2013 年 4 月 1 日号 遺伝子工学 酵素 スクリーニング pHOT1 DNA DMSO − ＋ pHOT1 DNA＋Topo Ⅰ ＋Camptothecin（各濃度） ＋10 μM ＋50 μM ＋100 μM ＋500 μM Linear ｐHOT1 Marker OC DNA トポイソメラーゼ阻害物質のスクリーニング用キット Topoisomerase Drug Screening Kit LinearDNA スーパーコイル DNA を基質として使用し，トポイソメラー ゼ活性を阻害する物質をスクリーニングするキットです。 ※本製品は研究用です。臨床用途には使用できません。 ※キットにトポイソメラーゼは含まれていません。別途ご用意下さい。 トポイソメラーゼとは トポイソメラーゼ（Topoisomerase）は，DNA スーパーコイルの 弛緩と形成に関与しており，複製，転写，組換え，修復などの DNA 代謝に関わる酵素です。トポイソメラーゼ Ⅰ（Topo Ⅰ）は，二本鎖 DNA の片方の鎖を，トポイソメラーゼ Ⅱ（Topo Ⅱ）は両方の鎖を 一時的に切断します。このとき，DNA の切断部位とトポイソメラー ゼの共有結合複合体である反応中間体（Cleavage Complex）を形成 し，切断鎖を再結合させることにより，DNA のスーパーコイル構造 を変化させます。トポイソメラーゼ Ⅳ（Topo Ⅳ）は，E. coli Topo Ⅱの一種で，キノロン系抗生物質のターゲットとされています。 トポイソメラーゼ阻害物質は，抗菌作用・抗がん作用を有すること が明らかになっており，阻害様式の違いにより主に 2 種類に分類され ます。トポイソメラーゼの DNA 結合能や ATPase 活性を阻害するも のは触媒阻害型（CIC：Catalytic Inhibitory Compound）と呼ばれ， 反応中間体を安定化させ DNA 切断後の再結合を阻害するものはトポ 毒型（IFP：Interfacial Poison）と呼ばれます。トポイソメラーゼ阻 害物質は，創薬ターゲットとして盛んに探索が行われています。 Topoisomerase Ⅰ Drug Screening Kit（#TG1018） と Topoisomerase Ⅰ （#2005H-RC1） を 用 い て 酵 素 反 応 を 行 い（37 ℃，30 分 間，SDS で 反 応 停 止 ）， Proteinase K で処理（50 μg/ml，37℃，60 分間）した後，1％アガロースゲルで電 気泳動を行った。Topoisomerase Ⅰ阻害物質 Camptothecin により，ニックの入った 反応中間体の安定化が起こり，開環状 DNA（OC DNA）として検出された。 品 名 メーカー 商品コード Topoisomerase Ⅰ , Drug Screening Kit TGI TG1018-1 100 assays TGI TG1018-2 250 assays Topoisomerase Ⅱ , Drug Screening Kit TGI TG1009-1 100 assays TGI TG1009-2 250 assays Topoisomerase Ⅱ , kDNA Based, Drug Screening Kit TGI TG1019-1 100 assays TGI TG1019-2 250 assays Topoisomerase Ⅳ , E. coli , Drug Screening Kit TGI TG1007-1 100 assays TGI TG1007-2 250 assays を反応させた後，タンパク質変性剤（Proteinase K）を用いて， DNA / Topo 共有結合複合体を分解します。反応生成物の DNA 構 ドパターンとして検出されます。そのバンドパターンからトポイソ メラーゼ阻害物質を同定できます。 1 kit / 1 kit / 68,000 93,000 1 kit / 1 kit / 68,000 95,000 1 kit / 75,000 1 kit / 105,000 1 kit / 75,000 1 kit / 105,000 ■ トポイソメラーゼ 品 名 メーカー 商品コード 包装 / 価格（￥） 250 units / 50,000 10μg / 75,000 Topo Ⅱ，nuclease を含まない。産生：bacurovirus Topoisomerase Ⅰ , Human, Mutated (Y723F) TGI TG2005H-Y723F M 活性部位のチロシンをフェニルアラニンに置換したもの。Topo Ⅱ，nuclease を含まない。 産生：bacurovirus Topoisomerase Ⅱ , Human, Recombinant TGI TG2000H-1 −80℃ −80℃ TGI TG2000H-2 250 units / 500 units / 63,000 88,000 Topo Ⅰ，nuclease を含まない。産生：yeast および IFP タイプの阻害物質を同定できます。コントロールとして ※ トポイソメラーゼ阻害物質もあります。詳細はフナコシホームペー ◆ Topoisomerase Ⅰ / Ⅱ / Ⅳ Drug Screening Kit で は， 基 質 ◆ Topoisomerase Ⅱ Drug Screening Kit（kDNA Based）では， 基質 DNA として連環状 DNA であるキネトプラスト DNA（kDNA） を使用します。トポイソメラーゼⅡによる kDNA の脱連環反応で生 じる環状 DNA を指標とし，CIC タイプの阻害物質を容易に同定でき ます。コントロールとして IFP タイプの阻害物質が付属しているため， IFP の同定も可能です。 ※ キットにトポイソメラーゼは含まれていません。別途お求め下さい （右記参照）。 130401s_p25_k_n_i.indd 25 ジ（http://www.funakoshi.co.jp/contents/7341）をご覧下さ い。 ＦＡＸ ０３ ５ - ６８４ １ - ７７５ ＴＥＬ ０３ ５ - ６８４ １ - ６２０ IFP タイプの阻害物質が含まれています。 100 units / 75,000 500 units / 125,000 試薬 DNA としてスーパーコイルプラスミド（pHOT1）を使用し，CIC Topoisomerase Ⅳ , E. coli 〈E. coli Topo Ⅳ〉 −80℃ TGI TG2000EC-1 −80℃ TGI TG2000EC-3 お問い合わせ先 造は，アガロースゲル電気泳動（エチジウムブロミド染色）のバン 包装 / 価格（￥） 本紙に掲載されている 製品はすべて研究用です ◆ 基質となるスーパーコイル DNA と，トポイソメラーゼ，標的化合物 NEW Super coiled DNA Topoisomerase Ⅰ , Human, Recombinant TGI TG2005H-RC1 M 特 長 遺伝子工学 pHOT1 DNA ＋Topo Ⅰ NEW 25 2013/03/14 16:41:52
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![平成 27 年 5 月 14 日 [神戸大学大学院農学研究科] 李智博准教授が](http://s1.expydoc.com/store/data/006070707_1-3e6fd1585bf925076db6363e411c729d-250x500.png)
