【たけのこタウン】は、 環境にやさしい住まいづくり・まちづくりを応援する情報紙です Takenoko Town たけのこ とは、昔、目黒の衾村 (ふすまむら)を中心として目黒 一帯に、竹の子栽培するために育 てられた竹林が多くあったことに 由来しています。 2014.04.25 まちの魅力や情報を発信中! 41 目 黒まちかど通信 タウンライターが 身近なまちの魅力を発掘 ・ 発信します! 目黒在住のタウンライターが取材、執筆した記事を掲載したブログです。 http://megurotown.exblog.jp フェイスブックで情報発信中! 現在の目黒区は、江戸時代の6つの村が元となっています。その後、目 三田村 江戸時代 中目黒村 下目黒村 このように目には見えませんが、まちの中には境界線が存在しています。 丘陵などの地勢や、古くからある川や道など、まちの中の境目には意味や 円融寺 調 布 市 で 甲 州 街 道 に 合 流。 三 田 用 水 関 連 の 石 碑『石 橋 供養塔碑』(写真右端 ) もある。 碑文谷八幡宮 13 まちの歴史や地勢を感じながら、区境を散歩してみませんか? 三田用水 ( 明治 22 年 ) 目黒村 (1922 年、目黒町へ) 農業用水として利用されたが、昭和 ール会社や海軍施設などへ給水する 葦毛塚 つくし 11 多くの行人 ( 修行者 ) が周 囲に住んだのが名の由来。 あるよ 目黒雅叙園が 線 横 り 東 通 急 沢 東 駒 E 9 立会川緑道 目黒本町 通 南 り H 8 7 線 洗足駅 目黒 東急 大岡山駅 洗足 大田区 H 都立林試の森公園 緑がいっぱい! 品川区 武蔵小山駅 F 西小山駅 七 石古坂 10 東急目黒線 区境を 行ったり 来たり 品川用水 世田谷区から目黒区に入る ( 五 本木 3 丁目 32 番 ) の交差点付 近。左手の大通りが駒沢通り。 1669(寛文 9)年、幕府が品川領 11 ヵ村 の灌漑用に開削したもので、五本木3丁目 32 番で世田谷区から目黒区内に入り、目黒 そ の 昔、石 こ ろ が 多 い 坂 だったのが名前の由来。 9 林試の森公園 郵便局前を経て、目黒・品川の区境沿いに 品川区戸越へ流れていました。 大岡山北本通り商店街 向い合う商店の片側は 大岡 目黒区 最南端 8 全長 500mほどある大岡山北本 通り商店街は目黒区と大田区に 挟まれた区境地域です。 理事長の鈴木國夫さん (そば処 志波田) 東京工業大学キャンパス 今年でちょうど 50 年という歴史ある商店街は、 両方の町会と一緒にイベントに参加するなど、地 域と一体になってまちを盛り上げています。特に、 9月の地域のお祭りは目黒区側と大田区側で毎年 交互に担当するなど互いに良い関係を保っており、 東急大井町線沿いで発見! 10 山 、反 対 側 は 北 千 束 。この 世田谷区と行っています。 呑川 環 街 商店 呑川 春の植物 6 世田谷区 境に沿うため、緑道の管理も、 7 坂 三田 園 上公 ! 丘の 良し し 見晴 下目黒 原町 緑が丘 緑が丘駅 分)の暗きょ。川の流れが区 川 自由が丘 九品仏川緑道 黒 G 目黒 行人 品川道 円融寺 大岡山 長さ約 921.4m(目黒区管理 6 緑道 自由が丘駅 G 碑文谷公園 ボート遊びや ! こども動物広場も 川緑道 九品仏 ゆるやかにカーブした 道が多くみられる。 F 都立大学駅 住宅街の中に 生産緑地がある地 域 くほ ん ぶ つ が わ 大通りの区境には『目黒区』 の標識が設置されている。 木坂支流緑道 柿の 5 通り 碑文谷八幡宮 本流 呑川 三田 権之助坂 目黒 学芸大学駅 八雲 行人坂 12 中目黒 旧目黒村・碑文谷村境 お地蔵様 を発見! 11 鷹番 呑 川 4 祐天寺駅 五本木 サッポロビール工場跡地を 再開発した複合施設。 恵比寿ガーデンプレイス 新道坂 旧品川用水 緑道 支流 駒沢 呑川 宮前公園 目黒通り最南端 3 D 柿の木坂 世田谷区 都立駒沢 オリンピック公園 地図上の区境の線は競技場 の中央に引かれている。 5 C 東が丘 草木あふれる遊歩道になっています。 蛇崩川緑道 上目黒 1189(文 治 5)年、「中 道」 小さな 園 街かど公 を通って奥州合戦に向かう 芦毛塚 源頼朝が、愛馬の葦毛の馬 を埋葬した塚と伝えられる。 園 れる川。現在は、下水道の暗きょとなり、 目切坂 中目黒駅 など充実! 羅漢寺川緑道 林試の森界隈から品川との区境近くを流 鎌倉道 13 草はら広場や ック公 旧目黒村・ 碑文谷村境 青葉台 東山公園 世田谷区 リンピ E 高台にあり 眺めが良い! 目 駒沢オ D らか んじ が わ 西郷山公園 り 通 手 山 保存したそうです。 渋谷区 B 菅刈公園 スポーツ広場 恵比寿 ガーデンプレイス 各国の大使館や外国人の 東山 村と馬引沢村の境界に 際、周囲を船形にコン 14 り 通 玉川 大山道 江 戸 時 代には上目黒 共和国、マレーシアなど、 池尻大橋駅 2 (世田谷区下馬) 和5年の区画整理の 道 路 に 面 し た 私 有 地 内 に、 ひっそりとたたずんでいる。 1 マーク、エジプト・アラブ 松見坂 の近く 道 12 邸宅が立地しています。 青葉台4丁目 大橋 目黒川緑 クリートで土どめして 4 大山道 ひと休み あたっていました。昭 庚申塔 水 用 田 三 旧 左手にのびる道が旧道、 『大 山 道』。区 境 の 辺 り か ら 世 田谷方面へ続いている。 駒場東大前駅 駒場野公園 歩き疲れたら あし げ づ か C 3 A 駒場 旧道と玉川通り 目 切 坂 を 上 っ た と こ ろ に。 江戸時代は道しるべだった。 の区 境を走る都 道。デン 駒場公園 わずかに残る三田用水の跡 ( 駒場3丁目 ) 目黒区めぐろ歴史資料館 所蔵 を起点に目黒区と渋谷区 東京大学駒場 キャンパス 大橋より北は緑道として整 備。ここより世田谷区。 2 旧山手通り ( 昭和7年 ) 工業用水として利用していたそうです。 1762( 宝暦 12) 年の碑文谷村の絵図。 道が隣村との境となっている。 資料:碑文谷村絵図(角田家文書) B 碑衾村 (1927 年、碑衾町へ) 「ヒルサイド・テラス」近く 1932 年 お地蔵様 (渋谷区猿楽町 30 番) 衾境 1889 年 に入るとその機能を喪失し、周辺のビ 古道 『滝坂道』 目黒六か村 碑文谷村 衾村 理由が多くあります。 A 14 年 10 月1日に東京市 35 区の一つとして目黒区が誕生しました。 上目黒村 逆立ちした犬 、ほうきにのった魔女 。目黒区のかたちはどう見えますか? 目黒川緑道 (試行期間) 黒村・碑衾村の時代、さらに目黒町・碑衾町の時代を経て、昭和 7 ∼目黒の区境を歩く∼ 1 検索 エコライフめぐろ推進協会 まちづくりグループ MEGURO TOWN NEWS まちの中の境目 目黒まちかど通信 区の最南端にある大田区との区境。 キャンパスの中を区境が走る。 商店街は2つの区のつなぎ役となっています。 商店街振興組合の事務所を使ったサロン「きたほんふ れあいエンジョイ倶楽部」が4月にオープン ( 写真右 )。 休憩や会合、趣味の場など地域の方たちの憩いの場と して活用していきたいとのこと。元お寿司屋さんの名 残である瓦屋根の軒先が目印。(10:00 ∼ 18:00) 気になるまちのこと めぐろの風景印⑤ 目黒三田郵便局 めぐろの建物⑭ ヴィラージュ目黒(三田2丁目) ∼恵比寿ガーデンプレイスと東京都写真美術館∼ 今回紹介するのは、茶屋坂に近い閑静な住宅 大都会・東京の中で人が集い、憩い、そして文化 街に建つデザイナーズマンションです。赤い瓦に にふれることのできる場づくりの先駆けともいうべ 白壁という地中海風の外観が目につきますが、 き場所が目黒区にある。 なんと1979(昭和54)年の建築です。築30年以 恵比寿ガーデンプレイス――平成6年10月、そ 上ですが、古さを感じさせないデザインは、 「建 れまであったビール工場の移転に伴い約83,000 築は詩」 と公言したといわれる吉村順三(1908 ㎡という広大な敷地に商業施設やホテル、オフィ ∼1997)の設計になるものです。彼は帝国ホテ スなどを設け、その一角に平成7年1月、東京都 ルを見て建築家を志し、日本の伝統的な木造住 が東京都写真美術館を開設した。 国内外の数多くの写真や映像の作品約3万点を収集、それらを展示することや新たな作 宅の良さを取り入れた建築など独特な作風で知 オシャレな表札 られています。代表作は「軽井沢の山荘」 ですが、 家の発掘に尽力している。 集合住宅の代表作はこの建物と言ってもよいの 写真の展覧会場は3フロアで常時様々な作品展が開催されている。 また、1階には映像 ではないかと思われます。 の上映ホールがあり、一般の映画館で上映される作品とは趣の異なったユニークな作品を さて建物に戻りますが一見4層ですが居住部 鑑賞することができ、4階には写真について学べる図書室もある。 分は基本2層のメゾネットタイプで、外からはわ 作品を味わった後はショッピングや食事も良いが、車の入ってくる心配のない中央の広場 かりませんがセンターコア様式になっています。 で家族連れで語らうのも良いだろう。そしてこの広場のおもしろさは丁度まん中に目黒区と渋 住宅ですから内部見学不可ですが、一見シンプ 谷区の区境があるということ。今回は折りしもこの『たけのこタウン』 で区境特集を組んでいる ルにみえても、 よく見るとおやっ?というところが が、 この広場でも並んでいる親子やカップルの立っている場所が「あなたは目黒区、わたしは 見つかる建物です。なお、隣接して大使館があり 渋谷区」 ということがありうるというわけだ。出掛ける機会があったら区境をまたいで手をつ ますので、撮影する場合は住人はもちろん通行 煙突(通気孔)もかわいい外観 人も写りこまないように気をつけてください。 ないで歩いてみるのは如何だろう…。 【フリーライター 一言庸夫(緑が丘)】 【観光交通アナリスト 星埜俊昭(中央町在住)】 ※風景印は、郵便切手、あるいは郵便葉書の料額が第二種郵便料金相当額(52円)以上のものに対して押印できます。 環境活動紹介 も畑を耕し、長ネギやジャガイモを植えたばかりと めぐろECOJOY倶楽部 ∼自然や食を通して、環境について楽しく学びませんか?∼ のことです。 これらの作物を使い、区内では、野菜の豆知識や 「環境に対して、企業がどんな配慮や取り組みを 栽培方法、環境に負荷をかけない後片付けのやり 行っているのか?」3月28日、環境の視点で学ぼう 方などを交えた料理教室を開催。 「普段は料理をし と、府中市にあるサントリー武蔵野ビール工場を訪 ない男性たちに、 ちょっとした工夫が環境保護につ れました。親子連れなど十数人が参加したこの見学 ながることを知ってもらいたい」 と、 『おとなの男性 会では、パネル展示や製造過程を目の前で見なが のためのエコ・クッキング』 といったユニークな取り ら、使用後の水や副産物などの廃棄物を循環させて 組みも企画しています。 再度資源として活用している環境に調和した取り組 今年度は、 『ECOJOYクッキング』 という企画で、年 みについて学びました。 6回開催予定。第一弾の食材は自分たちの畑で作 目黒区民に呼びかけ、 この見学会を企画したの が、めぐろECOJOY倶楽部のみなさんです。 製品の原料となる天然水が生まれる過程に ついて説明を受ける参加者。 っているルバーブ。デザートやお菓子などでメジャ ーになってきたこの食材を美味しいおかずにした * めぐろ環境ナビゲーター養成講座 (第1期)の有志で立ち上げたこのグループは、自 い!と、 ただいまメニューを考案中とのことです。 然や食を通して環境を考えようと、エコライフめぐろ推進協会からの助成を受けて、畑で作 ※次回のエコクッキングは5月28日開催!詳細は、5月5日号の 物を育てたり、定期的にエコ・クッキングや環境に関する見学会を行っています。 区報やフェイスブック、 ブログをチェック! / フェイスブック 「めぐ メンバーは月に1∼2回程度、山梨県西桂町にある畑で、白菜や大根、 タマネギ、ニンニ ろECOJOY倶楽部」/ ブログ:http://ameblo.jp/ecojoy/ ク、など、季節に応じた野菜を無農薬・有機栽培で育てています。 「水に恵まれ、 とてもよい 場所。慣れない農作業は腰が痛くなるけど楽しい!」 と話すのはメンバーの加藤さん。先日 畑があるのは、山梨県南東部の西桂町。富士 山の麓で、とても水が豊かな土地とのこと。 採れたて野菜を手にするめぐろ ECOJOY 倶 楽部のみなさん。 * めぐろ環境ナビゲーター(環境推進員)養成講座:区の環境保全課が実施する、地域や家庭から積極的に環境活動 を進めていくことのできる人材を育成する講座。講義やワークショップなど、実践的な内容となっている。 NEWS まちづくり講座 めぐろではじめるシェア生活 講座参加者と見学会を行いました! 昨年秋開催のまちづくり 講座の参加者らに呼びか け、2月から3月上旬にか けて、マージュ西 国 分 寺、 SANせたがや地域共生ネッ トワーク (世田谷区)、目黒 本町のシェアハウス『歩き 祐天寺寺子屋トーク開催! 目黒区のタウンライターが活躍中です 祐天寺駅周辺に関連す 区民目線で身近な目黒の るさまざまなテーマで、地元 まちの魅力的な情報を発信 や外部の専門家をゲストに 中のインターネットブログ 招き開催する、 トークイベン 『目黒まちかど通信』。 ここで ト『祐天寺寺子屋トーク』。 は目黒区在住のタウンライ 歴史や写真など、身近なテ まちづくり講座講師の影山さん ( シェアする暮らしのポータルサ イト ) の経営するカフェ『クルミ ドコーヒー』でお話を聞く様子。 方ハウス』へ見学会を行い した。運営者のお話を現場で聞くことで、 より シェア に対する理解が深まりまし た。今後の活動につなげていきましょう! プレ持ち寄りコンサート 「音楽を通して集いの場をつく ▲ 世田谷 SAN での 嬉しいおもてなし。 ろう」 と講座終了後も引き続き活 動を希望する参加者たちが、緑が 丘文化会館でピアノや歌のプレコ ンサートを行いました。 「想いをかたちに!」 と、協会が支 援する目黒まちづくり交流会の一 環として活動を行っています。 ピアノの得意なメンバー が腕前を披露しました。 ーマをきっかけに、地域の ゆるやかな つながりづくり 第1回は歴史がテーマ。『祐天上人 と江戸町火消し』ゲストは江戸消 防記念会の清水氏と祐天寺 研究室 の石川氏。(2013.12.01 開催) ターたちが企画や取材を行 い、記事を執筆しています。 開始から2年が経過し、 の場を目指しています。 掲載記事は120本以上集ま 12月と2月に上目黒住 りました!ギャラリー や 老 区センターで行い、各回老 舗、まちのイベントまで。ぜ 若男女40名ほどが参加。そ ひ、おうちの近所の情報を の内、半数は地元の方たち 探してみてください。 でした。地域のことや普段 はなかなか聞けないような c Y.kitahara 第2回のテーマは写真。『写真屋さ 話、写真、映像まで。途中、 んに聞く!写真のこと、カメラの こと』ゲストは地元祐天寺のウェ 参加者からの質問を交えつ ストフォトプロダクションから西 つ、会場全体で盛り上がり 氏、学芸大学の写真屋 monogram の東氏、写真家の畠山氏。 ました。次回は、6月に開催 (2014.02.02 開催) 『目黒まちかど通信』随時更新中! http://megurotown.exblog.jp/ ご利用ください!目黒区エコプラザ (田道ふれあい館内) 目黒区エコプラザでは、 資源回収やリサイクルショッ プの運営、環境講演会や地 域への出前講座など、区民 予定です。 のみなさんへ幅広く環境活 この取り組みはめぐろまちづくり塾と協会で企画中。一 動の普及・啓発を行ってい 緒に会を盛り上げてくれる方も随時募集中です! ます。ぜひご利用ください。 エコライフめぐろ推進協会・まちづくりグループ 定期的に行う編集会議は、ゲスト を招きスキルアップの場にも。3 月 30 日はフリーライターの浦島 茂世さんに来ていただきました。 改装し、リニューアルしました。 明るく生まれ変わった情報室では 図書の閲覧、貸出などもできます。
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