ラック取り付け手順 - IBM

ラック取り付け手順
安全および配線についての情報は、ラック・キャビネットに付属の資料をお読みください。ラック・キャビ
ネットにサーバーを取り付ける際は次のガイドに従ってください。
v ラック・キャビネットへの装置の取り付け作業は 2 人以上で行ってください。
v 部屋の気温が 35°C 以下であることを確認してください。
v 通気口をふさがないでください。通常 15 cm のスペースがあれば空気が正しく流れます。
v ラック・キャビネットにサーバーを取り付ける場合は上下にはスペースを残さないでください。スペー
スが残る場合は、サーバーのコンポーネントの破損を防止するため換気用のブランク・フィラー・パネ
ルを取り付けてそのスペースを埋めてください。
v サーバーを取り付けるラック・キャビネットのカバーには換気用の穴があいている必要があります。
v サーバーは、ラック・キャビネットの下部から順に上の方に向かって取り付けるよう計画してくださ
い。
v 最も重量のある装置はラック・キャビネットの下部に取り付けてください。
v ラック・キャビネットから同時に複数の装置を引き出さないでください。
v 取り付けが容易になるように、ラック・ドアおよびサイド・パネルは取り外してください。
v サーバーは正しく接地された電源に接続してください。
v ラックに複数の装置を格納する場合は電源容量の過負荷に注意してください。
v サーバーは、次の要件を満たすラックに取り付けてください。
– 前部マウント・フランジと前面ドア内側との最小奥行きが 70 mm であること。
– 後部マウント・フランジと背面ドア内側との最小奥行きが 157 mm であること。
– ケーブル管理アームの使用を可能にするため、前部と後部マウント・フランジ間の最小奥行きが 718
mm、最大奥行きが 762 mm であること。
装置を持ち上げるときは、安全に持ち上げる方
法に従ってください。
ラックに取り付けられた装置の上に重量が 50
kg を超す物体を置かないでください。
≥18 kg
≥32 kg
≥55 kg
≥50 kg
注: サーバーをラック・キャビネットに取り付けるのにケージ・ナットおよびクリップ・ナットは必要なく
なりました。ねじ穴付きのラックにスライド・レールを取り付ける必要のある場合は、 5.5 mm 平頭
ねじを使用します。
次の図は、ラック・キャビネットにサーバーを取り付ける時に必要な部品を示しています。部品が不足また
は破損している場合は、購入先に連絡してください。
注: 一部の部品はラック取り付けキットではなくサーバーに付属しています。
次の前部および後部ラック・マウント・フランジの図、またはラック取り付けキットに付属のテンプレート
を参照して、スライド・レール取り付け用のラック取り付け穴を決めます。本サーバーを取り付ける場合、
スライド・レールは、3U の高さのうちの上側の 2U に取り付ける必要があります。
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スライド・レールのラッチ 1 を外側に押して、次
にラッチを手前に引きスライド・レールを開きま
す。ラッチが固定されて開いたままの状態になりま
す。スライド・レールのもう一方の端も同様に開き
ます。 反対側のスライド・レールについても同じ手
順を繰り返します。
注: サーバーをラックの最上部に取り付ける場合、
あるいは他のサーバーまたは装置の直下に取り付け
る場合は、ケーブル管理アセンブリーからケーブル
管理アーム・ブラケットを取り外し、その取り外し
たブラケットをスライド・レールに取り付けてくだ
さい。ブラケットを取り付ける場合はステップ 6 を
完了し、続いてステップ 2 に進んでください。
スライド・レールを前部マウント・フランジの位置
に合わせます。スライド・レールの位置を合わせる
には、スライド・レール上のマーク 1 を目安にし
ます。スライド・レール・ラッチを外側に押してス
ライド・レール・ラッチを閉じ、スライド・レール
を固定します。もう一方のスライド・レールの前部
についても、同様の手順を繰り返します。スライ
ド・レールを後部マウント・フランジの位置に合わ
せます。スライド・レールの幅とサーバーの全高は
ほぼ同じです。ラッチを閉じて、両側のスライド・
レールの後部を固定します。
注: 両側のスライド・レールがマウント・フランジ
にしっかり固定されていることを確認してくださ
い。しっかりと固定されている場合は、スライド・
レール・ピン 2 がスライド・レールから飛び出し
た状態になります。
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両側のスライド・レールがロックするまでラックか
ら手前に引き出します。スライド・レールのタブ
1 をサーバーの対応する差し込み部分に合わせて
からサーバーをスライド・レールに降ろします。
注: 各スライド・レールのタブがサーバーの対応す
る差し込み部分にしっかりと挿入されていること、
およびサーバーがスライド・レールの上端に載って
いることを確認してください。
サーバーをスライド・レールに沿って約 25 mm ラ
ック方向に慎重にスライドさせてサーバーをスライ
ド・レール上でロックさせます。
注: サーバーが所定の位置でロックされると、サー
バー側面にあるインディケーター 1 が見えるよう
になります。サーバーがスライド・レールのフック
2 にしっかりと接触していることを確認してくだ
さい。サーバーをラックから取り外す場合は、 サー
バーをインディケーターのところで持ち上げて手前
にスライドさせます。続いてハンドルを利用してサ
ーバーをラックから取り外します。
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青いハンドルをすべて取り外し、スライド・レール
上のすべての青いラッチ 1 を前後にすべらせてか
らサーバーがラックから約 101 mm 出た状態になる
までラックにスライドさせて押し込みます。
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ケーブル管理アセンブリーをヒンジ・ピン 1 を使
用してスライド・レール後部に取り付けます。2 つ
目のヒンジ・ピン 2 を使用してケーブル管理アセ
ンブリーのもう一方の端をスライド・レールに固定
します。
注: ステップ 1 でケーブル管理アーム・ブラケット
を取り付けた場合は、ここでケーブル管理アセンブ
リーの取り付けを完了させてください。
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電源コードおよびその他のケーブル (キーボード、
モニター、およびマウスのケーブルなど) をサーバ
ーの後部に接続します。ケーブル固定ブラケット
2 をスライド・レールに取り付けます。
注: 「ケーブル配線の注意事項」を参照してくださ
い。ケーブルが引っ張られた状態になるのを避ける
ためすべてのケーブルにゆとりを持たせてくださ
い。
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サーバーをリリース・ラッチ 1 が所定の位置でロ
ックするまでラック・キャビネットに押し入れま
す。サーバーをラックから取り出す場合は、リリー
ス・ラッチを押してください。
注: ラック・キャビネットを移動するとき、または
ラック・キャビネットを振動の多い場所に設置する
場合は、サーバーの前後を予備の M6 ねじ 2 で
固定してください。
サーバー後部の配線はケーブル¥クランプ 3 で固
定します。薄いケーブルはスライド・レール上のケ
ーブル固定ブラケット 2 に取り付けます。ケーブ
ルをケーブル管理アームの溝に通してはわせ、ケー
ブル・ストラップ 1 で固定します。
サーバーをラックから取り外すにはこれらの手順を逆に行ってください。サーバー背面からケーブルを取り
外した後、サーバーをラックから取り出す前にケーブル管理アームがケーブルを保持した状態でサーバーか
ら外した方が作業が容易になる場合があります。ケーブル管理アームをサーバーから取り外す場合は、 ヒ
ンジ・ピン 2 (4 ページのステップ 6 に示されている) を取り外します。将来の使用に備えてこの説明
書はサーバーの資料と一緒に保管してください。
ケーブル配線の注意事項: ケーブルをケーブル管理アームに配線する場合には次の注意に従ってください。
v 最初に電源コードをケーブル管理アームの下側の溝に配線し、次に SCSI および RXE 拡張ケーブル
を、その次に残りのケーブルをその溝に通して配線します。ケーブル管理アームは、最大 2 本の電源ケ
ーブル、3 本 SCSI ケーブル、1 本の RXE 拡張ケーブル、1 本のキーボード・ビデオ・モニター
(KVM) ケーブルおよび 4 ∼ 6 本のネットワーク・ケーブルを保持できます。
v RXE 拡張ケーブルを取り付ける際は、曲げ半径が大きくなることを考慮して、 RXE 拡張コネクターと
ケーブル管理アームの先端との間に少なくとも 35 cm のゆとりがあることを確認してください。
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部品番号: 90P1758
Printed in China
IBM は、IBM Corporation の米国およびその他の国における商標です。
第1刷 2003.11
© Copyright International Business Machines Corporation 2003. All rights reserved.
© Copyright IBM Japan 2003
(1P) P/N: 90P1758