尾原受水関連事業 北浦受水施設築造工事 特記 - 松江市上下水道局

尾原受水関連事業
北浦受水施設築造工事
特記仕様書
平成 26 年度
松江市上下水道局
- 目次 第1章
総則
……………………………………………………………………
1
第1節
一般事項
…………………………………………………………
1
第2節
仮設工事
…………………………………………………………
6
…………………………………………………………
7
第2章
土木工事
第1節
一般事項
…………………………………………………………
7
第2節
特記事項
…………………………………………………………
8
…………………………………………………………
11
…………………………………………………………
11
第3章
第1節
建築工事
特記事項
第1章
総則
第1節
一般事項
1.1.1 適用範囲
本特記仕様書の適用範囲は、本工事に適用するものであり、法令その他特別に定める
ものの他はすべて本仕様に準拠し、局係員(以下、監督員と称す)の指示により工事の
施工に当たらなければならない。
また、本仕様書に特に定めていない事項については、すべて局の指示に従うこと。
1.1.2 工事名称
尾原受水関連事業
北浦受水施設築造工事
1.1.3 工事場所
松江市美保関町地内
1.1.4
施工期間
契約日の翌日から平成 27 年 1 月 19 日
1.1.5 工事概要
千酌簡易水道、北浦簡易水道、手角簡易水道の水源を島根県水道用水供給事業(尾原
ダム系)からの受水に転換し、安定給水を確保するため、北浦浄水場内に新規受水点を
設けるものである。
本工事は、北浦受水施設の新設を行うものである。
1.1.6 法令、条例等の適用、諸官庁への手続き
この工事に関係ある法令、条例等はよくこれを遵守し、関係諸官庁等に対する必要な
届出、手続き等は請負人がこれを代行する。
また、諸官庁と常に密接な連絡を保ち使用開始に支障のないようにすること。
ただし、これに要する費用は、すべて請負人の負担とする。
1.1.7 準拠規格等
本工事に使用する材料は、下記の現行標準規格等に準拠するものとする。
ただし、特に指定ある場合はこの限りではない。
(1)島根県公共工事共通仕様書(島根県農林水産部、土木部)
(2)日本工業規格(JIS)
(3)日本水道規格(JWWA)
(4)公共建築工事標準仕様書/建築工事編(国土交通省大臣官房官庁営繕部)
(5)公共建築工事標準仕様書/機械設備工事編(国土交通省大臣官房官庁営繕部)
(6)公共建築工事標準仕様書/電気設備工事編(国土交通省大臣官房官庁営繕部)
(7)水道工事標準仕様書/設備工事編(日本水道協会)
(8)水道施設設計指針(日本水道協会)
(9)建築設備耐震設計・施工指針(日本建築センター)
(10)水道施設耐震工法指針(日本水道協会)
(11)建築基準法、同施行令(国土交通省告示)
(12)日本電気規格調査会標準規格(JEC)
(13)日本電機工業会標準資料(JEM)
(14)日本電線技術委員会標準資料(JCS)
(15)電気設備技術基準(通産省令)
(16)内線規定(電気技術基準調査委員会編)
1.1.8 実施工程表および施工計画書
着工に先立ち実施工程表および施工計画書を作成し、監督員の承認を受けなければな
らない。
なお、実施工程および施工計画に変更の必要が生じたときは、すみやかに監督員に申
請し承認を受けること。
1.1.9 承認図の提出
契約後速やかに本局に担当技術者を派遣し、本仕様書および図面に基づいて施工計画、
設計製作に関し詳細なる打合せをなすこと。
技術的打合せの結果本工事で使用する機器、器材および施工方法について下記承認図
書を作成し提出すること。
提出部数については、別に指示する。
なお承諾図書により局の承認を受け、その後製作着手しなければならない。
(1)承諾図書
(A)機器製作仕様書・製作図
(B)土木建築施工図
(C)機械電気施工図(各機器間の配管、電線の接続および電線の種類、太さ、芯数、
条数等を明記したもの)
(D)結線図および接続図
(E)機器配置図
据付図
(F)主要材料仕様(材質、形状など)
(G)その他局の指定するもの。
1.1.10 届出
この工事契約後 7 日以内に請負人は現場代理人および主任技術者を定めて監督員に届
けなければならない。
1.1.11 変更および軽微な変更
(1)本工事の施工上必要とあれば、実施工事図を提出して監督員の承認を得て変更す
ることができる。ただし、これは仕様書および設計図の範囲内とする。
(2)工事施工中に設備等の関係でおこる位置、配管路の軽微な変更は、請負金額に増
減なく施工すること。
1.1.12 機器、材料の検査
(1)本工事で使用する機器、材料等のうち、本局が検査を要求するものについては、
請負人は遅滞なくこれに応じなければならない。
(2)主要機器のうち局が指定するものについては工場立会い検査を行う。
1.1.13 施工
(1)本工事は、本仕様書および設計図書に示された機能を完全に発揮させるよう施工
するものとする。
なお、本仕様書および設計図書に明記されていなくても、法規上または施工上ま
たは目的とする機能のために当然必要なものは請負人の責任において施工するも
のとする。
(2)請負人は、本仕様書および設計図書の記載事項に疑義を生じた場合、局の監督員
と協議し監督員の決定に従わなければならない。
(3)請負人は工事施工上必要に応じて機器の据付位置および据付方法、配線等を記し
た施工図を提出し局の承認を受けた後施工しなければならない。
(4)工事施工の際は、建物その他を破損しないように注意し、破損した場合は、監督
員の指示に従い速やかに復旧しなければならない。
また、工事施工上必要な壁、床等の穴明けは、建物、構造物の強度を減少させる
ことなく最小限にとどめ、同一材料により完全に復旧するものとする。
(5)本工事の施工に当たり、他の工事との取合いとなる際は監督員の指示に従い、各
工事の請負人間で充分協議し、工事の進捗に支障のないようにしなければならな
い。
1.1.14 工事日報
請負人は、工事内容とその他必要事項を記載した工事日報を出さなければならない。
1.1.15 安全衛生管理
(1)本工事の施工に当たっては、労働安全衛生に関する諸法令を遵守し就業者に対し
て常にこれを徹底させるとともに、災害防止に万全の対策を講じ安全責任者を定
めて管理しなければならない。
(2)本工事場所は、公共水道事業所であるので環境衛生には充分注意し、不要の場所
には立ち入らないよう特に注意すること。
1.1.16 試験調整
現場据付工事完了後監督員の立会いのもとに各機器設備の単体試験および総合試験を
行い、設備全般の機能が完全に発揮できるように調整しなければならない。
1.1.17 竣工検査および受渡し
(1)本工事の完成にあたっては、関係官公署等の検査を終了し、合格した後に局の竣
工検査をおこなう。
なお、竣工検査には機器およびその他の試験成績書を提出するものとする。
(2)竣工検査において指摘された事項については、速やかに改善し、再度検査を受け
るものとする。
(3)本工事の受渡し期日は、立会い検査および竣工検査に合格した後とする。
1.1.18 材料保管
本工事竣工までの機器、材料の保管責任は請負人にあるものとする。
1.1.19 保証期間
本工事の保証期間は、受渡し完了後 1 ヵ年とする。
なお、万一保証期間中に、請負者の責任に帰すべき原因による故障が生じた場合は、
請負者は局の指定すべき期間内に無償で、取替え、又は修理しなければならない。
また、保証期間を経過しても故障時等には迅速な現場(原因)調査に協力すること。
1.1.20 講習および指導
工事完成後、本工事により設備した機器の運転操作および保守について、局の定めた
職員に対し、講習、技術指導を行うこと。
なお、これに要する費用は請負人の負担とする。
1.1.21 完成図書
請負人は、工事完了後下記の図書を整備し製本の上、提出すること。なお、提出部数
については別途指示する。
(1)施設設備完成図書
(2)主要機器取扱説明書
(3)維持管理に必要な運転要領書、説明図書
(4)工事写真(写真帳及び電子データ)
(5)各種機器試験成績表
(6)施工に伴う試験成績表、測定結果表
(7)諸官署ほか提出書類控
(8)工事完成施工図
(9)その他の本局の指定するもの
第2節
仮設工事
1.2.1 仮設物
(1)請負人詰所工作小屋、材料置場、便所等の必要な仮設物を設ける場合は、設置位
置その他について、監督員の承認を受け設置すること。
(2)火を使用する場所、引火性材料の貯蔵場所等はなるべく建築物および仮設物から
隔離した場所を選定し、関係法規の定めるところに従い、防火構造または不燃材
料でおおい、消火器を設けること。
1.2.2 工事用の水および電力
工事用の水、電力および電話等に必要な仮設物は、請負人がその手続きを行い施設す
る。
なお、これらの使用料金は請負人の負担とする。
1.2.3 経費負担
前記各項の仮設物に要する一切の費用は請負人の負担とする。
第2章
土木工事
第1節
一般事項
2.1.1 概要
本工事は、敷地の造成、外構の築造等を行う。
2.1.2 構造物の配置の確認
請負人は、既設構造物等の位置を確認し、当該構造物との配置関係を示す図を監
督員に提出し承認を受けなければならない。
又、当該構造物の位置については、監督員の現地確認を受けるものとする。
2.1.3 他工事との調整
本工事と他工事が関連する場合には、監督員の指示に従い工事進捗に支障のない
ように調整を密に行い、相互に協力して施工しなければならない。
備品内容については、監督員と協議のうえ決定する。
第2節
特記事項
2.2.1 工事用材料
1.鋼材
鉄筋コンクリート用棒鋼(JIS G3112) SD295A、SD345
2.コンクリート
レディーミクストコンクリート(JIS A5308)の標準品とし、仕様は次の通り
とする。水セメント比は、55%以下を標準とする。(高炉セメント)
種
類
均しコンクリート
無筋コンクリート
鉄筋コンクリート
呼び強度(圧縮)
σ=18N/mm2
σ=18N/mm2
σ=24N/mm2
スランプ
8cm
8cm
8cm
粗骨材最大寸法
40mm
40mm
20mm
2.2.2 仮設・土木
1.水替工
1)水替工は湧水量を十分に排水できる能力を有するものとし、施工前には施工計
画書を監督員に提出し承認を得るものとする。
2)水替の排水は、ノッチタンク等の沈澱処理を行ったあと排水路等に放流するも
のとする。
2.掘削工
1)施工に先立ち、工事区域全般にわたる地上、及び地下構造物等を調査し、これ
らに支障にないように十分注意しなければならない。また、丁張り等の位置に
ついては、監督員の承認を受けるものとする。
2)掘削面の湧水、法面の異常等には十分注意を払い、その処理に当たっては監督
員と協議の上、速やかに対処しなければならない。
3.埋戻工
1)埋戻しは、現場発生の良質土又は山土を流用するものであり、監督員の承認を
得た後に施工するものとする。
2)埋戻し土の仮置き場所は、施工計画書を予め作成し、監督員の承認を受けるも
のとする。
2.2.3 躯体工
1.コンクリート工
1)材料は、生コンクリートを使用し、その配合については、本市制定の「土木工
事一般仕様書」によること。但し、鉄筋コンクリートについては、水密性及び
耐食性を考慮し、監督員の承諾を得ること。
2)配合計算書に基づくコンクリートの試験練りは、監督員の立会いの上行わなけ
ればならない。
3)打放しコンクリート天端は、左官により金こて仕上げとしなければならない。
4)コンクリート打設に際しては、鉄筋間隔、かぶり、継手位置等を考慮し、かつ、
連続的にコンクリートを打設することにより材料分離、コールドジョイント等
の有害な欠点を生じないよう施工しなければならない。
5)コンクリート打設時には必ず大工・鉄筋工を待機させておかなければならない。
6)コンクリートの打設時には、必ず請負人の責任技術者が最低1名立会わなけれ
ばならない。
7)コンクリート打継部のレイタンスの除去は、硬化遅延剤を塗布、又は打継目の
みが未硬化の状態である時期に圧力水を噴射させて除去するか、又はジェット
チゼル、スーパーケレン等による除去を原則とする。この場合、旧コンクリー
トの骨材を浮かせたり、微細なクラックを発生させることのないよう慎重に施
工しなければならない。
2.コンクリートの耐久性確保に係わる措置
1)適用範囲
本工事の土木構造物に使用するコンクリートについて適用する。
但し、仮設構造物のように長期の耐久性を期待しなくてもよい場合は除く。
2)塩化物総量規制値
フレッシュコンクリート中の塩化物量については、次のとおりとする。
(ア)鉄筋コンクリート部材及び用心鉄筋を有する無筋コンクリート部材にお
ける許容塩化物量は 0.60kg/m3(cl-重量)以下とする。
(イ)コンクリート工場製品は許容塩化物を 0.60kg/m3(cl-重量)以下とす
る。又、オートクレープ養生を行う製品における許容塩化物量は
0.30kg/m3(cl-重量)以下とする。
(ウ)塩化物量の測定は、1日につき2回以上(午前・午後)を原則としてコ
ンクリートの打設前に行うものとし、実施方法等については、監督員と
打ち合わせの上実施すること。
3)アルカリ骨材反応対策
アルカリ骨材反応対策は、次の(ア)に掲げる骨材の反応性の確認又は(イ)に掲
げるアルカリ骨材反応の抑制策のいずれかとする。
(ア)アルカリ骨材反応に関して無害と判定される骨材を使用する。
(イ)JIS R5211「高炉セメント」に規定された高炉セメントB種若しくはC
種又は JIS R5213「フライアッシュセメント」に規定されたフライアッ
シュセメントB種で、アルカリ骨材反応の抑制効果の確認されたものを
使用する。
4)骨材のアルカリ骨材反応性の対策は、公的試験機関等において行う。
3.型枠及び支保工
1)セパレーターは、すべてコーン付とし、水密コンクリートにおいては止水板付
としなければならない。
2)コンクリートの打継ぎ部分は、目地を入れておき、天端、出隅には必ず面木を
入れなければならない。又、伸縮継手部も面木を入れるものとする。
3)セパレーターは、コンクリート仕上げ天端から少なくとも10㎝以上間隔をと
らなければならない。
4)化粧打放し用型枠は、セパレーターの縦・横の通りをそろえるほか、割付け
ピッチも等間隔となるように施工しなければならない
4.鉄筋工
1)配筋要領については、設計図書による。
2)定着・継手は、原則として、設計図書による。
第3章
建築工事
第1節
設計図 A-01~A-04
特記事項
建築工事仕様書による。