八王子車人形 - 川崎市市民ミュージアム友の会WEB

1998年 3月
第 2
3号
ム一
品
ヱミ
報
ム
の
友
(1)
素晴らしい表現力
この日の幕開けは﹁ 二人 三 番史﹂。きり
りとしたのびやかな舞はいつか歌舞伎座で
ため人形の足が直接床を踏みならすことも
はさみこみ 、 動 か す こ と が で き ま す 。 こ の
だし 、 人 形 な ら で は の 舞 姿 で し た 。 こ れ は
ふくよかな人形はしっとりした風情を醸し
から引き込まれ 点 し た 。 車 人 形 の 解 説 を 受
けた後は 、 地 唄 舞 ﹁雪﹂ が演じられました。
見た 、 坂 東 三津 五 郎 の 人 形 ぷ り と 重 な り 心
できます。また 、 一体の人形をひとりの人
人形遣自身が並々ならぬ舞踏の演者ではな
八王子車人形
形遣が全身を使用して操作するため 、 人 形
ーー ミ ュlジ ア ム ラ イ ブ 鑑 賞 記 l │
人形﹂の公演がありました。
車人形は江戸時代の終わり頃、初代西川
古柳により創案された一人っかいの人形芝
居です。
L
と呼
従 来 の 文 楽 人 形 な ど が 一体 の 人 形 を 三人
で操作していたものを、﹁ろくろ車
ばれる、前に 二輪、後に 一輪 の 車 輪 を 組 込
み前後左右、自由に移動することのできる
小箱に人形遣が腰掛け、ひとりで人形を操
作できるようにしたものです。
これにより、人形の頭部、左右の手はも
ちろん足も人形のかかとに仕組まれた﹁か
かり﹂と呼ばれるものに人形遣が足の指を
んに鑑賞を、お薦めします。
本当に楽しい 一夜でした。
︻
手 塚 の ぶ 子︼
祈りつつ 、 機 会 が あ り ま し た ら 多 く の 皆 さ
晴らしいものです。後継者が増えますよう
形 遣 の 身 に つ い て い る 演 技 ︾ ・表 現 力 は 素
人 形 の 持 味 を 深 く 知 り 演 技 を さ せ る 、人
ることを示じ、とても好感が持てました。
ながら未来へ向けて新しい分野へ進んでい
華やかなフラメンコ。車人形が伝統を伝え
でした。﹁洋舞スパニッシュダンス﹂は
あ る 愉 快 な 仕 草 は 完 全 に 、 人形芝居のもの
次 さ ん 喜 多 さ ん の オ ー バ ー で ス ピ ー ド感の
﹁東海道中膝栗毛赤坂並木の段﹂は弥
いかと感じました。できることなら本人の
電話 0
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の動作は 、 な め ら か で 迫 力 の あ る 表 現 が で
川崎市市民ミュージアム内
舞を 一度拝見したいものです。
川崎市中原区等々力 1-2
きます。みかたを変えれば 、 人形遣の技量
〒2
1
10
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2
平 成 九 年 十 一 月 三 十 日 、 市 民 ミ ュ lジ ア
代表関口克之
が そ の ま ま 人 形 に 現 わ れ る と も 言 えます。
川崎市市民ミュージアム友の会
ム迫遥展示空間で﹁西川古 流 座 八 王 子 車
編集 ・発行