ﾏｸﾞﾈﾃｨｯｸ比例制御弁（冷温水用）

4455.2
ﾏｸﾞﾈﾃｨｯｸ比例制御弁（冷温水用）
MXF
MXF461...J
461...J
（フランジ・タイプＪＩＳ１０Ｋ）
MXF461...J
用途
マグネティック比例制御弁は、マグネット駆動方式による操作部一体形の比例制御弁で
冷温水の制御に使用します。
バルブ本体は、鋳鉄製でＪＩＳ１０Ｋのフランジにより配管に接続できます。
バルブ本体は、鋳鉄製でＪＩＳ１０Ｋのフランジにより配管に接続できます。
バルブは、混合三方弁タイプですが、バイパスポートをふさぐことにより二方弁としても
使用できます。
・
・
・
・
・
・
・
動作時間（全開
全閉）約１秒
高レンジアビリティ，分解能（１：１０００）
スプリング・リターン仕様
流量特性（リニアー／イコールパーセント）選択可能
制御信号（０～１０ＶＤＣ／４～２０ｍＡＤＣ）選択可能
開度信号出力（０～１０ＶＤＣ）付
手動操作可能
型番一覧
型番
CA1N4455J-2
口径 mm
（ﾎﾟｰﾄｻｲｽﾞ）
流量係数
kvs （CV）
許容限界差圧定格消費電力
VA
kPa
MXF461.15-0.6J
15 （8）
0.6 （0.7）
300
22
MXF461.15-1.5J
15 （10）
1.5 （1.7）
300
22
MXF461.15-3.0J
15
3.0 （3.5）
300
22
MXF461.20-5.0J
20
5.0 （5.8）
300
22
MXF461.25-8.0J
25
8.0 （9.3）
300
22
MXF461.32-12J
32
12 （14.0）
300
22
MXF461.40-20J
40
20 （23.3）
300
36
MXF461.50-30J
50
30 （35.5）
300
36
MXF461.65-50J
65
50 （58.3）
300
45
05/04 改訂
1
MXF461...J
技術的特徴
④
③
①
②
③
④
②
バルブ本体
マグネットコイル
電子回路及び端子ＢＯＸ
手動操作ノブ
①
バルブ本体を通過する流体の流れ方向は、バルブ本体に矢印で刻印されています。
バルブは制御入力信号によりマグネットコイルに発生する電磁力によって開方向（下）に動
作します。
バルブの閉方向（上）への動作は内蔵されているスプリングにより動作します。
（電源ＯＦＦ時はバルブは全閉）
バルブの開度は、端子ＢＯＸ内の電子回路により、制御入力信号に応じた開度にするためマ
グネットコイルの電磁力を制御しています。
流量特性
以下の様に、イコールパーセント、リニアの特性を選択できます（DIP スイッチ設定にて）。
（流量）
イコールパーセント特性
（流量）
[%]
リニア特性
[%]
90063
90064
100
100
80
80
60
60
40
40
20
20
y
0
0
2
4
6
8
10 [V]
y
2
6
10 [V]
4
12
20 [mA]
（入力：電圧／電流）
y
y
0
0
2
4
6
8
10 [V]
y
2
6
10 [V]
4
12
20 [mA]
y
（入力：電圧／電流）
通常（制御中）は、（● Ａｕｔｏ）の位置で使用し
ますが手動でバルブを開く時は、バルブ本体上
部の手動操作ノブを押しながら、時計廻り方向に
廻すとバルブは手動で開方向に動作できます。
手動操作
自動に戻す場合には、（● Ａｕｔｏ）の位置までノ
ブを戻し、ノブが上にあがることを確認して下さ
い。ノブを反時計廻りに（ＯＦＦ）の位置に廻すと
バルブは強制的に閉の状態になります。
MXF461...J
05/04 改訂
2
CA1N4455J-2
取扱いおよび施行上の
注意事項
１．制御弁は弁本体，操作部および端子ＢＯＸが一体となり工場調整された状態で出荷され
ますので現場にての搬入，保管時等制御弁の破損に注意して下さい。
２．制御弁を配管に取り付ける場合，その取り付け位置は水平から垂直までの間で任意の
角度で取り付けることができます。
３．制御弁を取り付ける場所は制御弁の保守点検が行えるようその場所を考慮して下さい。
また，天井内に制御弁を設置する場合には必ず保守点検が行える範囲内に点検口を
設けて下さい。
４．制御弁は防水仕様ではありません。制御弁を屋外に設置する場合には必ず防水カバー
等による防水保護を考慮して下さい。
５．制御弁を配管に取り付ける場合，制御弁の弁本体に表示してある流体の流れ方向を確
認し、正しい向きに制御弁を取り付けて下さい。
６．制御弁を配管に取り付ける場合には必ず制御弁の入口側管路に４０メッシュ程度のスト
レーナを取り付けて下さい。
また，制御弁及びストレーナのメンテナンス・配管のフラッシング洗浄などのため、バイ
パス配管を設けて下さい。特に配管のフラッシング洗浄時には洗浄水が制御弁に流れ
ないよう考慮して下さい。
７．制御弁を二方弁として使用する場合には、下の図の様に制御弁のバイパスポート（下
側）をダミーフランジにてふさいで使用して下さい。
Z155/15F
Z155/20F
Z155/25F
Z155/32F
Z155/40
Z155/50
Z155/65
CA1N4455J-2
05/04 改訂
3
MXF461...J
端子ＢＯＸ
下の図は、制御弁の端子ＢＯＸのカバーを外した状態で上から見た図を示しています。
③
②
①
⑤
①
④
①
②
③
④
外部配線導入口（ノックアウト１５Ａ） × ２ヶ所
配線接続端子
機能選択用ディップスイッチ
スイッチ番号
ポジション
1
1
ON
OFF
流量特性
流量特性
イコールパーセント
リニアー
2
2
ON
OFF
制御信号
制御信号
2～10 または 4～20
0～10
3
3
ON
OFF
制御信号
制御信号
mA （電流）
V （電圧）
ＬＥＤ表示
LED （色）
状態
点灯
緑
赤
点滅
点灯
点滅
消灯
⑤
交換部品
MXF461...J
機能
内容
自動制御の状態（通常）
手動操作中
手動による OFF 状態
キャリブレーション中
電子回路の異状
電圧（AC24V）が低すぎる
電源（ＡＣ２４Ｖ）無し
電子回路の異状
オートキャリブレーション用ボタン
（キャリブレーションの方法は、９ページの “作業手順書” を参照して下さい。
ＡＳＥ１
ＡＳＥ２
05/04 改訂
１５Ａ～３２Ａ
４０Ａ～６５Ａ
端子ＢＯＸ
4
CA1N4455J-2
バルブ流量特性表
下の表は、バルブのストレートポートが全開の時に、バルブの入口出口の圧力差と流量の関
係を各口径のバルブについて示しています。（ＭＸＧ４６１… / ＭＸＦ４６１…Ｊに対応）
=
=
=
流量ｍ３/ｈ
流量ｌ /Ｓ
圧力差ｋＰａ，ｂａｒ
表縦軸（左）
表縦軸（右）
表横軸（下）
：
：
：
Ｖ
Ｖ
△Ｐｖ
表内斜線
：
各バルブの圧力差による許容最大流量
ＤＮ．．
ｋｖｓ．．
数字は流量計数＊1
数字はバルブ口径
60435
D
5
0 /1
N1
k VS
15
08/
k VS
DN
1 ,5
0 ,6
流量と圧力差によりバルブの口径が選択できます。
＊１
CA1N4455J-2
バルブの流量計数ｋｖｓは圧力差１００ｋｐａの時に流すことのできる最大流量ｍ３/ｈの値
を示します。
05/04 改訂
5
MXF461...J
技術データ
電源電圧
２４ＶＡＣ＋２０／－１５％
周波数
５０Ｈｚ／６０Ｈｚ
消費電力
“型番一覧” を参照
制御入力
下記の３点より選択（ＤＩＰスイッチによる）
０～１０ＶＤＣ
２～１０ＶＤＣ
４～２０ｍＡＤＣ
開度出力
０～１０ＶＤＣ（０～１００％開度）
Ｍａｘ２ｍＡ精度±２％
弁本体
使用最大圧力
１ＭＰａ
許容限界差圧
１ページの表を参照
リーク率（差圧０．１ＭＰａ）
スルーポートＭａｘ０．０２％ｋｖｓ
バイパスポートＭａｘ０．２％ｋｖｓ
許容流体温度
２～１２０℃
流体特性
リニアー／イコールパーセント選択
（ＤＩＰスイッチによる）
ストローク分解能
１：１０００
ヒステリシス
約３％
動作
比例／スプリング・リターン（スルーポート閉）
（電源ＯＦＦ時：スプリング・リターン）
弁本体材質
動作時間
約１秒
取付方向
垂直～水平まで
弁ボディー
鋳鉄（ＧＧ２０）
内弁
クロムニッケル鋼（Ｘ１２ＣｒＮｉＳ１８８）
シート
真ちゅう（ＣｕＳｎ３９Ｐｂ３）
ローリング
ＥＰＤＭ
ベローズ
トムバック(CuSn6)、青銅（ＣｕＳｎ９）
及びクロムニッケル鋼
許容周囲温度
許容周囲湿度
動作中
－５～＋４５℃
保管・輸送中
－２５～＋７０℃
動作中
９５％以下（結露しないこと）
住管・輸送中
９５％以下（結露しないこと）
ハウジングの保護基準
MXF461...J
05/04 改訂
ＩＰ５４（ＩＥＣ５２９）水平～垂直
6
CA1N4455J-2
結線図，接続端子
指示調節計との接続（ＲＰＤ４００等）
バルブ開度特性：リニア，入力信号：ＤＣ０～１０Ｖ
Tr
制御弁端子ＢＯＸ
（AC24V）
電源
RPD400 電圧出力タイプ
AC24V ：G0 ①
AC24V ：G ②
－
DC0～10V/4～20mA（+）：Y ③
＋
DC4～20mA（-）：YM ④
DC0～10V output ：X ⑤
－
YF ⑥
＋
弁開度表示信号
（DC0～10V）
制御出力（DC0～10V）
内部ディップスイッチポジション
ON
1
2
3
* バルブ開度特性をイコールパーセントに
する時は，ディップスイッチ 1 を ON にします。
バルブ開度特性：リニア，入力信号：ＤＣ４～２０ｍＡ
Tr
制御弁端子ＢＯＸ
（AC24V）
電源
RPD400 電流出力タイプ
AC24V ：G0 ①
AC24V ：G ②
－
DC0～10V/4～20mA（+）：Y ③
＋
DC4～20mA（-）：YM ④
DC0～10V output ：X ⑤
－
YF ⑥
＋
弁開度表示信号
（DC0～10V）
出力端子
制御出力（DC4～20mA）
内部ディップスイッチポジション
ON
1
2
3
* バルブ開度特性をイコールパーセントに
する時は，ディップスイッチ 1 を ON にします。
３線式ＤＣ４～２０ｍＡで施工済の現場で，ＭＸＦ４６１…に交換する場合
バルブ開度特性：リニア，入力信号：ＤＣ４～２０ｍＡ
Tr
制御弁端子ＢＯＸ
（AC24V）
電源
調節器
AC24V ：G0 ①
AC24V ：G ②
－
DC0～10V/4～20mA（+）：Y ③
＋
出力端子
DC4～20mA（-）：YM ④
DC0～10V output ：X ⑤
－
YF ⑥
＋
弁開度表示信号
（DC0～10V）
制御出力（DC4～20mA）
内部ディップスイッチポジション
ON
注：制御弁（ＭＸＦ４６１…）側で ①番端子と
④番端子をジャンパーして下さい。
1
2
3
* バルブ開度特性をイコールパーセントに
する時は，ディップスイッチ 1 を ON にします。
YF は、強制開度信号入力（DC0～10V）用で一般的には使用しません。
CA1N4455J-2
05/04 改訂
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MXF461...J
配線
配線接続上の注意事項
１．制御弁の電源（２４ＶＡＣ）配線は、制御弁の消費電力及び配線長さを考慮し電圧降
下が３．６Ｖ以内となるように配線サイズを決めて下さい。
２．制御弁の電源の１相（端子：Ｇ０）は、制御入力信号及び開度出力信号の（－）とコモ
ンになっていますので注意して下さい。
３．制御入力信号は、端子ＢＯＸ内のＤＩＰスイッチにより０～１０ＶＤＣ，２～１０ＶＤＣ，４～２０
ｍＡを選択するようになっていますので、制御入力信号の内容を確認しＤＩＰスイッチの
設定を行って下さい。
４．制御入力信号４～２０ｍＡで、３線式（Ｇ０端子をコモンにする）で使用する場合には、端
子Ｇ０－ＹＭ間をジャンパーして下さい。
５．開度出力信号は、０～１０ＶＤＣのみですので注意して下さい。
６．端子ＢＯＸ内の電子回路基板を破損した場合には、下記の部品番号で注文することが
できます。
部品番号
部品番号
ＡＳＥ１
ＡＳＥ２
（口径１５～３２Ａの制御弁用）
（口径４０～６５Ａの制御弁用）
外形寸法（単位
ｍｍ）
外形寸法
メンテナンススペース
型番
L
MXF461.15-0.6J
MXF461.15-1.5J
MXF461.15-3.0J
MXF461.20-5.0J
MXF461.25-8.0J
MXF461.32-12J
MXF461.40-20J
MXF461.50-30J
MXF461.65-50J
MXF461...J
05/04 改訂
130
130
130
150
160
180
200
230
290
L1
D
65
65
65
75
80
90
100
105
125
95
95
95
100
125
135
140
155
175
8
b
k
14
14
14
16
16
18
18
20
20
70
70
70
75
90
100
105
120
140
d
H
15×4
15×4
15×4
15×4
19×4
19×4
19×4
19×4
19×4
250
250
250
260
270
285
320
340
390
F
100
100
100
100
100
100
120
120
160
重量
kg
5.8
5.8
5.8
7.0
8.0
11.0
15.4
19.8
28.6
CA1N4455J-2
作業手順書
MXG461.. / MXF461.. ｵｰﾄｷｬﾘﾌﾞﾚｰｼｮﾝ手順
作業手順
1. 端子ボックスのネジを緩めてカバーを外します。
2. 手動開つまみを｢ＡＵＴＯ｣の位置にします。
3. ＡＣ２４Ｖが入っている事を確認します。
4. 制御信号
4～20ｍＡの場合は、｢4ｍＡ｣にします。
0～10ＶＤＣの場合は、｢0 Ｖ｣にします。
5. オートキャリブレーション
5秒
a）オートキャリブレーションボタンを押します。
ｸﾞﾘｰﾝ点滅
ｸﾞﾘｰﾝ点灯
OK
b） 5 秒間グリーンＬＥＤが点滅します。
（この時スピンドルシャフトが上下します。）
c）正常に終了した場合は、グリーンＬＥＤが
点灯します。
OK
ﾚｯﾄﾞ点滅
AC≦21.0V
ＡＣ２４Ｖ電源が２１Ｖ以下であれば
レッドＬＥＤが点滅します。
ﾚｯﾄﾞ点灯
Error
レッドＬＥＤが点灯した場合は、端子ボックスの
故障等が考えられます。
弊社へお問い合わせ下さい。
6. 正常に終了したなら端子カバーを取付けて下さい。
＝注記＝
MXG461../MXF461.. は、キャリブレーションを行った状態
で出荷しております。
但し，試運転時にバルブの動作が不安定な場合は、一
度上記の手順で “オートキャリブレーション” を行って下
さい。
CA1N4455J-2
05/04 改訂
9
MXF461...J

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