サイディング同質出隅製作 PUR-HM グリーンウォールシステム ユニ王

サイディング同質出隅製作
PUR-HM グリーンウォールシステム
究極の省エネ・高生産性の接着システム
電力消費ゼロ
ユニ王
サイディング同質出隅製作
PUR-HM
グリーンウォールシステム
大型接着機 「ユニ王」:消費電力ゼロ
接着剤自動塗布機 「ユニっ子」
(プレヒーター内蔵)
小型接着機 「ユニ姫」
接着剤自動塗布機 「ユニっ子」
PUR-HMでの接着で最も大切なことはサイディング材を温めることです。
加温については、外気、室温,材温によって異なりますので、その地域に即した温度設定が必要です。
必要とされる温度設定ができ、全体に均一な加温が出来る事などの条件が満たされるヒーターを製作しました。
それを塗布機に内蔵することで、たいへん作業性が良くなっております。
手前にあるパネルにサイディング材短尺
6本分(左右)を乗せて加温します。
一度に短尺6本分・3セットの加温、または長
尺1本分・3セットの加温が可能です。
ヒーターの温度管理、ロールコー
ターの釜の温度などがすべてこ
のタッチパネルで設定できます。
非常識な塗布機
PUR-HMは空気中の水分に反応するので、空気に触れさせてはいけないと「公式」には言われています。実際はどうかを当社で
「ユニっ子」
実験した結果3時間は変化がなく、接着に支障のないことが分かりました。ここからオープン型のロールコーター塗布機の開発
を始めました。
名前の由来は?
名付け親は普段から気の利く10歳の双子の兄弟で、由仁とトロッコを組み合わせて命名しました。このユニっ子は痒いところに手
が届くような気の利いた塗布機です。お利口さんですよ。
長所、欠点は?
長所はサイディングの厚さ、形状に関係なく、均一に接着剤を塗布出来る事です。塗布量の調整で表裏へのはみ出しがほとんど
なく、次の作業工程がとても楽になります。
欠点は作業終了後のクリーニングです。ローラー部分の残った接着剤は綺麗に取らなければなりません。
(クリーニング所要時間10∼15分)
接着剤塗布の
短尺6本を15秒で塗布できます。ボタンを押せば自動的に塗布されます。
所要時間は?
塗布終了後トロッコで戻ってきます。
電気消費はどの位? サイディングを温めるヒーターの電力等を含め、およそ4KWの電力消費
エアーの使用は?
となっています。材料押さえ等にエアーシリンダーを使用しております。
1本当たりの
板厚・材質により異なりますが3.5gが平均的な塗布量です。
接着剤の塗布量は?
大型接着機 「ユニ王」
ユニ王製作のコンセプト
接着剤(PUR‐HM)が5分で硬化するという特徴を生かし、5分間セット作業を行える機械を開発すれば待機時間がゼロになる。
1分間に長尺出隅1本、又は短尺出隅6本を1列にセット、プレスし、5分間ということで5連式にした機械を目指してきました。
名前の由来
故郷「由仁町」を全国への発信基地にしたいとの想いからユニをいただき、キングサイズなので王様にしました。
究極の省エネ接着機
1分間に短尺出隅6本を接着するならば、電気、エアーを使わず手動でも既存の高周波接着機より生産性の高い機械に出来る
全て手動で稼働
と考えました。
どの位の生産が
作業の方法で異なりますが、2人1組で一列(短尺6本又は長尺1本)の接着作業(プレヒーティング、セット、プレス、完成品の
見込めるの?
取り外し等)が60∼70秒でできます。1時間でおおよそ短尺250∼300本、長尺50∼60本が見込めます。
面取り、裏のボンド削り
ロールコーターでの塗布ですので、面の凹凸に関係なく均一に塗布できます。
そのためボンドのはみ出しがなく、裏のボンド削りの工程もなくすことも
できます。面取りには2時間以上後にしなければなりません。
小型接着機「ユニ姫」
単体の接着機で小規模工場向けに開発しました。内寸法左右
(小規模工場向け)
200mmまでの出隅製作ができます。側圧が強く、手前に障害が
ないので作業性が良くなっています。
GW101 サイディング幅決めカッター機
特徴
☆ きれい、早い、正確、簡単、
☆ 表面の欠けが出ません。
☆ 次のカット位置、次の次カット位置がレーザーで明示
できます。
☆ 目地抜きが簡単、複雑な目地入れも簡単。
☆ 捨て切りが簡単で早い
☆ 手動ですので板材の質にあわせコントロールしながら
カットできます。
☆ 台車1台(60本分)が10分でカットできます。
皆さん、工場を見学がてら遊びにいらしてくださいね!
みんなでお待ちしております!
GW102 サイディング留め切り機
特徴
☆ 一人作業で綺麗、早い
☆ 寸法はデジタル表示、正確な留め切りができます。
☆ 材料送り後、自分で材料を取り戻します。
☆ 中空の材料には留め切り中にエアーでゴミを
飛ばします。
☆
特注ダイヤチップソーを使用で接着力が強化され
ます。チップソーのカット数を2倍にする特殊装置も取
り付けているため、ランニングコストが通常の半分で
すみます。
☆ 台車1台(60本分)が10分で留切りできます。
余談
亀の子タワシがここで大活躍していますよ。さてどの
ような役割を果たしているのでしょうか?
こだわり
☆
幅切りを出隅1本分(標準品ですと180∼185mm)で
カットし,留め切りを2回行なったり、V カットを行う会
社が多く見受けられます。
☆ V カットは機械もカッターのコストも高く、何より騒音
が我慢の限界を超えています。往復2回の留め切り
はセンター部分の切り捨てが多くなり、柄合わせが
綺麗で無い欠点があります。当社は左右正確なカッ
トを行い、安く綺麗な出隅製作を行っています。
グリーンウォール ものづくりの原点
人の目
人の手
疑う を出発点に
そして感性を重視
背景には、既存の高周波接着機への疑問が常にありました。そして PUR-HM の「空気に触れさせてはいけない」事への疑問
がおこり、さらにはプライマーが本当に必要なのか、という疑問が生まれ、それらをすべて克服してきました。
失敗 を財産に
PUR-HM に取り組んで4年、失敗、失敗、失敗の連続・・・
実験に使用した接着剤、およそ 400Kg(カートリッジ換算 1000 本強)。実験に使用したサイディング材と発生したゴミ処理は
10t を下りません。
面白い を活力に
失敗しても構わない。原因をつかめば次の課題がみえてくる。それが面白く、ワクワクした気分で次の課題に挑戦。
数千回の実験の結果、ここまでできました。今でも毎日試行錯誤しています。
グリーンウォール
グリーンウォールの開発部隊はズブの素人集団、アホな話ばかりしている社長の佐藤、バカバカしい実験を素早く行う
システム開発の裏話
松尾課長、行き詰った時に冷静沈着な川田部長が「こうしたら」とポツリという。不思議とこれで難問を克服する。そんなこ
との繰り返しで今日まできました。
この開発と言う金食い虫と時間の浪費を陰で支えてくれている財務担当の専務、少ない人員で出隅生産を支えてくれてい
る現場の仲間たちがいます。
由仁町を
社長の佐藤が偶然母校跡地を譲り受け、出隅製作事業の傍ら卒業生と恩師に呼びかけ桜の木70本ほどの記念植樹祭を
全国の発信基地に
行い、すくすくと育っています。この母校跡地を研究開発の拠点とし、全国へ発信しようとPUR-HM接着剤の改良、接着シス
テムの開発に取り組んできました。この間全国から多くの同業者、支援者が会社見学に訪れました。実は発信と意気込んだ
ものの、逆に教わることばかりでした。PUR-HMグリーンウォールシステム、ようやくここまで到達できました。このシステム
を今後も改良を重ね、皆様にお役にたちたいと祈念しています。
サイディングコーナー用 反応型ホットメルト接着剤
TM-128
TM-133
備考
主成分
ウレタンプレポリマー
-
外観
黒褐色固体
目視
使用時期
春秋∼冬
夏
粘度
4500
3300
最適使用温度
80∼100
オープンタイム
解圧可能時間
mPa・s/120℃
℃
25℃
180
-
35℃
-
90
25℃
300
-
秒
35℃
-
180
(オープン 60 秒後圧縮)
(より固化の早いTM-150 を新しく開発実験中です)
秒
2013.2.22 現在
株式会社オーシカ
2.5kgアルミパッケージ