平成19年度 事業計画 自 平成 19 年4月 1日 至 平成 20 年3月 31 日 社団法人 日本ダーツ協会 本協会は、各都道府県に支部を置き、地域社会及び関係諸団体と協力しながらダーツの 普及振興を通じて社会福祉に貢献することを目的とし、以下の事業を推進します。 1.支部体制の充実 協会組織の全国展開は、ダーツ普及振興の拠点確保のため急務です。よって、関係諸団 体や公認指導員らの協力、地域の一般ダーツ教室及び講習会等を通して組織拡充の基盤を 確保し、協会組織の拡大を図ります。 現在、都道府県支部が24県組織されていますが、この組織化が行われている都道府県 に隣接する県に対する競技者掘り起こしにより支部設置を促進し、本年度は3県の支部組 織化を目指します。 2.競技会 下記の主要大会には担当専門委員を置き、さらに、より充実した実施要綱を作成するこ とによって大会運営を適切かつ効果的なものに改善します。これによって、競技会におけ る競技者相互の啓発や、さらなる技術向上をねらい、ダーツの普及振興の実質化を図りま す。 ア.各全国選手権大会 ①ペンタスロン ②リーグチャンピオンシップ ③マスターズ ④日本プロ選手権大会 ⑤日本選抜選手権大会 ⑥文部科学大臣杯 ⑦厚生労働大臣杯 招待選手 招待選手 招待選手 プロ登録 出場資格選手 出場資格選手 出場資格選手 32名 8名 32名 100名 200名 100名 100名 イ.公認大会 ① 競技者及び指導者クラスの実戦の場を創造し、公認大会をより多く広範囲に普 及・開催します。 ウ.国際競技大会 ① 本年度もPDCが主催するワールドチャンピオンシップに、日本代表選手1名を 派遣します。 日本におけるダーツ界を代表する団体として、ダーツ競技者や社会に対する役割 を常に念頭に置き、その権威と実力の維持向上に努めます。 そのため、本年度も日本代表選手を選抜することとし、ダーツの資質の向上と底 辺拡大のために、競技成績優秀選手および将来性のある選手によりナショナルチ ームを編成し、世界のトップ選手と競うことのできる競技力・精神力・人格をも った日本代表選手を養成する為の合宿を、より強化します。 ② 選抜選手には強化合宿によって科学的・実践的な訓練を行い、我が国のダーツ競 技の競争力を国際ダーツ技術水準に引き上げられるように努力します。 エ.国際親善試合 ダーツ競技者並びに指導員に対しては、高度な理論及び技術を習得するためのより 多くの機会を作り、広く提供します。具体的には、アジア地域におけるダーツ団体等 との国際交流を積極的に展開し、諸外国におけるダーツ事情等の情報収集及び対外競 技の実践的体験を積み重ねながら、わが国のダーツ競技水準の昂揚を目指し、競技環 境を整備します。 オ.競技規約の補足と見直し スチールダーツという従前のダーツ競技のほか、近年特に競技人口を増やしつつあ るソフトダーツ(デジタル・ダーツ)との融合をより促進し、双方の競技それぞれの 利点を生かし、本来のダーツ競技の伝統を保持しつつも融合による競技者人口拡大に よって競技水準の向上をも狙います。また競技規約等の見直しなど、双方の進展のた めに必要かつ効果的な条件整備を図ります。 カ.資格認定プロテスト 「プロ資格認定」を審査する「資格認定プロテスト」については、従来のスチール ダーツ競技部門に加え、新たにソフトダーツ競技部門を加え、本年度から双方のテス トを実施します。なおプロ資格は、ダーツというスポーツ競技に対する知識と技能に 優れ、かつ後進育成が期待できる人格を併せ持った十分な資質を有する者に与えられ るものであるので、プロトーナメント出場資格について厳正化を図ります。 3.指導者層の充実 ア.指導員の養成 スポーツ・ダーツ競技の正しい知識と技能を有するダーツ指導員を育成するため、 A・B・C各級の公認指導員の認定テストは、より多くの機会を創造し実施します。 イ.指導者派遣事業 教育委員会・学校・児童館・地域団体等の要請があれば、これらのダーツ競技指導 として公認指導員を積極的に派遣します。 公認指導員による、伝統競技としての正しいダーツの技術指導を実施することによ って、地域に幅広い競技層を開拓し、競技人口の拡大と新人選手の確保・育成に努め ます。また、ダーツ競技を通じて地域スポーツの振興を促進し、地域社会の活性化と 健全な発展に貢献します。 ウ.フォローアップ研修会の開催 それぞれの地域で、ダーツ競技の普及・振興活動における効果的な教育研修を推進 するため、各都道府県支部が窓口となって、フォローアップ研修会を年間 2 回目途に 開催します。 4.ジュニア育成事業 気軽にダーツ競技に親しめるよう、初歩的な教宣活動に始まりダーツ競技大会参加 等による実戦までを体系化して、次代を担う青少年ダーツ競技者の技術向上及び健全 な心身の成長、国際社会に必要な人格の涵養に寄与します。このため、下記のジュニ ア育成事業を行います。 ①海外におけるジュニア育成現況の調査・研究 ②各都道府県支部におけるジュニアスクールの支援 ③ダーツ練習場の協力を求め、ジュニア育成環境を確保 5.常設ダーツ競技会場の設置 現在、本協会会員数拡張のための諸施策や、主催するリーグ戦参加のためのチーム 編成などにおいて、その練習場となる拠点施設が各地域に不足しています。このため、 ダーツ競技の普及振興にとって日常的な妨げになっているといっても過言ではありま せん。 そこで、ダーツ競技の技術向上、また生涯スポーツの条件テーマである「いつでも、 何処でも、誰でも」を満たすために、以下の重点政策を促進します。 ① 新設公認競技場の認定 ② 常設会場の設置 6.広報活動 ア.下部組織・会員への広報 ホームページをより一層改善・充実し、都道府県支部や各クラブ等の活動支援につ ながる諸情報や開催するダーツ競技会速報などをタイムリーに伝えます。 イ.公的機関・後援団体への広報 本協会の信頼と安定を確保するため、協会運営の透明化に努め、随時関連帳票や活 動内容をホームページ上で広く公開します。 ウ.一般広報 メディアに対してより積極的に働きかけ、主催する競技会や研修会の状況や参加者 の反応などで記事を提供し、他団体等が開催する各種イベントへも積極的に参加者を 送るなどで、より多くの機会を創造してデモンストレーションを展開します。 7.その他本協会の目的達成のために必要な事業 ア.ダーツに関する調査・研究 本協会の目的達成および諸事業の推進に必要な事項については、本部事務局に体系 的に資料を整備します。また、本協会事業の社会的役割の重要性を再認し、その調査・ 研究のための予算を計上して協会運営の充実に努めます。 イ.各種会議の開催 都道府県支部や各協力団体との連帯を密にして、各組織活動の実質化のため、安定 した財政基盤の確保や活動のノウハウ等について本部と末端とのコミュニケーション を深め、各種会議を積極的に開催して運営の民主化を図ります。 ウ.諸規程の整備 社会や主務監督省庁などの意思に連動し、コンプライアンス精神を高めつつ協会運 営の適正化と柔軟性維持するため、本協会関連諸規定の見直しを継続し、必要な規程・ 基準の整備に努めます。 また、本協会の理解を対外的に広く浸透させるため、これら諸規定のほか関連情報 を収集整理し、一般への提供についての諸施策も積極的に展開します。 以 上
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