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 平成 18 年度 第1号
平成 18 年 12 月 2 日(土)発行
札幌北高等学校合唱部 OB 会 関東支部
さざめき
お待たせいたしました
北高合唱部 OB 会関東支部会報「さざめき」が復活しました!今回は 2006 年 8 月 6 日(日)
に京都コンサートホールにて行われた第 30 回全国高等学校総合文化祭合唱部門について
と近況報告が主な内容となっております。これから第2号,第3号と関東ならではの話題も織
り交ぜて幅広い年代の方々と盛り上がれたらいいなぁと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、記念すべき今年度第1号の最初を飾っていただくのは、28 期 井上 匡子さんで
す。井上さんには本当にお忙しい中書いていただきました。東京近郊にお住まいの方は必見
ですよ!!
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初めてのご挨拶と、若干の近況報告と、お願い二つ
28 期 井上 匡子
Blog : http://inokenblog.cocolog-nifty.com/inokenblog/
みなさん、こんにちは。
28 期の井上匡子です。
昨年、愛知県豊田市から横浜市に職場(神奈川大学)が変わり、今年になって自宅も愛知
県長久手町から新宿に変わりました。「さざめき」のみなさんとは、はじめまして・・・の方が多
いかな。
「さざめき」は比較的若いみなさんが多いと思料しますが、そんな皆さんは 28 期と言われて
も、イメージがなかなか湧ないと思います。数年前までは、前田君の一つ上というと、だいた
いわかっていただけたのですが(笑)、最近は同期の片山君が、清田高校の合唱部顧問として
活躍しているので、片山君と同期というのがよいかしら、それとも、平田君 (ひらてぃ)の三年上
というのがわかりやすいかしらん。要するに、大学生のみなさんからすると、ご両親の年代で
す。実際、息子は大学一年生ですから・・・。
大学を卒業してからは、結婚・子育て・修行としばらくは合唱をする心と体の余裕がなかっ
た私ですが、今から 10 年くらい前から合唱活動を再開し、ここ 2 年ほどは声楽のレッスンに
通ったりと、ようやく音楽を楽しむ事ができるようになりました。といっても、相変わらず忙しい
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毎日で、練習の時間がなかなかとれないのが、悩みの種ですが・・・
この五月から東京スコラ・カントールムという合唱団に入って、歌っています。宗教曲を歌う
合唱団です。この九月に初めての定期演奏会に参加し、バッハのモテットとカンタータを古楽
の響きとともに、歌いました。ものすごく久しぶりのバッハでしたが、かつて若い時に歌ったの
とは、全く違う感慨があり、歌っている途中で胸がいっぱいになりました。歌詞の内容や、音
楽の構成の中にあるメッセージが、直接自分の中に響く感じでした。自分でも原因はわかりま
せんが〜 年齢のせいなのでしょうか〜 来年 3 月には 48 回の定演が下記のような内容でありますので、是非聞きに来て下さい。
ご存じの方も多いと思いますが、廣瀬量平氏は北大のご出身で、北海道とも浅からぬご縁の
方です。
東京スコラ・カントールム 第48回定期・慈善演奏会
『マックス・レーガーと廣瀬量平による受難節の音楽』
《曲目》
マックス・レーガー (1873-1916)
Die Sieben Worte Jesu (十字架上の七つの言葉)
O Tod, wie bitter bist du (おお死よ、お前のことを思うのは何と苦痛か)
O Haupt voll Blut und Wunden (血潮したたる主のみ頭)他
廣瀬量平 (1930-)
J. S. バッハ "Komm, süsser Tod" の旋律による前奏曲/フーガ/終曲
モテット(新作委嘱作品)
日時:2007年3月4日(日)
会場:玉川聖学院 谷口ホール
指揮:青木洋也
合唱:東京スコラ・カントールム
もう一つのお知らせとお願いです。皆さんは、東京楡の会というのをご存じでしょうか。これ
は、札幌北高の東京同窓会です。この総会(パーティー)が 2007 年 6 月 2 日(土)に開かれま
す。これに是非ご参加頂きたいのです。現在当番期にあたる 28 期の友人と、いろいろと準備
を進めているところですが、パーティーで庁立高女の校歌と北高の校歌を、会場の皆さんに
歌唱指導(?)しつつ、三部ないしは四部で歌ってはどうか、という案が出ています。その場合に
は、皆さんが頼りですので・・・
ちなみに、準備会の中に、私を含めて合唱部が OB・OG が 4 人もいます。私以外は OB 会
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には加わっていませんが、これを機会に誘ってみようと思います。
若いみなさんは、同窓会に参加するきっかけが、なかなかないと思うのですが、東京楡の会
では「若楡の会」といって卒業後 4・5 年くらいのまでのみなさんが活躍しているそうです。(実
は私もこの 7 月から参加したので、よくわからないのですが・・・) 合唱部 OB のみなさんも、パ
ーティーを乗っ取るくらいの勢いで是非ご参加下さるとうれしいです。
最後に「親ばか」の戯れ言を・・・
この春、息子が大学生になって、合唱サークルに入りました。中・高と合唱とは縁がなかっ
たのですが・・・。親ばかの私は、息子と同じステージに立てるのを、現実的な可能がないの
にもかかわらず、今から楽しみにしています。ははは。ちなみに、この息子は小さい時から定
演に連れて行っていったので、北高の校歌を三番まで歌えたりします。私以上です(ははは)。
ご案内とお願いばかりの近況報告になってしまいました。定演に向けた東京レッスンや、飲
み会企画などで、みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。また、このところ 3 年ばか
り、入院したり、引っ越ししたり、外国にいたりと・・・ご無沙汰だった定演にも、今年度こそは
参加したいと思っています。みなさんと、北高の新しい音楽室と「キタラ」のステージでお会い
できるのを、今から楽しみにしています。
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次は、(もう良い子のもとにサンタさんがやってくる季節となってしまいましたが…)真夏の
京都で行われた総文祭について、54 期 佐々木 梨千子と 39 期 藤森 宏明さんからのご報告
です。京都では久しぶりに藤森さんにお会いできて嬉しかったです~!!
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音 を 楽 しむ
54 期 佐々木 梨千子
今回の総文祭は部活が忙しい時期だったため、 正直行きたいけどどうしよう …と悩んでいた
のですが、今や OB 会のボスともなりつつある(?)同期の野中さんからお誘いのメールが来
たので思い切って行ってみることにしました。やっぱりボスには逆らえませんからね!!
前回の横須賀から4年ぶりとなる総文祭はさすが“祭”というだけあって謎の着ぐるみが出
てきたり視覚的にも楽しめる団体がたくさんある中で、北高の演奏も全身で歌うことを楽しん
でいるのが客席にも伝わってくる大変素晴らしいものでした。最後の一音が会場の中にすっ
と溶けていき、平田先生がゆっくりと指揮の手を下ろした後のあの暖かい大きな拍手が全て
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を物語っていたと思います。
そういえばコンサートホールからの帰り道に地下鉄で「なんだっけほらあの北海道の札幌
なんとか高校!!お前すごい感動してたよな~」「そうそう、すごい良かった!!私鳥肌たっ
ちゃった!!」と言っている高校生に出会い、一緒にいた野中さんとニヤニヤしていました。
歌う側の音を楽しむ気持ちがしっかり会場にも伝わっていたんですね。音楽ってやっぱりこう
あるべきだなぁとひしひしと感じました。
私は大学に入ってから大学オーケストラでオーボエを吹いているのですが、(これを先日ひ
らてぃに言ったら物凄い驚かれました!)最近「下手に聴こえたら恥ずかしいから」とか「トレー
ナーの先生に怒られたくないから」という理由で練習に取り組むことがあり、心から「音を楽し
む」ことが高校時代より減っているなぁと思うことがあります。今回現役の歌っている時のあの
キラキラした顔を見て、私も原点に戻ってまた「音楽」をしてみようと思いました。
なんだか今回は後輩達にとても大事なことを教えてもらって帰ってきたような気がします。
京都観光は全然できなかったけれど、大収穫の京都2泊3日の旅でした。
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OBの楽しみ方~総文祭を楽しみにしていた!
39 期 藤森 宏明
もう、数ヶ月も昔の話ですが、総文祭の会場があの情趣深い京都であるということ、そして
なによりも今年度の現役の演奏を一度も聴いていないということで、灼熱の 8 月の京都に行
ってまいりました。
演奏会当日朝、なぜか河原町から徒歩で練習場の京都教育会館に到着しました。過酷な
スケジュールにもかかわらずおおむね元気な現役生と顧問ならびに OB 応援団に再会しまし
た。彼らのスマイルには裏がないのが素敵です。昼食後、バスで京都コンサートホールへ移
動。このホールの見所はなんといってもぐるぐる廊下の演奏家パネル。これは何度見てもあ
きません。
さて、肝心の演奏ですが、現役の演奏のブロックは非常にバラエティに富んでいまして、全
校行事系のものや、ビジュアル的にもエンターテイナー性に富んだものが多かったのです。
現役はそのブロックの最後に演奏しました。第一声から聴きなれたトーンが会場を包みました 。
聴衆のひとりひとりの息づかいが伝わってくるようなひと時でした。演奏終了後、何とも表現
のしようのないあたたかい拍手。本当に彼らは幸せだなあと感じ入ったものでした。
演奏会翌日は、大原三千院にご同行させてもらえました(!)。京都は連日 35 度という事で、
北海道しか知らないような人には想像を絶するような暑さだったのですが、オヤジ好みのだじ
ゃれを連発するバスガイドさんの解説にもあったとおり、京都市街とは全く別空間の、涼しく、
みやびなところでした。個人的には阿弥陀三尊坐像が妙に印象に残りました。最後に清水寺
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で「きな粉パフェ」を平田さんよりご馳走になりました。ありがとうございます。そして名残惜しさ
を胸に、ウルトラクイズの敗者のごとくバスをここで見送りました。(ちなみに私はその後新幹
線で無事に帰りましたが)。
さて、季節はもうすっかり冬で、定期演奏会への準備が着々と進んでいることと思いますが 、
私の場合、ホームグラウンドが東京で、かつ実家が札幌にあるわけでもないので、なかなか
現役への顔出しはもちろん、練習にすら参加しづらい状況です。そんなこともあって本州に遠
征があるときは、わくわくするものです。校舎改築で、かつての面影がないことが訪問のモチ
ベーションを下げるという人もいるかもしれませんが、全く別世界ではなく「帰れる場所」となっ
ていることを祈りたいものです。「ありえない OB」に成り下がってしまいましたが、今後もよろし
くおねがいします。
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というわけで、さざめき平成 18 年度第1号☆なんとか完成することができました!!急な
お願いだったにも関わらずご協力いただいた 28 期の井上さん、39 期の藤森さん本当にあり
がとうございました。
最近は私も部活(学習院輔仁会音楽部といいます)の定期演奏会があり、結構充実した日
を過ごしていました。なんと、来年の秋はあの横須賀芸術劇場で演奏するんですよ!!4年
前の総文祭(私もまだピチピチの高校2年生☆)での素敵な思い出がたくさんつまっているホ
ールなので、感慨深いものがあります。懐かしいですねぇ…かもえもん(笑)
なかなか東京にいると合唱部の仲間と会える機会がありませんが、新年の練習には行け
そうなので懐かしい人たちと思い出話に花を咲かせたいと思います。
それではまた次号で(練習で?)お会いしましょう♪
(今年度のさざめきがこのまま第1号で終わってしまいませんように…)
54 期 佐々木 梨千子
【 編
集 】 54 期 佐々木 梨千子 [ E-mail:[email protected] ]
【 発
行 】
札幌北高等学校合唱部 OB 会 関東支部 5