社会的存在価値向上に向けての取組み - フルサト工業

■トピックス
社会的存在価値向上に向けての取組み
企業には社会から求められる役割があります。活動するマーケットの中で自社だけが
持つ機能や付加価値を提供することにより、常にお客様から「求められる企業」であり続
けること、そして、社会から必要とされる存在であり続けることが不可欠です。フルサトグ
ループでは、「収益を拡大すること」と「社会的責任を果たすこと」は、決して相反するもの
ではなく、「求められる企業になる」という点で、一致するものととらえています。
今回は、「収益拡大」と「社会的責任」を同時に追求し、フルサトグループの社会的存
在価値の向上を目指す取組みを二つご紹介します。
■JIS ブレースの使用率向上による安心して暮らせる建物づくりのお手伝い
今回の東日本大震災を経て当社グループでは「社会
とにより、社会的に価値のある企業を目指してまいりま
的責任」の大切さを強く認識しました。設立以来フルサト
す。
工業が作り続けているブレースは、巨大地震において建
*一般建築向けブレース
物の倒壊を防ぎ人命を守るという重要な役割を担ってい
ます。しかしながら、東日本大震災において規格外のブ
レースが、本来の機能を果たすことなく破断した例が数
多く報告されています。
当社では、JIS 規格に基づく高品質のブレースのみを
生産・供給する(*)と共に、非適合品の不使用を業界に
強 く 働 き か け 、 安 心 で き る建 物 づ く り に 寄 与 す る ことが
我々の使命であると認識しております。
当社では、各地の設計事務所に対して JIS 規格ブレー
▲建物倒壊前に破断している規格外ブレース
ねじ部が細いため、全体が伸びて地震のエネルギーを吸収す
る前に、全てねじで破断している。
スの使用について説明する訪問活動に取り組んでおり
ます。企業グループとして求められる「社会的責任」を正
しく認識し、何を行なうべきかを常に意識して活動するこ
■フルサトグループ全体で節電・省エネをお手伝い
近年、CO2削減及び省エネは、地球規模レベルでの
えられています。
課題であり、加えて、国内においては、東日本大震災以
ジーネットでは、エンドユーザーである製造業に向けて、
降、電力需給の逼迫が大きな問題となっています。
生産現場における節電・省エネ対策を様々な角度から提
このような流れを受け、製造業では、収益性の観点か
案し、改善の働きかけを行なってきました。具体的には、
テ
らも節電・省エネ対策は優先順位の高い課題としてとら
17
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■トピックス
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し、各エンドユーザーの生産現場に合
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的
を
に生産現場に
果に基づく省エネ機
り、
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工までを行なっています。
今年も
夏
場を中心に電力不
足 予想
が
され、各企業で
節電対策が大きな課題となっています。今
グループでは、かんた ん
解
ープ各社のお客様に向けて
電・省エネのお
手伝
手法
実施
決の
後
、フルサト
による提案をグル
し、グループ
全
体で節
いをしてまいります。
▲
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かんたん
解 シリ ズ
決
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