クイックリファレンスガイド - Support - Nuance

PDF Reader 6
クイックリファレンスガイド
Nuance PDF Reader 6 リファレンスガイド
1
はじめに
®
Nuance PDF Reader 6 にようこそ。本製品を使用すると、PDF ファイルを表示および操
作できます。主要な機能を使用して、次の作業を実行できます。








ページのズームおよび回転、文書内でのしおりを使用した移動、定義したページへ
のジャンプ、現在のフォルダ内のすべての PDF の表示。
PDF テキストへのハイライト、取り消し線、および下線の追加。
1 つまたは複数の PDF ファイル内のテキストの検索(ファイルの情報またはテキス
トコンテンツから)
XPS ファイルから PDF への変換、ファイルの印刷および PDF 添付ファイルの保
存。
PDF パッケージおよびポートフォリオ(グループ化されたファイル)の操作。
提出が容易な PDF フォームへの入力と保存。コピーを取ったり手紙をやり取りす
る手間を省けます。
電子署名の検証と PDF ドキュメントへの署名。
優れたドキュメント管理システムをサポート。
PDF ファイルの人気の理由
ポータブルドキュメントフォーマット(PDF)は、プラットフォーム間およびコンピューティング
環境間でドキュメントを交換する際に使用される事実上の標準となっています。ワールドワ
イドウェブ上では、2 億以上の PDF ドキュメントが公開されています。この人気の理由とな
る主要な利点は、次のとおりです。



一貫性: PDF ファイルには、作成元ドキュメントの書式が忠実に再現されます。プ
ラットフォーム、オペレーティングシステム、コンピュータ/デバイスにインストール済
みのフォント、ローカル設定に左右されることなく、どの環境で開いても同じ書式が
維持されます。
ファイルサイズ: 多くの場合、PDF ファイルは元のドキュメントよりもサイズが小さく
なり、ファイルの転送に理想的です。
セキュリティ: PDF ファイルはデジタル署名やパスワードによる保護が可能なため、
許可されていない変更を防ぐことができます。
 共有: ドキュメントの文章自体は基本的に保護し
つ つ、注釈の追加やマークアップツールの使用を
許可 して、複数の人物による執筆やレビューを可
能にする ことができます。
PDF ファイルの作成、高度な注釈追加、およびセキュリ
ティ の適用といった機能は、この PDF Reader にはあり
ません。Nuance PDF Converter Professional 6 では、
そのような機能に加えて他の 多くの機能を提供していま
す。
Nuance PDF Reader 6 リファレンスガイド
2
PDF の特性
PDF ファイルには次の 3 つの基本的なタイプがあります。PDF Reader では、これらすべ
てのタイプを開くことができます。
PDF イメージ: PDF ページがイメージとして表示されるため、内容は固定され、編集また
は検索することはできません。注釈やフォームコントロールは、実際の PDF の内容ではな
いため、イメージに含めることができます。
検索可能な PDF : PDF ページはイメージとして表示されるため内容の整合性が保証され
る一方で、ページイメージの背後にテキストレイヤーが含まれるため、ファイルのコンテン
ツが検索可能です。しかし、実際の PDF ページの内容は変更できません。注釈を含めた
り、フォームへの記入を許可することができます。
通常の PDF: PDF ページには編集可能および検索可能な内容が含まれます。この場合
の実際の PDF ページの内容の編集(編集ツールやタイプライターツールを使用)は、
Nuance PDF Converter Professional のような PDF エディタによって実行できます。許
可されていない変更に対する保護は、セキュリティ設定によって可能です。
インストールおよび登録
PDF Reader 6 は、当社の他のイメージング製品と共存できます。プログラムをインストー
ルするには、コンピュータ上で管理者権限が必要です。オンライン登録には、Web にアク
セスする必要があります。
1. EXE ファイルをダウンロードおよびダブルクリックします。
ファイルセットをダウンロードしたら、プログラムの EXE ファイルをダブルクリックします。
InstallShield® Wizard が表示されます。
2. ライセンスと設定
続行するには、使用許諾契約に同意する必要があります。インストーラでは、プログラムの
デフォルトの場所が提示されます。それを受け入れるか、または別の場所を定義します。
PDF Reader 6 を、PDF ファイルを表示するためのデフォルトのアプリケーションにするか
どうかを選択します。デスクトップ上の PDF ファイル、Windows エクスプローラで探した
PDF ファイル、Internet Explorer に表示された PDF ファイル、または Outlook に添付さ
れている PDF ファイルをダブルクリックして PDF Reader 6 で開けるようにするには、これ
を選択する必要があります。JavaScript サポートを有効または無効にします。無効にする
と、コンピュータの保護レベルは高くなりますが、いくつかの機能は失われます。フォーム
の送信については 13 ページ、後から有効/無効にする方法については 17 ページを参照
してください。
インストールによって、デスクトップ上にプログラムアイコンが作成されます。
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3
3. 「終了」をクリックして登録
登録はインストールの最後に実行されます。「オンラインで登録」をクリックして、ニュアンス
の Web サイトへの接続を確立します。Web サイトでは、すぐに記入できる簡単な電子
フォームをご用意しています。フォームへの記入が完了したら、「送信」をクリックします。こ
こで登録せず、後で登録についての通知を受けることもできます。オンライン登録は
http://www.nuance.com でいつでも実行できます。「サポート」をクリックし、メインのサ
ポート画面から「製品登録」を選択します。登録データの取り扱いに関する声明については、
ニュアンスのプライバシーポリシーを参照してください。
より詳細なヘルプの入手方法
インストール方法の詳細や最新のニュースについては、リリースノートを参照してください。
リリースノートにはシステム要件も記載されています。
PDF Reader の詳細なヘルプについては、ニュアンスの Web サイトを参照してください。
Support.nuance.com/NuancePDFReader を選択します。
プログラムを開始してファイルを開く
Windows の「スタート」メニューから Nuance PDF Reader 6 を選択するか、デスクトップ
上のプログラムアイコンをダブルクリックしてプログラムを開始します。PDF または XPS
ファイルをデスクトップまたはタスクバー上のプログラムアイコンにドラッグすることによって
も、プログラムを開始できます。
プログラムが開始したら、ファイルを開くには次のいくつかの方法があります。




「ファイル」/「開く」を使用して、1 つまたは複数の PDF/XPS ファイルを開きます。
XPS ファイルは PDF に変換され、元の XPS ファイルはそのまま残されます。
PDF ファイルは、変換元の XPS ファイルと同じ名前で同じ場所に作成されます。
「ファイル」メニューの「最近のファイル」から、最近開いた PDF ファイルを選択しま
す。
1 つまたは複数の PDF または XPS ファイルを、プログラムアイコンまたはプログ
ラムウィンドウにドラッグアンドドロップします。
デスクトップ上の PDF ファイル、Windows エクスプローラで探した PDF ファイル、
またはメールに添付されている PDF ファイルをダブルクリックします。または、
Internet Explorer に表示された PDF ファイルへのリンクをクリックします。インス
トール時に PDF Reader をデフォルトの PDF ビューアとして設定していれば、
PDF ファイルが PDF Reader で表示されます。
「ウィンドウ」メニューを使用して、開いているファイルを切り替え、「編集」/「環境設定」/「一
般設定」を使用して、アプリケーションの起動およびページ表示に関するオプションを設定
します。
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プログラムウィンドウは、次の部分に分かれています。
メニューバー
ツールバー
ドキュメントパネル
ナビゲーションパネル
添付ファイル
表示バー
表示バーを使用すると、PDF ファイルの表示スタイルを変更できます。左から右へ: 現在
のドキュメントの表示を回転、以前の表示場所に移動、次のページ、前のページまたは定
義されたページにジャンプ、拡大または縮小、ページディスプレイのスケール、ディスプレイ
スタイルの選択。
左側のナビゲーションパネルには、しおり、デスティネーション、ページ、モデルツリーまた
は署名を表示できます。上の図では、ページに設定されており、2 つのページサムネイル
が表示されています。ドキュメントパネルには、現在のドキュメントの 2 ページの指定され
た部分が表示されます。
下部のパネルには、注釈または添付ファイルを表示できます。上の図では、添付ファイル
のリストが表示されており、現在の添付ファイルを開くか、または選択した添付ファイルを
一箇所に保存するボタンがあります。
「表示」メニューかツールバーを使用して、ナビゲーションパネル、および添付ファイル/注
釈パネルに何を表示するかを決定してください。
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5
ツールバー
使用可能なツールバーを次に示します。ツールバーを表示/非表示にするには、「表示」/
「ツールバー」を使用します。ツールバーはツールバー領域にドッキングするか、または作
業領域にフロート状態にすることができます。ツールバーの左にある点線をクリックして、
それを希望のフロート位置にまでドラッグします。再びドッキングするには、ツールバー領
域までドラッグします。
「表示」/「ツールバー」の下方のオプションを使用すると、ツールバーの移動先をリセットし
たり、すべてのツールバーを表示または非表示にしたり、ボタンのラベル(ボタンを説明す
るテキスト)を表示または非表示にしたり、または各ツールバーに表示するボタンをカスタ
マイズしたりできます。ツールバーがフロート状態の場合は、ツールバーの端を捉えてサイ
ズを変更し、ボタンを垂直に表示したりできます。
使用可能なツールバーは次のとおりです。左から右の順に各ツールの名前を示
します。
「ファイル」ツールバー: 開く、保存、印刷、メールで送信、検索、簡易検索。
「標準」ツールバー: ハンド、テキストを選択、イメージを選択。
ハンドツールは基本的なカーソルです。その他のツールでの作業を中止する場合はこれを
選択します。
「注釈」ツールバー:
ハイライト、取り消し線、下線。
(ドロップダウンリスト上、上から下へ)
「編集」ツールバー: やり直し、元に戻す。
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6
「表示」ツールバー: すべての使用可能なナビゲーションパネルの内容が、ドロップダウンリ
ストに一覧表示されます。
フォルダの表示: フォルダ内の前のファイル、次のファイル。
「ズーム」ツールバー: 拡大、縮小、ダイナミックズーム、ルーペ。
「フォーム」ツールバー: フィールドをハイライト表示、フィールドをリセット。
(現在のページにアクティブなフォームコントロールが含まれない場合は、グレー表示され
ています)
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7
PDF ファイルの表示
「表示」メニューまたはナビゲーションボタン(プログラムウィンドウ下部の表示バーの右)を
使用して、ディスプレイスタイルを選択します。
表示バーの「単一ページ」ボタン
をクリックするか、または、「表示」メニューで「単一
ページ」を選択すると、ドキュメントパネルに一度に 1 ページが表示されます。
をクリックするか、「表示」メニューで「連続」を選択すると、
表示バーの「連続」ボタン
ページが上下に並んで表示されます。
表示バーの「見開き」ボタン
をクリックするか、「表示」メニューで「見開き」を選択する
と、ドキュメントパネルで 2 ページが左右に並んで表示されます。
表示バーの「連続見開き」ボタン
をクリックするか、「表示」メニューで「連続見開き」を
選択すると、2 枚 1 組の見開きページが、上下に並んで表示されます。長いドキュメントの
場合、最初のページが右側に配置されるため、左側と右側のページがすべて正しく表示さ
れます。
複数の PDF ファイルが開いている場合、ウィンドウをどのように配列するかを選択します。
重ねて表示、並べて表示、上下に並べて表示、左右に並べて表示、または四分割があり
ます。この選択は、ページの表示オプション(単一、連続、見開きなど)と組み合わせること
ができます。
「単一ページ」モードでは、「編集」/「全てを選択」コマンドを使用すると、現在のページのす
べてのテキストが選択されます。その他のモードでは、PDF ドキュメント全体のすべてのテ
キストが選択されます。
表示領域の拡張
コントロールを非表示にして、表示または作業領域を広げることができます。
 F8 キーを押すと、メニューバーとナビゲーションパネルのみが残されます。
 F9 キーを押すと、メニューバーが非表示になり、ドキュメントパネルが拡張されます。
終了または復元するには、対応するアクションを再び実行します。
全画面表示の使用



をクリックするか、「表示」/「全画面」を選択す
表示バーの「全画面表示」ボタン
るか、または Ctrl + L キーを押します。
PageDown、PageUp、Ctrl + End、および Ctrl + Home キーを使用すると、ドキュ
メントに移動します。
Ctrl + L キーを押すと、全画面表示を終了します。
全画面ではすべてのコントロールは非表示になります。これは通常プレゼンテーションで
使用されます。ポインタはアクティブなままになるため、リンクをクリックしたりノートを開くこ
とができます。倍率、印刷、検索などのコマンドは、キーボードショートカットで使用できます。
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8
「編集」/「環境設定」/「一般設定」/「全画面」で環境設定を設定します。
グリッドと定規の使用
「表示」/「グリッド」(Ctrl + U キー)を選択すると、ページにグリッドが表示されます。グリッド
を削除するには、もう一度クリックします。
「表示」/「定規」(Ctrl + R)を選択して、水平または垂直の定規がカーソル位置と共に表示
されます。定規を削除するには、もう一度クリックします。
「編集」/「環境設定」/「一般設定」で、グリッドと定規のプロパティを定義します。
ページの回転
「表示」メニューまたは表示バーを使用して、ドキュメントの表示をいずれの方向にも 90 度
ごとに回転できます。これによって、実際の PDF ファイルでページの向きが変わることは
ありません。
ページのズーム
最大または最小ズームレベルの範囲内であればどのようなサイズにでも、ページを拡大ま
たは縮小できます。ウィンドウよりも大きなサイズに拡大する場合は、ハンドツールを使用
してページを移動します。
表示バーの倍率レベルボックスの横にある「ズーム」ボタンをクリックすると、現在のドキュ
メントビューが拡大または縮小されます。あらかじめ設定されたズーム値を選択するか、ま
たは値を直接入力します。
「ズーム」ツールバーまたは「表示」メニューの「拡大」ボタン
大されます。
表示を縮小するには、「縮小」ボタン
を選択すると、表示が拡
をクリックします。
「ズーム」ツールが選択された状態で、Ctrl キーを押すと、「拡大」および「縮小」ツールが
切り替わります。表示バーのツールを使用して、水平表示をウィンドウの幅に合わせたり、
ページ全体の表示をウィンドウの制限に合わせたりすることができます。ウィンドウのサイ
ズが変更されると、ズーム比も自動的に変わります。
「ダイナミックズーム」ツール
を使用すると、マウスの移動によってページ表示を拡大
または縮小できます。拡大するには上にドラッグし、縮小するには下にドラッグします。
「ルーペ」ツール
では、興味のあるエリアをクリックすると、ルーペエリア内に拡大され
て表示されます。ルーペのスケールを変更して、プログラムウィンドウ内でルーペを自由に
移動させることができます。
1. 「ズーム」ツールバーから、「ルーペ」ツールを選択します。
2. ページエリアを選択します。ルーペウィンドウが表示されます。
3. 倍率を選択します。ページ上のフレーム内にエリアが表示されます。
4. フレームで囲まれたエリアを移動させると、イメージの他の部分をルーペで表示す
ることができます。
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9
5. フレームの色は必要に応じて変更できます。
6. 完了したら、ルーペウィンドウを閉じます。
ページの他の部分の表示
ハンドツールを使用して、ページ内を移動できます。「編集」/「環境設定」/「一般設定」/「そ
の他設定」をクリックして、ハンドツールの動作を定義します。デフォルトではアクションは
設定されていませんが、次のページにジャンプしたり、ディスプレイを下にスクロールし始
めるように設定できます。
5 ページに示すように、ナビゲーションパネル内のページディスプレイは、ページ内を移動
するために使用できます。サムネイル内の赤いボックスは、現在表示されているページを
示しています。このボックスの隅をドラッグして、ドキュメントパネル内に表示されるページ
部分を変更できます。
注釈の読み取り
PDF Reader で開いている PDF ファイルに既に存在する注釈は表示可能で、これらは画
面下部の注釈パネル内に一覧表示されます。サポートされるコメントタイプには、ノート、テ
キストボックス、引き出し線、テキストマークアップ(ハイライト、取り消し線など)、描画要素
およびファイルまたは音声ファイルがあります。
注釈の追加
PDF Reader 6 では、「注釈」ツールバーを使用して次の 3 種類の注釈を追加できます。
次に選択するテキストをハイライト表示します。
次に選択するテキストに取り消し線を追加します。
次に選択するテキストに下線を追加します。
これらの注釈は、追加された日付と作成者の名前が添えられて、注釈パネルにも表示され
ます。
注釈を追加するには、「注釈」ツールバーまたはメニューで希望のツールをクリックし、次に
注釈カーソルを使用してマークアップする語句を選択します。
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10
現在の PDF 内のテキストの簡易検索
「ファイル」ツールバーの「簡易検索」ツール
または「編集」メニューの「簡易検索」
(Ctrl + F)を選択すると、ダイアログボックスが開きます。そこで 1 つまたは複数の単語を
入力して現在の PDF 内の現在のページからドキュメント全体を循環して検索できます。大
文字と小文字を区別するかどうか、完全に一致する語句のみ検索するか、またはしおりお
よび注釈テキストを含めるか除外するかを選択します。「前」または「次」ボタンを使用して
検索する方向を決定します。複数の語句を検索する場合は、それらの語句が指定された
順序で並んで出現する箇所のみが検索されます。見つかった文字列はハイライト表示され
ます。
「簡易検索」および「検索」ツールは、イメージ PDF ファイルでは使用できません。
複数の PDF ファイル内でのテキストの検索
「ファイル」ツールバーの「検索」ツール
または「編集」メニューの「検索」(Shift + Ctrl
+ F)を使用すると、ダイアログボックスが開き、検索文字列を入力して上記に説明のオプ
ションを指定できます。
検索は、現在のドキュメントのみ、現在の PDF ポートフォリオ(後半で説明)内の選択され
た PDF ファイル、ポートフォリオ内のすべての PDF ファイル(サブフォルダ内も含む)、ま
たは指定したコンピュータ上のフォルダ内(サブフォルダを含めることも除外することも可
能)で実行可能です。どの場合も、PDF ファイルのみが検索されます。
ヒント: 少数の PDF ファイルを検索する場合は、一時フォルダにそれらのファイルをコ
ピーしてフォルダ検索を実行するか、ポートフォリオに入れてそれらのファイルを検索し
ます。
ポートフォリオ検索を実行するには、現在のドキュメントがポートフォリオまたはパッケージ
である必要があります。パッケージは、ポートフォリオの簡略化された形式であり、ポート
フォリオビューアで表示されるため、ポートフォリオコマンドを使用して検索可能です。
検索結果は、検索ダイアログボックスの下部に表示されます。各出現箇所は、テキスト行
で表示され、見つかった文字列は青色になります。行をクリックすると、そのテキストを含む
ページにジャンプします。出現箇所の数は右下に表示されます。
フォルダ検索の場合は、検索文字列を入力後に「アドバンスト」をクリックすると、多数の
ファイルの中から特定のファイルを探すのに役立つ追加の検索条件を指定できます。「タイ
プ」の下で、PDF ファイル情報のカテゴリ(「サブジェクト」、「作者」、「作成日付」など)を選
択します。「値」で、検索文字列または日付を入力し、「条件設定」で、検索文字列を含める
か除外するか、または日付検索を選択するかどうかを選択します。必要に応じて条件を追
加します。定義したすべての条件を満たすファイルのみが検索されます。
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PDF ファイルの操作
ここでは、実行可能なその他のアクションについて説明します。
PDF プロパティを表示する: 「ドキュメント」メニューで「ドキュメントプロパティ」(Ctrl + D)を
選択すると、「説明」、「セキュリティ」、および「フォント」タブで現在のドキュメントのプロパ
ティを表示できます。最初のタブでは、どのようなキーワードおよびその他の説明が PDF
に追加されているかが表示されます。この情報は後で PDF を見つける場合に役立ちます。
PDF で特定のアクションを実行できない場合(印刷、コピー、フォームへの記入など)、セ
キュリティ設定に原因がある場合があります。PDF の一部の外観が通常と異なる場合、こ
れは一部またはすべてのフォントが PDF ファイルに埋め込まれていないことが原因であ
る可能性があります。フォントの一覧は、どのフォントが埋め込まれているか、またどの
コーディング規約が使用されているかを示します。この情報により、ドキュメント内に存在す
るが埋め込まれていないフォントを特定できます。これらのフォントをシステムにインストー
ルすれば、PDF は適切に表示されるようになります。
しおりを表示する: 「表示」メニューまたはツールバーのナビゲーションパネルで、「しおり」
を選択します。PDF にしおりが含まれていれば、しおりが表示されます。しおりは、本の目
次のような働きをします。通常タイトルを付けられた各セクションにしおりがあります。しおり
をクリックすると、ドキュメント内のその名前を持つセクションの冒頭にジャンプします。ブッ
クマークの数を減らすには、「オプション」/「トップの「しおり」を折り畳む」を選択し、すべて
のエントリを表示するには「現在の「しおり」を開く」を選択します。
PDF を印刷する: 「ファイル」ツールバーの「印刷」ツール
または「ファイル」メニュー
の「印刷」(Ctrl + P)を選択します。プリンタ、ページ範囲およびその他のオプションを選択
します。「内容を印刷」で、現在設定されている表示方法を使用して、注釈付きでドキュメン
トを印刷するか(デフォルト)、ドキュメントのみまたはフォームフィールドのみ(下記参照)印
刷するかを選択します。注釈の表示方法を変更するには、「ファイル」メニューから「注釈を
印刷」を選択します。
添付ファイルを開く: 「表示」メニューまたはツールバーのナビゲーションパネルで、「添付
ファイル」を選択します。一覧で添付ファイルを選択し、パネルの左上にある「開く」ボタンを
クリックします。そのファイルタイプに関連付けられたアプリケーションが起動され、ファイル
が表示されます。
添付ファイルを保存する: 上記と同様に「添付ファイル」を選択します。1 つまたは複数の
添付ファイルを選択し、パネルの左上にある「保存」ボタンをクリックし、保存場所を定義し
ます。ファイルは選択されたフォルダに元のファイルタイプで保存されます。
サウンドを再生する: PDF ファイルにサウンドファイルが添付されているか、埋め込まれて
いる場合があります。デフォルトのメディアプレーヤーで現在の設定をすべて使用してサウ
ンドを再生するには、サウンドファイルのアイコンをダブルクリックします。
ムービーを再生する: PDF ファイルにムービーファイルが添付されているか、埋め込まれ
ている場合があります。ムービーを再生するには、ファイルのアイコンまたはその他のコン
トロールをクリックします。使用するメディアプレーヤーや、適用するアクセシビリティオプ
ション(利用可能な場合)を設定するには、「編集」/「環境設定」/「ムービー」を使用します。
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12
PDF フォームへの記入
一部の PDF ファイルには、XFA またはその他のフォーム処理標準に基づいた記入可能
なフォームが含まれている場合があります。そのようなフォームを受け取り、かつファイル
のセキュリティ設定によりフォームへの記入が許可されている場合は、PDF Reader 6 で
フォームを記入して、電子メールで返送することができます。
フォームに記入するには、ハンドツールを選択し、フィールドを順にクリックしてテキストを
入力するか選択を実行します。Tab キーまたは矢印キーを使用してコントロール間を移動
することもできます。フォームコントロールの範囲は、次のとおりです。
チェックボックス: クリックして選択します。選択解除するには、もう一度クリックします。
チェックボックスがグループ化されている場合、それらは個別に選択または選択解除する
ことができます。
ラジオボタン: クリックして選択します。選択解除するには、もう一度クリックします。ラ
ジオボタンは常にグループ化され、グループ内の 1 つのボタンのみを選択できます。
テキストフィールド: クリックするとフィールドが選択され、もう一度クリックするとテキ
ストカーソルを設定し、レスポンスを入力できます。
コンボボックス: 文字間の間隔を定義する、特殊なタイプのテキストフィールドです。
入力される各文字は、それぞれのコンボセル内に配置されます。
リストボックス: コントロールをクリックすると、リストが開き、項目を選択できます。
コンボボックス: コントロールをクリックして選択します。リスト内からレスポンスを選択
するか、またはテキストを入力します。
署名フィールド: 未記入の署名フィールドを持つフォームがある場合、自分のデジタ
ル署名を追加できます。署名 ID の作成方法については、オペレーティングシステムのヘ
ルプシステムに問い合わせてください。誰か別のユーザーが署名した署名フィールドの信
頼性を検証することもできます(下記を参照)。
ボタン: ボタンコントロールは通常、別のページにジャンプしたり、フォームを保存された
URL に送信したりといった、クリックされたときに実行されるアクションにつながります。こ
れは、JavaScript がインストール時に有効にされている必要があります。
「フォーム」ツールバーには次の 2 つのコントロールがあります。
フィールドをハイライト表示: すべてのフォームコントロールをハイライト表示して、見つけや
すくします。
フィールドをリセット: フォームに入力したすべてのデータを削除して、最初からやり直せる
ようにします。
フォームの表示や機能方法を決定するには、「編集」/「環境設定」/「フォーム」を使用します。
フォームに計算が定義された数値コントロールが含まれる場合は常に自動的にフィールド
Nuance PDF Reader 6 リファレンスガイド
13
値が計算されるようにするかどうかを選択します。フォーカスされたフォームコントロールに
境界線を設定するかどうか、またフィールドのハイライト表示の色を選択します。必須
フィールドには異なる色を設定できます。繰り返しの多いフォーム記入の速度を上げるに
は、オートコンプリート機能を定義できます。
記入済みのフォームの返送
記入済みのフォームを返送するには、「送信」ボタンが表示されている場合はそれをクリッ
クします(ボタンが表示されるには JavaScript が有効にされている必要があります)。また
はフォームを保存して電子メールで送信します。または、記入済みのフォーム全体を印刷
して、Fax で送信するか、郵送します。別の方法としては、記入前に空の電子フォームを印
刷して、次に PDF Reader でそれに記入し、空のフォームをプリンタに配置して、「内容を
印刷」リストボックスで「フォームフィールドのみ」を選択することによってそのフォームに記
入事項のみを印刷します。フォームを電子媒体(PDF ファイル)と紙媒体(カラー印刷版)
の両方で受け取った場合、PDF ファイルに必要事項を記入し、プリンタに紙のフォームを
セットして、記入事項のみをフォームに印刷することができます。
署名の検証
ユーザーはデジタル署名を含むドキュメント(フォームに限らず)を受け取る場合がありま
す。署名を検証するには、それをクリックします。次の 2 つの検証結果を示すダイアログ
ボックスが表示されます。


署名後にドキュメントが変更されているかどうか
署名の信頼性が検証できるかどうか。これには Web アクセスが必要です。
ポートフォリオの操作
ポートフォリオとは、単一の PDF ファイルにグループ化されるファイルセットです。これに
は、すべてのファイルタイプおよびサブフォルダを含めることができます。XPS ファイルは、
ポートフォリオに配置された場合にそのファイルタイプを保持します。PDF Reader 6 では、
ポートフォリオを開いてその中のファイルを表示できます。これを実行するには Flash テク
ノロジが使用されるため、ポートフォリオインターフェースを十分に活用するには、システム
に最新の Flash メディアプレーヤーが必要です。
まず、インターフェースにはドキュメントのサムネイルおよびサブフォルダ(存在する場合)
が表示されます。表示するファイルをクリックまたはダブルクリックします。次のファイルに
進むにはポートフォリオバー(ウィンドウ上部)の右矢印を、前のファイルに戻るには左矢印
を使用します。
サムネイルが表示された最初のビューに戻るには、「Home」
ファイルの一覧を関連情報付きで表示するには、「詳細モード」
Nuance PDF Reader 6 リファレンスガイド
をクリックします。
をクリックします。
14
どちらのディスプレイモードでも、サブフォルダに移動してそこにあるファイルを表示できま
す。現在のパスが、左上にあるポートフォリオバーの下に表示されます。それを使用して、
フォルダレベル間を移動できます。
PDF 以外のファイルはアイコンで表示されます。アイコンをダブルクリックして「開く」ボタン
を選択すると、そのファイルタイプに関連付けられたアプリケーションでファイルが表示され
ます。PDF 以外のファイルをローカルファイルシステムのポートフォリオ外に保存するには、
「保存」ボタンをクリックします。PDF ファイルを保存するには、ファイルを選択してポート
フォリオバーの「保存」ボタンをクリックし、ドロップダウンリストから「ポートフォリオからファ
イルを保存」を選択します。
最新の PDF エディタではポートフォリオをコンパイルできます。Nuance PDF Converter
Professional 6 は、その機能を備えています。
パッケージの操作
パッケージとは、単一の PDF ファイルにグループ化されるファイルセットです。これには、
PDF ファイルのみを含めることができ、サブフォルダは含められません。PDF Reader 6
では、パッケージを開いて、ファイルをポートフォリオビューアで表示できます。ビューアに
はドキュメントのサムネイルまたはドキュメントの一覧が表示されます。上記と同様にファイ
ル間を移動およびファイルを保存できます。
Nuance PDF Create のような多くの PDF 製品で、パッケージを作成できます。
Jaws ® を使用したテキストの読み取り
Jaws は、インターフェース要素のテキストやドキュメントの内容を読み取るのに広く使用さ
れるスクリーンリーダーアプリケーションです。Jaws がご使用のコンピュータにインストー
ルされている場合は、PDF Reader は Jaws と緊密に連携して動作します。
Jaws が実行中であれば、PDF が開かれるとすぐにその内容の読み取りが開始されます。
使用可能なキーボードのアクションは次のとおりです。











左矢印: 前の語句を読み取ります。
右矢印: 次の語句を読み取ります。
上矢印: タグツリー内の前のコンテンツ要素を読み取ります。
下矢印: タグツリー内の次のコンテンツ要素を読み取ります。
Ctrl + Up: 前のタグのコンテンツを読み取ります。
Ctrl + Down: 次のタグのコンテンツを読み取ります。
Page Up: 前のページの最初のコンテンツ要素を読み取ります。
Page Down: 次のページの最初のコンテンツ要素を読み取ります。
Home: ドキュメントの最初のコンテンツ要素を読み取ります。
End: ドキュメントの最後のコンテンツ要素を読み取ります。
Escape: 読み取りをキャンセルします。
Nuance PDF Reader 6 リファレンスガイド
15
プログラムの削除
1. コントロールパネルから、「プログラムの追加と削除」を選択します。Vista または
Windows 7 では、コントロールパネルから「プログラムと機能」を選択します。
2. 「Nuance PDF Reader 6.0」を選択します。
3. プログラムをアンインストールするには「削除」をクリックし、自動修復またはインストー
ル時の選択内容を変更する(PDF Reader をデフォルトの PDF Reader にする、
Javascript を有効または無効にするなど)には「変更」をクリックします。
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16
PDF Converter Professional 6
にアップグレードする 12 の理由












複数の入力ファイルから、1 つまたは複数のファイルまたはパッケージとして PDF
ファイルを作成できます。タグ生成機能や、強力な MRC 圧縮機能も備えています。
Microsoft Office およびその他のアプリケーションに統合された PDF 作成ボタンを、
MS Word から転送されたリンク、しおり、および注釈と共に使用できます。
メールアプリケーション内のプログラムで、PDF メール添付ファイルを作成または
ロック解除し、ファイルシステムに保存したり、ローカルファイルから PDF ファイル
を作成および添付したりできます。メールフォルダ全体を PDF 形式にアーカイブで
きます。
PDF ファイルまたは PDF ページの選択されたエリアを、MS Word や Corel
WordPerfect のような編集可能な形式に変換できます。
サムネイルをドキュメント内またはドキュメント間でドラッグするだけで、ドキュメント
アセンブリを実行できます。より効率的なプロジェクト転送のために、ファイルを
PDF ポートフォリオにグループ化します。
PDF ファイルに埋め込まれたサウンドまたは Flash ビデオを再生します。組み込
みの Nuance RealSpeak Solo を使用してメディアプレーヤーまたは mp3 プレー
ヤーで PDF コンテンツを再生できます。
PDF ファイル保護のため、デジタル署名、パスワード、および強力な暗号化(最大
256 ビット)を採用しています。
コマンドを保存可能なシーケンスにアセンブルすることで、バッチ処理を実行します。
あらゆる種類の描画および注釈ツール、クリップアートおよびスタンプを提供します。
注釈、テキストボックス、およびタイプライターツールのテキストでスペルチェックを
実行できます。
内蔵の FormTyper ユーティリティを使用して、スキャンされた静的なフォームから、
電子的に記入可能でアクティブな PDF フォームを瞬時に作成します。
PDF Converter Enterprise を使用してドキュメント内の機密情報を編集します。選
択または検索により、黒塗りする必要のあるテキストブロックを特定します。
Microsoft SharePoint 内に組み込まれたサポートを含む、PDF Converter
Enterprise との幅広い DMS 統合を享受できます。
ニュアンス社のその他の製品の詳細については、右上のバナー領域をクリックしてください。
Nuance PDF Reader 6 リファレンスガイド
17
法的承認
本ソフトウェアは、一部 Independent JPEG Group の製品に基づいています。
本ソフトウェアは、一部 Colosseum Builders, Inc. の製品に基づいています。
本ソフトウェアは、一部 FreeType Team の製品に基づいています。
本ソフトウェアは、一部 Kakadu Software の製品に基づいています。
本ソフトウェアは、一部 zlib Compression Library の製品に基づいています。
The SoftwarePassport/Armadillo Software Protection System Copyright 1998-2007 by the Silicon
Realms Toolworks.All Rights Reserved.
本ソフトウェアは、一部 PNG Reference Library(libpng)の製品に基づいています。
InstallShield® 2008 Copyright © 1997-2007 Macrovision Corporation and/or Macrovision Europe
Ltd. All Rights Reserved.
AES encryption/decryption copyright © 2001, Dr Brian Gladman, Worcester, UK.All Rights Reserved.
本製品には、Eric Young 氏と Tim Hudson 氏によって作成されたソフトウェアを含め、OpenSSL project
によって開発された要素が含まれています。
Implements Adobe® Architecture XFA® specification © 2009 Adobe Systems Incorporated All
Rights Reserved.
Development tools from Microsoft © 2009 Microsoft Corp. All Rights Reserved.
Nuance PDF Reader 6 リファレンスガイド
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Nuance Communications, Inc.
エンドユーザー ライセンス契約
PDF READER
本契約に付随するソフトウェアおよび資料はライセンス供与されるものであり、
販売されるものではありません。また、これらは本ライセンス契約の条件に
従ってのみ使用できます。本契約を注意深くお読みください。ユーザーは、ソフ
トウェアをダウンロード、インストール、コピー、その他の方法で使用することに
より、本契約の条件に従うことに合意し、また本契約の当事者になることに合
意したとみなします。本契約のすべての条件に合意しない場合は、ソフトウェア
のダウンロード、インストール、コピー、および使用を禁じます。
Nuance Communications, Inc. (「Nuance」) とのエンドユーザー ライセンス
契約 (「契約」) には、マシンで実行可能なバイナリ コードの Nuance ソフトウェ
ア製品およびその説明資料 (「ソフトウェア」) を伴います。「ソフトウェア」という
用語は、Nuance ユーザー (「ライセンシー」) にライセンス供与されたソフト
ウェアの修正バージョンまたはアップデートも含みますが、Nuance ソフトウェ
ア製品のソース コードは含みません。ソフトウェアの修正されたバージョン、
アップデート、アップグレードをインストールして使用するのは、修正、アップ
デート、アップグレードしようとしているソフトウェアの適正にライセンスされたフ
ルバージョンを有する場合に限ります。もしも修正されたバージョンがダウン
ロード、インストール、コピー、あるいはその他の方法で用いられた場合、この
契約はソフトウェアの以前のバージョンに関して終了し、ユーザーは本契約の
条件下で、ソフトウェアのそういった修正バージョン、アップデート、アップグ
レードのみへのライセンスを有します。ソフトウェアの当コピーはエンドユー
ザーである個人(ライセンシー)にライセンス供与されるものであり、本契約の
すべての使用条件に従うことが条件になります。
ライセンス供与:本契約の条件に従って Nuance は、ライセンシーに非独占か
つ譲渡不能ライセンスを供与します。ライセンシーは、このライセンスで以下の
ことのみを行うことができます。(a) 個人的な目的または内部業務上の目的で
ソフトウェアの 1 つのコピーを単一のコンピュータにインストールして使用する。
(b) 上述の (a) のコピーとして、同時には使用しない条件下で、単一のポータ
ブルコンピュータまたは単一のホームコンピュータのいずれかの上にソフトウェ
アの 1 つのコピーを、個人的な目的または内部業務上の目的でインストール
して使用する。(c) ソフトウェアの単一コピーをアーカイブ目的で作成する。(d)
ソフトウェアのコピーをネットワーク サーバーなどの記憶装置に保存またはイ
ンストールして、ソフトウェアを内部ネットワーク上の他のコンピュータにインス
トールするかまたはそのコンピュータ上で実行するためにのみ使用する。 ただ
し、ユーザーはソフトウェアが記憶装置からインストール、実行、または別の方
法でアクセスされる個々のコンピュータに対する個々のライセンスを取得およ
び配布していなければなりません。ソフトウェアの単一のライセンスを有するこ
とは、ソフトウェアを共有したり、異なるコンピュータ上でそれを同時に使用した
り、ライセンシー以外の他者にアクセス、インストール、ダウンロード、あるいは
その他の方法でソフトウェアの機能を使用することを許可しません。ソフトウェ
アは、デスクトップ PDF リーダーとして組織の内部で個人的に使用することを
のみを目的として無償で提供され、Nuance による明示的な書面による同意な
しに、いかなる第三者によっても、他のいかなるソフトウェアまたはハードウェ
ア製品、ユーティリティ、デバイスまたはサービスにもバンドルされることはあり
ません。
アクティベーション:自己の裁量により、Nuance はソフトウェアのライセンスさ
れていない使用を回避するための機能を、ソフトウェア内に含めることができま
す。ユーザーは、Nuance がそうした措置をとることに合意するものとします。
特に、ソフトウェアの使用には、ライセンシーがソフトウェアをインターネット経
由でアクティベートすることを要求することができます(この過程はソフトウェア
のインストールセットアップ中に全て説明されます)。そういったアクティベーショ
ンの間に、Nuance は、ユーザーのコンピュータまたはネットワークに関する、
非個人的な技術的情報をコンピュータから収集することができます。ユーザー
は、Nuance がそうした措置をとることに合意するものとします。ユーザーがコ
ンピュータやそのソフトウェアを変更する場合は、再アクティベーションを要求
することができます。
通知:Nuance の裁量に従い、ソフトウェアは自動的にインターネットブラウザ
を起動し、Nuance により管理されている、ソフトウェアに関係する通知情報を
含むウェブサイトへインターネット経由で接続を開始しようと試みることができ
ます。この接続は、ユーザーの管理下にあるインターネット接続および電話回
線を用いて行うことができます。時折、ユーザーはソフトウェアについての通知
やその他の情報を、インターネット接続経由で受け取ることがあります。ユー
ザーはコンピュータ上にソフトウェアをインストールすることにより、ソフトウェア
がインターネットを通じて Nuance のウェブサイトに接続を開始し、そうしたウェ
ブサイトへ接続するためにユーザーのリソースを使用し、このインターネット接
続を経由してソフトウェアおよびその他の情報について通知を受け取ることに、
ここに同意するものとします。
制限:本契約で明示的に許可されている場合を除き、ライセンシーは以下のこ
とを行うことはできません。(a) ソフトウェアを複製またはコピーする。(b) ソフト
ウェアの派生著作物を修正または作成する (翻訳またはローカリゼーションを
含む)。(c) 逆コンパイル、逆アセンブル、リバース エンジニア、または別の方
法でソフトウェアのソース コードを得ようと試みる。(d) 再配分、妨害、販売、レ
ンタル、リース、サブライセンス、または別の方法でソフトウェアに対する権利を
譲渡する。(e) ソフトウェアの商標、ロゴ、著作権、または他の所有権通知、凡
例、記号またはラベルを削除または変更する。 (f) Nuance の事前の明確な書
面による承諾 (Nuance が自己の裁量で与えることができる) を得ることなく、
(a) ソフトウェアを使用してサービス機関にサービスを提供するか、または (b)
第三者がソフトウェアのライセンス契約を避けることを主たる目的として、第三
者の代わりにソフトウェアを使用する契約を第三者との間で結ぶ。(g) ソフト
ウェアに付属する印刷された資料をコピーする。(h) 非ブラウザ アプリケーショ
ンでリーダーの OCX コンポーネントを使用する。または (i) Nuance からの事
前の書面による同意なくソフトウェアを別のアプリケーションに組み込む。ライ
センシーおよび Nuance の間では、ソフトウェアのどのような変更、修正、また
は二次的著作物をも、Nuance の独占的な財産となるものとします。
契約の終了:ライセンシーが本契約の条件に違反した場合、Nuance は既得
権を侵害することなく本契約を終了できます。契約の終了後、ライセンシーは
ただちにソフトウェアのすべてのコピーを破棄するものとします。
所有権:ソフトウェア内の権利、所有権、および知的所有権は、Nuance、また
は、サプライヤやライセンサー、あるいはその両方に存続します。ライセンシー
は、かかる所有権および知的所有権を認め、ソフトウェアに関する Nuance
およびサプライヤやライセンサーの所有権をいかなる方法によっても危険にさ
らしたり、制限したり、または侵害したりするいかなる措置も講じることはできま
せん。ソフトウェアは、著作権およびその他の知的財産法および国際条約によ
り保護されています。
保証の免責:ソフトウェア(関連文書を含む)は「無保証」で提供され、欠陥がな
い、販売可能である、特定の目的に適合している、または権利侵害がないなど
のいかなる種類の保証も含まれません。ソフトウェアの品質およびパフォーマ
ンスに関する全てのリスクは、ライセンシーが負います。もしソフトウェアに何ら
かの点で欠陥があることが判明した場合でも、点検・修理にかかる全ての費用
はライセンシーが負担します。Nuance あるいは、サプライヤ、ライセンサー、
または販売代理店には保証責任はありません。この保証の放棄は、本契約に
不可欠な部分です。本契約では、この保証の放棄を除いたソフトウェアの使用
を許可しません。暗黙的な保証の免責や、暗黙的な保証の継続可能期間に関
する制限を認めない州または管轄区域の場合は、上述の制限が適用されない
ことがあります。
賠償責任の範囲:適用可能な法が許す限りにおいて、いかなる状況の下でも、
Nuance またはサプライヤまたはライセンサーは、ソフトウェアの使用または使
用不能が原因で発生するいかなる間接的、特別、偶発的、または結果的損害
に対しても賠償責任を負いません。これらの損害は、営業上の信用の損失、
業務の中断による損害、コンピュータの障害または故障による損害、またはそ
の他のあらゆる商業的な損害または損失を無制限に含みます。Nuance がそ
Nuance Communications, Inc. エンドユーザー ライセンス契約 2009 年 10 月 改訂
のような損害の可能性を知らされていたとしても、また申し立てが行われる際
の土台となる法的理論または公平理論 (契約、不法行為、その他) にもかかわ
らず、Nuance は一切の損害に対して賠償責任を負わないものとします。いか
なる場合でも、本契約のすべての条項下での Nuance および サプライヤとラ
イセンサーの全責任は、関連法規が Nuance の過失により死亡または人身傷
害が生じた場合における損害の制限を禁止している範囲を除き、総額におい
てライセンシーがこのライセンスに対して支払った料金の合計を超えないもの
とします。管轄区域によっては偶発的または結果的な損害に対する免責また
は賠償責任の制限を認めないところもあり、この免責と賠償責任の制限が適
用されない場合があります。
輸出に関する規制:ライセンシーは、米国または外国の機関または当局のす
べての適用可能な輸出法、輸出制限、および輸出規制に従うことに同意しま
す。また、かかる制限、法律、または規制に違反したり、全ての必要な承認を
得ることなくソフトウェアを輸出または再輸出したりしないことに同意します。
米国政府エンドユーザー:このセクションは米国政府(「政府」)による、または、
政府に対する、あるいは、政府とのどのような契約、助成、共同契約、または
その他の活動の条件下にある、どのような元請業者や(あらゆる段階の)下請
業者による、ソフトウェアの全ての取得について適用されます。ソフトウェアの
納入を受け入れることにより、政府はここに、その調達に適用可能な納入規制
の意味において、このソフトウェアが「商用の」コンピュータソフトウェアに同意
するものとします。この契約の契約条件は、政府のソフトウェアの使用および
開示に関連するものであり、対立するあらゆる契約上の条件に優先するものと
します。もしこの契約が政府の必要性に合致しない、またはアメリカ合衆国連
邦法のいずれかの観点から不整合である場合には、政府は、未使用のソフト
ウェアを Nuance に返却することに合意します。以下に付加する記述は、
DFARS (国防総省連邦取得規定補遺) 227.4 項 (1988 年 10 月) により規制
される納入のみに適用します。「制限付権利—政府による使用、複製、開示は、
DFARS 252.227-7013 (1988 年 10 月) の技術データおよびコンピュータソフ
トウェアに関する権利条項の(c)(1)(ii)節に定められた制限を受ける。」上記で
参照された当局による規制のいずれかが修正または置き換えられた場合、等
価な後継の規制が代わりに適用されるものとします。
全般:本契約は、本契約の対象物に関する当事者間の全契約を構成します。
本契約は、両当事者が署名した文書によってのみ修正できます。適用可能な
法律 (もし存在する場合) が異なる規定をしている範囲を除き、本契約は米国
マサチューセッツ州の法律で管理されるものとします。法律規定の衝突に関す
る管理は除きます。書面による別段の合意がない限り、本契約に関するすべ
ての争議 (Nuance またはそのサプライヤやライセンサーの知的所有権に関
する争議を除く) は、マサチューセッツ州ボストンで、最終的かつ拘束力のある
仲裁を受けるものとします。この仲裁は、単一仲裁人の下でその時点で有効な、
米国仲裁協会 (商用仲裁を行う組織) の規則に従って行われます。すべての
仲裁費用は、敗訴した当事者が支払います。本契約は、国連国際物品売買条
約で管理されるものとします。もし本契約の規定が、管轄権を有する裁判所に
よって違法または強制不能と判決された場合は、当該規定は、意図を失うこと
なく当該規定を強制可能にするために必要な範囲で修正されるものとするか、
またはそのような修正が可能でない場合は、本契約から分離されるものとしま
す。また、本契約の他の規定は、引き続き有効であるものとします。本契約の
管理言語は、英語です。ライセンシーは、必要であれば、通訳者のすべての費
用を負担することに合意します。ライセンシーが別の言語へ翻訳された契約を
受け取った場合、それはあくまでもライセンシーの便宜のためにのみ提供され
たものに過ぎず、その翻訳は法的効力を持ちません。いずれの当事者が、本
契約のいずれかの条件もしくは条項、またはその違反に対する権利を一度放
棄した場合も、その後のかかる条件もしくは条項、またはその違反に対する権
利放棄とはみなされないものとします。本契約の失効後または終了後におけ
る操作を必要または予期する本契約の規定条項は、本契約の失効または終
了後も行使可能であるものとします。ライセンシーは、法律の施行またはその
他の理由により、本契約を委託したり譲渡したりはできず、また本契約で定め
られた権利あるいは義務を委託したり譲渡したりすることもできません。ただし、
合併した場合のライセンシーのビジネスの取得者への委託や譲渡や、ライセン
シーの資産のすべてまたはほぼすべてを取得者へ売却した場合のライセン
シーの業務の当該取得者への委託や譲渡は除きます。本契約は、当事者、そ
の継承者、および許可された委託者を拘束し、また当事者、その継承者、およ
び許可された委託者の利益に対して有効であるものとします。Nuance とライ
センシーの関係は Nuance と独立した契約業者の関係であり、ライセンシーと
その代理業者のいずれも Nuance を拘束するいかなる権限も持ちません。本
契約のもとで係争が起きた場合、勝訴した当事者は、相手当事者からこの件
に関してかかったあらゆる法的費用の弁済を受けることができます。本契約の
各セクションの見出しは、便宜上使用されるもので、実質的には何ら特別な意
味を持つものではありません。Nuance はライセンシーの名前をあらゆる顧客
参照リスト中、または、Nuance によるソフトウェアのライセンシングに関するあ
らゆるプレスリリース中で用いることができます。
米国以外に居住するライセンシー:ライセンシーは居住国の法規に従う義務が
あります。居住国によって、ソフトウェアの輸入、輸出、使用に関して制限され
る場合があります。ライセンシーはこのライセンスの拘束力を有効にするため
に必要な制限および登録手続きを順守していることを表明します。
Copyright © 2010 Nuance Communications, Inc. All rights reserved.Nuance および Nuance のロゴ
は米国およびその他の国において、Nuance Communications, Inc. またはその関連子会社の商標また
は登録商標です。
Nuance Communications, Inc. エンドユーザー ライセンス契約 2009 年 10 月 改訂