多彩な音色と豊富なリズムを思いのままに操り、 個性的で迫力あふれるオルガンサウンドと、 ユニークな +1(プラスワン)セッション。 10年目を迎えた今年は、全国8会場で開催。 無限の可能性と魅力溢れるステージの様子をレポートします。 ※2012∼2013年は8ヵ所で開催。今号では2ヵ所を掲載します。 2月3日 クレオ大阪西(大阪府大阪市) 中島千依、田谷明郁、金子悠里乃、豊田弥生、鹿野知恵美、山本 郁、河目美乃里、澤 由貴、川野緑子 立春の前日、関西各地から七組の演奏者が集まり開催。出演者は、 ドリマトーン歴9ヶ月の新人講師から、中高生のコンクール受賞者、ド リマトーンを自在に操る経験豊かな講師などなど。DT9の研究に力を 注ぎ、楽器の特性を生かした選曲と編曲、そしてその工夫を凝らした 演奏に、お客様も満足な一日でした。 約500種類の音色をもつDT9は、他楽器と合わせることにより、独 ↑中島千依さん(DT9) ↑河目美乃里さん(DT9) ↑澤 由貴さん(DT9) ↑川野緑子さん(DT9) ↑田谷明郁さん(DT9) ↑金子悠里乃さん(DT9) 特な魅力を発揮します。今回はドラムとヴォーカルとのアンサンブル演 奏で、その風合いを楽しむことができました。特に楽器の説明をする 新コーナーでは、一曲で32音色を使用して実演するなど、DT9の可能 性を実感していただきました。 (レポート・勝井雅子) ヴォーカル いつもは、ピアノ伴奏で歌うのがほとんどで、ドリマトーンとの演奏 は今回が初めてでした。まずフロッピー作成の作業が重要で、時間と 労力がかかることを知りました。初めは息を合わせるのも難しかった のですが、電子楽器と生の声とのセッションで聴衆を魅了することが できたのは、私たちが得た成果だと思います。一台の楽器で多種多彩 なオーケストラサウンドが作り出せるドリマトーンは、とっても魅力的な 楽器です。まるでオーケス トラと一 緒に演奏してい る気分になりました。私自 身クラシックのみにとらわ れず、いろいろなジャンル の音楽に挑戦していきた いと思いました。ありがと うございました。 ↑豊田弥生さん(ヴォーカル) 、山本 郁さん(DT9) 、鹿野 (豊田弥生) 知恵美さん(ドラム) 3月20日 三島市民文化会館 小ホール(静岡県三島市) 江本麻奈美、齊藤敬子、梅原絵梨、遠藤 碧、村松 優、中島智乃、菊池庸介、浅倉律子、池ノ谷陽子、進士玲子、 土屋雅子、名田麻衣子、髙橋佑奈、髙橋里奈、松久保琴音、室伏そよみ、土屋颯河、鈴木歩美 春の訪れを感じる「春分の日」に開催。講師や生徒さんのソロ演奏 を中心に、プラス1セッションやアンサンブルも取り入れ、個性あふれ るコンサートになりました。選曲もクラシックからノリの良いリズムも のと、演奏者の魅力もたっぷりお伝えできたと思います。 特に、全国大会受賞者の江本麻奈美さんと、齊藤敬子さんの演奏は、 美しいメロディと迫力あふれるパフォーマンスで会場を魅了しました。 また、プラス1セッションに大きな拍手が贈られていました。 (レポート・村松 優) クラシックギター ↑遠藤 碧さん(DT9) ↑齊藤敬子さん(DT9) ↑梅原絵梨さん(DT9) ↑髙橋佑奈さん(DT9) ↑江本麻奈美さん(DT9) ↑中島智乃さん(EP・DT) 、名田麻衣子さ ん(DT・Per) 、土屋雅子さん(EP・Per) 、 土屋颯河さん(ドラム) 、浅倉律子さん(マ リンバ・Per) 、池ノ谷陽子さん(Per) 、進士 玲子さん(Per) 、鈴木歩美さん(Per) いつもはクラシックからポピュラーまでギ ターのための作品を演奏しています。今回の ような経験は全く初めてです。ドリマトーンは 電子楽器とはいえ、1台で演奏しているとは 思えないほど多種多様な音が出せるんですね。 演奏者が楽器に魔法をかけているような印象 を受けました。クラシックギター奏者にとって オーケストラと共演することは夢であり、目標 です。今後、オーケストラとの共演が実現した ↑菊池庸介さん(ギター) 、 ときの良い経験になりました。 (菊池庸介) 村松 優さん(DT9) 7
© Copyright 2024 ExpyDoc