都市再生整備計画(第3回変更) い ま い ち ち く 今市地区 し ま ね い ず も し 島根県 出雲市 平成23年3月 都市再生整備計画の目標及び計画期間 都道府県名 計画期間 島根県 平成 い ず も し 市町村名 18 年度 ~ 地区名 出雲市 平成 22 いまいち ち く 面積 今市地区 年度 交付期間 平成 18 年度 ~ 平成 22 92 ha 年度 目標 大目標 市民や来訪者で賑わう交流拠点形成による中心市街地の活性化 目標① 市民や来訪者が歩きたくなる路づくり 目標② 中心市街地における潤い空間、憩い空間づくり 目標③ 拠点を支える道路ネットワークの形成 目標④ 市民が安心して住まえ、また来訪者も安心して訪れることのできる空間づくり 目標設定の根拠 まちづくりの経緯及び現況 ●出雲市の中心市街地は、古くから「市場町」として栄え、山陰の一大商業拠点として発展してきた。 ●昭和50年代後半には、地元商業者による複合・共同店舗をオープンさせ、中心市街地の商業の核施設を整備するなど先駆的な取組みがなされてきた。 ●しかしながら、平成元年に中心市街地にあったジャスコが郊外部に出店して以降、郊外型店舗の出店が相次ぎ、中心市街地の商店街は衰退の一途をたどっている。特に、かつて出雲市で一番の賑わいのあった中町商店街は全店舗の約3割が空き店舗となって おり、それ以上に、人通りがまばらで衰退し寂れている状況にある。 ●近年、山陰の中核拠点都市の中心としての役割を果たすため、出雲市駅付近連続立体交差事業に併せ土地区画整理事業や街路事業を推し進めてきた結果、JR出雲市駅南側では商業・業務施設やマンションの建築が相次ぎ急速に発展しているが、北側につい てはその効果が十分波及しておらず、旧態然とした街並みが残っている。 ●中町商店街は、かつての賑わいを取り戻すため、平成17年度においてアーケード改修工事(「中心市街地共同施設事業(経済産業省)」、インターロッキング舗装工事(「中心市街地等活性化総合支援事業(経済産業省)」による美装化をおこない、平成18年度以降 において、根本的な空き店舗対策(「島根県商業活性化重点的支援事業(島根県)」を実施しようとしている。 ●中心市街地の賑わい復活に協力するボランティア組織として、平成15年7月に「まちづくり応援団」が結成され、七夕やクリスマスといった季節のイベントなど年5回程度の事業を行っている。こうした市民活動により、まちづくりの機運が民間レベルでも高まりつつ ある。 ●新市発足後、中心市街地の活性化を目的に、地元8商店組合と3連合町内会を中心に関係団体と市との懇話会を開き、今までの2回の会議において、まちづくりの方向性について話し合いを進めている。 ●現在の市庁舎は、老朽化が著しい上、隣接する県道拡幅により庁舎の一部解体する必要が生じることから、合併協議の中でも新庁舎建設は重要課題として協議されていた。そして、合併後、狭隘化、分散化による事務効率や市民サービスの低下を招いているこ とから、18年6月議会において新庁舎の位置を決定し、早期に建設を進めることとなった。 課題 (歩きたくなる路づくり) ●モータリゼーションの進行、郊外への大型店舗の進出等によって、出雲市の核である中心市街地の空洞化、人口の減少、住民の高齢化が急速に進行していることから、積極的に都市基盤整備を推し進めるなどして活性化に取り組んでいるが、JR出雲市駅以北に おいてはその効果が十分に発揮されていない。 ●シンボルロード整備事業により魅力ある都市空間づくりを進めようとしているが、これにつながる街路や高瀬川の空間についての魅力づくり(歩きたくなる路づくりや潤いのあるまちづくり)が十分でない。 (潤い空間、憩い空間づくり) ●JR出雲市駅北側の衰退している沿道商店街の再生・創造を行うためには、店舗だけではなく歩行空間の魅力づくりも大変重要であるが、今までに、一部の区域で断片的にしか取り組まれていない。 ●幹線道路に隣接し利便性も高い県立中央病院跡地は、中心市街地に残された唯一の大規模遊休地であるが、利用計画も未定で、中心市街地のまちづくりに活かされていない。 ●市町村合併により旧出雲市役所を本庁舎としているが、建物の老朽化が著しい上、周辺建物への分散化や事務スペースの狭隘化を余儀なくされている。 (拠点を支える道路ネットワークの形成) ●街路や幹線道路について未整備区間があるため、まち中における円滑な移動が可能となる道路ネットワークが形成されていない。 (市民・来訪者が安心できる空間づくり) ●中心市街地では老朽化住宅の割合が高く細街路も多い状況にあり、地震や火災に対する防災性を早急に高める必要があるが、住宅の建替えは進まず、また細街路整備も遅れている。 将来ビジョン(中長期) ●新市建設計画(21世紀出雲の国作り計画)では、「人を結び地域を結ぶ交流拠点都市」を目標に“賑わいと活力ある中心都市機能の充実”、「潤いとやすらぎが生まれる環境先進都市」を目標に“快適かつ安心安全な生活環境を整備した快適防災都市の建設”を うたっている。 ●策定中の総合振興計画(21世紀出雲のグランドデザイン)では、「中心ビジネス街の整備」を掲げ、"中心市街地に人を集め、賑わいを生み出し、中心ビジネス街としての更なる発展を目指す"としている。 ●出雲市都市計画マスタープラン(平成16年3月)では、「個性輝く市街地の形成」を基本方針に掲げ、シンボルロードを核とする商店街の再生や、高瀬川沿いの水辺空間の活用、またまちの回遊性の向上を掲げている。 ●出雲市中心市街地活性化基本計画(平成11年3月)においては、「庭園都市(ガーデンシティ)づくり」、「活気と賑わい創出による求心力のある中心市街地づくり」を将来像として掲げている。 目標を定量化する指標 指 標 連続する歩道の延長 単 位 m 歩行者・自転車数 人/日 空き店舗数 店舗 開催イベント数 個 定 義 目標と指標及び目標値の関連性 安心かつ快適な回遊が可能となる環境づくりに向けて、延長の1割 連続する幅員2.5m以上の歩道延長 増を目指す。 道路交通センサス 12時間平日交通量(歩行者、自転 歩行者等数は、平成2年度調査の3,199人が、平成11年度に約半 数の1,582人に減少し、横ばい状態のところ、1割増加を目指す。 車) 従前値 基準年度 目標値 目標年度 4,440 H17 4,884 H22 1,567 H17 1,724 H22 地区内商店街における空き店舗数 歩きたくなる路づくりや都市を楽しむ空間づくりにより歩行者の回遊性を 高め、商店街の賑わい創出につなげることにより、空き店舗数の1割減を 目指す。 31 H17 27 H22 地区内で開催されるイベント数 中心市街地の活性化を図るため、1000人以上の集客があるイベント開催 数の3割増を目指す。 9 H17 12 H22 都市再生整備計画の整備方針等 計画区域の整備方針 整備方針1: 街路や路地等の歩行空間の魅力づくりによる賑わい創出 ・(都)出雲市駅前矢尾線、(都)二京町三京町線は「南北、東西の回遊基幹軸」として位置づけ、快適に歩ける広幅員の歩道空間整備を行 う。 ・また、同路線については「都市を楽しむ骨格軸」としても位置づけ、電線類地中化、歩道舗装の美装化、街路樹の整備、ベンチや案内板等 のストリートファニチャー充実など、魅力ある軸づくりを推進する。 ・街なかを安心して回遊できる空間を確保するため、路地等をネットワークし、回遊性機能を持つ路地等については美装化や道しるべの整備 などの空間整備を行う。 ・既存商店街の再生を図り、魅力ある商店街の景観づくりを行うため、シンボルロード沿線の建築物の修景を行うとともに、住民参加によりま ちづくりガイドラインの作成を行う。 ・来街者の増加と交流人口の増加のため、地区内の各種団体が実施するイベントの開催を助成する。 整備方針2: 市民や来訪者の心に潤いを与える親水空間と憩いの場の整備 ・中心市街地のイベントなど多様な都市活動に利用でき、市民の憩いの場ともなる広場を整備する。 ・地元商店街が自主的・積極的に開催するイベントに活用でき、中心市街地商店街の活性化に寄与する広場を整備する。 ・地区住民の生活の場となっている路地裏について、憩いの場ともなるような空間づくりを行うため、小規模公園の整備や道路の美装化を行 う。 整備方針3: まち中における円滑な移動が可能となる道路ネットワーク形成 ・商業・業務施設や行政施設が集積している中心市街地において、円滑な移動が可能な道路ネットワークを形成するため、未改良幹線道路 の整備を推進する。 ・中央分離帯設置が計画されている4車線道路の背後地について、街中の利便性が損なわれないように、迂回交通を助ける道路網整備を行 う。 整備方針4: 住民や来訪者にとって安心、安全なまちづくり ・街なかの防災性の向上を図るため、未改良の幹線道路や狭あい道路等の整備を行う。 ・歩行者や運転者の安全性の向上を図るため、くいちがい交差点の解消等の道路整備を行う。 ・高齢者をはじめ、誰もが移動しやすい歩行者空間を確保するため、バリアフリー化に配慮した道路整備を行う。 ・安心して暮らせる居住環境の形成を図るため、防災性の向上にも寄与する身近な小規模公園を整備する。 ・災害に強いまちづくりのため、中心市街地の防災性の向上に寄与する広場を整備する。 方針に合致する主要な事業 ●(都)二京町三京町線(基幹事業/道路) ●(市)今市6号線外2線(基幹事業/道路) ●(市)今市16号線(基幹事業/道路) ●(市)今市35号線(基幹事業/道路) ●今市地区街なみ環境整備事業(基幹事業/街なみ環境整備事業) ●今市地区街なみ環境整備事業(関連事業) ●シンボルロード沿線建物修景事業(提案事業/地域創造支援事業) ●中心市街地活性化イベント(提案事業/地域創造支援事業) ●まちづくりガイドライン策定事業(提案事業/事業活用調査) ●(都)出雲市駅前矢尾線シンボルロード整備(関連事業) ●出雲だんだん広場(基幹事業/地域生活基盤施設) ●さくら通り広場(基幹事業/地域生活基盤施設) ●ストリートファニチャー等整備(基幹事業/高質空間形成施設) ●今市地区街なみ環境整備事業(基幹事業/街なみ環境整備事業) ●今市地区街なみ環境整備事業(関連事業) ●(都)二京町三京町線(基幹事業/道路) ●(都)国道9号有楽町線(基幹事業/道路) ●(都)医大前新町線(基幹事業/道路) ●(市)今市6号線外2線(基幹事業/道路) ●(市)今市16号線(基幹事業/道路) ●(都)出雲市駅前矢尾線シンボルロード整備(関連事業) ●(都)二京町三京町線(基幹事業/道路) ●(都)国道9号有楽町線(基幹事業/道路) ●(都)医大前新町線(基幹事業/道路) ●(市)今市6号線外2線(基幹事業/道路) ●(市)今市16号線(基幹事業/道路) ●(市)今市35号線(基幹事業/道路) ●出雲中央広場(基幹事業/地域生活基盤施設) ●今市地区まちなみ環境整備事業(基幹事業/街なみ環境整備事業) その他 ●交付期間中の計画に管理について 交付期間中において、各種の事業を円滑に進め目標達成に向けて確実な成果をあげるために、庁内にまちづくり事業調整会議を開催するとともに、地元まちづくり協議会と行政との意見交換会を開催し、協働して事業成果について の評価や事業の進め方の改善等を行う。 ●事業終了後の継続的なまちづくり活動について 現在、シンボルロード沿線住民によりまちづくり協議会が設置されており、事業終了後も引き続き連携を図りまちづくりを推進する。 交付対象事業等一覧表 2,860.0 交付対象事業費 交付限度額 1,144.0 国費率 0.4 (参考)事業期間 交付期間内事業期間 (金額の単位は百万円) 基幹事業 事業 細項目 道路 〃 〃 〃 〃 〃 公園 河川 下水道 駐車場有効利用システム 地域生活基盤施設 高質空間形成施設 高次都市施設 既存建造物活用事業 都市再生交通拠点整備事業 土地区画整理事業 市街地再開発事業 住宅街区整備事業 地区再開発事業 人にやさしいまちづくり事業 優良建築物等整備事業 拠点開発型 住宅市街地 沿道等整備型 総合整備 密集住宅市街地整備型 事業 耐震改修促進型 街なみ環境整備事業 住宅地区改良事業等 公営住宅等整備 都市再生住宅等整備 防災街区整備事業 合計 提案事業 事業箇所名 事業主体 直/間 (市)今市35号線 (市)今市16号線 出雲市 出雲市 出雲市 出雲市 出雲市 出雲市 直 直 直 直 直 直 ー - 出雲市 出雲市 直 直 (都)二京町三京町線 (都)国道9号有楽町線 (都)医大前新町線 (市)今市6号線外2線 規模 125m 108m 120m 730m 40m 200m (参考)全体 事業費 608 60 70 1,871 86 64 交付期間内 事業費 608 60 70 748 86 64 うち官負担分 608 60 70 748 86 64 交付対象 事業費 うち民負担分 開始年度 H18 H18 H18 H18 H20 H18 終了年度 H22 H18 H18 H26 H22 H21 開始年度 H18 H18 H18 H18 H20 H18 終了年度 H22 H18 H18 H22 H22 H21 H18 H19 H22 H22 H18 H19 H22 H22 1,115 5 1,115 5 1,115 5 H18 H22 H18 H22 73 73 73 8 3,952 2,829 2,829 8 うち民負担分 13 4 608 60 70 748 86 64 今市地区街なみ環境整備 事業箇所名 細項目 シンボルロード沿線建物修景事業 シンボルロード沿線 地域創造 支援事業 中心市街地活性化イベント シンボルロード周辺 事業活用調査 まちづくりガイドライン策定事業 シンボルロード沿線 事業 ー - 1,115 5 出雲市 直 事業主体 直/間 個人 イベント実行委員会 出雲市 間 間 直 4.5ha 規模 (参考)事業期間 開始年度 H20 H20 H18 終了年度 H22 H22 H18 交付期間内事業期間 開始年度 H20 H20 H18 終了年度 H22 H22 H18 (参考)全体 事業費 交付期間内 事業費 39 8 1 39 8 1 うち官負担分 26 4 1 48 48 31 73 2,829 …A 交付対象 事業費 26 4 1 まちづくり活 動推進事業 合計 17 合計(A+B) (参考)関連事業 事業 (都)出雲市駅前矢尾線シンボルロード整備事業 (市)今市58号線 今市地区街並み環境整備事業 市庁舎建設事業 合計 事業箇所名 出雲市今市町 出雲市今市町 出雲市今市町 出雲市今市町 事業主体 所管省庁名 島根県 出雲市 出雲市 出雲市 国土交通省 国土交通省 出雲市 規模 508m 100m 4.5 ha 9,596㎡ (いずれかに○) 直轄 補助 ○ 地方単独 ○ ○ ○ 事業期間 民間 開始年度 H14 H18 H18 H18 終了年度 H20 H18 H25 H22 全体事業費 4,500 7 100 8,960 13,567 31 …B 2,860 都市再生整備計画の区域 今市地区(島根県出雲市) 面積 92 ha 区域 出雲市今市町、姫原町、姫原一丁目および塩冶町の一部 国道9号バイパス 今市小学校 出雲市役所 国道9号 (都)出雲市駅前矢尾線 高瀬川 パルメイト出雲 JR出雲市駅 S=1/12,500 ビッグハート出雲 ■基幹事業 道路 (市)今市6号線外2線 ○関連事業 市庁舎建設事業 ○関連事業 (都)出雲市駅前矢尾線シンボルロード整備 ■基幹事業 地域生活基盤施設 出雲だんだん広場 ■基幹事業 道路 (市)今市16号線 ■基幹事業 道路 (都)二京町三京町線 ■基幹事業 道路 (都)国道9号有楽町線 □提案事業 地域創造支援事業 シンボルロード沿線建物修景 ■基幹事業 道路 (市)今市35号線 □提案事業 事業活用調査 まちづくりガイドライン策定事業 ■基幹事業 地域生活基盤施設 さくら通り広場 ■基幹事業 街なみ環境整備 今市地区街なみ環境整備 ○関連事業 街なみ環境整備 今市地区街なみ環境整備 ■基幹事業 高質空間形成施設 ストリートファニチャー等整備 ■基幹事業 道路 (都)医大前新町線 凡 □提案事業 地域創造支援事業 中心市街地活性化イベント 例 基幹事業 提案事業 関連事業
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