IEEJ:2013年10月掲載 2-6 スウェーデン 1. サマリー 1. エネルギー事情 (1) 一次エネルギー供給量(2011 年):49 百万 TOE(日本の 0.11 倍) (2) 一人当たり一次エネルギー供給量(2011 年):5.25TOE(日本の約 1.45 倍) (3) エネルギー自給率(2011 年):67% (4) エネルギー起源 CO2 排出量(2010 年):47.57 百万 CO2 換算 ton(日本の 4.2%) (5) 一人当たりエネルギー起源 CO2 排出量(2010 年):5.07CO2 換算 ton(日本の 56.5%) (6) エネルギー別可採年数(2010 年末):原油 N/A、天然ガス N/A、石炭 NA、ウラン N/A 一次エネルギー供給構成(2011 年) 再生可能エネル ギー等 22% 水力 12% 石油 27% 49 MTOE 2011年 ガス 2% 石炭 5% 原子力 32% COUNTRY: Sweden (出所)IEA, Energy Balances of OECD Countries 2012 電源構成(2011 年) 石炭 石油 2% 1% 天然ガス 2% その他 12% 水力 44% 153 TWh 2011年 原子力 39% COUNTRY: Sweden (出所)IEA, Energy Balances of OECD Countries 2012 1 IEEJ:2013年10月掲載 2. エネルギー政策 (1)エネルギー政策担当機関 ● スウェーデンのエネルギー政策機関は「企業・エネルギー・通信省(Ministry of Enterprise, Energy and Communication)」で、「環境・エネルギー」大臣はアンナ・ カリン・ハット(Anna-Karin Hatt)が務める。 (2)基本政策 ● スウェーデンのエネルギー政策の基本は、環境・健康への影響を最小限とすると同時 に持続可能な社会に向け、国際競争力を確保しながら、安定的なエネルギー供給を確 保していくことにある。EU の 2009 年再生可能エネルギー指令に基づき、一次エネルギ ー供給に占める再生可能エネルギーの割合を 2020 年までに 50%とする目標を掲げてい る。 (3)最近の動向 ● 2009 年 12 月にアメリカ DOE・Chew 長官の呼びかけで設立された国際会議「クリーンエ ネルギー大臣級会合(Clean Energy Ministerial、CEM)」にスウェーデンも加盟して いる。2012 年 4 月に London で開催された CEM 第 3 回会合にはスウェーデンから Anna-Karin Hatt 環境エネルギー大臣が参加し、同会合の傘下にて「持続的な国際都市 開発ネットワーク(The Global Sustainable Cities Network、GSCN)」立ち上げに貢 献した。 3. 日本とエネルギー分野における関係 ● スウェーデンはエネルギーの純輸入国であり、2012 年 11 月現在、我が国とのエネルギ ー貿易は行われていない。 2 IEEJ:2013年10月掲載 2. 主要エネルギー指標 (2011 年) (1) 一次エネルギー供給量 49 百万 TOE (2) 一人当たり一次エネルギー供給量 5.23 TOE/人 (3) GDP 当たり一次エネルギー供給量 0.09 TOE/k$ (4) エネルギー自給率 (5) エネルギー起源 CO2 排出量(2010) 47.6 百万 CO2 換算 ton (6) 一人当たりエネルギー起源 CO2 排出量(2010) 5.07 CO2 換算 ton/人 (7) エネルギー源別構成率 74 % 石炭 5 % 石油 27 % ガス 2 % 原子力 32 % 水力 12 % 再生可能エネルギー等 22 % (8) エネルギーの輸入依存度 33 % (9) 石油の輸入依存度 100 % (10) 輸入原油の中東依存度 0.0 % (11) 原油輸入先(2010 年) 第1位 ロシア 第2位 ノルウェー 第3位 デンマーク 出所:(1)~(4) および (7)~(9) は IEA, Energy Balances of OECD Countries 2012 Edition. (5)~ (6) は IEA, CO2 Emissions from Fuel Combustion, 2012 Edition.(10) ~ (11) は IEA, Oil Information, 2012 3
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