ウニ殻処理試験報告書 - DTI

ウニ殻処理試験報告書
2008 年 11 月 28 日
株式会社 グリーン・アース
試 験 概 要
試験依頼者
㈱駒嶺商店
目
的
ORRD によるウニ殻の堆肥化処理能力及び堆肥分析
期
間
2008/10/18~11/6
試 験 機
ORRD-50 型
三相電源 200v
試験場所
駒嶺商店加工場前駐車場
原
料
ウニ殻
総処 理量
450kg
副 資 材
菌床 ― 杉チップ(もも太郎) 480ℓ( 80kg)
処理記録
投入前にウニ殻を計量し、菌床を撮影後投入、処理量と装置データの記録をとる
前 処 理
ウニ殻の水洗いと水切り
分解菌 ― BM 菌(きん太郎) 5ℓ(1.9kg)
試験装置
試験機
ウニ殻と計量器
投
入
菌床撮影記録
初日投入前(10/18)
3 日目(10/20)
5 日目(10/22)
7 日目(10/24)
9 日目(10/26)
15 日目(11/2)
13 日目(10/30)
20 日目投入終了日(11/6)
菌床状態比較
初日投入前(10/18)
試験最終日(11/6)
処理試験記録表
重 量 含水率
菌床
80kg 23%
分解菌
1.9kg 10%
総処理量 450kg
堆肥量 327.25 12.9%
2008年
月 日
10 18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
11 1
2
3
4
5
6
○
○
○
○
○
担当者
氏 名
伊藤
隆
伊藤
誠
誠
○
隆
○
隆
○
○
○
○
○
○
○
○
隆
誠
隆
誠
誠
誠
誠
隆
菌 床 の 状 態
曜
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
時 分 投入量kg 累計 kg
14 50
30
30
10 37
30
60
11 50
30
90
15 10
30
120
15 38
30
150
150
10 40
30
180
180
9 20
30
210
210
210
210
15 00
30
240
30
270
15 32
8 30
30
300
15 00
30
330
14 30
30
360
16 30
30
390
16 12
30
420
11 00
30
450
入口温度 菌床温度 外気温度
111℃
107℃
109℃
110℃
117℃
℃
117℃
℃
114℃
℃
℃
℃
116℃
105℃
110℃
116℃
116℃
113℃
114℃
101℃
2℃
29℃
32℃
31℃
29℃
℃
30℃
℃
26℃
℃
℃
℃
23℃
30℃
27℃
29℃
30℃
27℃
32℃
26℃
22℃
41℃
40℃
34℃
30℃
℃
28℃
℃
26℃
℃
℃
℃
24℃
22℃
25℃
26℃
26℃
20℃
24℃
32℃
普通 水分多 乾燥
備
考
生成品(ウニ殻堆肥)分析結果
(社)青森県薬剤師会衛生検査センター
検 査 項 目
水分
水素イオン濃度(ph)
窒素含量
リン酸含量
加里含量
石灰含量
苦土含量
塩分(塩化ナトリウムとして)
備 考
結 果
12.9 %
8.7 (26℃)
1.10 %
0.18 %
0.33 %
30.4 %
1.45 %
4.22 %
2008.11.27
分 析 の 方 法
肥料分析表3.1.1
肥料分析表3.3.1
肥料分析表4.1.1.2
肥料分析表4.2.3
肥料分析表4.3.3
肥料分析表4.5.1.2
肥料分析表4.6.2
湿式灰化-フレーム原子吸光光度法
塩分(塩化ナトリウムとして)
=ナトリウム濃度×(58.44/22.99)
58.44 :塩化ナトリウムの分子量
22.99 :ナトリウムの原子量
<
試験機処理能力
分
析
ORRD-50型 (分析結果)
処理量
450 kg ( 30kg/日×15日 )
チップ量
80 kg 水分除チップ量 61.60
含水率
23 % 水分量
18.40
分解菌量
1.9 kg 水分除分解菌量
1.71
含水率
10 % 水分量
0.19
堆肥量
327.25 kg 水分除堆肥量 285.03
含水率
12.9 % 水分量
42.22
無機質等未分解量 = (c) -(a)- (b) = 221.72
その内の塩分(分析値)
13.81
塩分除く無機質等
207.91
◎ 減
量
>
率
kg (a)
kg
kg (b)
kg
kg (c)
kg
kg
67.75 %(堆肥量比)
kg
4.22 %(堆肥量比)
kg
63.53 %(堆肥量比)
= 100 - (堆肥量-チップ量-分解菌量)/処理量×100
◎ 堆肥生産率
= (堆肥量-チップ量-分解菌量)/処理量×100
処理能力 ORRD-800型(堆肥生成量予測)
49.27 %(処理量比)
3.07 %(処理量比)
46.20 %(処理量比)
=
45.5 %(処理量比)
=
54.5 %(処理量比)
※3.07%を適用
① 処理量
15000 kg (500kg×30日)
塩分 = 460.5 kg 4.86 %(堆肥量比)
チップ量
1300 kg (8㎥)
分解菌量
3.8 kg (2袋)
堆肥量=処理量×堆肥生産率+チップ量+分解菌量 =
9,482 kg /月
※3.07%を適用
② 処理量
9000 kg (300kg×30日)
塩分 = 276.3 kg 4.45 %(堆肥量比)
チップ量
1300 kg (8㎥)
分解菌量
3.8 kg (2袋)
堆肥量=処理量×堆肥生産率+チップ量+分解菌 =
6,211 kg /月
<ウニ殻成分と堆肥分析の比較>
ウニ殻成分(弘前実業高等学校調べ)
ph
リン
カリウム
カルシウム
マグネシウム
チッソ
8.13
0.0222
0.0313
45.424
1.121
%
%
%
%
堆肥分析
8.7
0.18
0.33
30.4
1.45
%
%
%
%
1.1 %
試験結果
カルシウム・マグネシウム含有量が極めて高い特殊肥料を
ORRDにより短時間で製造できる事がわかりました。
第B08N21337号
発行年月日 平成 20年 11月 27日
〒030-0914
住所青森市岡造道1丁目3番6号
氏名株式会社グリーン゜アース
殿
試験検査成績書
平成20年11月10日付受付の試料について分析した結果は、下記の通りであったことを報告します。
轟 叡青森県薬剤師会衛
〒030-0961青森市浪打1丁目16番17号
TEL(017)742-8825
試 料 名
採取場所
採取日時
FAX (017)743-7075
肥料
㈱駒嶺商店(風間浦村)ウニ殼堆肥
平成 20年 11月 7日 −
分析の対象
分析の結果
分析の方法
水分
12.9%
水素イオン濃度(pH)
8.7(26℃)
肥料分析法3.3.1
窒素含量
1.10%
肥料分析法4.1.1.2
リン酸含量
0.18%
肥料分析法4.2.3
加里含量
0.33%
肥料分析法4.3.3
石灰含星
30.4%
肥料分析法4.5.1.2
苦土含量
1.45%
肥料分析法4.6.2
塩分(塩化ナトリウムとして)
4.22%
湿式灰化-フレーム原子吸光光度法
肥料分析法3.1.1
一以下余白−
備 考
塩分(塩化ナトリウムとして)=ナトリウム濃度×(58.44/22.99)
58.44 : 塩化ナトリウムの分子量
22.99 : ナトリウムの原子量