かながわ食の安全・安心の取組み(平成20年度版) - 神奈川県

神奈川県
食の安全・安心に関する電話相談を受け付けています。
かながわ食の安全・安心相談ダイヤル
かながわ食の安全・安心の取組み
(平成20年度版)
TEL 045-210-4685(専用ダイヤル)
受付時間 午前 8:30~11:30
午後 1:00~ 4:30
(土日、祝日、年末年始の閉庁日を除く)
食の安全・安心に関するさまざまな情報を提供しています。
神奈川県食の安全・安心推進会議ホームページ
かながわの食の安全・安心
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/seikatueisei
/anzen/index.html
かながわ 食の安全
平成20年4月
神奈川県食の安全・安心推進会議
神奈川県食の安全・安心推進会議事務局
神奈川県保健福祉部生活衛生課
電話(045)210-4940(直通)FAX(045)210-8864
横浜市中区日本大通1 〒231-8588 電話(045)210-1111(代表)内線4940〜4942
目 次
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
Ⅵ
策定の趣旨... . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
基本理念. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
取組みを推進する体制.. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
基本方針. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
実施結果の公表.. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
平成20年度実施計画
基本方針 1.. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
基本方針 2.. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
基本方針 3.. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
基本方針 4.. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
参考資料
かながわ食の安全・安心用語集.. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
神奈川県食の安全・安心推進会議設置要綱.. . . . . . . . . . . 24
神奈川県食の安全・安心県民会議設置要綱.. . . . . . . . . . . 26
かながわ食の安全・安心 意見・提案書
Ⅰ
策定の趣旨
BSEの発生、食品の偽装表示、ダイエット用食品による健康被害など食品に
関する様々な問題が相次いで発生し、食の安全に対する消費者の不安や不信に対
応するため、平成15年5月に「食品安全基本法」が制定され、食品の安全性の確保
に関する施策を総合的に推進するための基本理念などが定められました。
県は、平成15年11月、食品安全基本法の基本理念にのっとり、かつ、生産地の
側面と大量消費地の側面をあわせ持つ本県の特色をふまえ、生産から消費に至る
食の安全・安心の確保に関する施策を総合的に推進するため、「神奈川県食の安全・
安心推進会議」
(以下「推進会議」といいます。)を設置しました。
この「かながわ食の安全・安心の取組み」は、県民の皆様の意見を反映させながら
推進会議において策定したものであり、安全で安心な食の確保をめざして、平成
20年度に県が取り組む施策を取りまとめ、県民の皆様にお示しするものです。
なお、平成19年度まで基本方針のひとつとして取り組んできた「食育及び地産
地消の推進」に関する施策については、食育基本法に基づき県が策定する「神奈川
県食育推進計画」において新たに位置付けられることになりました。
推進会議は、食品の安全性に関する情報提供等、食の安全・安心の確保と食育の
推進に共通する施策について、別途設置された「かながわ食育推進会議」と連携し
て推進していきます。
【「かながわ食の安全・安心の取組み」と「神奈川県食育推進計画」の関係】
神奈川県食の安全・安心推進会議
かながわ食の安全・安心の取組み
連携
かながわ食育推進会議
食品の安全性に関する
情報提供・意見交換等
生産から消費に至る
食の安全・安心の確保
神奈川県食育推進計画
健全な食生活を実践できる人間を
育てるための食育の推進
Ⅱ
基本理念
県民の健康の保護が最も重要であるという認識のもとに、
県民と協働して安全で安心な食の確保をめざします。
食は、ひとの健康と深くかかわり、日常生活を支える基本です。
安全な食品を食べ、安心して食を楽しむことは、健康な食生活に欠かせません。
県は、県民の健康の保護が最も重要であるという認識のもと、県民と協働し、
食の「安全」と「安心」の確保をめざして施策を推進します。
Ⅲ
取組みを推進する体制
1 県民とともに推進する体制
安全で安心な食を確保するには、県が施策を推進していくだけでは達成できま
せん。
農林水産物の生産や食品の製造等を行う食品関連事業者や消費者においても、
食の安全・安心の確保に関するそれぞれの責務や役割を認識し、協働して取組みを
推進していただくことが必要です。
そのため、県は、 関係者間の情報及び意見の交換(リスクコミュニケーション)
が積極的に行われるよう施策を推進していきます。
消
費
者
知識の習得
施策への意見表明・参画
協
働
安全で安心な食の確保
神奈川県
食品関連事業者
総合的な施策の策定・実施
リスクコミュニケーション の推進
安全な食品の提供
正確かつ適切な情報提供
○ 県の責務
食品の生産から消費に至る各段階において、食の安全・安心の確保に関する施策
を総合的かつ計画的に推進するとともに、消費者や食品関連事業者への情報提供
やリスクコミュニケーションを推進します。
○ 食品関連事業者の責務
食の安全・安心の確保に関して第一義的な責任を有することを認識し、事業活動
を行います。また、事業活動を行うに当たっては、その事業活動に係る食品その
他の物に関する正確かつ適切な情報の提供に努めます。
○ 消費者の役割
食の安全・安心の確保に関する知識と理解を深めるとともに、県の施策に対して
意見を表明するなど、積極的な役割を果たします。
2 庁内の推進体制
県は、副知事を座長とし、関係部局長で構成する推進会議を中心に、生産から
消費に至る施策の総合的な企画や調整を行うとともに、飲食に起因する重大な健
康被害等の緊急事態に対応します。
また、消費者、学識経験者、生産者、食品関連事業者及び公募で選考された委
員で構成する「神奈川県食の安全・安心県民会議」や、多くの県民の皆様の参加のも
とに情報や意見を交換する「かながわ食の安全・安心シンポジウム」を開催すること
等により、リスクコミュニケーションを推進していきます。
神奈川県食の安全・安心推進会議
座 長:副知事(保健福祉部担当)
副座長:環境農政部長、保健福祉部長
委 員:安全防災局長、県民部長、商工労働部長、教育長
幹事会
幹 事 長:生活衛生課長
副幹事長:農業振興課長
委 員:危機管理対策課長、消費生活課長、学事振興課長、環境農政総務課長
畜産課長、水産課長、保健福祉総務課長、健康増進課長、薬務課長
商業観光流通課長、保健体育課長
〔特定の課題ごとに設置〕
BSE対策
専門部会
食品表示
専門部会
食品残留農薬
検討専門部会
リスクコミュ
ニケーション
専門部会
鳥インフル
エンザ対策
専門部会
食の安全・安心 食の安全・安心
条例検討
に関する指針
専門部会
検討専門部会
Ⅳ
基本方針
次の4つを基本方針として、施策を推進します。
1
生産から販売に至るすべての段階で食品関連事業者による自主管理を
促進します。
食品が消費者に届くまでには、農林水産物の生産者、肥料、飼料、農薬な
どの生産資材を製造する事業者、食品の加工・調理・販売を行う事業者など、
様々な事業者が関わっています。
これらの食品関連事業者は、その事業活動が食の安全・安心に直結している
ことを認識し、日々の事業活動の中で常に適切な措置を講じなければなりま
せん。
県は、食品関連事業者自らが責任を持って食の安全・安心の確保に向けた取
組みを進めるための施策を推進します。
2
生産から販売に至る各段階の指導、検査を充実強化します。
食の安全・安心を確保し、消費者から信頼を得るためには、行政機関が、食
品関連事業者による自主管理が適切に行われていることや消費者に届く食品
が安全であることを確認する必要があります。
県は、生産から製造・流通・調理・販売に至る各段階において、関係法令
に基づく監視指導や、食品等の検査等を充実強化することにより食の安全・安
心を確保します。
3
情報を迅速に正しくわかりやすく提供し、県民の意見を反映します。
食の安全・安心を確保するためには、関係者が情報や意見を交換し、共通し
た認識のもとに取組みを進めることが必要です。
県は、正しい情報を迅速にわかりやすく消費者や食品関連事業者に提供し、
双方向での意見交換を推進するとともに、いただいた意見を施策に反映しま
す。
4
食に関わる重大な健康被害の発生等の緊急時には、総力をあげて
対応します。
いつどこでどのような食の安全・安心を脅かす事件が発生するかわかりませ
ん。
県は、食の安全・安心を確保するための危機管理体制を整備し、平常時にお
いても食の安全・安心に関する情報を積極的に収集等することにより、健康被
害の発生を未然に防止するとともに、食に関わる重大な健康被害が生じ、又
はその恐れがある緊急時には、総力をあげて、迅速かつ的確に対策を講じます。
Ⅴ
実施結果の公表
「かながわ食の安全・安心の取組み(平成20年度版)」の実施結果については、平
成20年度終了後、結果を取りまとめて公表します。
また、実施結果をもとに、「神奈川県食の安全・安心県民会議」や「かながわ食の
安全・安心意見交換会」において、委員や参加者の皆様と意見交換します。
Ⅵ
平成20年度実施計画
4つの基本方針に沿って、20年度は次のとおり事業を実施します。
基本
方針
1
生産から販売に至るすべての段階で食品関連事業者による
自主管理を促進します。
⑴ 生産段階の自主管理の促進
ア 農産物
① 人と環境にやさしい農業の推進【食育関連事業】
化学合成農薬や化学肥料の使用を抑えた環境保全型農業の栽培方法を普及するため、環境に
やさしい農業を進める農業者の拡大を図ります。
(農業振興課)
② 栽培履歴の記帳の普及
知事との協定を締結した団体をモデルとして、生産者が農産物に使用した農薬の種類、散布
回数、施肥の状況などの栽培履歴の記帳を普及します。
(農業振興課)
③ GAP(農業生産工程管理手法)の導入促進(新規掲載事業)
農産物の安全確保、環境の保全、農産物の品質の向上などを目的に、生産者自らが農作業の
計画を立て、その計画に従い農作業を行い、更に作業工程を記録・点検するというGAPの導
入を促進します。
(農業振興課)
イ 畜産物
① 家畜の飼養衛生管理の指導
より安全な畜産物を生産するため、すべての畜産農家に対し、家畜の飼養に係る衛生管理基
準の遵守を指導します。
(畜産課)
② 家畜の生産履歴情報の記帳推進(新規掲載事業)
畜産物の生産履歴情報を把握できるトレーサビリティの確立を目指して、畜産農家等におけ
る飼料、動物用医薬品等の使用記録の記帳指導を実施します。
(畜産課)
ウ 水産物
① 水産物の鮮度保持対策の支援
定置網などで漁獲される水産物の鮮度を保持するため、漁業協同組合等に対し、技術的な対
策を指導します。
(水産課)
〔20年度計画の特徴・変更点等〕
◇ 施設整備については、漁業協同組合から要望がなかったため行いませんが、鮮度保持について
の技術的支援は引き続き行います。
② 漁業者への衛生管理指導(新規掲載事業)
漁業者等が自ら加工販売を行う施設、加工場等において、鮮度保持、品質管理についての指
導を行います。
(水産課)
③ 漁港における衛生対策の充実(新規掲載事業)
漁業者及び魚市場関係者に対して、食の安全・安心に関する情報を提供し、意識向上を図る
ため、漁港の衛生管理体制に関する講習会を開催します。
(水産課)
⑵ 製造・流通・販売・調理段階の自主管理の促進
ア 食品関連事業者
① 食品の適正表示の啓発(新規掲載事業)
食品表示について、食品関連事業者自らが責任と自覚をもって適正に行うよう、関係機関や
団体と連携して啓発を図ります。
(農業振興課、生活衛生課)
② 衛生管理等の促進
施設内外の清潔保持、食品の衛生的取扱い等の基準の遵守、自主検査の実施、製造販売等に
関する記録の作成及び保存等について指導します。
(生活衛生課)
③ 食品衛生責任者等衛生講習の実施
食品関連事業者による自主管理を促進し、衛生意識の向上を図るため、食品営業許可施設の
食品衛生責任者、営業者等に対し、講習を実施します。
(生活衛生課)
○食品衛生講習会の開催
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
417回27,076人
360回
360回
④ 食品衛生自主管理の促進活動の支援
食品関係団体の食品衛生指導員による食品営業施設の巡回指導等の自主管理を促進する活動
を支援します。
(生活衛生課)
○支援団体
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
3団体
3団体
3団体
⑤ と畜場における自主管理の促進
高度衛生処理システムによると畜場の衛生管理を促進するよう指導します。
(生活衛生課)
⑥ 流通・販売業者への情報提供等
流通・販売業者に対し、食の安全・安心の確保に関する情報を提供するとともに、食に関わる
重大な健康被害の発生等の緊急時には流通・販売業者への影響についての情報を収集します。(商
業観光流通課)
イ 学校・社会福祉施設
① 学校給食における自主管理の徹底
学校給食における食中毒等の健康被害の発生を防止するため、衛生管理の指導、学校給食用
食品等の検査、学校給食関係者研修会等を実施します。
(保健体育課)
○学校給食における食品の腸管出血性大腸菌O157検査等
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
各校年1〜2回508検体
年2回
年2回
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
8回733人
9回1,000人
9回1,000人
○学校給食関係者研修会等
〔20年度計画の特徴・変更点等〕
◇ 学校給食用食品の抜き取り検査は、財団法人神奈川県学校給食会で行うこととして
います。
② 社会福祉施設における自主管理の促進
社会福祉施設における食中毒等の健康被害の発生を防止するため、食の安全・安心の確保に
関する情報を提供するとともに、衛生管理の実施状況を指導監査時等に確認します。
(福祉監査
指導課、子ども家庭課、障害福祉課、高齢福祉課、生活援護課)
基本
方針
2
生産から販売に至る各段階の指導、検査を充実強化します。
⑴ 生産段階の指導、 検査の充実強化
ア 農産物
① 農薬の適正使用の指導
農家に対し、農薬の適正使用について指導します。
また、農薬販売者等に対し、立入検査を実施します。
(農業振興課)
○農薬販売者等への立入検査
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
202件
200件
200件
イ 畜産物
① 動物用医薬品、飼料の適正使用の指導
畜産農家等に対し、動物用医薬品・飼料等の適正使用を指導します。
(畜産課)
○畜産物の飼料添加物残留検査
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
90検体
90検体
90検体
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
23回
15回
15回
○飼料安全講習会等の開催
② 動物用医薬品、飼料の適正流通の確保
動物用医薬品販売業者、飼料販売業者等に対し、監視指導を実施します。(畜産課)
○動物用医薬品販売業者等の立入検査
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
163件
120件
100件
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
43件
40件
40件
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
119検体
80検体
80検体
○飼料販売業者等への立入検査
○飼料の栄養性・安全性検査
③ 家畜の衛生検査
畜産農家に対し、家畜の伝染性疾病等の検査を実施し、適正な衛生管理を指導します。
(畜産課)
○家畜の衛生検査
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
40,396件
38,000件
39,500件
④ 死亡牛のBSE検査
BSE(牛海綿状脳症)の原因究明のため、 24か月齢以上のすべての死亡牛のBSE検査を実
施します。
(畜産課)
ウ 水産物
① 水産用医薬品の適正使用の指導
魚類養殖業者に対し、魚類の病気対策として用いる水産用医薬品の適正使用を指導します。
(水産課)
○水産用医薬品の適正使用説明会
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
2回
2回
2回
② 養殖魚類における水産用医薬品の残留検査
県内で生産された養殖魚類について、水産用医薬品の残留検査を実施します。
(水産課)
○水産用医薬品の残留検査
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
20検体
20検体
20検体
⑵ 製造・流通・販売・調理の段階の指導、 検査の充実強化
ア 食品営業施設等
① 営業施設等の監視指導
飲食による事故の発生を防止するため、 重点監視指導項目を定め、食品営業施設、流通食品
等の監視指導を実施します。大規模な食品事故の発生を防止するため、大規模製造・調理施設
等の監視指導を引き続き強化します。
(生活衛生課)
○大規模製造・調理施設等の監視指導
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
3,407件
3,350件
3,500件
② 食品等の検査
食品添加物、 残留農薬、 残留動物用医薬品、遺伝子組換え食品、輸入食品、アレルギー物質
(「乳」及び「卵」)等の抜き取り検査を実施します。
(生活衛生課)
○流通食品の抜き取り検査
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
24,088項目
(5,401検体)
24,500項目
(5,405検体)
25,000項目
(5,400検体)
〔20年度計画の特徴・変更点等〕
◇ 農薬等のポジティブリスト制度に対応した検査法により、残留農薬及び残留動物用
医薬品の検査項目数を500項目増やします。
10
③ 食品検査の信頼性の確保
食品検査の信頼性を確保するため、GLP(Good Laboratory Practice=業務管理基準)に基
づき適正に管理します。
(生活衛生課)
○食品検査の内部点検
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
94回
85回
85回
④ 苦情相談
消費者等から寄せられる食品の異物混入、腐敗等の苦情に対し、迅速かつ適切に対応します。
(生活衛生課)
⑤ いわゆる健康食品の検査
いわゆる健康食品について、医薬品成分を含有するなど医薬品とみなされるものを排除する
ため、買い上げ検査を実施します。
(薬務課)
○いわゆる健康食品の買い上げ検査
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
52検体
50検体
50検体
イ 食品表示の適正化
① 不当景品類及び不当表示防止法に基づく食品表示の調査
実際よりも著しく優良なものと誤認させる表示などの不当表示の疑いのある食品について、
県民などからの情報提供があったときは調査を実施し、違反があった場合には改善のための注
意や指示を行います。
(消費生活課)
② 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)に基づく食
品表示の指導(食品表示110番)
県民からの食品表示に関する苦情や照会に対応するとともに、適正な食品表示を推進するた
め、県民、関係機関等からの情報提供等に基づき、調査、立入検査を実施し、違反があった場
合には指導します。
(農業振興課)
③ 食品表示ウォッチャーによるモニタリング
県民から募集した食品表示ウォッチャー50名により、食品表示のモニタリングを実施します。
(農業振興課)
○食品表示ウォッチャー
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
50名
50名
50名
④ 健康増進法に基づく食品表示の指導
食品の栄養表示や保健機能等の表示、健康保持増進効果等に関する虚偽誇大広告等について、
製造者等からの相談や県民からの情報提供があったとき、または不適正な表示を発見したとき
は、適正な表示指導を行います。
(健康増進課)
11
⑤ 食品衛生法に基づく食品表示の指導
食品営業施設への立入検査時に、アレルギー物質、食品添加物等の食品表示の監視指導を実
施し、違反を発見した場合には適正表示を指導するなど必要な措置を講じます。
(生活衛生課)
⑥ 薬事法に基づく食品表示の指導
いわゆる健康食品について、製品表示や雑誌、インターネットのホームページにおける広告
を確認し医薬品的な効能効果を標榜した表示、広告に対する監視指導を実施し、違反があった
場合には管轄する業者に対しては改善指導を行い、他都道府県等で管轄する業者に対しては当
該都道府県等へ通報します。
(薬務課)
ウ 食肉衛生検査
① 食肉の検査
家畜の疾病を排除するため、神奈川食肉センターに搬入されたすべての家畜について、一頭
ごとに検査を実施します。
(生活衛生課)
② BSE検査
牛の月齢に関わらず、神奈川食肉センターに搬入されたすべての牛を対象にBSEの検査を
実施するとともに、確実な特定部位の除去及び焼却について、監視指導を実施します。
(生活衛
生課)
〔20年度計画の特徴・変更点等〕
◇ 平成19年度に引き続き、全頭検査を実施します。
③ 食肉の動物用医薬品等の検査
食肉の抗菌性物質、寄生虫用剤、ホルモン剤等の動物用医薬品等の検査を実施します。
(生活
衛生課)
○動物用医薬品等の検査
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
762頭
730頭
730頭
④ と畜場の監視指導
腸管出血性大腸菌O157等による食肉の汚染を防止するため、高度衛生処理システムに対応
したと畜場の衛生管理及び食肉の衛生的な取扱いについて、監視指導を実施します。
(生活衛生
課)
○と畜場の監視指導
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
685件
600件
600件
12
⑤ 食鳥処理場等の監視指導
食鳥処理場及び食鳥肉販売店の監視指導を実施します。
(生活衛生課)
○食鳥処理場及び食鳥肉販売店の監視指導
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
75件
68件
62件
〔20年度計画の特徴・変更点等〕
◇ 監視対象施設の減少に伴い、計画数が減少しました。
13
基本
方針
3
情報を迅速に正しくわかりやすく提供し、県民の意見を反
映します。
⑴ 県民との意見交換の推進
① 神奈川県食の安全・安心県民会議の開催
県の施策を含め、食の安全・安心の確保に関して情報や意見を交換し、その意見を施策に反
映させるため、消費者、学識経験者、食品関連事業者及び公募で選考された県民で構成する神
奈川県食の安全・安心県民会議を開催します。
(全庁的取組み)
○県民会議の開催
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
2回
2回
2回
② かながわ食の安全・安心シンポジウムの開催
食の安全・安心に関する講演や報告を通して参加者と意見交換し、その意見を施策に反映さ
せるため、「かながわ食の安全・安心シンポジウム」を開催します。
(全庁的取組み)
○シンポジウムの開催
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
1回
1回
1回
③ かながわ食の安全・安心意見交換会の開催
食の安全・安心に関する県の施策について県民と双方向で意見交換し、その意見を施策に反
映させるため、「かながわ食の安全・安心意見交換会」を開催します。
(全庁的取組み)
○意見交換会の開催
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
-
2回
2回
⑵ 情報提供の推進
① かながわ食の安全・安心基礎講座の開催【食育関連事業】
(一部見直し事業)
食の安全・安心に関する知識と理解を深めてもらうため、食の安全・安心に関する基礎的な情
報を提供します。
(全庁的取組み)
○基礎講座の開催
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
3回
3回
5回
〔20年度計画の特徴・変更点等〕
◇ 消費者の関心が高いテーマを選び、回数を増やして開催します。
14
② ホームページの充実
食の安全・安心に関する情報を迅速かつ的確に提供するため、
「かながわの食の安全・安心ホー
ムページ」を充実します。
(全庁的取組み)
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/seikatueisei/anzen/index.html
③ 出前講座等の実施【食育関連事業】
(新規掲載事業)
JAS法に基づく食品表示、畜産物の安全性等「かながわの農林水産物の安全性」や、食中毒
予防、食品検査等の「食品衛生」について情報提供し、理解を深めてもらうため、県民からの要
望に応じて講師を派遣します。
(環境農政総務課、保健福祉総務課、生活衛生課)
〔20年度計画の特徴・変更点等〕
◇ 「かながわの農林水産物の安全性」は、「かながわの農林水産業出前講座」のひとつの
メニューとして県職員を派遣します。また、食中毒予防、食品の検査等の「食品衛生」は、
県の保健福祉事務所の食品衛生監視員を講師に派遣するほか、衛生研究所においても
「衛生研究所出前講座」のひとつのメニューとして研究員を派遣します。
④ 情報誌の発行等【食育関連事業】
(一部見直し事業)
食の安全・安心に関する情報をわかりやすく提供するため、情報誌「かながわの食品衛生」を
発行するとともに、消費生活情報誌「くらしのジャーナル」に食に関する情報を掲載します。
(生
活衛生課、消費生活課)
○「かながわの食品衛生」の発行
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
10,000部
12,500部
15,000部
〔20年度計画の特徴・変更点等〕
◇ 「かながわの食品衛生」の発行部数を増やし、関係機関等と連携して活用を図ります。
⑤ 食品の検査結果等の公表
食品等の抜き取り検査の結果、発見した違反食品についての調査結果及び措置状況、食中毒
の発生情報をホームページ等で公表します。
(生活衛生課)
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/seikatueisei/kanajin/kanajin.html
⑥ 食中毒警報等による注意喚起
食中毒に対する注意を喚起するため、気象及び海洋データから細菌を原因とする食中毒が発
生しやすい時期を科学的に予測し、食中毒警報を発令します。
また、ノロウイルスを原因とする食中毒が発生しやすい冬季には「ノロウイルス食中毒警戒
情報」を発令し、防止対策の啓発活動を強化します。
(生活衛生課)
15
⑶ 食の安全・安心に関する相談対応の推進
① 相談窓口による対応
「かながわ食の安全・安心相談ダイヤル」
(専用電話045-210-4685)に寄せられた
相談に適切に対応します。
(生活衛生課)
⑷ 意見の募集等
① かながわ食の安全・安心モニター等からの意見募集(一部見直し事業)
食の安全・安心の確保に関して、モニターや県民から広く意見を募集します。
(全庁的取組み)
○モニター人数
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
100名
125名
150名
〔20年度計画の特徴・変更点等〕
◇ モニターを150人に増やし、より多くの県民の意見を県の施策に反映させます。
② 県民からの意見・提案の募集
食の安全・安心の確保に関する県の施策について、「かながわ食の安全・安心意見 ・ 提案申出
書」により随時、意見や提案を受け付けます。
(全庁的取組み)
⑸ 食の安全・安心確保体制の充実
① 神奈川県食の安全・安心推進会議の開催
食の安全・安心の確保に関する施策を総合的に推進するため、生産から消費に至る各段階に
関係する部局長で構成する「神奈川県食の安全・安心推進会議」を必要に応じて開催します。
(全
庁的取組み)
② 関係機関との連携(一部見直し事業)
国の関係機関、県内の保健所設置市(横浜市、川崎市、横須賀市、藤沢市及び相模原市)等と
連携し、迅速で適切な対応を図るため、定期的な会議を開催します。
全国食品安全自治ネットワーク会議において、全国の自治体と情報及び意見交換を行い、連
携を図ります。
県内の市町村と食の安全・安心に関する情報を共有し、県民への情報提供を連携して行う体
制づくりを検討します。
(全庁的取組み)
③ 国への働きかけ
国に対して、食の安全・安心の確保に関する施策等について、全国衛生部長会などあらゆる
機会を通して要望します。
(全庁的取組み)
16
基本
方針
4
食に関わる重大な健康被害の発生等の緊急時には総力をあ
げて対応します。
⑴ 緊急時体制の確保
① 総合的な緊急時への対応
食に関わる重大な健康被害が生じ、又は生じる恐れがある緊急時には、神奈川県食の安全・
安心推進会議を中心に迅速、適切に対応します。
(全庁的取組み)
② 緊急時対応の適切な実施
安全な畜産物の生産を阻害する、又はその恐れがあるような家畜の伝染病の発生等に対して、
対応マニュアル等に基づき迅速、適切に対応します。
(畜産課)
食中毒の発生又はその疑いがあるときは、神奈川県食中毒対策要綱・食中毒処理要領等に基
づき、原因究明を迅速に行い、被害の拡大防止及び再発防止に向けて対策を講じます。
(生活衛
生課)
原因が食中毒と特定できない食品による健康被害が発生した場合は、神奈川県保健福祉部健
康危機管理指針に基づき迅速、適切に対応します。
(保健福祉総務課、健康増進課、生活衛生課)
いわゆる健康食品による健康被害が発生した場合は、関係部局の密接な連携により迅速、適
切に対応します。
(消費生活課、健康増進課、生活衛生課、薬務課)
⑵ 試験研究の推進
① 先行調査、モニタリング調査
今後の食の安全を確保するための対策の資料とするため、食品衛生法に基準がない化学物質、
細菌等について、実態調査を実施し、データの集積を図ります。
(生活衛生課)
○先行調査、モニタリング調査
平成18年度実績
平成19年度計画
平成20年度計画
11調査
(191検体)
10調査
(195検体)
7調査
(120検体)
〔20年度計画の特徴・変更点等〕
◇ 食品の放射能濃度のモニタリング調査、レトルト類似食品の細菌汚染調査等を行い、
調査結果を県のホームページで公表します。
17
参考資料
かながわ食の安全・安心用語集
用 語
解 説
○アレルギー物質
食物の摂取により生体に障害を起こす反応のうち、食物抗原に対す
る免疫学的反応によるものを食物アレルギーといいます。近年、アレ
ルギー物質を含む食品に起因する健康被害が多く見られ、こうした危
害を未然に防ぐため、アレルギー物質を含む食品の原材料表示が義務
付けられました。
小麦、そば、卵、乳、落花生の5品目が「特定原材料」として表示が
義務付けられ、あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウ
イフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、
まつたけ、もも、やまいも、りんご及びゼラチンの20品目が「特定原
材料に準ずるもの」として表示をするように奨励されています。
○一部廃棄
⇒「と畜検査」の項参照
○遺伝子組換え食品
遺伝子組換えというバイオテクノロジー技術を応用して作られた食
品をいいます。
厚生労働省は、食品衛生法の規格基準の改正を行い、平成13年4月
1日から、それまで任意であった遺伝子組換え食品の安全性審査を法
的に義務化し、あわせて表示についても義務化しました。現在表示義
務のある食品は、大豆、とうもろこし、ばれいしょ、菜種、綿実、ア
ルファルファ及びてんさいの7品目の農産物とその加工食品32品目で
す。
なお、遺伝子組換え食品を使用している場合は「遺伝子組換え」、使
用しているか判らない場合は「遺伝子組換え不分別」の旨の表示が義務
付けられています。
○枝肉
牛や豚をとさつし、皮をはぎ、内臓、頭部、尾、四肢の先端を取り
除いた後、骨がついた肉を背骨から縦に2つに分割したものをいいま
す。
○O157
⇒「腸管出血性大腸菌O157」の項参照
○オーエスキ-病
⇒「家畜の伝染性疾病」の項参照
○家畜の伝染性疾病
家畜伝染病予防法で定められた家畜の疾病で、牛の口蹄疫、鶏の高
病原性鳥インフルエンザなどがあります。
○ヨーネ病:細菌による牛等の病気で、慢性の頑固な下痢と削痩(栄
養状態が悪く痩せた状態)を示し、家畜伝染病予防法で家畜伝染病
に指定されています。
○
(牛)結核病:細菌による牛等の病気で、咳と栄養状態の悪化を示し、
家畜伝染病予防法で家畜伝染病に指定されていますが、人畜共通の
感染症でもあります。
○ブルセラ病:細菌による牛等の病気で、流産、不妊症、精巣炎を示
し、家畜伝染病予防法で家畜伝染病に指定されていますが、人畜共
通の感染症でもあります。
○オーエスキー病:ウイルスによる豚等の病気で、子豚の神経症状と
死亡、流産を示し、家畜伝染病予防法で届出伝染病に指定されてい
ます。
○流行性脳炎:日本脳炎ウイルスなどによる豚、馬等の病気で、蚊が
媒介し、流産、精巣炎、神経症状を示します。家畜伝染病予防法で
18
用 語
解 説
家 畜伝染病に指定されていますが、 人畜共通の感染症でもありま
す。なお、ウエストナイルウイルス感染症もこれに含まれます。
○高病原性鳥インフルエンザ:鳥のインフルエンザのうち、急死等の
重篤な症状を示すものをいいます。家畜伝染病予防法で家畜伝染病
に指定されていますが、国外では鳥から人への感染も報告されてい
ます。なお、鶏卵、鶏肉を食べることにより、鳥インフルエンザウ
イルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。
○ニューカッスル病:ウイルスによる鶏等の病気で、下痢、呼吸器症
状、産卵率低下、神経症状を示し、家畜伝染病予防法で家畜伝染病
に指定されています。
○スクレイピー:BSE(牛海綿状脳症)と同様にプリオン病の1つで、
柵などに体をこすりつけたり、脱毛、運動失調、異常歩行を示す、
めん羊、山羊の疾病をいいます。家畜伝染病予防法でBSEと同様
に伝達性海綿状脳症として家畜伝染病に指定されています。
○神奈川食肉センター
と畜場法に基づく許可を受け、平成14年4月に操業を開始した厚木
市内にあると畜場です。牛、馬、豚等のとさつ、解体等を行っていま
す。 ⇒「と畜場」の項参照
○環境保全型農業
化学合成農薬や化学肥料の使用を極力抑えるなど、環境に配慮した
農業をいいます。
○(牛)結核病
⇒「家畜の伝染性疾病」の項参照
○(いわゆる)健康食品
健康食品という用語は、法令により定義付けられているものではあ
りません。本誌の中では、健康に関する効果や食品の機能等により健
康の保持増進の目的をもった食品、少なくともそうした効果を期待さ
せる食品をいいます。
○交雑種牛
異なった品種の牛での交配を交雑といい、交雑によって生まれた子
を交雑種牛といいます。一般的には、乳専用種(ホルスタイン種)に肉
専用種(黒毛和種)を交配したものをいいます。
○高病原性鳥インフルエンザ
⇒「家畜の伝染性疾病」の項参照
○(牛の)個体識別
BSEのまん延防止措置の的確な実施や牛肉の安全性に対する信頼
確保を図るため、一頭一頭識別することをいいます。牛が出生した時
に10桁の個体識別番号が印字された耳標が装着されます。
○栽培履歴
農産物の栽培過程で使用した農薬の種類、散布回数等の生産情報の
記録をいいます。
○残留農薬
農薬の使用等により、農産物等にそのまま残留したり、土壌等を通
じて移行・残留した農薬のことをいいます。農薬が残留した食品を摂
取することにより、人の健康を損なうことがないよう食品衛生法で残
留基準が定められています。 ⇒「農薬」の項参照
○GAP手法
(農業生産工程管理手法)
農作物の安全確保、環境保全、農産物の品質向上、労働安全の確保
などを目的に、農業者自らが、⑴農作業の点検項目を決定し、⑵点検
項目に従い農作業を行い、⑶記録を点検し、改善点を見出し、⑷次回
の作付けに活用するという管理手法をいいます。GAPとは、英語で
「Good Agricultural Practice」の略称です。
19
用 語
解 説
○食育
生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべき
もの、及び様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力
を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることを
いいます。
県では食育基本法に基づき、平成20年度から24年度までの5年間に、
本県の食育推進の方向性、目標を定めるとともに、県が取り組むべき
施策を明らかにした神奈川県食育推進計画を策定し、総合的に食育を
推進していきます。
○食中毒警報
県民に食中毒に対する注意を喚起する警報です。過去の食中毒発生
時の気象条件等を解析し、食中毒の発生を予測するための県独自の予
測式により、食中毒が発生しやすい時期を科学的に予測しています。
○食中毒対策要綱・処理要領
食中毒が発生した場合に、原因究明、被害の拡大防止等が迅速かつ
的確に行われるようにするため、関係機関の役割や連携体制、さらに
調査の具体的内容等について定めたものです。
○食鳥処理場
食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律に基づく許可を受
けて、家きん(鶏、あひる、七面鳥など)を食用に処理する施設をいい
ます。
食鳥処理場には、生きた家きんを処理し(とたい→羽毛の除去→内
臓の摘出等)食鳥肉にする「生鳥処理場」と、羽毛を除去した食鳥とた
いから内臓の摘出等の処理を行う「食鳥とたい処理場」があります。
届出食肉販売業とは、食鳥処理場で検査に合格した食鳥とたいを他
の食鳥処理場に卸す業態をいいます。
○食鳥とたい処理場
⇒「食鳥処理場」の項参照
○食品衛生指導員
食品営業者の自主管理を推進するための業界の自主的指導員で、県
食品衛生協会長が一定の教育の課程を経た者の中から、保健所長と協
議のうえ委嘱し、営業施設の巡回指導をはじめとする食品衛生思想の
普及啓発のための自主活動にあたっています。県食品衛生協会は、食
品衛生の向上を目的とした食品営業者の自主的活動の母体として昭和
25年に発足し、昭和59年に社団法人になりました。
○食品衛生責任者
「食品衛生法に基づく営業の施設基準等に関する条例」に定められた
営業者責任を強化するための資格制度で、許可営業など定められた業
種の営業者は、一定の資格を有する食品衛生責任者を置いて食品衛生
上の管理運営にあたることとされています。
○食品添加物
食品の製造過程又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、
混和、浸潤その他の方法によって使用する物のことをいいます。着色
料、甘味料、保存料、酸化防止剤等があります。厚生労働大臣が指定
したもの以外の添加物並びにこれを含む製剤及び食品の製造、輸入、
販売等は禁止されており、この対象には化学的合成品だけでなく天然
に存在する添加物も含まれます。また、食品添加物を使用した食品を
摂取することにより、人の健康を損なうことがないよう使用基準が設
けられており、原則としてすべての添加物の物質名を表示することが
義務付けられています。
○食品表示ウォッチャー
国、都道府県の依頼により、消費者の目線から店頭における食品表
示の状況をモニターし、行政機関へ情報を提供する方々をいいます。
20
用 語
解 説
○食品表示110番
食品の表示について県民から情報提供を受けるための窓口です。偽
装表示などの不審な食品表示に関する情報や食品の表示制度に関する
質問などを受け付けています。
○飼料
一種以上の栄養素を含み、家畜に経口的に補給するもので、養分含
量によって、粗飼料、濃厚飼料などに分類されます。
○飼料添加物
飼料の品質の低下の防止、飼料の栄養成分その他の有効成分の補
給、飼料が含有している栄養成分の有効な利用の促進を図るために、
飼料に添加、混和、浸潤その他の方法によって用いられるものです。
○水産用医薬品
動物用医薬品のうち食用に養殖されている水産動物に使用されるこ
とが目的とされているものをいいます。抗生物質や駆虫剤などがあり
ます。 ⇒「動物用医薬品」の項参照
○スクレイピー
⇒「家畜の伝染性疾病」の項参照
○(畜産物の)生産履歴
畜産物生産の過程における産地、品種、生年月日等の生産情報の記
録をいいます。
○生食用鮮魚介類
切り身又はむき身にした鮮魚介類(生かきを除く。)であって、生食
用のもの(凍結させたものを除く。)をいいます。
○生鳥処理場
⇒「食鳥処理場」の項参照
○先行調査
食生活の多様化等により新たに発生した食品衛生上の課題に対し
て、先行的に実態を調査し、安全性の確認やデータ収集のために実施
する調査をいいます。
○全国食品安全自治ネットワーク
(会議)
全国食品安全自治ネットワークは、食品流通の広域化・食品の多様
化に対応し、食の安全性確保及び食に対する安心感を提供するため設
置されました。毎年1回、会議が開催され、全国の自治体の担当者が
情報や意見を交換し、連携を図っています。全国食品安全自治ネット
ワークでは、共同事業として「くらしに役立つ食品表示ハンドブック」
を作成しており、本県も作成委員会のメンバーとなっています。
○全部廃棄
⇒「と畜検査」の項参照
○腸管出血性大腸菌O157
人に下痢症や胃腸炎を起こす大腸菌は、発症の仕方により、腸管病
原性大腸菌、腸管組織侵入性大腸菌、腸管毒素原性大腸菌、腸管出血
性大腸菌及び腸管凝集性大腸菌の5つに分類されます。O157は、腸
管出血性大腸菌の一種で、腸管内でベロ毒素という出血性下痢の原因
となる毒素を出します。乳幼児や高齢者は、溶血性尿毒症症候群(H
US)や脳症(けいれんや意識障害など)を引き起こしやすいので注意
が必要です。
○TSE(伝達性海綿状脳症)
⇒「BSE(牛海綿状脳症)」の項参照
○動物用医薬品
牛、豚、鶏などの畜産動物や養殖魚に対して、飼育段階で病気の治
療や予防のために使用される抗生物質、合成抗菌剤、寄生虫駆除剤な
どをいいます。
○特定部位
「牛海綿状脳症対策特別措置法」の規定により、と畜場で除外・焼却
が義務付けられている牛体内の部位のことをいいます。特定部位の範
囲は、すべての月齢の牛の頭部(舌及びほほ肉を除く)、せき髄、回腸
遠位部(盲腸との接合部から2メートルまでの部分)をいいます。
⇒「BSE」の項参照
○とさつ禁止
⇒「と畜検査」の項参照
21
用 語
解 説
○と畜検査
と畜場法に基づき、食用に供する牛、馬、豚、めん羊、山羊の病気
の有無等を検査することで、獣医師であると畜検査員が1頭ごとに行
います。
と畜場に搬入された家畜は、まず、生体検査を受け、家畜が病気に
かかっているなど、食用に供することができないと認めた場合はとさ
つされずに「とさつ禁止」処分となります。
次に、生体検査に合格した家畜は、とさつ・解体され解体後検査を
受け、と畜場法に定められた病気などで食用に供することができない
と認めた場合は、「全部廃棄」処分となります。また、病気などが一部
の内臓や肉などに限られている場合は、「一部廃棄」処分となり、その
部分だけを廃棄します。
なお、「とさつ禁止」や「全部廃棄」処分となる病気には、次のような
ものがあります。
○高度の黄疸:肝臓や血液の病気などで、血液中の胆汁色素(ビリル
ビン)濃度が上昇して筋肉や皮膚が高度に黄変した状態をいいます。
○豚丹毒:豚丹毒菌によって起こる豚の病気。豚では敗血症、皮膚の
発赤、心内膜炎、関節炎を起こします。人にも紅斑、リンパ節炎な
どを起こします。
○膿毒症:細菌感染によって、病原菌が血液中に侵入することで体内
の各臓器や身体の各所に多発性膿瘍を起こした状態をいいます。
○敗血症:様々な細菌が体内に侵入し、増殖した後、血液を介して全
身に拡がった状態をいいます。
○白血病:リンパ球や白血球などの造血系細胞の腫瘍を総称して白血
病といいます。
○尿毒症:腎臓の障害や尿路結石などにより、尿の成分が排出されず
体内に蓄積して起こる中毒症状をいいます。
○サルモネラ症:サルモネラ属菌の感染によって起こる疾病をいいま
す。人へも急性胃腸炎などを引き起こします。
○と畜場
と畜場法に基づき知事の許可を受けて、食用に供する目的で牛、馬、
豚等をとさつし、又は解体する施設をいいます。
○届出食肉販売業
⇒「食鳥処理場」の項参照
○トレーサビリティ
英語のtrace(追跡)とability(可能)を合わせた言葉で、生産、処理
・加工、流通・販売等の各段階で、食品の仕入先、販売先、生産・製造
方法などを記録、保管し、食品とその情報を追跡し、さかのぼること
ができることをいいます。また、トレーサビリティシステムとは、ト
レーサビリティのための「識別」、「データの作成」、「データの保管」、
「データの照合」を行う一連の仕組みをいいます。
○(食品衛生検査施設の)内部点検
食品の試験検査が適正に実施されていることを確認するため、検査
部門から独立した部門(信頼性確保部門)が点検を行っています。両部
門が県の機関であることから内部点検とよんでいます。
○ニューカッスル病
⇒「家畜の伝染性疾病」の項参照
○農薬
農作物を害する菌、線虫、ダニ、昆虫、ねずみその他の動植物また
は、ウイルスの防除に用いられる殺菌剤、殺虫剤、除草剤、殺そ剤及
び農作物の生理機能の増進又は抑制に用いられる植物成長促進剤、発
芽抑制剤及び展着剤をいいます。防除のために用いられる天敵も農薬
と見なします。
22
用 語
解 説
○ノロウイルス食中毒警戒情報
ノロウイルスを原因とする食中毒は、毎年11月頃から冬期を中心に
多く発生していることから、多発する前に「ノロウイルス食中毒警戒
情報」を発令し、食品営業者や消費者に対して注意喚起を行います。
夏期に発令する「食中毒警報」が主に細菌性の食中毒を対象としてい
るのに対し、「ノロウイルス食中毒警戒警報」は、ノロウイルスによる
食中毒を対象としています。
○BSE(牛海綿状脳症)
TSE(伝達性海綿状脳症:Transmissible Spongiform
Encephalopathy)という、未だ十分に解明されていない伝達因子(病
気を伝えるもの)と関係する病気のひとつで、牛の場合にはBSEと
呼ばれます。BSEに感染した牛では、BSEプリオンと呼ばれる病
原体が、主に脳に蓄積することによって、脳の組織がスポンジ状にな
り、異常行動、運動失調などの中枢神経症状を呈し、死に至ると考え
られています。潜伏期間は平均5年、ほとんどの場合が3年から7年
と推測されており、現在のところ、生体診断法や治療法はありません。
牛から牛にBSEがまん延したのは、BSE感染牛を原料とした肉骨
粉を飼料として使ったことが原因と考えられています。昭和61年イギ
リスで発見し、日本でも平成13年9月に確認されました。
○BSEスクリーニング検査
BSEの一次試験のことでエライザ法という検査法で行います。エ
ライザ法は、牛の脳組織から採取した試料を物理的・化学的に処理し
た後、BSEプリオンと抗体との反応、酵素による発色反応を用いて
BSEプリオンの有無を判断します。
BSEスクリーニング検査で陽性になった場合は、国立感染症研究
所などで、さらに高度な確認検査が行なわれ、牛海綿状脳症でないと
判断されるまでは、その牛の肉などは流通しません。
○ブルセラ病
⇒「家畜の伝染性疾病」の項参照
○放射能濃度調査
昭和61年(1986年)4月26日、旧ソ連ウクライナ共和国のチェルノブ
イリ原子力発電所で原子炉事故が発生し、多量の放射性物質が環境中
に放出され、近隣ヨーロッパ諸国の農畜産物が放射性物質で汚染され
たことから、国は、放射能濃度の暫定限度を設定し、この暫定限度を
超える食品については国内に輸入させない措置を講じています。
全国の主要な空港や港に設けられている国の検疫所で輸入届出時に
検査されていますが、本県でも昭和61年度からヨーロッパ地域からの
輸入食品について放射能濃度の調査を実施しています。なお、本県の
調査で暫定限度を超えたことはありません。
○モニタリング調査
食品衛生法に残留基準が設定されていない化学物質等について、食
品中の含有量等のデータを、数年間にわたり継続的に収集・蓄積する
ための調査をいいます。
○ヨーネ病
⇒「家畜の伝染性疾病」の項参照
○リスクコミュニケーション
どのような食品にも食べ方や量によっては多少のリスクがあること
を前提に、食の安全・安心の確保を図る過程において、消費者、食品
関連事業者、行政等の間で情報及び意見を交換し、相互理解を図るこ
とをいいます。
○流行性脳炎
⇒「家畜の伝染性疾病」の項参照
23
神奈川県食の安全・安心推進会議設置要綱
(設置)
第1条 生産から消費に至る食の安全・安心の確保に関する施策を総合的に推進するとともに飲食
に起因する重大な健康被害等の緊急事態に対応するため、「神奈川県食の安全・安心推進会議」
(以
下「推進会議」という。)を設置する。
(所掌事項)
第2条 推進会議は、食の安全・安心の確保に関する次の事項を所掌する。
⑴ 施策の総合的な企画及び調整に関すること。
⑵ 基本方針の策定及び推進に関すること。
⑶ リスクコミュニケーションに関すること。
⑷ 飲食に起因する重大な健康被害等の緊急事態への対応に関すること。
⑸ その他食の安全・安心の確保に関すること。
(組織)
第3条 推進会議は、別表1に掲げる座長、副座長及び委員で構成する。
2 座長は、保健福祉部担当の副知事を、副座長は環境農政部長及び保健福祉部長を充てる。
3 座長は、会務を総理し、推進会議を代表する。
4 副座長は、座長を補佐し、座長に事故があるときは、その職務を代理する。
5 座長は必要に応じて、別表1に掲げる者以外の者を委員として出席させることができる。
(会議)
第4条 推進会議は、座長が招集し、その議長となる。
2 座長が必要と認めるときは、特に議題に関係のある特定の委員による会議を開催することがで
きる。
(幹事会)
第5条 推進会議に、幹事会を置く。
2 幹事会は、推進会議の所掌事項について協議調整を行う。
3 幹事会は、別表2に掲げる幹事長、副幹事長及び幹事で構成する。
4 幹事長は、生活衛生課長を、副幹事長は、農業振興課長を充てる。
5 幹事長は、幹事会の会務を総理し、必要に応じて幹事会を招集し、その議長となる。
6 副幹事長は、幹事長を補佐し、幹事長に事故があるときは、その職務を代理する。
7 幹事長は、必要に応じて別表2に掲げる者以外の者を幹事として出席させることができる。
8 幹事長が必要と認めるときは、特に議題に関係のある特定の幹事による会議を開催することが
できる。
(専門部会)
第6条 特定の課題を検討するため、幹事長は必要に応じて幹事会に専門部会を置くことができる。
2 専門部会の構成、庶務その他必要な事項は、幹事長が別に定める。
(庶務)
第7条 推進会議及び幹事会(専門部会を除く。)の庶務は、保健福祉部生活衛生課において処理す
る。
24
(委任)
第8条 この要綱に定めるもののほか、推進会議の運営その他必要な事項は、座長が別に定める。
附 則
この要綱は、平成15年11月28日から施行する。
附 則
この要綱は、平成16年3月29日から施行する。
附 則
この要綱は、平成17年4月1日から施行する。
附 則
この要綱は、平成19年4月1日から施行する。
附 則
この要綱は、平成20年4月1日から施行する。
別表1(第3条関係)
座長
保健福祉部担当の副知事
副座長
環境農政部長、保健福祉部長
委員
安全防災局長、県民部長、商工労働部長、教育長
別表2(第5条関係)
幹事長
生活衛生課長
副幹事長
農業振興課長
幹事
安全防災局
危機管理対策課長
県民部
消費生活課長、学事振興課長
環境農政部
環境農政総務課長、畜産課長、水産課長
保健福祉部
保健福祉総務課長、健康増進課長、薬務課長
商工労働部
商業観光流通課長
教育委員会
保健体育課長
25
神奈川県食の安全・安心県民会議設置要綱
(設 置)
第1条 生産から流通、消費に至る食の安全・安心の確保に関する取組みを県民とともに推進する
ため、
「神奈川県食の安全・安心県民会議」
(以下「県民会議」という。)を設置する。
(所掌事項)
第2条 県民会議は、次の事項について情報及び意見を交換する。
⑴ 食の安全・安心の確保に関する県の施策に関すること。
⑵ その他食の安全・安心に関すること。
(組 織)
第3条 県民会議は、委員20名以内で構成する。
2 委員は、消費者、学識経験者及び生産・製造・流通・販売業者のうちから知事が委嘱する。
3 委員の任期は2年とし、再任は妨げない。ただし、最初の委員の任期は、平成17年3月31
日までとする。
4 欠員が生じた場合における補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。
(座長等)
第4条 県民会議には、座長及び副座長を置く。
2 座長は、委員の互選により選任し、副座長は、委員の中から座長が指名する。
3 座長は、県民会議の事務を総理し、県民会議を代表する。
4 副座長は、座長を補佐し、座長に事故があるときは、その職務を代理する。
(会 議)
第5条 県民会議は、座長が招集し、その議長となる。
2 座長は、必要に応じて委員以外の者に対し県民会議への出席を求め、意見等を聞くことができる。
(庶 務)
第6条 県民会議の庶務は、保健福祉部生活衛生課において処理する。
(その他)
第7条 この要綱に定めるもののほか、県民会議の運営その他必要な事項は、座長が別に定める。
附 則
この要綱は、平成16年1月26日から施行する。
附 則
この要綱は、平成17年4月1日から施行する。
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かながわ食の安全・安心 意見・提案書
食の安全・安心の確保に関する県の施策に、意見や提案をお寄せください。
提 出 先 神奈川県食の安全・安心推進会議事務局(神奈川県保健福祉部生活衛生課)
提出方法 本状に記入し、郵送又はFAXで提出してください。
郵 送 〒231-8588 神奈川県保健福祉部生活衛生課(住所の記載不要です)
FAX 045-210-8864(この用紙をご利用ください)
【提 出 日】 平成 年 月 日
【意見の区分】
(該当する番号に○をつけてください)
1 「かながわ食の安全・安心の取組み(平成20年度版)」の事業に対する意見
2 「かながわ食の安全・安心の取組み(平成20年度版)」の事業以外の意見
【意見・提案の記入欄】
切り取り線
(注 意)
1 個別の食品や施設等に関する意見(クレーム)は、最寄りの保健福祉事務所にご相談ください。
2 提出された意見や提案は、食の安全・安心に関する県の施策を実施又は検討する際の参考にするとともに、
年度終了後に取りまとめ、県の考え方とあわせて、住所、氏名等の個人情報を除き、公表いたします。
3 提出された意見や提案に対する個別の回答はいたしかねますのでご了承ください。
差し支えない範囲でご記入ください。
ご住所
お名前
〒
電話番号 ( ) 神奈川県
食の安全・安心に関する電話相談を受け付けています。
かながわ食の安全・安心相談ダイヤル
かながわ食の安全・安心の取組み
(平成20年度版)
TEL 045−210−4685(専用ダイヤル)
受付時間 午前 8:30∼11:30
午後 1:00∼ 4:30
(土日、祝日、年末年始の閉庁日を除く)
食の安全・安心に関するさまざまな情報を提供しています。
神奈川県食の安全・安心推進会議ホームページ
かながわの食の安全・安心
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/seikatueisei
/anzen/index.html
かながわ 食の安全
平成20年4月
神奈川県食の安全・安心推進会議
神奈川県食の安全・安心推進会議事務局
神奈川県保健福祉部生活衛生課
電話(045)210-4940(直通)FAX(045)210-8864
横浜市中区日本大通1 〒231-8588 電話(045)210-1111(代表)内線4940∼4942