センター英語《大問別最重要チェックポイント》PDF

センター試験大特集号
※掲載問題はすべて2012年センター本試験の問題を使用。
発音・アクセント問題
第 1問
母音の発音や発音しない文字に注意!
違いを意識した音読学習をしよう
発音問題で出題率が高いのは、母音
A
下線部の発音がほかの三つと異なるものを選ぶ問題
に関する問題。
「ア(伸びない)
・アー
(伸
2
びる)
・アウ(二重母音)
」や「アウ・オウ」
問2
の違いなどを識別させる問題や、同じア
① feather
ルファベットでも発音が異なるものを答
[e]
② federal
[e]
③ gender
[e]
④ gene
[i ]
〔正解:④〕
えさせる問題が多い。普段から、とくに
母音に注目した音読学習を行うよう心
問3
がけよう。また、
「発音しない文字を含む
① enough
単語の発音」の出題率も高いので、母音
3
② laughter
[f]
と合わせて意識的に勉強しておこう。
③ mighty
④ rough
[-]
[f]
[f]
※発音しない
〔正解:③〕
単語・熟語・文法・会話文問題
第 2問
Aは文法問題よりも語彙問題が増加
Cは3つのステップで効率よく解答!
近年、A の穴埋め問題では語彙問題
C
が増えており、いわゆる文法問題の出
問2
題は少ない(文法では時制や仮定法、
助動詞が頻出)
。ここで高得点を目指
すなら、日常的に単語や熟語(とくに
前置詞を伴うもの)をくり返し学習し
ておくことが重要となる。
整序問題
The entertainer was happily _____
23
24
_____
_____ _____ _____
up in the air.
① arms
② her
③ raised
④ singing
⑤ with
〔正解: 23 −⑤ 24 −③〕
Step 1 選択肢の動詞の数をチェック aできない人は語彙力を強化せよ
C の整序問題が苦手な人は、右記の
3つのステップで解いてみてほしい。自
分がどのステップでつまずいているの
かを確認することで、苦手な分野を重点
的に強化することができるようになる。
動詞はいくつある? thatなどが省略されていないか?
Step 2 熟語・構文からセットを作る aできない人は熟語・構文力を強化せよ
with+名詞+Vpp:with her arms raised
を強化せよ
Step 3 文法的に正しく並べる aできない人は文法(文型)
singing with her arms raised
読解問題
第 3問
問題文の二度読み防止には
ディスコースマーカーを活用!
時間内に全問解答するには、第 3 問
以 降で「 問題 文を二度 読 みしないこ
と」が重要だ。そのためには、細部に
とらわれずに文全体を通しての主張を
つかむ必要がある。そこで活用したい
のがディスコースマーカーといわれる
語 句 だ。例 え ば、
「for example/for
instance」の 後 には 前 文の 具体 例 が
述べられるので、抽象的な文を理解す
る場合に役立つ。また、
「一般論+ but
/ however」の 後 に は 筆 者 の 主 張 が
述べられている可能性が高い。もちろ
この後に具体例が示されるので
32 を解くカギになる!
この後に筆者の主張したいこと
が書かれている可能性大!
ん、これらの語句の前後だけでなく文
全体を読むのが鉄則だ。
2012
15
資料読解問題
第 4問
数字やグラフなどデータの扱いに慣れ、
資料の項目見出しを先にチェックしよう
A
第 4 問は論理的思考能力・情報処理
能力を問う問題。数字の計算なども出
B
問2
Which of the lines in
the graph (Figure 2)
re p re s e n t p ain t e d
wood?
題されるので、すばやく正確に情報を
読 み取り、処 理 することが 重 要だ。A
は例年、グラフを含む問題。問題文に
「次の文章とグラフを読み…」と書かれ
問2
W hich of the
f ollo win g c o s t s
$8 0 if b o u g h t
on August 18th?
ているように、この問題のカギはグラフ
にある。グラフに空欄がある場合は、
本文を参考にまずはグラフを完成させ
よう。B では、必要な情報を見つけやす
いように、項目の見出しなどに先に印
をつけておき、情報整理をしておこう。
描写問題
第 5問
絵が描けるくらい具体的な記述に着目せよ
第 5 問で特徴的なのが、本文(文字
情報)の記述と合致するイラスト(画
像情報)を選ぶという問題。イラストを
選ぶ際は、イラスト化できるぐらい具体
的な記述(形、模様、位置、動きなど)に
着目すれば正答が導き出せる。イラス
ト化できないような「exciting( 刺激
的な)」、
「unforgettable( 忘 れられな
い)」、
「I promised her that I would
start pianolesson(私はピアノのレッ
スンを始めると彼女に約束した)」など
の表現は排除してシンプルに考えよう。
長文読解問題
第 6問
二度読みを防ぎ振り返りやすいよう
段落ごとに
「ひと言要約」をつけよう
近 年 の 第 6 問 は、設 問 と 段 落 が
リン クしてい る ので、段 落ごとに 読
み 解いていくことが 基 本。最 後 の問
題 は 全 体 の 構 成 や 流 れを 問う出 題
(1)p r o c r a s t i n a t i o n
とは何か?
(2012 年は各段落の要約を選ぶ問題)
が多いが、本文に戻って読み返してい
ては時間が足りない。二度読みを防止
(2)好 き 嫌 い に よって 左
右される
するためには、各段落に「ひと言要約」
をつけておくといい。言葉は深く考え
ず、5 秒程 度でメモする感覚で書いて
おこう。長文問題を解く際にはぜひ習
慣化してほしい。
16
2012
(3)自 分 の 能 力 へ の自 信
の程度が関連している
a 2)
(
a 1)
(
a 3)
(
a 4)
(