平成 26 年 6 月 19 日記者発表資料平成 26 年 6 月 18 日作成企画管理部財政課担当：課長平井隆禎内線： 2450 旧市民病院の汚染土壌の除去について～県の指導のもと安のもと安全に除去を行います～旧三木市民病院閉院に伴い土壌汚染対策法に基づく土壌汚染の状況を調査したところ、特定有害物質である「水銀及びその化合物」については１か所で、「砒素及びその化合物」については３か所で基準値を上回ることが判明しました。しかしながら、地下水への影響や空気中への飛散もなく、健康被害が生ずることはありません。今後は県の指導のもと、汚染土壌の除去工事を適切に実施してまいります。このような大変重要な内容にもかかわらず、発表が遅くなりましたのは、企画管理部の認識不足のいたすところであり、このことについて深く反省しており、お詫び申し上げます。１経緯平成２５年１１月２８日 (木 ) 平成２６年５月３０日 (金 ) ６月３日 (火 ) ６月４日 (水 ) ～１３日 (金 ) ひょうご環境創造協会へ調査依頼（｢土壌汚染対策法｣第３条に基づき、病院等の跡地を用途変更する場合、土壌調査を義務づけられているため）調査結果判明｢兵庫県環境管理局水大気課｣に調査結果を報告汚染土壌の除去や処分の手法、解体工事との工程を関係者間にて調整２調査結果 (1) 敷地を縦 10ｍ ×横 10ｍ（ 100 ㎡）の格子状に分けた「単位区画」において、特定有害物質の種類ごとに汚染状況に関する基準に対する適否を調査した結果、別紙の３か所（Ａ、Ｂ、Ｃ）で基準値を上回りました。 (2) 現時点では、いずれの地点も表面がアスファルト又は土間コンクリートに覆われており、空気中に飛散することはなく、敷地内に設置した井戸においても地下水の汚染は確認されていないことから、健康被害が生ずることはありません。 (3) 汚染土壌は、コンクリート舗装の下から発見されたことから、汚染源は、それ以前の木造の旧市民病院で使用されていた (昭和 30 年～昭和 50 年の 20 年間 )薬品等と考えられます。当時の薬品等の使用履歴からして、まず水銀については、体温計、血圧計及び歯科治療で歯の修復剤に使用していた「アマルガム」に含まれていました。また、砒素については、歯科治療で歯の神経を抜く際に使用していた「亜ヒ酸パスタ」という薬品に含まれていたものです。 ※ なお、これら水銀・砒素などの汚染物質の環境基準は平成３年８月に制定された「環境基本法」において新設されたものです。３今後の対応 (1) 汚染土壌の除去土壌汚染のあった単位区画（Ａ、Ｂ、Ｃ）について、汚染土壌を周辺に飛散させないよう配慮して掘削し、車両で処理施設（大栄環境㈱：口吉川町吉祥寺）まで運搬し埋立処分を行います。【除去工事の期間（予定）】 7 月 15 日から 5 日間程度 (2) 地元への説明 ① 周辺のお宅には、個別に訪問し、説明文書を 18 日から 19 日にかけて配布 ② 周辺の小学校、幼稚園、保育園の保護者を対象に説明会を開催〔 21 日 (土 )19： 00～、三樹小学校体育館〕問い合わせ先三木市企画管理部長山本電話 0794-89-2319 三木市企画管理部財政課長電話 0794-89-2323 平井別紙 A 管理棟看護婦寮 B 本館 C ＜土壌汚染の調査結果＞汚染物質単位区画面積 (㎡ ) Ａ 100.00 Ｂ深度 (GL-m) ※ 砒素及びその化合物溶出量 (mg/Ｌ ) 溶出量 (mg/Ｌ ) 0 ～ 0.5 0.0005 未満 0.022 0 ～ 0.5 0.0005 未満 0.012 100.00 0.9～ 1.4 Ｃ水銀及びその化合物 100.00 0 ～ 0.5 0.0016 0.012 0.0005 未満 0.013 水銀については 0.0005 以下が基準値です。砒素については 0.01 以下が基準値です。表中の着色部分は、基準値を超えるものです。なお、Ａ、Ｃ区画については、深度 0.9～ 1.4ｍ部分では検出されなかったため掲載していません。