財政制度等審議会 財政投融資分科会 説 明 資 料

資料3-1
財政制度等審議会 財政投融資分科会
説 明 資 料
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構
平成 25 年 11 月 6 日
財 務 省 理 財 局
(機関名:独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC))
[平成 26 年度要求の概要]
[編成上の論点]
(単位:億円)
26 年 度
要求額(A)
1,639
25 年 度
計画額(B)
1,594
増減(△)額
(=A-B)
45
石炭業務
77
1,554
500
138
29
1,561
510
200
48
△7
△ 10
△ 62
地熱業務
150
80
70
金属鉱物業務
766
771
△5
8
1,161
85
1,076
478
385
46
△6
54
1,639
4
1,158
33
1,125
436
370
43
△7
30
1,594
4
3
52
△ 49
42
15
2
1
24
45
区 分
事業規模
石油天然ガス等勘定
投融資等・金属鉱産物備蓄勘定
天然ガス業務
金属鉱業一般勘定
財政投融資①
財政融資
産業投資
政府保証
自己資金等②
政府保証借入
貸付回収金
借入金等償還
その他
再計(①+②)
論点
日本再興戦略において、安定的かつ安価な資源の確保の推進が掲
げられているが、26 年度の事業の内容は、こうした方針を踏まえた
ものとなっているか。
また、事業規模は、出融資等を求める民間企業の実需や、これま
での実績を踏まえた適切なものとなっているか。
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編 成 上 の 論 点
(機関名:独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC))
要求の内容
論
<26 年度要求の概要>
1.26 年度要求については、天然ガス、石炭、地熱及び金属鉱物業
務の探鉱・開発等を支援するための事業規模として前年比 45 億円
増の合計 1,639 億円を要求。
点
論点
日本再興戦略において、安定的かつ安価な資源の確保の推進が掲げ
られているが、26 年度の事業の内容は、こうした方針を踏まえたもの
となっているか。
また、事業規模は、出融資等を求める民間企業の実需や、これまで
の実績を踏まえた適切なものとなっているか。
2.これに対応する産業投資としては、
① 天然ガス資源の安定供給を確保するため、開発段階のガス田の
資産買収出資及び開発・液化出資に必要な財源として、産業投
資 500 億円(資産買収出資 85 億円、開発・液化出資 415 億円)、 【論点に対する考え方】
② 石炭資源の安定供給を確保するため、探鉱事業への出資及び開
1.
「日本再興戦略」(平成 25 年 6 月 14 日閣議決定)に盛り込まれた資
発資金への債務保証に必要な財源として、産業投資 138 億円(探
源確保方針を踏まえてなされている。
鉱出資 35 億円、債務保証 103 億円)、
(参考)日本再興戦略(抜粋)
③ 再生可能エネルギーである地熱の導入を推進するため、国内に
○LNG 調達コストの低減
おける探査事業への出資及び開発資金への債務保証に必要な
・LNG 調達コストの低減に向け、北米からの LNG 輸入実現に向けた取組を
財源として、産業投資 150 億円(探査出資 8 億円、債務保証 142
継続するとともに、ロシア・モザンビーク等における日本企業の開発参
億円)、
画を支援し、供給源の多角化を進める。
④ レアメタル等の安定供給を確保するため、探鉱事業への出融
○再生可能エネルギー導入のための規制・制度改革等
資、開発資金への債務保証及び開発段階の金属鉱山の資産買収
・地熱発電への投資を促進する。
出資に必要な財源として、産業投資 288 億円(探鉱出融資 41
○安定的かつ安価な資源の確保の推進
億円、債務保証 26 億円、資産買収出資 221 億円)、
・エネルギー・鉱物資源の確保に向けて、北米からの LNG 輸入実現に向け
合計 1,076 億円を要求(前年比 49 億円減)。
た取組を継続するとともに、リスクマネー供給等による供給源の多角化
を進める。
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(参考)平成 24 年度産投実行状況
2.他方、24 年度をみると、天然ガス以外の分野では、計画案件がほ
とんど執行に至っておらず、必ずしも実需を適切に踏まえた計画が
なされていたとは言い難い状況。
3.個別案件を精査し、真に政策的に必要でありかつ実需がある案件
に重点化することが必要。
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