日通健保 健康管理センターからの健康情報 vol.57 【ニコチン依存症~5月31日は世界禁煙 DAY です】 ニコチン依存症とは 「ニコチン依存症」、喫煙者の方はあまり耳にしたくない言葉かもしれません。 ニコチン依存症とは、薬物依存症のひとつで、一般的にタバコ商品の常習的な喫煙により タバコに含 まれるニコチンへの薬 物 依 存 である身 体 的 依 存 と喫 煙 習 慣 による心 理 的 依 存 に よって、自らの意思で禁煙をする事が困難になった精神疾患を示します。 ニコチン依存症の症状 禁煙したり、本数を減らした時に次のような症状が見られます。 ・イライラ ・眠気 ・神経質 ・胃のむかつき ・落ち着かない ・脈が遅い ・集中しにくい ・手のふるえ ・憂鬱 ・食欲または体重増加 ・頭痛 ニコチン依存症のメカニズム 下記(左)のようで、一度このサイクルに入ってしまうとなかなか自力で抜け出すことは困難 です。 最近、TVコマーシャルで「喫煙は余命を10年縮めます」という衝撃的なメッセージが流れます。 これは昨年の米国の研究発表で明らかにされ、同時に、「40歳前後までに禁煙に成功した人は、喫 煙により縮んだ平均余命を、非喫煙者並みに取り戻せる」という研究結果も発表しました。「10年縮ま るのか・・・」という落胆だけでなく、「禁煙、まだ間に合うかも」と多くの喫煙者には朗報となった情報で すが、逆に「50歳60歳で禁煙しても遅いのか・・・」と禁煙に消極的になったり、「なんだ40歳までなら タバコは吸ってもOKだね」という誤解を生んでしまわないかとも心配です。 禁煙はいつからでも遅くはありません、禁煙を開始すれば上記(右)のようなメリットがあります。 まずは 5 月 31 日の世界禁煙 DAY はぜひぜひ禁煙を! 自分の意志だけでは無理ならばお医者さんに相談を! 2014 年 5 月 7 日 日本通運健康保険組合 健康管理センター 産業医 安成 英輔
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