2012 年 11 月 (改 訂 第 3 版 ) 日 本 標 準 商 品 分 類 番 号 871315 医薬品インタビューフォーム 日 本 病 院 薬 剤 師 会 のIF記 載 要 領 2008 に準 拠 して作 成 剤 形 眼 軟 膏 剤 製 剤 の 規 制 区 分 該 当 しない 規 量 1g 中 デキサメタゾン 0.5mg 含 有 名 和 名 :デキサメタゾン (JAN) 洋 名 :Dexamethasone (JAN) 一 格 ・ 般 含 製造販売承認年月日 薬価基準収載・発売年月日 製 造 承 認 年 月 日:1970年 2月 3日 薬価基準収載年月日:1970年 8月 1日 発 売 年 月 日:1970 年 4 月 30 日 開 発 ・製 造 販 売 (輸 入 )・ 提 携 ・販 売 会 社 名 製 造 販 売 元 :参 天 製 薬 株 式 会 社 医薬情報担当者の連絡先 問 い 合 わ せ 窓 口 参天製薬株式会社 医薬事業部 医薬情報室 TEL:0120-921-839 06-6321-7056 受 付 時 間 :9 時 ∼17 時 (土 ・日 ・祝 日 を除 く) 医 療 関 係 者 向 けホームページ https://www.santen.co.jp/medical/admin/A300.jsp 本 IFは 2006 年 12 月 改 訂 の添 付 文 書 の記 載 に基 づき作 成 した。 最 新 の添 付 文 書 情 報 は、医 薬 品 医 療 機 器 情 報 提 供 ホームページ http://www.info.pmda.go.jp にてご確 認 ください。 29306 04 IF利 用 の手 引 きの概 要 −日 本 病 院薬 剤 師会 − 1.医 薬 品 インタビューフォーム作 成 の経 緯 医 療 用 医 薬 品 の基 本 的 な要 約 情 報 として医 療 用 医 薬 品 添 付 文 書 (以 下 、添 付 文 書 と 略 す)がある。医 療 現 場 で医 師 ・薬 剤 師 等 の医 療 従 事 者 が日 常 業 務 に必 要 な医 薬 品 の 適 正 使 用 情 報 を活 用 する際 には、添 付 文 書 に記 載 された情 報 を裏 付 ける更 に詳 細 な情 報 が必 要 な場 合がある。 医 療 現 場 では、当 該 医 薬 品 について製 薬 企 業 の医 薬 情 報 担 当 者 等 に情 報 の追 加 請 求 や質 疑 をして情 報 を補 完 して対 処 してきている。この際 に必 要 な情 報 を網 羅 的 に入 手 するための情 報 リストとしてインタビューフォームが誕 生 した。 昭 和 63 年 に日 本病 院薬 剤 師 会 (以下 、日 病 薬と略 す)学 術 第 2小 委員会 が「医 薬 品 インタビュー フォーム」(以 下 、IFと略 す)の位 置 付 け並 びに記 載 様 式 を策 定 した。その 後 、医 療 従 事 者 向 け並 びに患 者 向 け医 薬 品 情 報 ニーズの変 化 を受 けて、平 成 10 年 9 月 に日 病薬 学 術第 3小 委員 会 においてIF記 載要領 の改 訂が行 われた。 更 に 10 年 が経 過 した現在 、医 薬 品 情 報の作 り手である製 薬 企業 、使 い手である医 療 現 場 の薬剤 師 、双 方 にとって薬 事 ・医 療 環境 は大きく変 化 したことを受 けて、平 成 20 年 9 月 に日 病薬 学 術第 3小 委員 会 において新 たなIF記載 要 領 が策 定 された。 2.IFとは IFは「添 付 文 書 等 の情 報 を補 完 し、薬 剤 師 等 の医 療 従 事 者 にとって日 常 業 務 に必 要 な、医 薬 品 の品 質 管 理のための情 報 、処 方 設 計 のための情 報 、調 剤 のための情 報 、医 薬 品 の適 正 使 用 のための情 報 、薬 学 的 な患 者 ケアのための情 報 等 が集 約 された総 合 的 な 個 別 の医 薬 品 解 説 書 として、日 病 薬 が記 載 要 領 を策 定 し、薬 剤 師 等 のために当 該 医 薬 品 の製 薬企 業 に作 成 及び提 供 を依 頼 している学 術 資 料 」と位 置付 けられる。 ただし、薬 事 法 ・製 薬 企 業 機 密 等 に関 わるもの、製 薬 企 業 の製 剤 努 力 を無 効 にするも の及 び薬 剤 師 自 らが評 価 ・判 断 ・提 供 すべき事 項 等 はIFの記 載 事 項 とはならない。言 い 換 えると、製 薬 企 業 から提 供 されたIFは、薬 剤 師 自 らが評 価 ・判 断 ・臨 床 適 応 するととも に、必 要 な補 完 をするものという認 識 を持 つことを前 提 としている。 [IFの様 式 ] ①規 格 は A4 判 、横 書 きとし、原 則 として 9 ポイント以 上 の字体 (図 表 は除 く)で記 載 し、 一 色 刷 りとする。ただし、添 付 文 書 で赤 枠 ・赤 字 を用 いた場 合 には、電 子 媒 体 ではこ れに従 うものとする。 ②IF記 載 要 領に基 づき作 成 し、各 項 目名 はゴシック体 で記 載 する。 ③表 紙 の記 載 は統 一 し、表 紙 に続 けて日 病 薬 作 成 の「IF利 用 の手 引 きの概 要 」の全 文 を記 載 するものとし、2 頁 にまとめる。 [IFの作 成 ] ①IFは原 則 として製 剤 の投 与 経 路別 (内 用 剤 、注射 剤 、外 用 剤 )に作成 される。 ②IFに記 載 する項目 及 び配 列 は日 病 薬が策 定 したIF記 載 要領 に準拠 する。 ③添 付 文 書の内 容 を補完 するとのIFの主旨 に沿って必 要 な情 報 が記 載 される。 ④製 薬 企 業 の機 密 等 に関 するもの、製 薬 企 業 の製 剤 努 力 を無 効 にするもの及 び薬 剤 師 をはじめ医 療 従 事者 自らが評 価 ・判 断 ・提 供 すべき事 項 について記 載 されない。 ⑤「IF記 載 要 領 2008」により作 成 されたIFは、電 子 媒 体 での提供 を基 本 とし、必 要 に応 じて薬 剤 師 が電 子 媒 体 (PDF)から印 刷 して使 用 する。企 業 での製 本 は必 須 ではな い。 [IFの発 行 ] ①「医 薬 品 インタビューフォーム記 載 要 領 2008」(以 下 、「IF記 載 要 領 2008」と略 す) は、平 成 21 年 4 月 以 降に承 認 された新医 薬 品 から適 用 となる。 ②上 記 以 外の医 薬品 については、「IF記 載 要領 2008」による作 成 ・提 供 は強 制 されるも のではない。 ③使 用 上 の注 意 の改 訂 、再 審 査 結 果 又 は再 評 価 結 果 (臨 床 再 評 価 )が公 表 された時 点 並 びに適 応 症 の拡 大 等 がなされ、記 載 すべき内 容 が大 きく変 わった場 合 にはIFが 改 訂 される。 3.IFの利 用 にあたって 「医 薬 品 インタビューフォーム記 載 要 領 2008」においては、従 来 の主 に MR による紙 媒 体 での提 供に替 え、PDF ファイルによる電 子媒 体 での提 供 を基 本 としている。情 報 を利 用 する薬 剤 師 は、電 子 媒 体から印 刷 して利 用 することが原 則 で、医 療 機関 での IT 環 境 によ っては必 要 に応 じて MR に印 刷 物 での提 供 を依頼してもよいこととした。 電 子 媒 体 のIFについては、医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 の医 薬 品 医 療 機 器 情 報 提 供 ホ ームページに掲 載 場所 が設 定 されている。 製 薬 企 業 は「医 薬 品 インタビューフォーム作 成 の手 引 き」に従 って作 成 ・提 供 するが、 IFの原 点 を踏 まえ、医 療 現 場 に不 足 している情 報 やIF作 成 時 に記 載 し難 い情 報 等 につ いては製 薬 企 業の MR 等 へのインタビューにより薬 剤 師 等 自 らが内容 を充 実させ、IFの利 用 性 を、自 己 調 査 のデータを加 えてIFの内 容 を充 実 させ、IFの利 用 性 を高 める必 要 があ る。また、随 時 改 訂 される使 用 上 の注 意 等 に関 する事 項 に関 しては、IFが改 訂 されるまで の間 は、当 該 医 薬 品 の製 薬 企 業 が提 供 する添 付 文 書 やお知 らせ文 書 等 、あるいは医 薬 品 医 療 機 器 情 報 配 信 サービス等 により薬 剤 師 等 自 らが整 備 するとともに、IFの使 用 にあ たっては、最 新 の添 付 文書 を医 薬 品 医療 機 器情報 提 供 ホームページで確認 する。 なお、適 正 使 用 や安 全 性 の確 保 の点 から記 載 されている「臨 床 成 績 」や「主 な外 国 で の発 売 状 況 」に関 する項 目 等 には承 認 事 項 に関 わることがあり、その取 扱 いには十 分 留 意 すべきである。 4.利 用 に際 しての留 意点 IFを薬 剤 師 等 の日 常 業 務 において欠 かすことができない医 薬 品 情 報 源 として活 用 して 頂 きたい。しかし、薬 事 法 や医 療 用 医 薬 品 プロモーションコード等 による規 制 により、製 薬 企 業 が医 薬 品情 報 として提 供 できる範 囲 には自 ずと限 界 がある。IFは日 病薬 の記 載 要領 を受 けて、当 該 医 薬 品 の製 薬 企 業 が作 成 ・提 供 するものであることから、記 載 ・表 現 には 制 約 を受 けざるを得 ないことを認 識 しておかなければならない。 また製 薬 企 業 は、IFがあくまでも添 付 文 書 を補 完 する情 報 資 材 であり、今 後 インターネ ットでの公 開 等 も踏 まえ、薬 事 法 上 の広 告 規 制 に抵 触 しないよう留 意 し作 成 されているこ とを理 解 して情 報 を活 用する必 要 がある。 (2008 年 9 月 ) 目 Ⅰ.概要に関する項目 1.開 発 の経 緯 -------------------------------------1 2.製 品 の治 療 学 的 ・製 剤 学 的 特 徴 -------------1 次 Ⅵ.薬効薬理に関する項目 1.薬 理 学 的 に関 連 ある化 合 物 又 は 化 合 物 群 ------------------------------------- 10 2.薬 理 作 用 -------------------------------------- 10 Ⅱ.名称に関する項目 1.販 売 名 ------------------------------------------2 Ⅶ.薬物動態に関する項目 2.一 般 名 ----------------------------------------- 2 1.血 中 濃 度 の推 移 ・測 定 法 -------------------- 11 3.構 造 式 又 は示 性 式 ----------------------------- 2 2.薬 物 速 度 論 的 パラメータ --------------------- 11 4.分 子 式 及 び分 子 量 ----------------------------- 2 3.吸 収 ------------------------------------------- 11 5.化 学 名 (命 名 法 ) ------------------------------- 2 4.分 布 ------------------------------------------- 11 6.慣 用 名 、別 名 、略 号 、記 号 番 号 --------------- 2 5.代 謝 ------------------------------------------- 12 7.CAS 登 録 番 号 ---------------------------------- 2 6.排 泄 ------------------------------------------- 12 7.透 析 等 による除 去 率 ------------------------- 13 Ⅲ.有効成分に関する項目 1.物 理 化 学 的 性 質 ------------------------------- 3 Ⅷ . 安 全 性 (使 用 上 の 注 意 等 )に 関 す る 項 目 2.有 効 成 分 の各 種 条 件 下 における安 定 性 ----- 3 1.警 告 内 容 とその理 由 ------------------------- 14 3.有 効 成 分 の確 認 試 験 法 ----------------------- 3 2.禁 忌 内 容 とその理 由 4.有 効 成 分 の定 量 法 ----------------------------- 3 (原 則 禁 忌 を含 む) --------------------------- 14 3.効 能 ・効 果 に関 連 する使 用 上 の注 意 と Ⅳ.製剤に関する項目 1.剤 形 --------------------------------------------- 4 その理 由 -------------------------------------- 14 4.用 法 ・用 量 に関 連 する使 用 上 の注 意 と 2.製 剤 の組 成 ------------------------------------- 4 その理 由 -------------------------------------- 14 3.用 時 溶 解 して使 用 する製 剤 の調 製 法 -------- 4 5.慎 重 投 与 内 容 とその理 由 -------------------- 14 4.懸 濁 剤 、乳 剤 の分 散 性 に対 する注 意 -------- 4 6.重 要 な基 本 的 注 意 とその理 由 及 び 5.製 剤 の各 種 条 件 下 における安 定 性 ---------- 5 処 置 方 法 -------------------------------------- 14 6.溶 解 後 の安 定 性 ------------------------------- 5 7.相 互 作 用 -------------------------------------- 14 7.他 剤 との配 合 変 化 (物 理 化 学 的 変 化 ) ------- 5 8.副 作 用 ---------------------------------------- 15 8.溶 出 性 ------------------------------------------ 5 9.高 齢 者 への投 与 ------------------------------ 16 9.生 物 学 的 試 験 法 ------------------------------- 5 10.妊 婦 、産 婦 、授 乳 婦 等 への投 与 ------------ 16 10.製 剤 中 の有 効 成 分 の確 認 試 験 法 ------------ 5 11.小 児 等 への投 与 ------------------------------ 16 11.製 剤 中 の有 効 成 分 の定 量 法 ------------------ 5 12.臨 床 検 査 結 果 に及 ぼす影 響 ---------------- 16 12.力 価 --------------------------------------------- 5 13.過 量 投 与 -------------------------------------- 16 13.混 入 する可 能 性 のある夾 雑 物 ----------------- 5 14.適 用 上 の注 意 -------------------------------- 16 14.治 療 上 注 意 が必 要 な容 器 に関 する情 報 ----- 5 15.その他 の注 意 --------------------------------- 17 15.刺 激 性 ------------------------------------------ 5 16.その他 ----------------------------------------- 17 16.その他 ------------------------------------------- 5 Ⅸ.非臨床試験に関する項目 Ⅴ.治療に関する項目 1.効 能 又 は効 果 ---------------------------------- 6 2.用 法 及 び用 量 ---------------------------------- 6 3.臨 床 成 績 ---------------------------------------- 6 1.薬 理 試 験 -------------------------------------- 18 2.毒 性 試 験 -------------------------------------- 18 Ⅹ.管理的事項に関する項目 1.規 制 区 分 -------------------------------------- 20 2.有 効 期 間 又 は使 用 期 限 --------------------- 20 3.貯 法 ・保 存 条 件 ------------------------------- 20 4.薬 剤 取 扱 い上 の注 意 点 --------------------- 20 5.承 認 条 件 等 ----------------------------------- 20 6.包 装 ------------------------------------------- 20 7.容 器 の材 質 ----------------------------------- 20 8.同 一 成 分 ・同 効 薬 ---------------------------- 20 9.国 際 誕 生 年 月 日 ----------------------------- 20 10.製 造 販 売 承 認 年 月 日 及 び承 認 番 号 ------- 20 11.薬 価 基 準 収 載 年 月 日 ------------------------ 20 12.効 能 ・効 果 追 加 、用 法 ・用 量 変 更 追 加 等 の年 月 日 及 びその内 容 ---------------------- 21 13.再 審 査 結 果 、再 評 価 結 果 公 表 年 月 日 及 びその内 容 --------------------------------- 21 14.再 審 査 期 間 ----------------------------------- 21 15.投 薬 期 間 制 限 医 薬 品 に関 する情 報 -------- 21 16.各 種 コード ------------------------------------ 21 17.保 険 給 付 上 の注 意 --------------------------- 21 ⅩⅠ.文献 1.引 用 文 献 -------------------------------------- 22 2.その他 の参 考 文 献 --------------------------- 22 ⅩⅡ.参考資料 1.主 な外 国 での発 売 状 況 ---------------------- 23 2.海 外 における臨 床 支 援 情 報 ----------------- 23 ⅩⅢ.備考 1.その他 の関 連 資 料 --------------------------- 25 Ⅰ.概要に関する項目 1.開発の経緯 本 剤 は、デキサメタゾンを主 成 分 とする点 眼 剤 である。デキサメタゾンは強 力 な抗 炎 症 作 用 を持 つ合 成 副 腎 皮 質 ホルモンで、内 服 のみならず局 所 投 与 によっても顕 著 な抗 炎 症 効 果 を示 す。 本 剤 は1970年 に承 認 され、1977年 再 評 価 を終 了 している。 2.製品の治療学的・製剤学的 特 になし 特徴 -1- Ⅱ.名称に関する項目 1.販売名 (1)和 名 サンテゾーン ® 0.05%眼 軟 膏 (2)洋 名 Santeson ® 0.05% ophthalmic ointment (3)名 称 の 由 来 参 天 の「サンテ」とデキサメタゾンの「ゾン」より命 名 した。 2.一般名 (1)和 名 ( 命 名 法 ) デキサメタゾン(JAN) (2)洋 名 ( 命 名 法 ) Dexamethasone(JAN、INN、USAN) (3)ス テ ム プレドニン及 びプレドニゾロン誘 導 体 :-met(h)asone 3.構造式又は示性式 4.分子式及び分子量 分 子 式 :C 22 H 29 FO 5 分 子 量 :392.46 5.化学名(命名法) 9-Fluoro-11β,17,21-trihydroxy-16α-methylpregna-1,4-diene-3,20-dione (IUPAC) 6.慣用名、別名、略号、 デキサメサゾン 記号番号 7.CAS登録番号 50-02-2 -2- Ⅲ. 有効成分に関する項目 1.物理化学的性質 (1)外 観 ・ 性 状 白 色 ∼微 黄 色 の結 晶 又 は結 晶 性 の粉 末 である。 (2)溶 解 性 各種溶媒における溶解度 溶媒 日 局 の溶 解 性 表 現 メタノール やや溶 けにくい エタノール(95) やや溶 けにくい アセトン やや溶 けにくい アセトニトリル 溶 けにくい 水 ほとんど溶 けない (3)吸 湿 性 該 当 資 料 なし (4)融 点 ( 分 解 点 ) 、 沸 点 、 凝 固 点 融 点 :約 245℃(分 解 ) (5)酸 塩 基 解 離 定 数 該 当 資 料 なし (6)分 配 係 数 該 当 資 料 なし (7)そ の 他 の 主 な 示 性 値 20 旋 光 度 [α] D :+86 ∼ +94° (乾 燥 後 ,0.1g,メタノール,10mL,100mm) 2.有効成分の各種条件下に おける安定性 長期保存試験 保存条件 保存期間 室 温 、遮光 60ヵ月 室 温 で54ヵ月 間 保 存 後 、 50℃で6ヵ月 間 保 存 遮光 3.有効成分の確認試験法 日 局 「デキサメタゾン」による 4.有効成分の定量法 日 局 「デキサメタゾン」による -3- 保存形態 密閉容器 結果 変 化 なし 変 化 なし Ⅳ.製剤に関する項目 1. 剤 形 (1)投 与 経 路 点眼 (2)剤 形 の 区 別 、 規 格 及 び 性 状 剤 形 :眼 軟 膏 剤 規 格 :1 g中 に デ キ サメ タ ゾ ン 0 . 5 m gを含 有 する。 性 状 :白 色 ∼微 黄 色 である。 (3)製 剤 の 物 性 該 当 資 料 なし (4)識 別 コ ー ド 該 当 しない (5)pH、 浸 透 圧 比 、 粘 度 、 比 重 、 安 定 な pH 域 等 該 当 資 料 なし (6)無 菌 の 有 無 無 菌 製 剤 である。 2.製剤の組成 (1)有 効 成 分 ( 活 性 成 分 ) の 含 量 1 g 中 に デ キ サメ タ ゾ ン 0 . 5 m g を含 有 する。 (2)添 加 物 添 加 物 として白 色 ワセリン(基 剤 )、パラオキシ安 息 香 酸 ブチル(防 腐 剤 )、 流 動 パラフィン(基 剤 )を含 有 する。 (3)添 付 溶 解 液 の 組 成 及 び 容 量 該 当 しない 3.用時溶解して使用する製剤の 該 当 しない 調製法 4.懸濁剤、乳剤の分散性に 該 当 しない 対する注意 5.製剤の各種条件下における 安定性 試 験 長期保存試験 加速試験 保存条件 25℃ 40℃、75%RH 6.溶解後の安定性 該 当 資 料 なし 7.他剤との配合変化 該 当 資 料 なし (物理化学的変化) -4- 保存期間 36ヵ月 6ヵ月 保存形態 最 終 製 品 (箱 入 り) 最 終 製 品 (箱 入 り) 結 果 変 化 なし 変 化 なし 8.溶出性 該 当 しない 9.生物学的試験法 該 当 しない 10. 製 剤 中 の 有 効 成 分 の 紫外可視吸光度測定法 確認試験法 11. 製 剤 中 の 有 効 成 分 の 定 量 法 紫外可視吸光度測定法 12. 力 価 該 当 しない 13. 混 入 す る 可 能 性 の あ る 夾 雑 物 特 になし 14. 治 療 上 注 意 が 必 要 な 容 器 に 該 当 しない 関する情報 15. 刺 激 性 Ⅸ -2 . -(4) の項 参 照 16. そ の 他 5 Ⅴ. 治療に関する項目 1.効能又は効果 外 眼 部 および前 眼 部 の炎 症 性 疾 患 の対 症 療 法 (眼 瞼 炎 、結 膜 炎 、角 膜 炎 、 強 膜 炎 、上 強 膜 炎 、前 眼 部 ブドウ膜 炎 、術 後 炎 症 ) 2.用法及び用量 通 常 、1日 1∼3回 、適 量 を塗 布 する。なお、症 状 により適 宜 増 減 する。 3.臨床成績 (1)臨 床 デ ー タ パ ッ ケ ー ジ ( 2009 年 4 月 以 降 承 認 品 目 ) 該 当 しない (2)臨 床 効 果 該当資料なし (3)臨 床 薬 理 試 験 : 忍 容 性 試 験 該 当 資 料 なし (4)探 索 的 試 験 : 用 量 反 応 探 索 試 験 該 当 資 料 なし (5)検 証 的 試 験 1)無 作 為 化 並 行 用 量 反 応 試 験 該 当 資 料 なし 2)比 較 試 験 該 当 資 料 なし 3)安 全 性 試 験 該 当 資 料 なし 4)患 者 ・ 病 態 別 試 験 該 当 資 料 なし (6)治 療 的 使 用 1)使 用 成 績 調 査 ・ 特 定 使 用 成 績 調 査 ( 特 別 調 査 ) ・ 製 造 販 売 後 臨 床 試験(市販後臨床試験) 実 施 していない 2)承 認 条 件 と し て 実 施 予 定 の 内 容 又 は 実 施 し た 試 験 の 概 要 該 当 しない -6- Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 1.薬理学的に関連ある化合物 副 腎 皮 質 ホルモン 又は化合物群 2.薬理作用 (1)作 用 部 位 ・ 作 用 機 序 糖 質 コルチコイド受 容 体 に作 用 して抗 炎 症 作 用 をあらわす。 (2)薬 効 を 裏 付 け る 試 験 成 績 実 験 的 ブ ド ウ 膜 炎 に 対 す る 作 用 ( ウ サ ギ ) 1) ウサギ硝 子 体 内 にフェリチンを投 与 して惹 起 させた実 験 的 ブドウ膜 炎 に 対 す る デ キ サ メ タ ゾ ン の 作 用 を 検 討 し た 。 0.1 % デ キ サ メ タ ゾ ン 液 を 1 回 0.5mL、1日 1回 結 膜 下 注 射 し たところ、虹 彩 の充 血 や硝 子 体 の細 胞 浸 潤 などの炎 症 症 状 や房 水 内 蛋 白 濃 度 を明 らかに抑 制 した。組 織 学 的 検 査 ではわずかな細 胞 の浸 潤 しか認 めらなかった。 (3)作 用 発 現 時 間 ・ 持 続 時 間 該 当 資 料 なし -7- Ⅶ. 薬物動態に関する項目 1.血中濃度の推移・測定法 (1)治 療 上 有 効 な 血 中 濃 度 該 当 しない (2)最 高 血 中 濃 度 到 達 時 間 該 当 資 料 なし (3)臨 床 試 験 で 確 認 さ れ た 血 中 濃 度 該 当 資 料 なし (4)中 毒 域 該 当 資 料 なし (5)食 事 ・ 併 用 薬 の 影 響 該 当 資 料 なし (6)母 集 団 (ポ ピ ュ レ ー シ ョ ン )解 析 に よ り 判 明 し た 薬 物 動 態 変 動 要 因 該 当 資 料 なし 2.薬物速度論的パラメータ (1)コ ン パ ー ト メ ン ト モ デ ル 該 当 資 料 なし (2)吸 収 速 度 定 数 該 当 資 料 なし (3)バ イ オ ア ベ イ ラ ビ リ テ ィ 該 当 資 料 なし (4)消 失 速 度 定 数 該 当 資 料 なし (5)ク リ ア ラ ン ス 該 当 資 料 なし (6)分 布 容 積 該 当 資 料 なし (7)血 漿 蛋 白 結 合 率 該 当 資 料 なし 3.吸収 該 当 資 料 なし 4.分布 (1)血 液 − 脳 関 門 通 過 性 該 当 資 料 なし (2)血 液 − 胎 盤 関 門 通 過 性 該 当 資 料 なし (3)乳 汁 へ の 移 行 性 該 当 資 料 なし (4)髄 液 へ の 移 行 性 該 当 資 料 なし -8- (5)そ の 他 の 組 織 へ の 移 行 性 <参 考 :ウサギ> 眼 内 組 織 移 行 2) 白 色 ウサギに0.1% 3 H-デキサメタゾン懸 濁 液 25µLを点 眼 し、各 眼 組 織 中 濃 度 を測 定 した。結 膜 では点 眼 5分 後 に最 高 値 5.2µg/gに到 達 した後 、 急 速 に減 少 し、点 眼 45分 後 からは指 数 関 数 的 に減 少 した。角 膜 では、 点 眼 5分 後 に最 高 値 4.07µg/gに到 達 した後 、指 数 関 数 的 に減 少 した。 房 水 では、点 眼 45分 後 に最 高 値 0.21µg/gに到 達 した後 、指 数 関 数 的 に 減 少 した。また、点 眼 30分 後 の各 眼 組 織 内 濃 度 は、角 膜 、強 膜 等 の前 眼 部 ・外 眼 部 では比 較 的 高 く、硝 子 体 、網 脈 絡 膜 等 の後 眼 部 では低 か った。 白 色 ウサギにおける0.1% 3 H-デキサメタゾン点 眼 30分 後 の 眼組織中濃度 組織 眼球結膜 角膜 強膜 房水 虹彩 硝子体 脈 絡 膜 ・網 膜 5.代謝 組 織 中 濃 度 (µg/g wet tissue) 0.584±0.162 2.566±0.238 0.242±0.066 0.187±0.014 0.708±0.079 0.003±0.001 0.068±0.021 n=4-6、mean±S.E. (1)代 謝 部 位 及 び 代 謝 経 路 該 当 資 料 なし (2)代 謝 に 関 与 す る 酵 素 ( CYP450 等 ) の 分 子 種 該 当 資 料 なし (3)初 回 通 過 効 果 の 有 無 及 び そ の 割 合 該 当 資 料 なし (4)代 謝 物 の 活 性 の 有 無 及 び 比 率 該 当 資 料 なし (5)活 性 代 謝 物 の 速 度 論 的 パ ラ メ ー タ 該 当 資 料 なし 6.排泄 (1)排 泄 部 位 及 び 経 路 該 当 資 料 なし (2)排 泄 率 該 当 資 料 なし (3)排 泄 速 度 該 当 資 料 なし 7.透析等による除去率 該 当 資 料 なし 9 Ⅷ. 安全性(使用上の注意等)に関する項目 1.警告内容とその理由 2.禁忌内容とその理由 (原則禁忌を含む) 該 当 しない(特 に設 定 されていない) 禁忌(次の患者には投与しないこと) 本 剤 の成 分 に対 し過 敏 症 の既 往 歴 のある患 者 <解 説 > 海 外 で過 敏 症 が知 られているため、本 剤 の成 分 による過 敏 症 の既 往 歴 のあ る患 者 には投 与 しないこと。 〔 原 則 禁 忌( 次 の 患 者 に は 投 与 し な い こ と を 原 則 と す る が 、特 に 必 要 とする場合には慎重に投与すること)〕 1)角 膜 上 皮 剥 離 又 は角 膜 潰 瘍 のある患 者 [これらの疾 患 が増 悪 するおそれ がある。また、角 膜 穿 孔 を生 ずるおそれがある。] 2)ウイルス性 結 膜 ・角 膜 疾 患 、結 核 性 眼 疾 患 、真 菌 性 眼 疾 患 又 は化 膿 性 眼 疾 患 のある患 者 [これらの疾 患 が増 悪 するおそれがある。また、角 膜 穿 孔 を 生 ずるおそれがある。] <解 説 > 1)ステロイド点 眼 剤 共 通 の注 意 事 項 である。 角 膜 上 皮 剥 離 又 は角 膜 潰 瘍 の あ る患 者 に本 剤 を投 与 す ると、 その修 復 能 力 を抑 えて、症 状 を増 悪 させ、さらには角 膜 穿 孔 を生 じさせるおそれが あることから記 載 した。 2)ステロイド点 眼 剤 共 通 の注 意 事 項 である。 ウ イルス性 結 膜 ・角 膜 疾 患 、結 核 性 眼 疾 患 、真 菌 性 眼 疾 患 又 は化 膿 性 眼 疾 患 のある患 者 に本 剤 を投 与 すると、免 疫 抑 制 作 用 により、症 状 を増 悪 させるおそれがあることから記 載 した。 3.効能・効果に関連する 該 当 しない(特 に設 定 されていない) 使用上の注意とその理由 4.用法・用量に関連する 該 当 しない(特 に設 定 されていない) 使用上の注意とその理由 5.慎重投与内容とその理由 該 当 しない(特 に設 定 されていない) 6 .重 要 な 基 本 的 注 意 と そ の 理 由 該 当 しない(特 に設 定 されていない) 及び処置方法 7.相互作用 (1)併 用 禁 忌 と そ の 理 由 該 当 しない(特 に設 定 されていない) (2)併 用 注 意 と そ の 理 由 該 当 しない(特 に設 定 されていない) - 10 - 8.副作用 (1)副 作 用 の 概 要 本 剤 は使 用 成 績 調 査 等 の副 作 用 発 現 頻 度 が明 確 となる調 査 を実 施 して いない。 (2)重 大 な 副 作 用 と 初 期 症 状 重 大 な 副 作 用 (まれに:0.1%未 満 、ときに:0.1 ∼5%未 満 、副 詞 なし: 5% 以 上 又 は頻 度 不 明 ) 眼 (1)緑 内 障 : 連 用 により、数 週 後 から眼 内 圧 亢 進 、緑 内 障 があらわれるこ とがあるので、定 期 的 に眼 内 圧 検 査 を実 施 すること。 (2)角 膜 ヘ ル ペ ス 、 角 膜 真 菌 症 、 緑 膿 菌 感 染 症 : 角 膜 ヘルペス、角 膜 真 菌 症 、緑 膿 菌 感 染 症 等 を誘 発 することがある。このような場 合 には、 適 切 な処 置 を行 うこと。 (3)穿 孔 : 角 膜 ヘルペス、角 膜 潰 瘍 又 は外 傷 等 に投 与 した場 合 には穿 孔 を生 ずることがある。 (4) 後 嚢 下 白 内 障 :長 期 投 与 に より、後 嚢 下 白 内 障 が あら われ ることが あ る。 (3)そ の 他 の 副 作 用 副 作 用 が認 められた場 合 には投 与 を中 止 するなど適 切 な処 置 を行 うこと。 頻 度 種 類 頻度不明 眼 刺激感 下 垂 体 ・副 腎 皮 質 系 機 能 (長 期 連 用 した場 合 ) 下 垂 体 ・副 腎 皮 質 系 機 能 の 抑制 その他 創 傷 治 癒 の遅 延 (4)項 目 別 副 作 用 発 現 頻 度 及 び 臨 床 検 査 値 異 常 一 覧 該 当 資 料 なし (5)基礎疾患、合併症、重症度及び手術の有無等背景別の副作用発現頻度 該 当 資 料 なし (6)薬 物 ア レ ル ギ ー に 対 す る 注 意 及 び 試 験 法 〔禁忌(次の患者には投与しないこと)〕 本 剤 の成 分 に対 し過 敏 症 の既 往 歴 のある患 者 <解 説 > 海 外 で過 敏 症 が知 られているため、本 剤 の成 分 による過 敏 症 の既 往 歴 のある患 者 には投 与 しないこと。 9.高齢者への投与 高齢者への投与 一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意すること。 <解 説 > 高 齢 者 は腎 機 能 、肝 機 能 等 の生 理 機 能 が低 下 していることが多 く、医 薬 品 の副 作 用 が発 現 しやすい傾 向 にあり、一 般 的 に医 薬 品 の投 与 にあたっては 常 に十 分 な注 意 が必 要 である。 本 剤 は、使 用 成 績 調 査 等 は行 われておらず、高 齢 者 に投 与 した場 合 の 安 全 性 が十 分 検 討 されていないことから、一 般 的 な注 意 として記 載 した。 11 10. 妊 婦 、 産 婦 、 授 乳 婦 等 へ の 投与 妊婦、産婦、授乳婦等への投与 妊 婦 又 は妊 娠 している可 能 性 のある婦 人 には長 期 ・頻 回 投 与 を避 けること。 [妊 娠 中 の投 与 に関 する安 全 性 は確 立 していない] <解 説 > 妊 産 婦 への使 用 経 験 が少 なく、安 全 性 が確 立 されていないことからPDRの記 載 に基 づいて記 載 した。 <参 考 > Ⅹ Ⅱ -2 . 海 外 に お け る 臨 床 支 援 情 報 の項 参 照 11. 小 児 等 へ の 投 与 小児等への投与 特 に2歳 未 満 の場 合 には、慎 重 に投 与 すること。[乳 児 ・小 児 に対 する安 全 性 は確 立 していない] <解 説 > 乳 児 ・小 児 への使 用 経 験 が少 なく、安 全 性 が確 立 されていないことから PDR の記 載 に基 づいて記 載 した。 <参 考 > Ⅹ Ⅱ -2 . 海 外 に お け る 臨 床 支 援 情 報 の項 参 照 12. 臨 床 検 査 結 果 に 及 ぼ す 影 響 該 当 しない(特 に設 定 されていない) 13. 過 量 投 与 該 当 しない(特 に設 定 されていない) 14. 適 用 上 の 注 意 適用上の注意 投 与 経 路 :点 眼 用 にのみ使 用 すること。 <解 説 > 点 眼 剤 の一 般 的 な適 用 上 の注 意 であることから記 載 した。 本 剤 は点 眼 剤 であるので、その他 の投 与 経 路 では用 いないようにすること。 15. そ の 他 の 注 意 該 当 しない(特 に設 定 されていない) 16. そ の 他 12 Ⅸ. 非臨床試験に関する項目 1.薬理試験 (1)薬 効 薬 理 試 験 ( 「 Ⅵ . 薬 効 薬 理 に 関 す る 項 目 」 参 照 ) (2)副 次 的 薬 理 試 験 該 当 資 料 なし (3)安 全 性 薬 理 試 験 該 当 資 料 なし (4)そ の 他 の 薬 理 試 験 該 当 資 料 なし 2.毒性 (1)単 回 投 与 毒 性 試 験 該 当 資 料 なし (2)反 復 投 与 毒 性 試 験 該 当 資 料 なし (3)生 殖 発 生 毒 性 試 験 該 当 資 料 なし (4)そ の 他 の 特 殊 毒 性 点 眼 毒 性 3) 白 色 ウサギ(0.05 %デキサメタゾン水 性 懸 濁 点 眼 液 を両 眼 に1 回 2滴 、1 日 6回 、30日 間 点 眼 )を用 いた試 験 において、体 重 の増 加 抑 制 、総 コレ ステロールの著 名 な増 加 、副 腎 の高 度 な萎 縮 、胸 腺 、リンパ装 置 の異 常 、 腎 における蛋 白 質 の過 剰 な析 出 等 が認 められた。なお、全 投 与 期 間 を 通 じ、角 膜 、虹 彩 、結 膜 に異 常 は認 められなかった。 - 13 - Ⅹ.管理的事項に関する項目 1.規制区分 製 剤 :該 当 しない 有 効 成 分 :該 当 しない 2.有効期間又は使用期限 3 年 (安 定 性 試 験 結 果 に基 づく) 3.貯法・保存条件 気 密 容 器 、室 温 保 存 4.薬剤取扱い上の注意点 (1)薬 局 で の 取 り 扱 い に つ い て 特 になし (2)薬 剤 交 付 時 の 注 意 ( 患 者 等 に 留 意 す べ き 必 須 事 項 等 ) Ⅷ -14. 適 用 上 の 注 意 の項 参 照 5.承認条件等 該 当 しない 6.包装 3.5gチューブ入 ×10本 7.容器の材質 チューブ:アルミニウム キ ャ ッ プ:ポリエチレン 箱 8.同一成分・同効薬 :紙 同 一 成 分 薬 :デカドロン錠 0.5mg、デカドロンエリキシル 0.01%、 オイラゾンクリーム 0.05%/0.1% 同 効 薬 :デキサメタゾンメタスルホ安 息 香 酸 エステルナトリウム、ベタメタゾンリ ン酸 エステルナトリウム、フルオロメトロン 9.国際誕生年月日 不明 10. 製 造 販 売 承 認 年 月 日 及 び 製 造 承 認 年 月 日 :1970年 2月 3日 承認番号 承 認 番 号 :14500AMZ00296000 11. 薬 価 基 準 収 載 年 月 日 1970 年 8 月 1 日 12.効 能 ・ 効 果 追 加 、用 法 ・ 用 量 該 当 しない 変更追加等の年月日及び その内容 - 14 - 13. 再 審 査 結 果 、 再 評 価 結 果 公表年月日及びその内容 1977年 10月 28日 (再 評 価 結 果 通 知 薬 発 第 1226号 ) 総 合 評 価 判 定 において、「有 用 性 が認 められるもの」と判 定 された。 変更前 変更後 <効 能 ・効 果 > <効 能 ・効 果 > 眼 瞼 疾 患 :湿 疹 性 眼 瞼 炎 。眼 瞼 縁 炎 。薬 物 性 眼 外 眼 部 および前 眼 部 の炎 瞼 炎 。眼 瞼 火 傷 。アレルギー性 眼 瞼 炎 。 症 性 疾 患 の対 症 療 法 結 膜 疾 患 :アレルギー性 眼 瞼 炎 。フリクテン性 結 (眼 瞼 炎 、結 膜 炎 、角 膜 膜 炎 。春 季 カタル。 炎 、強 膜 炎 、上 強 膜 炎 、前 角 膜 疾 患 :角 膜 フリクテン。点 状 表 層 角 膜 炎 。ビ 眼 部 ブドウ マン性 表 層 角 膜 炎 。 膜 炎 、術 後 炎 症 ) 鞏 膜 疾 患 :上 鞏 膜 炎 。鞏 膜 炎 。 その他 :虹 彩 炎 。毛 様 体 炎 。ベーチェット病 。交 感 性 眼 炎 。原 田 病 。 <用 法 ・用 量 > <用 法 ・用 量 > 通 常 、1日 1∼3回 、適 量 を 適 量 を1日 数 回 点 眼 する。 塗 布 する。なお、症 状 によ り適 宜 増 減 する。 14. 再 審 査 期 間 該 当 しない 15. 投 薬 期 間 制 限 医 薬 品 に 関 す る 本 剤 は、投 薬 期 間 に関 する制 限 は定 められていない。 情報 16. 各 種 コ ー ド 17. 保 険 給 付 上 の 注 意 HOT 番 号 厚生労働省薬価基準 収 載 医 薬 品 コード レセプト電 算 コード (10本 入 り)1020113010101 1315700M1026 661310073 本 剤 は診 療 報 酬 上 の後 発 医 薬 品 である。 15 ⅩⅠ.文献 1.引用文献 1) Gnad H. D. et al.:Ophthalmic Res. 5,204(1973)【51524】 2) Yamauchi H. et al.: Jpn. J. Ophthalmol. 19,339(1975)【51532】 3) 野 村 正 行 :デキサメタゾン点 眼 液 の点 眼 毒 性 試 験 社 内 資 料 【53681】 2.その他の参考文献 第十六改正日本薬局方解説書 - 16 - ⅩⅡ.参考資料 1.主な外国での発売状況 2.海外における臨床支援情報 該 当 しない(発 売 されていない) (1)妊 婦 に 関 す る 海 外 情 報 ( FDA、 オ ー ス ト ラ リ ア 分 類 ) 本 邦 におけ る使 用 上 の注 意 「妊 婦 、産 婦 、授 乳 婦 等 へ の投 与 」の項 の 記 載 は以 下 の通 りであり、米 FDA、オーストラリア分 類 とは異 なる。 〔使用上の注意〕妊婦、産婦、授乳婦等への投与 妊 婦 又 は妊 娠 している可 能 性 のある婦 人 には長 期 ・頻 回 投 与 を避 け ること。[妊 娠 中 の投 与 に関 する安 全 性 は確 立 していない] FDA:Pregnancy Category C (2006 年 12 月 改 訂 ) ※ 1 オーストラリア分 類 B3 (2011 年 5 月 改 訂 ) ※ 2 ※1 ※2 Dexamethasone sodium phosphate Ointment Dexamethasone Eye Drops <参 考 :分 類 の概 要 > FDA:Pregnancy Category Category C: Risk can not be ruled out- Adequate, well-controlled human studies are lacking, and animal studies have shown a risk to the fetus or are lacking as well. There is a chance of fetal harm if the drug is administered during pregnancy; but the potential benefits may outweigh the potential risk. オーストラリア分 類 (An Australian categorisation of risk of drug use in pregnancy) Category B3:Drugs which have been taken by only a limited number of pregnant women and women of childbearing age, without an increase in the frequency of malformation or other direct or indirect harmful effects on the human fetus having been observed. Studies in animals have shown evidence of an increased occurrence of fetal damage, the significance of which is considered uncertain in humans. (2)小 児 等 に 関 す る 記 載 本 邦 における使 用 上 の注 意 「小 児 等 への投 与 」の項 および米 国 の添 付 文 書 の記 載 は以 下 の通 りである。 〔使用上の注意〕小児等への投与 特 に 2 歳 未 満 の場 合 には、慎 重 に投 与 すること。[乳 児 ・小 児 に対 する安 全 性 は確 立 していない] PRECAUTIONS 米 国 の添 付 文 書 (2006 年 12 月 ) ※1 Pediatric Use: Safety and effectiveness in children have not been established. - 17 - ⅩⅢ.備考 1.その他の関連資料 特 になし - 18 -
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