狭あい道路及び後退敷地の整備取扱い基準(PDF形式:931KB) - 水戸市

水 戸 市 建 築 基 準 法 に 基 づく敷 地 の後 退 等 に 関 する要 項 に 基 づく
狭 あい道 路 及 び後 退 敷 地 の整 備 取 扱 い 基 準
(趣旨)
第1条
この基準は,水戸市建築基準法に基づく敷地の後退等に関する要項(平成
15年水戸市告示第28号。以下「要項」という。)に基づき,狭あい道路の拡
幅及び後退敷地整備の願い出のあったものについて,その取扱いに関し必要な事
項を定めるものとする。
(後退敷地の定義)
第2条
後退敷地とは,建築基準法(昭和25年法律第201号)第42条第2項
の規定による後退した敷地をいう。
(整備の対象となる地域)
第3条
この基準の対象となる地域は,市内全域とする。
(整備の対象となる道路)
第4条
この基準の対象となる道路は,前条の地域内にあって一街区の一辺の両側
に後退敷地が80パーセント(農地等については,後退敷地に含む。)以上存す
るもので,道路法(昭和27年法律第180号)第3条第4項に規定する道路に
該当する道路とする。ただし,都市計画法(昭和43年法律第100号。以下
「法」という。)第18条及び第19条の規定に基づき都市計画決定された都市
施設内の道路,法第29条の規定に基づく開発行為の申請区域に接する既存道路,
その他幹線道路として相当規模の幅員をもって整備すべき道路については,除く
ものとする。
2
前条の定めるもののほか,すみ切り部分の基準については,私道路用地の寄附
受入れに関する要項の定めるところによる。
(整備の申請)
第5条
要項の規定により整備の願い出をしようとする者は,狭あい道路の拡幅及
び後退敷地整備願い事前協議書(様式第1号)により申請前に協議を行い,当該
協議の結果に基づき,狭あい道路の拡幅及び後退敷地整備願い(様式第3号)に
より申請を行うものとする。
(用地の買収価格)
第6条
道路の拡幅用地及び後退敷地の買収価格は,市街化区域にあっては相続税
路線価の3分の1とし,市街化調整区域のうち宅地及び雑種地にあっては相続税
評価相当額の3分の1,田・畑・山林・原野等にあっては相続税評価相当額とす
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る。
2
前項の規定にかかわらず,すみ切り部分,屈曲部分及び待避所部分の用地の買
収価格は,市街化区域にあっては相続税路線価とし,市街化調整区域にあっては
相続税評価相当額とする。
(支障物件の補償)
第7条
拡幅整備することになった道路用地の支障物件について,当該物件の移転
に要する費用は,損失補償算定標準書により算出し,水戸市公共事業損失補償審
査会の決定した額とする。ただし,建物補償は,延べ床面積10㎡未満の建物及
び軒の切取り面積10㎡未満の物件とする。
(整備の対象となる道路の決定)
第8条
整備の対象となる道路の決定は,水戸市狭あい道路整備審査会(以下「審
査会」という。)において行うものとする。
(審査会の組織)
第9条
審査会は,会長,副会長及び委員をもって組織する。
2
会長には,建設部長をもって充てる。
3
副会長には,都市計画部長をもって充てる。
4
委員には,次に掲げる者をもって充てる。
建設部副部長,建設部技監,管財課長,財政課長,資産税課長,道路管理課
長,道路建設課長,生活道路整備課長,河川都市排水課長,土木補修事務所長,
都市計画課長,建築指導課長,下水道管理課長,下水道整備課長,内原建設事務
所長,内原都市整備事務所長
5
前項に定めるもののほか,必要があると認めるときは,会長が指名する者を委
員とすることができる。
(会議)
第 10 条
会長は,会務を総理し,会議を招集し,その議長となる。
2
副会長は,会長を補佐し,会長に事故あるときは,職務を代理する。
3
会長は,必要があると認めるときは,関係職員の出席を求め,説明又は意見を
聴くことができる。
(調査部会)
第 11 条
会長は,この要項による整備の願い出の内容の調査をするため,必要があ
ると認めるときは,会長が指名する委員又は職員をもって調査部会を置くことが
できる。
2
調査部会は,当該調査が終了したときは,審査会に報告するものとする。
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(庶務)
第 12 条
審査会の庶務は,建設部建設計画課において行う。
(補則)
第 13 条
この基準に定めるもののほか,必要な事項は,審査会が別に定める。
付則
この基準は,平成15年
3月14日から施行する。
この基準は,平成15年
4月
1日から施行する。
この基準は,平成15年12月
1日から施行する。
この基準は,平成16年
4月
1日から施行する。
この基準は,平成17年
4月
1日から施行する。
この基準は,平成19年
4月
1日から施行する。
この基準は,平成20年
4月
1日から施行する。
この基準は,平成22年
4月
1日から施行する。
この基準は,平成23年
4月
1日から施行する。
この基準は,平成24年
4月
1日から施行する。
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狭あい道路整備の概略図(用地買収)
(図-1-1) 市街化区域
後退敷地
狭あい道路整備区間
(狭あい道路整備幅員4.0m以上)
相続税路線価の
1/3で買収
相続税路線価の
1/3で買収
市道
現 道
後退敷地
後退敷地
(図-1-1) 市街化調整区域
後退敷地
狭あい道路整備区間
相続税評価相当額で買収
ただし,宅地・雑種地につ
いては相続税評価額の1/3
で買収
相続税評価相当額で買収
ただし,宅地・雑種地につ
いては相続税評価額の1/3
で買収
(狭あい道路整備幅員4.0m以上)
市道
後退敷地
現 道
後退敷地
(図-2) すみ切り用地
後退敷地
狭あい道路整備区間
(狭あい道路整備幅員4.0m以上)
現道
市街化区域は相続税路
線価で買収
市街化調整区域は相続
税評価相当額で買収
後退敷地
すみ切り
用地
後退敷地
現道
すみ切り
用地
2.0m以上
2.0m以上
狭あい道路整備区間
(狭あい道路整備幅員4.0m以上)
市街化区域は相続税路
線価で買収
市街化調整区域は相続
税評価相当額で買収
狭あい道路整備フロー図(用地買収)
1. 狭あい道路の拡幅及び後退敷地整備願い 事前協議書 提出
事前調査
代表者から水戸市へ
流末排水・後退率調査
公図・登記簿等の調査
道路境界確定の確認等
基準適合
2. 狭あい道路の拡幅及び後退敷地整備願い 提出
基準不適合
代表者へ結果通知
申請書に土地所有者の署名・捺印
3. 狭あい道路整備審査会
採択
整備基準採択内容審査
代表者へ結果通知
予算要望
4.
測量委託
(現況平面測量,公図,関係権利者調査)
関係権利者
測量通知
5.
測量委託
(境界確認,面積計算,幅杭設置,縦・横断測量)
測量及び境界立会い通知
6.
交渉
(用地契約,補償契約)
所有権移転
7.
設計・工事
工事内容お知らせ通知
8.
道路完成
道路管理者へ引継
9.
供用開始
不採択
狭あい道路整備のイメージ
【後 退 敷 地 について】
【標 準 断 面 図 (雨 水 管 +L型 街 渠 )】
狭あい道路整備区間
(整備幅員4.0m以上)
道路中心線
後退敷地
現 道
2.0m
後退敷地
道
路
境
界
線
道
路
後
退
線
2.0m
【実 際 の整 備 状 況 】
道路中心線
後退敷地
後退敷地
道路後退線
道路境界線
整備前
道路中心線
整 備 後 幅 員 4.0m
整備後