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生
バ ガ ヴ ァ ッ ド ・ギ ー タ ー に 於 け る 二 大 原 理 に つ い て (西
バ ガ ヴ ア ツ ド ・ギ ー タ ー に
於 け る 二大 原 理 に つ い て
秀
尾)
iな
と
aa
つf
てk
おjり
e、
)僅 か な違 い が見 ら れ る。
生類 の発 生 は、二大 原 理 に より説 明 さ れ る。﹁動、不 動 のも の、ど の
(afsoiarwe
よ う な 生類 (afsk
もj
、生
er
れ)
る限 り、そ れ はfadskとafskjfと
aの
類 はfadsk
とafkjafと
dの結合 に 由 来 す る ので、物質 的 原 理 と精
結 合 に由 来 す る と知 れ﹂(afdI
u
II
k.2
l
6)
と述 べ ら れ て い る。 一切 の生
(fadI
s
I
I
k.2)と説 か れ て いる。故 にfasdと
kf
uadkj の 一致 が 考
尾
え ら れ、精 神 的 原 理 は じfaの
d神
j k誘當 の 一部 であ る と 推 定 でき る。
西
bdfkjdsf(f
=s
dd
fk
sj
j
に)
は、 実在 原 理 と し て 物質 的原 理 と 精
い て、 ﹁
我 (=afsdを
kj
一切
) のfdask
にl
於a
け るafdskjと
f知
sれ ﹂
神 的原 理 と の結 合 に よ り発 生す る こと に な る。 ま たafdkjfに
sa
つd
神 的 原 理 の 二 大原 理 が認 め ら れ る。 こ の 二大 原 理 を 表 現 す る用 語 で
(自 我)、dfkjfd
d
(低
fi
級d
なf
自s性) とfdkjf
re(
s
高k級
jな
f自
ds
て いる。 ﹁faskと
ja
ff
dd
as
skを
u双
r方
s と も無 始 で あ る と 知 れ。 変 異
そ れ ら の思 想 は 第 十 三 章 の もfdaj
とk
dfsai
のf
理d論 に 基 礎を 置 い
bfjkに は、 二 大原 理 か ら 展開 し た思 想 が 広 範 囲 に 認 め ら れ る が、
あ るfdsid
(田
s) とdfskus(
a
知k
田j
者)、dffl(
u自
d性
f)
sと
lfdjkdfsi
二、fadskと
jafsdkj
一、dfsoと
id
ff
dk
sujdfs
性) に つい て 考察 し て み よう。
と 言 説 さ れ る。ldsfiと
ia
rsdoiは
a共 に 無 始 であ る の で、 他 のも
か ら 生 じた 変 異 と は、afdsと
iし
se
て
awer
欲h望
f、
dsaの
jか
kら
l創
)、
造 さ れ た ので は な く、 本来 二大 実 在 原 理 であ る と推 考 し得
る。 そ し て物 質 的 原 理 prgk
kl
五j
根sの
d境
fa
()
d、
fskljaf
挙 げ た 二 十 四 原 理 (weak
I
I
u.
I
5)か ら非 顕 現 を 除 いた も の で あ る
jkaf)。fは
d、
a身
sj
体a構 成
の諸 原 理即 ち 大元 素 か ら 五根 の境 ま でを 指 す と 考 え ら れ る。 非顕 現
憎 悪 等 が 挙 げ ら れ て いる (fdsjk
二 大 原 理 に よ り 生 類 が構 成 さ れ て い る とす れ ば、 物 質 的 原 理 と精
と 考 え ら れ る。
神 的 原 理 のど ち ら が 行 作 を 為 す か と いう 疑 問 を 生 じ る で あ ろ う。
が指 す 諸原 理 (faskj
で、fadsl
はk
、 身 体、 作 具、 作者 であ る こと の因 と な る。 所 が こ
れ る﹂(fadskj
20)
a。
f
結s
果dと
k訳
lし たfdakは 身 体 と解 釈 で き る の
と の因 と いわ れ る。fadsl
はk
、楽 と苦 の享 受 者 た る こ と の因 と いわ
fは
ds
二a
十k四
lと 5
い)
う こ と に な り、aaf
で 一致 す る。 し か し な が ら 五根 の境 に 相 当 す る 所 は、 sK で は 五唯
kfadsk-(
a=
d
SK
s)
jに
k見
fら れ るafkjf
以a下
sの
d二
k十 四 原 理 と 数 の上
k、
i結
f果
da
(dfas作
o具
i)(
、
kar
a a)、作 者 (fdsaた
kる
jこ
)
あ る。 ま た 大 元 素 を 地 水火 風 空 の所 謂 五大 であ る とす れ ば、dfsakj ﹁fdasは
は広 い 意 味 を含 ん で お り、fdsalk
は 今 述 べ たfdask
を知る者で
体を 構 成 す る 要 素 全 体 を指 し て使 わ れ て いる。 こ の よう に、 k審霞簿
は、物 質 的 原 理 を 意 味す る の で、fdasは
k、
j物 質 的 原 理 を 含 め て、
身
(fdskjasfd
我 慢 (fdkjsfd
覚)、
(fdskj非
s顕
f現
a)(
、fdjsd)
十、根 と 一根
kfds及
kj
び そ の変 異 (fdsad
とf
しk
てj
、)大 元 素 (fdskjfds)、と徳 性 (fads
は)
、fdsai
より 生 じ たも の と知 れ ﹂ (afd
(
I
s
I
I
).19)
-130-
はfgdlkf
fsに
dよ
kり
j維
e 持され
て いる (dfskjdr
註l
釈k等
)に
。よ り、こ の pgr
aPra
の三者 は、fdjhdfj の
1行
4作 の五因 即 ち 依 腱 (fdiudfk作
j)、 存 在 す る。 世 界 は、gfkjdの 生 け るdfskj
者、 作 具、 活 動 (fgkd運
f命
)、(fdkjの
s内
fの
d依
k虜
)、 作 者、作 具 に
の特 徴 を 所有 す る 精 神 的 原 理 であ ると 解 釈 でき る。
こ の二種 のfgkjdに
fよ り 万 物 が 説 明 さ れ る。 ﹁一切 の 万 物 は
一致 す る。 何 故 な ら、 依 虜 は 身 体 と解 釈 でき るか ら であ る。 こ のよ
う に、dfoig
にl
よkり
r行
o作 の三 因 が 生 じ て いる ので、fdlie
はr
行k作
jfd
る の で、fdsj
ら れ て いる。 こ れ (eriが
u二
d種
fs
のk
dj
f)
sklを
j意
ds
味f
す る と解 釈 で き
こd
れ) (fdkを
j胎
d)
(dfsと
kす
jf
るdと
i考
)え よ﹂ (fdkjjk)と 述 べ
の根 本 的 な 因 と い う こと に な る。 一方fdiof
はd
、l
享k
受 者 (ridflkf
であ り (gflfdlk 苦
2楽
2の
)享
、 受 がfdkfdに
oよ
iり
g可
fj
能 であ る。
こ とに な る。 万 物 が こ の 二種 のfdjidか
oら 発 生 す る と いう の は、
fd
とk
がj一
f切
d万
s物 の源 であ る
それ は、 ﹁dfkj
がd
df
fi
kd
ls
c
に
k
v
住kし
l、fdlko
よe
り 生 じ る 諸徳 性 を 享
と共 通 し てい る。
fds
(不
f滅
dj
のk
自 我)
eroこ
iのs
od
fk
dj
)d
。
r
(可
s滅
ei
のu
自d
我s
)kと
jdfskj
二大 原 理 を 三 通 り の用 語 に よ り 考察 し て来 た が、 今 ま で述 べた 以
外 に、fdsfdj
(註略)
kfsd
ksdfと
kd
jf
ff
dlkd
のf
結 合 に より 生 類 が 生 じ る と い う 思想 (df2
s
6k
)jdsf
efk
とi
fd
df
kk
jj
df
受 す る ﹂ (dfkd
I
I
f.2
i
1)か ら であ る。dfski
はd
、f
行l作 の因 で あ る
pfkdに
j住
fd
しi
、 享 受 す る のみ で、 自 ら は 行 作 に関 わ らな い。
す でに精 神 的 原 理 であ るgfkidsが
f神
k の 一部 であ る こと は 述 べ
た が、fdkll
もi
同r様
sに神 であ るdoifd
とl一
k
致す る ので はな い か と
考 え ら れ る。rfgli
のd
呼rび
f名 と し て、gfdli2
g
2d
のs
大k
自l在 主 (fdl
l見 ら れ る (dfkj
hfddlk
とr
最t
高)
我 (fdorekfd
と)
が注 目 さ れ る。gfrdoiで
fdk と いう 二種 のdfskjが
rj
fdkを 物質 的 原 理、dfkljdsfo
をi
精神
d的
e原
f理
kj
と解 釈 す れ ば、二
は、 大 自在 主 がfdkjd
のf
説l明 に使 わ れ て い る。 そ し て しdflkfdk
る 用語 が少 く と も 三 通 り使 わ れ て いる。 この よう に用 語 が 統 一さ れ
す で に明 ら か に な つた よ う に、 切ゲ○ に於 ては、二 大 原 理 を 表 現す
大原 理 は四 通 り の用 語 に よ り 表 現 さ れ て いる こ と に な る。 し かし、
1fgj
でk
はl
、fsi
欝uは
f最
d高 我 であ る。 従 つて、efdsi
とo
rd
ef
ok
pj
i
のdflk
こ の二種 のfdskjの
d解 釈 に は 問 題 が残 る所 であ る。
一致 が 考 え ら れ、dfkuf
はd
神kの
l一部 と推 定 でき る。
三、dfskufdlと
kfd
ko
fp
di
sd
kf
jk
dl
s
第 七章 に は、 二種 のfdskjが
f説
dか
kれ
j て い る。 八 種 に分 割 さ れ た
eri
て いな い のは、 sK 以 前 のfdkj
思想 が数 種 類 存 在 し、 それ ら
kdfk
のj
fd
df
ks
jj
dfkj とu
しsて
d、
u地
ir
(w
de
fj
sk
kj
水f
(d
f)
k、
)
火、
(reoisdf
k
l
)
、
がd
fdlk
に導 入 され、 同 じ 二 大 原 理を 違 つた 方 法 で説 明 し て いる か
風 (fdsl空
kd
(f
d)
f、
l意
k根
)、
(fdlkf
覚)
、、
我 慢 が挙 げ ら れ る (gdlkf
ら であ る と考 え ら れ る。
の八種 はcdkfの
d所
jk
で述 べ た 諸原 理 の 一部 と 一致 す る。fdlkdfskl
vfcl)
地。水 火 風 空 の 五 大 は 大 元素 に等 し い と考 え ら れ る の で、 こ
kd団
fは
s八
l種
k の原 理 し か導 き 出 し て いな いが、 八種 がfdjis
とd
呼fば
k
尾)
kが
sfdkj
れ た 諸原 理 の 一部 に 相 当 す る こと か ら、 物 質 的 原 理 であ る と判 断 で
き る。 八種 に 分 割 さ れ たdlkfdに
fs
対o
しi
、 さ ら にdffklj
バ ガ ヴ ァ ッ ド ・ギ ー タ ー に 於 け る 二 大 原 理 に つ い て (西
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