目標 3 ともに生きる社会環境整備 - 各務原市

プランの内容
目標 3 ともに生きる社会環境整備
▼ 課題 1 ともに安心して暮らせる条件の整備
価値観が多様化する中、一人ひとりが充実した生活を送ることができる男女共同参画
社会を実現するためには、各々が主体的な生き方を選択し、心身ともに健康で生き生き
と暮らせる社会づくりが求められています。
また、家族形態のさらなる多様化も予測されることから、従来の諸施策では対応しき
れない状況も考えられるため、さまざまなライフステージ(一生の間に訪れる段階・舞
台)を想定した取り組みが必要となります。そのためには、ボランティア活動など市民の
理解と協力を得ながら地域ぐるみで支えあう環境づくりを進めていくことも重要です。
さらに、高齢期を生き生きと暮らすための健康づくり、生き甲斐づくりに向けた施策や
介護支援は、現在女性にかたよっている介護負担の軽減という観点からも、男女共同
参画社会推進にとって大きな意味をもっており、一層の取り組みが求められています。
また、昨今の情報化社会の進展により、女性の意識や女性政策の推進において、国
際社会からの影響力が増大しています。国際的な視野に立って男女共同参画を考え、
推進していくためにも、外国人との交流・協力の機会を拡充していくことは重要です。
一方、誰もが安心して暮らせる社会づくりの一環として、市内に在住する外国人ととも
に生きるための社会環境の整備も課題となっており、そのための取り組みも必要です。
▼ 施策 1 高齢者・障害者などの生活の安定と自立支援(目標 3−課題 1)
家族介護にかかる負担の軽減や、男女ともに高齢期を生き生きと暮らすための支援
を行うべく、それらに関わる各種サービスや相談の充実、機会の提供につとめます。
実施事業
事業の内容
1 介護サービス・
(1) 高齢者や障害者に
リハビリテーシ
対する在宅介護支
ョンなどの充実
援を充実します。
(2) デイサービス(通所
介護) 、通所リハビ
リテーションまたは
グループホーム な
担当課
高齢福祉課、
社会福祉課
高齢福祉課、
社会福祉課
実施区分 事業番号
継続
074
継続
075
どの介護サービス・
生活支援事業の充
実をはかります。
(3) ランタリーハウス や
近隣ケアグルー
プ などを充実しま
高齢福祉課、
社会福祉協議会
継続
076
社会福祉協議会
継続
077
関係各課
継続
078
関係各課
継続
079
建築指導課
継続
080
す。
(4) ふれあい・いきいき
サロン を充実しま
す。
(1) 高齢者や障害者が
施設を利用する時
2 生活の場にお
の対応など、バリア
けるバリアフリ
フリー に向けたサ
ーの推進
ービスを充実しま
す。
(2) 道路や公共施設の
バリアフリー化を推
進します。
(3) 市営住宅のバリアフ
リー化を推進しま
す。
(4) 介護保険制度・身体
障害者在宅支援な
高齢福祉課、
どによる住宅改修費 社会福祉課
継続
081
継続
082
継続
083
高齢福祉課、
社会福祉課
継続
084
(2) 在宅介護支援センタ 高齢福祉課、
継続
085
の助成を行います。
(1) 高齢者や障害者に
対して医療費を助成
します。(69 歳の非
課税者に対する医
療費の一部助成、
社会福祉課
重度心身障害者な
3 自立した生活
への支援
ど医療費助成、重度
心身障害者老人特
別医療費助成)
(2) 高齢者や障害者の
自立支援に向けた
高齢福祉課、
サービスを充実しま 社会福祉課
す。
(1) ケアマネージャー
(介護支援専門
4 相談や情報提
供の充実
員) などの専門家に
よる相談や情報提
供を充実します。
ーなどにおいて介
社会福祉課
護・生活支援相談に
応じ、関係機関との
連携をはかり、在宅
介護・生活を支援し
ます。
(1) 介護者の負担軽減
やリフレッシュをは
かるため、デイサー
ビスやショートステイ
高齢福祉課、
社会福祉課
継続
086
高齢福祉課、
職員課
継続
087
商工振興課
継続
088
(短期入所生活介
護)の利用を促進し
ます。
(2) 介護に関する技術
5 介護者への支
を取得できる機会を
援
充実します。
(3) 仕事と育児・家族介
護との両立支援事
業 による助成金制
度の情報提供など
につとめます。[再
掲:事業番号 044、
110]
(1) 高齢者、障害者の
交流や学習の機会
を充実します。
高齢福祉課、
社会福祉課、
社会福祉協議会、
児童家庭課、
稲田園、
生涯学習課、
西生涯学習センター
継続
089
継続
090
継続
091
(2) シルバー人材センタ
6 社会参加・参画
への 支援
ーなどにおける高齢 高齢福祉課、
者の就労機会拡大 商工振興課
をうながします。
(3) 養護学校などにお
ける進路指導や関
連機関との連携によ 社会福祉課、
る相談・紹介事業に 学校教育課
より、障害者の就労
機会を拡大します。
▼ 施策 2 福祉ボランティアの育成(目標 3−課題 1)
福祉に関わるボランティアの活動を支援・拡大し、家族介護者の負担軽減をはかりま
す。
実施事業
事業の内容
担当課
実施区分 事業番号
(1) ボランタリーハウスや
1 福祉ボランティア
近隣ケアグループなど
活動への支援
の活動を支援します。
(2) 手話・点字・音訳・要約
高齢福祉課、
社会福祉協議会
継続
092
社会福祉課、
社会福祉協議会
継続
093
筆記 ボランティア養成
講座、ボランティア塾・
なんかやろまいセミナ
ーなどを開催し、ボラ
ンティア活動の活性化
をはかります。
(1) ボランティアセンター
2 ボランティアの登
の機能を充実し、ボラ
録・派遣の推進
ンティア登録、派遣を
社会福祉協議会
継続
094
推進します。
▼施策 3 国際的な交流・協力の推進(目標 3−課題 1)
市内に在住する外国人も含め、誰もが安心して暮らせる社会、理解し学びあえる社
会をめざして、社会環境の整備と国際的な交流・協力に向けた取り組みを進めます。
実施事業
事業の内容
担当課
実施区分 事業番号
(1) 市内在住外国人に
対して、ホームペー
1 市内在住外国人への
支援
ジなども活用し、生
情報推進課、
総務課、
活に関する情報提
廃棄物対策課、
市民課
供や相談機会を充
実します。
継続
095
(2) 国際交流サロンを充
実するなど、市内在
総務課
継続
096
継続
097
住外国人との相互
理解を促進します。
(1) KET による教育事
業、小・中学生や教
員の海外派遣や国
際交流員・各種国際
2 国際交流機会の提供
交流団体による交流 総務課、
観光交流課、
事業を通じて、文化 学校教育課
の違いなどへの相
互理解を深めるとと
もに国際感覚を養い
ます。
▼ 課題 2 生涯を通した健康支援(目標 3)
女性も男性も、その個性と能力を十分に発揮するために、生涯を通じて心身の健康状
態を保つことは重要な課題です。本市においても、多くの市民が生きがいをもって老後
を送るための条件として健康づくり、体力づくりが重要であると考えており(意識調査/
グラフ 10)、生涯にわたって生き生きと暮らすための健康づくりを支援していくことが必
要です。
また、女性は妊娠・出産に関わる健康上の特性を抱えており、それゆえに健康を損な
うことも少なくありません。このような状況に配慮しながら、健康支援に取り組んでいくこ
とも重要です。
グラフ 10 【生きがいをもって老後の生活を送るために準備している主なものは何です
か。】
平成 12 年実施『各務原市男女平等に関する意識調査』より
▼施策 1 生涯を通じた健康づくり(目標 3−課題 2)
生涯にわたる心身の健康づくりをめざし、各種健康診査や予防活動を通じて疾病予
防につとめるとともに、年齢や性別に配慮しながら、健康づくりを支援します。
また、人権尊重の立場から「女性の健康」を擁護する意識を普及するとともに、その健
康支援につとめます。
実施事業
事業の内容
担当課
実施区分 事業番号
医療保険課、
社会福祉課、
高齢福祉課、
健康管理課
継続
098
いたる、生活習慣 高齢福祉課、
健康管理課、
病 の予防活動を 学校教育課
継続
099
継続
100
(1) 各種健康診査を
充実します。
1 疾病予防の充実 (2) 小児から成人に
推進します。
2 健康づくりの推
(1) 乳幼児から高齢
高齢福祉課、
者までの心身の
進
健康管理課、
学校教育課
健康相談を充実
します。
(2) 小中学校体育館
の地域開放や地
区体育館などの
活用を推進しま
教育総務課、
スポーツ課、
市民プール
継続
101
継続
102
生活環境課、
健康管理課、
学校教育課
継続
103
健康管理課、
学校教育課
継続
104
す。
(3) 一般・高齢者向き 健康管理課、
のスポーツスクー 高齢福祉課、
スポーツ課、
ルや健康講座な 西生涯学習センター、
どを開催します。 市民プール
(4) 薬物乱用・アルコ
ール依存の防
止、禁煙を呼び
かけます。
(5) エイズ予防を啓
発するとともに、
学習機会を提供
します。
(6) 女性が自らの健
康を主体的に考
え、守っていくこと
ができる社会の
実現をめざし、リ
プロダクティブ・ヘ
健康管理課、
青少年女性課
新規
105
ルス/ライツ の
考え方の普及を
推進します。[再
掲:事業番号
119 ]
▼ 課題 3 子育て支援(目標 3)
少子化への対策が求められている中、誰もが安心して子どもを産み育てることができる
社会を実現することは重要な課題です。
本市においても、女性の社会進出や核家族化が進む中、子育てに対する支援は年々
充実しており、保育所や幼稚園など関連施設においても各種支援サービスが行なわれ
ています。しかし現状においても、ニーズにあったサービスが十分に得られないことも多
く、その結果、女性が働き続けることが難しかったり、職種が限られたり、社会活動を制
限しなければならないことも少なくありません(意識調査/グラフ 11)。このような状況が、
少子化傾向に拍車をかけていることも考えられ(意識調査/グラフ 12)、ニーズの把握
につとめながらサービスの提供をより一層充実していくことが必要です。
また、子育てに悩み、孤立してしまう親が増える中、施設サービスのほかにも親相互
の情報交換の場や相談の場などを拡充していくことも求められており、それらに応じた
取り組みも課題となっています。
多様化する子育てに関するニーズを把握しながら、子育て支援・家庭教育への支援を
めざした各種サービス内容をさらに充実していくことが必要です。
グラフ 11 【女性が働きにくい理由として考えられるものは何ですか。】
平成 12 年実施『各務原市男女平等に関する意識調査』より
▼ 施策 1 母子に対する保健・医療の充実(目標 3−課題 3)
健康教育・診査・相談などの充実や医療費の助成などを通じて、安心して子どもを産
み育てることができるよう保健・医療環境の充実につとめます。
実施事業
1 母子保健の
事業の内容
担当課
実施区分 事業番号
(1) 母子に関する健康教育・診査・
健康管理課
継続
106
費制度の充
学前児童の入院費などの医療 社会福祉課
継続
107
実
費を助成します。
充実
2 乳幼児医療
相談などを充実します。
(1) 3 歳未満児の入院・外来費、就
▼ 施策 2 子育て支援の充実(目標 3−課題 3)
仕事と育児の両立、子育てに関する不安の解消をめざし、子育てや保育・家庭教育
に関する相談、サービス、学習機会の充実につとめます。
実施事業
事業の内容
担当課
実施区分 事業番号
(1) 子ども館 、子育てサロン 、少年
センター ほかでの相談を充実し 児童家庭課、
健康管理課、
ます。(面接・電話・メール相談な 青少年女性課
継続
108
児童家庭課
継続
109
商工振興課
継続
110
児童家庭課
継続
111
児童家庭課
継続
112
児童家庭課
継続
113
児童家庭課、
青少年女性課
継続
114
ど相談方法を拡充します。)
1 子育てに
(2) 保育施設において、子育てに関
関する相
する相談を充実します。
談の充実
(3) 仕事と育児・介護との両立支援
事業による助成金制度の情報
提供などにつとめます。[再掲:
事業番号 044、088]
(1) 保育施設における保育内容を充
実します(乳児保育・長時間保
2 保育サー
ビスの充
実
育・延長保育・一時保育など)。
(2) 学童保育(放課後児童健全育成
事業)を充実します。
(3) すくすく子育て広場(子育てサロ
ン)による育児支援を行います。
3 子育てに
関する学
習機会の
充実
(1) 子ども館などにおいて子育て支
援に関する講座を開催します。
▼ 施策 3 ひとり親家庭の生活の安定と支援(目標 3−課題 3)
ひとり親家庭(母子・父子家庭)に対し、生活や医療費への助成・支援、交流の促進
につとめます。
実施事業
事業の内容
担当課
実施区分 事業番号
1 母子家
庭などに (1) 母子家庭などの自立と生活安定の
対する生
ため、母子・寡婦福祉資金貸付事
活資金
業 を推進します。
児童家庭課
継続
115
社会福祉課
継続
116
児童家庭課
継続
117
児童家庭課
継続
118
の貸付
2 母子家
庭などへ
(1) 母子家庭などに対する医療費を助
成します。
の医療・
手当の
支援
(2) 「児童扶養手当」・「寡婦福祉手当」
などにより、自立を支援します。
3 ひとり親
(1) 「仲よし親子の集い」などの事業を
家庭へ
実施し、父子・母子家庭ともに情報
の交流
交換できるような交流機会を設定
機会の
します。
支援
お問い合わせ先/男女輝き推進室
電話:0583-83-1361(ダイヤルイン)