ニュー・スナップショット - 東京都写真美術館

日本の新進作家展 vol.9[かがやきの瞬間]
ニュー・スナップショット
Radiant Moments: Contemporary Japanese Photography, vol. 9
The New Snapshot.
2010 年 12 月 11 日(土)~2011 年 2 月 6 日(日)
東京都写真美術館 2 階展示室
主催
助成
後援
協賛
協力
中村ハルコ 「光の音」より 1993~98 年
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館/東京新聞
財団法人地域創造
イスラエル大使館/イタリア文化会館/シブヤ大学
東京都写真美術館支援会員
エプソン販売株式会社/キヤノン株式会社/株式会社コスモスインターナショナル/
有限会社東京カラー工芸社/株式会社フレームマン
展覧会概要
東京都写真美術館は写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のあ
る作家を発掘し、新しい創造活動の展開の場となるよう、様々な事業を展開しておりま
す。その中核となるのが、新進作家に焦点をあてた展覧会です。
今年度は、スナップショットがその起源以来、楽しさ、幸せ、喜びの瞬間など、人々
の生活の明るい側面を捉えてきた写真の一スタイルであることに注目し、現代の写真表
現に新たなスナップショットの可能性を見出した「ニュー・スナップショット」として、
現在活躍中の若手作家や才能のある作家を取り上げます。
20 世紀前半カメラの小型化にともない、スナップショットは、アマチュアカメラマ
ンの間に広く普及し、アンリ・カルティエ=ブレッソンをはじめ多くの写真家たちによ
っても実践されている、最も身近でポピュラーな写真の撮影スタイルです。現代の若い
世代にも、日常の様々な光景を写し取る手段として、脈々と受け継がれており、近年で
はカメラのデジタル化や携帯化に伴い、誰もが写真を撮り、それを発表する場が飛躍的
に増え、スナップショットの新たなる可能性に期待が集まっています。
本展では、きらりと光る「かがやきの瞬間」を捉えた作家たちの「ニュー・スナップ
ショット」を通して、未来の写真表現の動向と可能性を探り、人々を楽しくわくわくさ
せる写真の力を確認する機会とします。
生きる喜び!
突き抜ける爽快感!
草原で笑い転げる
写真には、
写されているもの以外の
何かが潜んでいる。
夜中のスケート・
リンクからは、
「
感情」が
束になった特別の
Obata Yuji
大量に放出されている。
小畑雄嗣
入念な演出と、自然発生的な
「
活発」さ。
スナップショットの
Shirai Satomi
彼女のユーモアとエネルギーが、
炸裂する瞬間。
白井里実
Yuki Shigeo
総武線の黄色い車両、
引っ越しセンターの車の青い電話番号、
建築現場のブルーシート。
好きで好きでしょうがない
「
色」。
東京の、
結城臣雄
山城知佳子
Yamashiro Chikako
「
お転婆娘のスピリット」。
何かを夢中に追いかけ、
心の声や沸き起こるイメージを
逃さずキャッチ!
結城 臣雄「都市の襞 Tokyo Is」より 2002 年
「
動き」は、
Ikeda Hirohiko
山城 知佳子「complex vol.1」2007 年 参考作品
少女の
Nakamura Haruko
「
光」。
小畑雄嗣「二月」より 2007 年
光体に包まれた被写体は、
別次元から舞い降りた生命体のように、
世界の入り口を指し示す。
イスラエル・
ネゲヴ砂漠の
池田宏彦「オーレオン」より 2002 年
人生の輝ける瞬間。
出品作家(6名)
池田宏彦
白井里実「ホーム・アンド・ホーム」より 2008 年
中村ハルコ
中村ハルコ 「光の音」より 1993~98 年
本展の見どころ
新時代のスナップショットの動向を探る!
多くの写真家にとって、最も身近でポピュラーな撮影スタイルであるスナッ
プショット。そのスタイルは、カメラのデジタル化や携帯化とともに、いま
の若い世代にも脈々と受け継がれています。本展では、そのような新時代の
スナップショットを通して、未来の写真表現の動向を探ります。
テーマは、「楽しさ、幸せ、喜びの瞬間」。
生活のあらゆる場面を捉えてきたスナップショット。本展では、楽しさ、幸
せ、喜びの瞬間など、その明るい側面に注目します。きらりと光る「かがや
きの瞬間」を捉えたスナップショットから、人々を楽しくワクワクさせる
「写真の力」を再認識してみてはいかがでしょうか。
6名の新進作家を紹介。新作、未公開作品多数!
写真美術館の新進作家展は、“新人”作家のお披露目展ではありません。
現在幅広い分野で制作活動を続けている将来性のある作家を、当館キュレー
ターが厳選してご紹介する展覧会です。美術館初登場の中村ハルコ、写真集
「wintertale」が話題の小畑雄嗣、ニューヨーク在住の白井里美、’98 年写
真新世紀優秀賞受賞の池田宏彦、写真家として作品を初展示する結城巨雄、
新作を発表する沖縄在住の山城知佳子。6 名の「かがやきの瞬間」は、日本
の新しいスナップショットの可能性を魅せています。
写真家・結城臣雄、初登場!
1987 年ソニー・ウォークマンの CM「瞑想するサル」は当時大変な話題を
集め、同年「全日本コマーシャル大賞」最優秀スポット賞、カンヌ国際広告
祭のエレクトロニクスカテゴリーで金獅子賞を受賞、のちに「20 世紀の殿
堂入り CM」にも選ばれました。その演出家が結城巨雄です。2000 年頃
から東京の街をテーマにスナップショットを撮り始め、現在その数は 7 万点
にのぼります。本展では、写真家として結城巨雄の作品を美術館ではじめて
ご紹介いたします。
同時開催展とあわせて2倍楽しむ!
同時開催のコレクション展「スナップショットの魅力」は、アンリ・カルテ
ィエ=ブレッソンから現代を代表する写真家まで、バラエティに富んだスナ
ップショットの名作をご紹介します。本展といっしょにご鑑賞いただくこと
で、スナップショットの作品をより幅広く楽しむことができます。
出品アーティスト プロフィール
N 池田 宏彦
Ikeda Hirohiko (1971- )
「偶然の出会いとスナップショットはどこか似てい
る」と池田はいう。イスラエルのネゲヴ砂漠の撮影も、
偶然がもたらした産物だった。キブツのセロテープ工
場で知り合った仲間や工場にあった大量のアルコー
ル、砂漠に転がる動物の骨などはすべて、必要な被写
体の材料となり、それはまるで、未知なる力にお膳立
されているみたいだった。
「at negev」
(1998 年、キヤ
ノン写真新世紀の優秀賞受賞作品)を 2010 年ヴァー
ジョンとして生まれ変わった「オーレオン」ほか、2002
年にイスラエルで撮影されたイメージを重ね、つなぎ
合わせた動画によって「スナップショット」の「目の
前の今この一瞬」とは何かを探る。
池田宏彦「オーレオン」より 2002 年
1971 東京生まれ
1995 明治学院大学社会学部社会学科卒業
1996-1997 中東を旅行
2001-2002 中東を旅行
2010 フリーランスカメラマンとして活動中
展覧会歴
・個展
2006 イスラエル大使館 大使公邸 東京
「ネゲヴにて」 UNICE 東京
2007「at Negev」 銀座ニコンサロン 東京
・グループ展
1998 「第7回 写真新世紀展」 P3gallery 東京
1999 「写真新世紀 京都展」ギャラリー Raku 京都
2000 「ヤングポートフォリオ」
清里フォトミュージアム 出展
2002 写真新世紀 10 周年記念「Futuring Power」展
東京都写真美術館、せんだいメディアテーク、大阪 CASO
2003 「destination」gallery Speak For 東京
名古屋 PARCO gallery
受賞
1998 キヤノン写真新世紀第 17 回公募優秀賞受賞
N 小畑 雄嗣
Obata Yuji (1962- )
「冬は学校のグランドに水をまいて凍らせ、夜中
にスケートをする」という話を、北海道中標津出
身の知人から聞いた瞬間に浮かんだ光景。それは、
実際に訪れてみると、小畑がイメージしたものと
同じだった。別海スピードスケート少年団が猛ス
ピードで氷上を駆け抜けるシルエットや、降雪の
なかで流れるように鬣を揺らしながら走る競走
馬、人ひとりいない極寒の夜の街など、残像のよ
うに脳裏に焼きつくシーンのなかで、撮影方法を
小畑雄嗣「二月」より
試行錯誤しながら見つけた降り落ちる雪の結晶
は、ひときわ光っている。1987 年、第 24 回太陽
賞、2008 年には、
「二月 Wintertale」に対して東川賞特別賞を受賞。
2007 年
1962 神奈川県藤沢市生まれ
1985 日本大学芸術学部写真学科修了
受賞歴
2008 東川賞特別賞
1998 日本写真協会(PSJ)賞新人賞
1997 第 8 回コニカ写真奨励賞
1987 第 24 回太陽賞
展覧会歴
・個展
2008 「マデイラと二月」青山ブックセンター、東京
2004 「冬と夏の光景・クロアチア」コニカミノルタプラザ新宿、東京
2002 「Bird of Paradise: MADEIRA」フォトギャラリーインターナショナル、東京
2001 「ヨーロッパの果て」ロゴスギャラリー、パルコ渋谷、東京
1998 「見えざる国境」コニカプラザ新宿、東京/大阪/札幌
1996 「リスボン、東京、ラスベガス」オレゴンムーンギャラリー、東京
1995 オレゴンムーンギャラリー、東京
1993 「メモリア」内田洋行ギャラリーvelox、東京
1987 「海市蜃楼」オリンパスギャラリー、新宿
・グループ展
2006 「フォトグラフィティ 1980~2005」ポートレートギャラリー、東京
2003 「卒業生によるオリジナルプリント」日大芸術学部図書館、東京
1999 「日本写真協会賞受賞作品展 東京写真月間」富士フォトサロン、東京
出版
2007 「二月」(Wintertale)蒼穹舎
2001 「Bird of Paradise: MADEIRA」 平凡社
1998 「見えざる国境」 私家版 デジタル写真集
N 白井 里実
Shirai Satomi (1972- )
ニューヨークに在住し、異文化に順応しようと変わっ
ていく心理や感覚をテーマに、自分が経験している現
実の生活に重ねて「ホーム・アンド・ホーム-ニュー
ヨーク・イン・マイ・ライフ」を制作する。セッティ
ングによって被写体をコントロールするステージ・フ
ォトのスタイルを取っているが、
そのなかに人物や光、
風の動きなど、瞬間やスポンテニアス(自然発生的)
な要素を意識的に取りいれている。ニューヨークのI
CPでスカラシップ・アワード(2007 年)を受賞する
ほか、ロンドン(08 年)やワシントンDC(09-10 年)
のナショナル・ポートレート・ギャラリーで展示され
白井里実「ホーム・アンド・ホーム」より 2008 年
る。
1972
1996
2007
2007-
東京生まれ
武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科修了
インターナショナル・センター・オブ・フォトグラフィ 1 年プログラム
ニューヨーク市立ハンター・カレッジ芸術学部
大学院修士課程在籍中
受賞歴
2008 「Taylor Wessing ポートレート写真作品展’08」
ナショナル・ポートレート・ギャラリー入選展示
2008 「New York Photography Award ‘08」入選
2007 The School of International Center of
Photography 2007 スカラシップ・アワード
2006 「文化庁芸術家海外研修制度」
1998 「アーティスト・イン・レジデンス」山口県秋吉台国際芸術村
1997 「キヤノン写真新世紀」佳作
1996 「キヤノン写真新世紀」佳作
展覧会歴
・個展
2003 「The Second Stage at GG#白井里実写真展」ガーディアン・ガーデン、東京
1996 「コニカ新しい写真家登場展」コニカギャラリー、東京
・グループ展
2009-10 「Outwin Boochever ポートレート・コンペティション展」スミソニアン・
ナショナル・ポートレート・ギャラリー、ワシントンDC
2003 「パブリック/プライベート」アーリントン・アート・センター、バージニア州
2008 「Taylor Wessing ポートレート写真作品展’08」ナショナル・ポートレート・
ギャラリー、ロンドン
2008 「Spectral Analysis」ギャラリーMotus Fort, 東京
2008 「AMERIKAⅡ」スクール・オブ・インターナショナル・センター・オブ・フォトグラフィ、
ニューヨーク
2008 「Girlish Way」ボビー・フィッシャー・メモリアル・ビルディング、ワシントンDC
2007 「フルタイム・プログラム終了展」スクール・オブ・インターナショナル・センター・
オブ・フォトグラフィ
1999 「新世代の写真表現 プライベート・ルーム 2」水戸芸術館、茨城
1998 「アーティスト・イン・レジデンス」秋吉台国際芸術村、山口
1997 「ヤング・ポートフォリオ」K’Mopa 清里フォトアート・ミュージアム
1995 「第 6 回写真 3.3 ㎡」ガーディアン・ガーデン、東京
N 中村 ハルコ
Nakamura Haruko (1962-2005)
魅力的で心惹かれる対象をつねに追い求めた
中村が、ついに出会ったのは、イタリア、ト
スカーナ地方に住むイヴォとイルダ夫妻だっ
た。目の前にひろがる美しい風景と、素朴で
のんびりした彼らの生活。彼女はそこに、永
遠の光を見、
「光の音」を聞いたのかもしれな
い。ヴィヴィッドなカラー作品の配列のなか
に時折現れるモノトーンのイメージが、フラ
ッシュバックするように、意識を現実と夢の
世界に行き来させる。2000 年には、自らの出
産を撮った「海からの贈り物」で写真新世紀
中村ハルコ
の年間グランプリを受賞。43 歳で夭逝する
が、近年、注目を集めはじめ、遺された作品の公開が待たれる。
1962 埼玉県生まれ
1985 日本大学芸術学部写真学科修了
2005 膵臓ガンのためこの世を去る
展覧会歴
・個展
2009 「光の音 Pure and simple」
ビジュアルアーツギャラリー東京
2009 「光の音 Pure and simple」
名古屋ビジュアルアーツギャラリー
2009 「光の音 Pure and simple」
ビジュアルアーツギャラリー大阪
2008 「光の音-pure and simple」出版記念イベント、
写真展&スライド LIVE、
せんだいメディアテーク、宮城
2008 「光の音 Hikari no Oto」TKG Daikanyama、東京
2008 スライド LIVE、代官山ボールルーム、東京
2001 「光の音」モーダポリティカ東京
2001 「光の音」せんだいメディアテーク、宮城
・グループ展
2010 「東京フォト 2010」小山登美夫ギャラリー、東京
「光の音」より 1993~98 年
2009
2006
2002
2002
2002
2002
2000
2000
1999
1999
2006
2003
1999
「東京フォト 2009」小山登美夫ギャラリー、東京
「フォトグラフィティ 1980-2005」ポートレートギャラリー、東京
「写真新世紀 10 周年記念展」東京都写真美術館
「写真新世紀 10 周年記念展」仙台メディアテーク、宮城
「写真新世紀 10 周年記念展」海岸通ギャラリー・CASO、大阪
Tsuyama in the Sky, Land, 宮城、rial named the next
「写真新世紀展 2000」モーダポリティカ東京
「写真新世紀展 2000」京都ギャラリーRAKU
「フォトカンパニー仙台写真展」ルナギャラリー、宮城
「Miyagi Excellent Works Museum Exhibition」 アエル・シチズン・ギャラリー
「フォトグラフィティ 1980~2005」ポートレートギャラリー、東京
「卒業生によるオリジナルプリント」日大芸術学部図書館、東京
「日本写真協会賞受賞作品展 東京写真月間」富士フォトサロン、東京
出版
2008 「光の音 pure-and simple」フォルマーレ・ラ・ルーチェ
1989 「世界のこどもたち 25 タンザニア-サバンナの小さな王様ラジャブ」偕成社
受賞歴
2000 キヤノン写真新世紀 優秀賞、年間グランプリ
N 山城 知佳子
Yamashiro Chikako (1976- )
沖縄を拠点に、映像、パフォーマンス、写真
表現を展開する美術家として、活動をつづけ
る山城。本展では、写真表現における「スナ
ップショット」について、写真家たちがこだ
わり続けてきた「決定的瞬間」と動画におけ
る静止画、連写における一コマについて、ス
ティル写真と映像のインスタレーションに
よって問題提起する。前回の映像作品「沈む
声、赤い息」から流れるテーマに繋ぎ、
現在、
沖縄の森をロケーションに制作中。2008 年
「沖縄・プリズム 1872-2008」(東京国立近
代美術館)、2009 年「アトミックサンシャイ
ンの中へ in 沖縄」
(沖縄県立博物館・美術
館・佐喜眞美術館)
、
「第 2 回恵比寿映像祭
歌をさがして」
(東京都写真美術館)に出品。
山城 知佳子 新作より(制作中)2010 年
1976
1999
2000
2002
沖縄県生まれ
沖縄県立芸術大学美術学科絵画専攻卒業
イギリス、サリー州立アート&デザイン大学大学院交換留学
沖縄県立芸術大学大学院環境造形専攻修了
展覧会歴
・個展
2002 「墓庭の女」(ビデオアート展) 前島アートセンター・沖縄
2004 「OKINAWA TOURIST」(ビデオアート展) 前島アートセンター、沖縄
2005 「anyway...」(写真展)ギャラリ-ラファイエット、沖縄
2007 「Gardden Talk」プロジェクトスペース KANDADA、東京
・グループ展
2010 「貴方を愛する時と憎むとき」沖縄県立美術館
2009 「アトミックサンシャインの中へ in 沖縄」沖縄県立博物館・美術館、佐喜眞美術館
2008 「沖縄・プリズム 1872-2008」東京国立近代美術館
2007 「Garden Talk」コマンド N、東京
2007 「VOCA 展 2007」上野の森美術館、東京
2005 第1回倉敷アートビエンナーレ・西日本(優秀賞受賞)
2005 「ブラジル国際フォーラム・BORDER」ボーテ・アレグロ現代美術館、サンパウロ
2005
2005
2004
2004
2004
「第 43 回 岡山芸術祭岡山映画祭 2005『えいがのきお く』」岡山
「オキナワ・記憶の道」(写真展)日仏学院、東京
「オキナワ TOURIST」前島アートセンター、那覇
「沖縄カフェかなさん」AAF アサヒアートフェスティバル、 RICE+、東京
「ビデオアートスクリーニング:トウキョウ vol.3 paradise views 楽園の果て」
東京国際フォーラム、東京
2003 「前島青年会」WANAKIO2003 、前島ストリートミュージアム、沖縄
出版
2009 「阪田清子・山城知佳子展 枠の外/状況の中へ」記録集、「阪田清子・山城知佳子展」
実行委員会、NPO 法人前島アートセンター
受賞
2005 「第 1 回倉敷現代アートビエンナーレ・西日本」優秀賞、加計美術館、岡山
N 結城 臣雄
Yuki Shigeo (1945- )
2000 年頃から、東京の街をデジタルカメラで撮影したスナップショットは現在まで、7 万
点を超える。かつてないほどに変貌を遂げる東京という都市に惹かれる理由は何なのか、
東京に網の目のように広がる川の撮影を手掛かりに、解き明かそうとした「東京水景」を
はじめ、変わる東京・変わらない東京をリアルタイムな視点で捉えた「都市の襞」
「東京ノ
スタルジア」など、デジタル出力の自家版写真集を制作する。それらすべて未公開作品の
一部を、インクジェット・プリントと、
「無名の街」として構成したスライド・ショーで紹
介。1967 年から、CM 演出家として活躍。世界最高峰の広告賞のひとつ、クリオ賞などを
受賞。
1945 年宮城県生まれ
1967 年千葉大学工学部工業意匠学科卒。
1967 年日本天然色映画企画演出部入社、1974 年退社。
以降フリーランスの CM 演出家として現在に至る。
1982 年東京アートディレクターズクラブ会員、2000 年退会。
主な仕事
長期間関わった主なクライアントは資生堂、三ツ矢サイダー、
サントリー、伊藤園、ソニー、AGF ブレンディ、白岳しろ、小田急ロマンスカーなど。
主な受賞歴
ADC 賞(3 回)ADC 会員賞(1 回)、ACC 賞、クリオ賞、IBA 賞など
結城 臣雄「東京水景」より 2001-2005 年
関連事業
■学芸員によるフロア・レクチャー
第1・3 金曜日 16 時00 分から
※本展覧会の半券(当日有効)をお持ちの上、2 階展示室入口にお集まりください。
■講演会/ワークショップ
出品作家を講師に招きレクチャーやワークショップを行います。
詳細は決まり次第ホームページにアップいたします。
関連書籍のご案内
本展覧会の開催に合わせ、展覧会カタログを発行いたします。
お問い合わせ ナディッフ バイテン 電話 03-3280-3279
ご利用案内
一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65 歳以上 500(400)円
※( )は 20 名以上団体料金および東京都写真美術館友の会会員料金
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※第 3 水曜日は 65 歳以上無料
会場
東京都写真美術館 2 階展示室
電話:03(3280)0099
〒153-0062 東京都目黒区三田 1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間 10:00~18:00(木・金は 20:00 入館は閉館の 30 分前)
※ただし 2011 年 1 月 2 日・3 日は 11:00~18:00
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)
、
2010 年 12 月 28 日~2011 年 1 月 1 日および 2011 年 1 月 4 日
※2011 年 1 月 2 日・3 日は臨時開館いたします
交通機関 JR 恵比寿駅東口より徒歩 7 分
東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩 10 分
当館には専用の駐車場がございません。お車でご来館の際は近隣の有料駐車
場をご利用ください。
観覧料
お問い合せ
東京都写真美術館 事業企画課
電話:03(3280)0034 FAX:03(3280)0033
<展示担当>
鈴木 佳子、石田 哲朗
<広報担当>
久代 明子、前原 貴子
※広報担当へのお問い合わせは、press-info◎syabi.com(◎を@に変更してください)
までお願いします(スパムメール防止の表記です)
リリースに掲載されている図版のデータを、プレス掲載用にご用意しています。
ご希望の方は上記広報担当までお問い合せください。