安全・安心啓発パネル展示 11月30日(金)まで 8:30∼17:15(土日祝は除く) 県津庁舎1階ロビー 11月19日(月)∼30日(金) 8:30∼17:00(土日祝は除く) 東海農政局三重農政事務所玄関ホール 「大豆収穫体験」の参加者募集 「大豆」の収穫体験や加工体験、昔ながらの食文化体験などを通して農業者との交流や桑員地区 の農業、食の大切さを感じてください。詳しくは、下記の問い合わせ先にご確認ください。 1 日時 平成19年11月24日(土)9:00∼ 2 場所 東員町鳥取地内の畑 3 問い合わせ先 食育推進ネットワーク桑員事務局 (桑名農政環境事務所農政・普及室内) TEL0594−24−3641 FAX0594−24−3693 第1回親子料理教室「小麦・小麦粉セミナー」参加者募集 小麦粉の食文化や毎日の食生活を見直す機会として、 小麦粉の知識、地元で生産された小麦の紹介など、 地産地消や食事バランスガイドをはじめとする食育を 推進します。 1 日時 平成19年12月16日(日)9:00∼13:00 2 場所 アストプラザ研修室A(4階)、食工房(5階) (津市羽所町700番地) 3 参加対象 小学5年生以上の児童とその保護者15組30名(先着順) 4 問い合わせ先 東海農政局三重農政事務所 TEL059−228−3153 FAX059−229−0577 「食の安全・安心E−ひろば」テーマ“食の安全・安心県民運動を広げる お知恵拝借!” 県民運動が広がるようなPR方法を募集しています。 http://www.e-kocho.pref.mie.jp/comment/index.html?a=topic;show&id=470 編集後記 立冬を過ぎました。暦の上ではもう冬なんですね。 「冬」といっても、ちょっと気の早い話ですが、うちの娘 の来年の書初めの課題が「伝統を守る」になったそうです。そんな話をしていたら、娘が「でも、最近はぜん ぜん伝統守ってないよね∼」ですって。私も妻も思わず絶句!!! 確かに最近のニュースでは由緒ある老舗の不祥事が続発していますので、何も反論できませんでした。 娘の本音は計り知れませんが、和菓子好きなので(不謹慎ながら)ニュースを見るたび「食べたい」と連呼 していて、私としてはただ単に和菓子が食べられなくなることに不満があるだけだと思いたいのですが… 余談ですが、先日「オールウェイズ三丁目の夕日」の映画を見て、昔に比べて何だかさびしい世の中になっ てしまったなぁと思ったのは私だけでしょうか?(う) ■ 発行 農水商工企画室食の安全・安心グループ ■ ■ TEL059-224-3154 FAX059-224-2521 ■ 転載を希望される場合は農水商工企画室食の安全・安心グループまでご連絡ください。
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