(株)赤塚植物園 アカツカ FFC パビリオン グリーンアドバイザー 倉林 雪夫 (電話:059-230-2121) (HP:http://www.jp-akatsuka.co.jp/ ) 誰でもできる草花の種まき 種まき資材 家庭用のプラグトレー(育苗連結ポット)を使う と、簡単で生育も良い。 用土は清潔な種まき専用土を使うと失敗がない。 必ず、事前に少し湿らせ(手で軽く握ると、壊れ やすいオニギリができる程度)、トレーに入れ、 表面をきれいに馴らす。 そのとき、画像のような小型の刷毛を使うと表面をきれい にそろえられる。百均でテーブル箒などの名で売っている ので、買っておくと良い。 種まきの注意点 タネまき用土を入れてタネをまくが、ゴマ粒程度以上の種は種の2倍ほどの土を覆土 する。ポピーやコリウス、ペチュニア等の細かい種やインパチェンスのように好光性 種子は覆土をしない。発芽率 が 80%以上のものは1粒ずつ、 70%以下のものは2~3粒ず つまく。発芽後、間引きをし、 1本ずつにして約一ヶ月ほど 育て、葉が触れ合うようにな ったら、3号ポットへ移植し て育てる。 プラグトレーで上手に育てるポイント ・最初の水やりは丁寧に・・・種を流さない!底から吸わせても良い ・発芽まで乾かさない・・・ジョウロをすぐそばに ・モヤシにしない・・・発芽し始めたら直射日光に当てる ・間引く・・・ 「もったいない」と思わないこと! ・肥料が大切・・・発芽直後から、500 倍の液肥を週2回与える ・タイミングよく鉢上げ・・・種まき後3~4週間が目安 (株)赤塚植物園 アカツカ FFC パビリオン グリーンアドバイザー 倉林 雪夫 (電話:059-230-2121) (HP:http://www.jp-akatsuka.co.jp/ ) ガッチリした苗を作るために 特に、春先に室内で育苗するときは、モヤシになりやすいの で、伸びすぎを予防するビーナインスプレーを使用すると良 い。発芽直前に散布しておくと、発芽直後に効いてくれるの で、足元の短いガッチリした苗が作れる。 ビーナインスプレーは、いろいろな草花の伸びすぎを防ぐ効 果が高いので、鉢植えやコンテナの草花を切り戻した後に使 っても効果的。 3号ポットへの移植 図のように竹グシを使って抜き取ると、根が傷まず 扱いやすい。 3号ポットに湿らせた培養土 を入れ、真ん中にあけた植穴 に苗を差し込み、土を抑えれ ば出来上がり。 根を傷めていないので、水を やった後、すぐ日向へ出せる。 その他の注意 ヨトウムシやナメクジに注意・・・・グリーンベイトなどのペレットタイプの粒剤を 周囲に撒いておくと、予防効果が高い。 定植後の立ち枯れ病に注意・・・・・植え付け後、ベンレート、オーソサイドなどの 殺菌剤をジョウロで撒いておくと予防効果が高 い
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