11 - 中野区福祉サービス事業団

平成24年9月15日発行 2012年9月号 小淀ホーム広報誌 通巻36号
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小淀ホームの納涼祭
「小淀祭」開催!
職員活動報告
介護者教室報告
東中野地域包括支援センターから
施設長あいさつ
今年も8月末に小淀ホームで「納涼祭」を開催しました。ご家族や地域の皆さまに大勢お越しいただき、盛
況のうちに終了することができました。改めて感謝申し上げます。小淀ホームは、今後も地域の一員として、
地域の皆さまと一緒に地域づくりに取り組みたいと考えています。
さて小淀ホームでは、介護・看護・栄養等の各職種が連携して、「食べること」を大切
に考えたケアを進めています。おいしい食事を提供するだけでなく、提供方法を工夫した
り、適切な口腔ケアを実施するなど、様々な面からおいしく食べられるよう取り組んでい
ます。そして、この取り組みについて、東京都社会福祉協議会の高齢者福祉研究大会「ア
クティブ福祉in東京’12」(9月26日於京王プラザホテル)で発表する機会を得ること
ができました。小淀ホームでは、今回の発表をサービス向上の出発点にしたいと
考えています。
(小淀ホーム施設長 野口和之)
小淀ホームの納涼祭
「小淀祭」開催!
今年も恒例の「小淀祭」が開催されました。
今年も恒例の納涼祭を8月23日(木)に開催いたしました。スイカ割り合戦や盆踊り、お神輿の練り歩きな
ど、利用者様やご家族、また多くのボランティア様と一緒に楽しい時間を過ごすことが出来ました。昼食会
では、特別メニューを召し上がっていただき、味覚からも楽しんでいただけたお祭りとなりました。
スイカ割り合戦では2グループに分かれた対抗戦だったため、大声で笑ったり、真剣に悔しがったりと、さ
まざまな表情で楽しまれていた姿がとても印象的でした。また、盆踊りは北崎会のみなさまのご協力により、
昔懐かしい曲と共に踊りが披露され、刺激を受け車椅子に乗ったまま踊られる方や太鼓をリズムよく叩き始
める方が出てきたりと、大変楽しく充実した時間を共有することが出来ました。
来年も利用者様やご家族、またボランティア様から職員一同も含め、皆様が楽しんでいただけるお祭りを実
施できるよう努力して参りたいと思います。
(介護サービス係 井川)
←↑懐かしい
曲に思わず手
拍子と笑みが
こぼれる。
↑自ら太鼓を叩き始める
利用者様も・・・。
↑「北崎会」様による盆踊りが披露され、利用者様も自然
に体でリズムをとられていました。
【納涼祭特別メニュー】
お献立は冷やし中華風そうめ
ん、二色の花焼売、焼茄子の
味噌かけ
美味しいね
↑スイカ割り合戦では皆様
大興奮!
↑大勢のご家族の
方にもご参加いた
だきました。
↑赤い法被を着て記念撮影。
職員活動報告
研修実施報告と今後の取り組みについて
口腔ケア研修の報告
小淀ホームでは、今年度の目標のひとつに「適切な口腔ケアの実施」を掲
げました。そのために口腔機能維持向上委員会を立ち上げ、各職種が連携
した取り組みを開始しています。
この委員会が口腔ケアに関する職員アンケートを実施したところ、多くの
ケアワーカーが自分が行う口腔ケアが適切かどうか不安を感じていること
がわかりました。そこで、中野区歯科医師会にご協力いただき、口腔ケア
に関する基礎的な研修を開催しました。当日は歯科医の原沢周且先生(り
ばーすデンタルクリニック:中野3丁目)の講義と歯科衛生士の谷口さん
(スマイル歯科診療所)に実践的な説明をしていただきました。
当日は30名近い職員が参加しましたが、参加できなかった職員もビデオ等
を活用し、職員全員で学ぶことができました。小淀ホームでは、今回学ん
だことを活かし、適切な口腔ケアを継続し、ご利用者の健康の維持向上に
努めたいと考えています。
(介護サービス係 坂本)
講義を行う原沢先生(写真上中央)
デイサービス
デイサービスにおきましても小淀祭を8月23日
(木)~25日(土)の3日間開催しました。
輪投げやヨーヨー釣りなどのゲームや、おな
じみのかき氷やポップコーンに加え、チョコ
バナナ・フランクフルト・焼きそばの縁日
ゾーンで皆さまに楽しんでいただくことがで
きました。
小淀祭の3日間は地域の皆さんにも大勢来てい
ただきましたが、今年は特に親子連れの方が
多く、ヨーヨーを何個も釣ったり、屋台を楽
しまれている様子でした。地域の皆さんにお
越しいただいて3年目の小淀祭ですが、年々来
所者が増えています。来年はもっと楽しんで
もらえるように準備したいと思います。
今回も多くのボランティアの皆さんにご協力
いただきました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。あり
がとうございました。
(デイサービス係 福原 政之)
小淀ホームに屋台が出現!?
↑かき氷やポップコーン、綿
菓子に加え、チョコバナナ・
フランクフルト・焼きそば等
など、何を食べようか悩まれ
ている真剣な眼差しが印象的
でした。
今年もデイサービス主催の縁日ゾーンが開設され、さまざまな屋台によ
り利用者様のみならず地域の方々に楽しんでいただきました。
↑普段は中々食べること
の出来ない綿菓子にご満
悦の利用者様。
←↑ヨーヨー釣りで、希
望の色のヨーヨーを吊り
上げ満面の笑みを見せら
れた利用者様。
↑「わなげ」や「スト
ラックアウト」ゲームで
は白熱した熱戦が繰り広
げられました。
「アクティブ福祉in東京’12 」へ参加
↑真剣に講義
に耳を傾ける
職員
歯科衛生士の谷口さん
平成24年9月26日(水)に京王プラザホテルにおいて「ア
クティブ福祉in東京’12」が開催されます。これは、都
内の介護施設等が日頃の取り組みや実践などを学会形式
で発表する場で、小淀ホームは今回はじめて参加するこ
とになりました。
発表する内容は、特別養護老人ホームに入所している方
が、食べ物を咀嚼したり飲み込む力が弱くなっても食事
がおいしく食べられるよう、介護職員や看護師、栄養士
等が連携して取り組んだ成果についてです。この発表が、
他の高齢者施設や一般の方々へのアピールの場になり、
私達職員の意識向上につながれば良いと考えています。
(介護サービス係主任 上原 雅人)
11月に合同防災訓練を
実施します。
小淀東町会、はぴね中野坂上との合同防
災訓練を11月に予定しています
小淀ホームは小淀東町会や向かいのグ
ループホーム「はぴね中野坂上」と防災
協定を締結しています。三者合同での防
災訓練を毎年実施していますが、小淀
ホームでは防災対策に重点をおいて取り
組んでおり、今年はさらに内容を充実さ
せた合同訓練を実施する予定です。
↑小淀東町会役員会の様子(小淀ホーム
会議室で)
小淀ホーム敷地内には小淀東町会が
管理する防災資材倉庫があります。→
東中野地域包括支援センターから
介護者教室報告
今年の夏も暑い日が続きました。そんな中、6月
頃から民生児童委員の方々や中部すこやか福祉セ
ンター、区民活動センターの職員の方を中心に、
高齢者訪問が始まっています。対象は、70歳以
上の一人暮らしの方や75歳以上の高齢者世帯の
方々です。自宅を訪問し、必要があれば地域包括
支援センターも連携して支援を行っています。毎
年、暑くなったこの時期に訪問するのですが、エ
アコンのないお宅を訪問することも多く、大正や
昭和初期生まれの方の忍耐(精神)や体の強さに
驚かされます。また、昼間に訪問しても不在の事
もあり、暑い中お出かけされていることに、さら
に驚くばかりです。
東中野区民活動センターでは高齢者サロン「いろ
り」が5月から開催されています。8月は30日
(木)に地域包括支援センターの職員も参加して
きました。8月の暑い中、毎週15名前後の方が
集まってお茶を飲んだり、脳トレや歌を歌ったり
と楽しく元気に過ごされています。少々夏バテ気
味でしたので、たくさんの元気をいただきつつ楽
しい時間を過ごさせていただきました。
夏も残り少し、残暑に負けないよう過ごしていき
たいと思っています。
8月21日(火)小淀ホーム会議室にて東中野地
域包括支援センター職員が講師となり、第3回家
族介護者教室「認知症サポーター養成講座」を開
催しました。
6名の方が参加され講和・DVD・グループワー
クを通じて、認知症についての基礎知識や対応の
仕方を学びました。受講者から「認知症について
正しく理解ができ良かった」、「地域の一員とし
てできることを知る良い機会になった」等の感想
が聞かれました。また、講座終了後には中野区健
康福祉部福祉推進分野の保健師より、「高齢者虐
待防止・対応」についてお話しがありました。
今後も色々なテーマで介護者教室を開催する予定
です。皆様の参加をお待ちしております。
東中野地域包括支援センター所長 岡田 朋子
小淀ホームも夏の恒例行事「小淀祭」が終わり、夏から
秋へと施設内の飾りつけも徐々に切り替わる季節となり
ました。相変わらず残暑は厳しいですが、朝方の涼しさ
や虫の音色が聞こえてきますと、やはり秋がすぐそこま
で近づいていることを感じ、時間の移ろいの速さをあらた
めて実感いたします。利用者様と過ごす大切な時間を充
実したもとなるよう、今後とも思考を凝らした行事などを
行って参りたいと思います。
(編集担当 鈴木)