その2 - 堺市

堺市報道提供資料
平成28年9月27日提供
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堺市民芸術文化ホール建設工事(その2)における土壌調査の結果について
堺市民芸術文化ホール建設工事(その2)における建設発生土の場外搬出処分に際し、土
壌調査を実施し、全ての特定有害物質※について分析を行った結果が出ましたので、下記の
通り報告します。
記
■土壌調査の結果について
土壌調査の結果、
「ふっ素及びその化合物」、
「鉛及びその化合物」
、
「水銀及びその化合
物」、「砒素及びその化合物」の溶出量や含有量において、一部基準不適合となる土壌が
発見されました。
物質名
ふっ素及びその化合物(溶出量)
鉛及びその化合物(溶出量)
鉛及びその化合物(含有量)
水銀及びその化合物(溶出量)
砒素及びその化合物(溶出量)
分析結果の数値
0.82~3.30 ㎎/L
0.011~0.032 ㎎/L
160~740 ㎎/㎏
0.0007 ㎎/L
0.011~0.020 ㎎/L
土壌溶出量
基準値
0.8 ㎎/L 以下
0.01 ㎎/L 以下
-
0.0005 ㎎/L 以下
0.01 ㎎/L 以下
土壌含有量
基準値
-
-
150 ㎎/㎏以下
-
-
なお、周辺での地下水の飲用利用がないことや現場を鋼板で囲い、飛散することがな
いよう養生や散水を行っていることから、基準不適合土壌による健康被害が生じるおそ
れはありません。
また、これらの基準不適合となった約 5,000 ㎥の土砂の処分については、土壌汚染対
策法に基づく届出は不要ですが、万全を期するため、汚染土壌の運搬に関する基準等に
準じ、安全性を確保のうえ適切に、全て場外搬出処分します。
■地中障害物について
掘削工事に伴い地中から、がれき、レンガ、瓦等の障害物が出現したため、土砂を場
外搬出処分する際にこれらを分別し、産業廃棄物として適切に処理します。なお、地中
障害物の最終数量は、掘削工事が終わってから確定します。
■今後の対応について
基準不適合土砂と地中障害物の場外搬出処分に伴い工事費が増加し、工期が延長する
ことになりますが、縮減できるよう現在精査中です。
※土壌汚染対策法第 2 条で定める、鉛、砒素、トリクロロエチレンその他の物質(放射性物質を除く。)であって、
それらが土壌に含まれることに起因して人の健康に係る被害を生ずるおそれがあるもの 25 物質。