札幌市立開成小学校 平成18年8月21日 TEL 783−4492 FAX 783−5984 教頭 米田 英二 今年の夏休みは本当に夏らしい日々が多く、きっと存分に夏を満喫されたご家庭が多かったのではな いでしょうか。夏は夏らしいのが一番です。しかし、こうも猛暑続きで、雨がほとんど降らないのでは、 天の恵みに左右されてしまう農家の方々などにとっては大変です。死活問題につながります。どうにか 今夏を乗り切って欲しいと祈らずにはいられません。 さて、4年生が中心になって保護者の皆さんや老人会の方々のご協力を得て、校庭 や歩道の花壇に精魂込めて植えてくださった花々が、 この猛暑で傷んできていました。 基本的に、花壇には水はやらなくてもいいのですが、いかにも水が欲しいと訴えてい るようでした。天気予報はいつ見ても雨マークが出てきません。 思い切って水遣りを何度かしました。 (膨大な面積の花壇です。 水道代がかさむことに は目をつむりました。また、全校で植えた「たまねぎ」の生長も心配でしたが、不思 議と大きく育っているようでした。 ) すると、何と水遣りをしている時にとても素晴らしい出会いをしたのです。すれ違う本校の子供たち や、地域の方々にお礼や励ましの言葉をかけていただいたのです。 「教頭先生!おはようございます。あ りがとうございます。 」「教頭先生!がんばってね。」「ごくろうさまです。 」「大変ですね。」「きれいお 花ですね!」など等、うれしくてたまりませんでした。 また、夏の暑い日です。何かの憂さ晴らしをしようと思ったのかもしれません。夜、校舎の死角にな っているところに若者数人が集まり、不審な行動をとっていたようです。地域の方々は見逃さず、注意 をしてくださると共に、直ぐ関係諸機関、PTA 会長さん、学校にと連絡を入れてくださいました。その 迅速な対応のおかげで、事故は一切起こらずに済みました。ほっと胸をなでおろすと共に、改めて地域 の皆さん、武井会長様、夜間パトロールの開始前にもかかわらず駆けつけてくださった OYA―G’の会の 皆様には感謝の念でいっぱいです。 私は、どんなものでも、たまには両極端もあっていいと思っていますが、最終的にはバランスの取れ た状態が必要だと思っています。ですから当然、負の状態になるのを黙ってみていることはいけないこ とだと思っています。善いことをしないのと、善いことだと分かっていて黙ってみているのは同じこと だとも思います。 いよいよ第二学期が始まりました。そんなバランス感覚を大切にしながら、地域の皆様と共に「出会 い・ふれあい・思いやり」の醸し出された学校づくりに邁進していきたいと思います。 今年の札幌は、夏日が1週間以上も続くという、とても暑い夏休みでしたが、どのような夏休 みを過ごされたのでしょうか。 始業式で、子供たちは真っ黒に日焼けし、ひとまわり大きく、たくましくなって元気な顔を見 せてくれました。5名の転入生を迎え、517名で開成の2学期がスタートいたします。しばら くは、夏休みの思い出や自由研究のことで賑やかな教室になりそうです。 2学期には、収穫祭、オニオンパーティー、ふれあい遠足、学習発表会などたくさんの行事が 予定されています。夏休みの生活リズムから早く学校の生活リズムに切り替え、充実した2学期 を過ごしてくれることを願っております。 ①早寝・早起き・朝ごはん!②忘れ物や遅刻をしないように! ③学習準備は前日に自分で!
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