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プレスリリース 2010 年 12 月 7 日
CAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケット打上げ予告
NPO 法人北海道宇宙科学技術創成センター
NPO 法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)は、12 月 11 日(土)に北海道
大樹町において CAMUI-90P ロケットの打上げ実験を実施します。高空からの機体回収
に必要となる技術である 2 段階パラシュート回収の試験が主な目的です。一般の見学を
歓迎します。
1. 目的(番号は下表の実験番号に対応する)
・ フライト履歴データ取得(①~⑤)
・ 2段分離機構動作実験(③~⑤)
・ 衝突型インジェクタを用いた機体の飛行環境(加速度)取得①
到達高度*
500 m
500 m
500 m
500 m
500 m
①
②
③
④
⑤
*
推力
90 kgf
90 kgf
90 kgf
90 kgf
90 kgf
実験項目
衝突型インジエクタ(ダミー搭載)
従来型インジエクタ(道工大 KAN-SAT 搭載)
2 段分離機構 その1
2 段分離機構 その2
2 段分離機構 その3
機体全長
2.8 m
2.8 m
2.8 m
2.8 m
2.8 m
機体重量
16kg
16kg
18 kg
18 kg
18 kg
到達高度は液体酸素タンクの容量で調整する。
2. 試験実施体制
管理運用:
打上げ委託先:
打上げ実施責任者:
打上げ現地支援:
北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)
打上管理責任者: 伊藤献一(HASTIC)
副管理責任者: 大滝誠一(HASTIC)
打上保安責任者: 永田晴紀(北海道大学)
副保安責任者: 安中俊彦(植松電機)
(株)カムイスペースワークスおよび北海道大学
植松努(CSW 代表取締役)、永田晴紀(北海道大学教授)
大樹町役場
3. 実験内容
ポリエチレンと液体酸素の組合せを推進剤とする無火薬式小型ロケットである
CAMUI 型ハイブリッドロケットを使用した打上げ実験。ロケット機体はパラシュ
ートにより無誘導で回収する。打上げ回数は 5 回、機体は 5 機準備する。1 回の打上
げから次の打上げまでに必要な準備時間はおよそ 30 分である。早朝の時間枠に 5
機打上げ、残った場合は 9:30 以降の時間枠に打上げる。
4. 日程・記者説明
平成 22 年 12 月 11 日(土)を予定日とする。予備日は設けない。前日の 10 日(金)
17:00 より、大樹町生涯学習センター会議室(1階)において記者説明を実施する。
5. 実験実施場所
十勝管内大樹町の FTB 実験領域(緯度 42º 30' 51、東経 143º 26’ 23”、図 2).射点配
置を図 1 に示す。
6. 安全対策
日本航空宇宙工業会「小型ロケット打上げ安全ガイドライン」および「HASTIC ガイ
ドライン」に従う。射点から半径 1 km 以内を保安領域、500 m 以内を立入り制限区域
とする。
7. ロケットの概要
ポリエチレンと液体酸素の組合せを用いたハイブリッドロケット。機体の形状等に
ついては図 3 を参照。
8. その他お願い
• 取材前に多目的航空公園内の取材受付で登録をお願い致します。
• 免責承諾書にご署名をお願いします。
• メディアの取材は、機密保持の関係で制限する場合があります。とくに、機体の
内部構造や寸法の推測できるような近接(拡大)撮影はご遠慮下さい。
• 打上げ時の取材(カメラ)位置は射点より 200 m とします。
• 準備段階では、本部位置での取材を一時的に可とします。
• 立入制限区域内での取材には必ずヘルメットを着用願います。
• 予定時間は予告なく変更する場合があります。
9. 一般見学について
見学希望の方は、多目的航空公園の受付に 11 日午前 4 時 50 分までにお出で下さい。
立入制限区域に入る場合には誓約書に署名、ヘルメット着用をお願いします。
問い合わせ先 ★ 打上げ全般に関して:
NPO 法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)
伊藤 献一、大滝 誠一
TEL: 011-398-5505 HASTIC 事務局
携帯:090-2690-9115(伊藤)、090-2811-8211(大滝)
★ CAMUI 型ハイブリッドロケット技術及び打上げ作業に関して:
北海道大学大学院 永田晴紀 080-3290-2071
★ 打上げ現場の地元支援に関して:
大樹町役場 黒川 豊 090-2054-2218
1
50 m
打上時配置
100 m
200 m
3
2
4
5
図 1 射点配置図
1.
2.
3.
4.
5.
射点
本部
指令所
スタッフ退避場所
見学者退避場所
射点より半径 1 km の保安領域
立入り制限区域
目標落下範囲
射点
500 m
図 2 打上げ実験実施場所
打上時重量:16~18 kg
図 3 機体の形状
表1 実験実施スケジュール
時間等は予告なく変更することがあります。
12/9(木)
実験
スケジュール
移動(16:00 到着)
12/10(金)
資材搬入
立入り禁止標識設置
射場整備
配線設置
発射台動作確認
計測機器動作確認
機体組立て
最終打合せ
手順書確認
12/11(土)
(4:00 作業開始)
現地安全教育
風向・風速計測
機体取付け
打上げシーケンス開始
実験実施(早朝 3 機、10:40 以降残余機)
撤収
打上げ可能時刻:
その他
日の出~8:45
9:30~10:10
11:00~12:40
13:10~13:45
14:30~15:00
▲ ▲
関係各方面(大樹町役場,大樹駐在 記者説明
所,釧路空港,帯広空港,広尾警察
(回収完了後、現地)
大樹消防)に実験実施連絡(17:00)
記者説明(17:00)
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