その2 - 福岡市

5.市営住宅に係る指定管理者の指定について(非公募)
(議案第 213 号)
1
議案提出理由
本市が設置する市営住宅の管理を行わせる指定管理者を指定することについて,
地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものである。
2
議案の内容
(1) 指定管理者に管理を行わせる公の施設
福岡市営住宅(筥松四丁目住宅ほか180住宅)
(2)
指定管理者に指定する者
福岡市博多区店屋町4番1号
福岡市住宅供給公社
(3)
指定する期間
平成24年4月1日から平成27年3月31日までの3年間
3
募集及び選定の概要
(1) 業務の内容
入居者の募集,住宅使用料の収納,滞納整理,駐車場管理及び駐車場料金の収納,
施設の維持修繕,保守管理,適正入居指導等の業務
(2)
指定管理者指定の理由
平成24年度以降の市営住宅の管理については,現行の管理方法を継続し,管理
代行制度と指定管理者制度により一体的に管理を行うため,管理代行者である福岡
市住宅供給公社を公募によらず指定管理者とするもの。
(3)
(4)
市営住宅指定管理者審査委員会
審査委員5名
・[学識経験者]志賀 勉 (九州大学大学院人間環境学研究院都市・建築学部門講師)
・[財務専門家]三嶋 良英(三嶋良英事務所 公認会計士税理士)
・[福祉関係者]中島 眞澄(社会福祉協議会 生活支援部長)
・[消費生活専門家]愛智 ゆみ((社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会九州支部長)
・[市 職 員]中園 政直(住宅都市局住宅部長)
委託料の上限額
平成 24 年度 993,105 千円
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6.
都市公園の管理のかしに基づく損害賠償額の決定について
(議案第237号)
1 理由
本件は,都市公園の管理のかしにより発生した事故による損害賠償の額を
決定する必要があるので,地方自治法第 96 条第1項第 13 号の規定により議
会の議決を求めるものである。
2
事件の概要
平成 23 年 10 月 25 日午前9時 55 分頃,市内城南区南片江四丁目地内の片
江中央公園内の樹木が枯れていたため,当該樹木が折れ、当該樹木の折れた
部分が,同公園に隣接する道路を走行中の相手方学校法人中村学園所有の冷
蔵冷凍車に倒れ,当該車両が破損して損害が生じたものである。
(損害賠償の相手方及び損害賠償額)
損害賠償の相手方
損害賠償額
福岡市城南区別府五丁目7番1号
学校法人 中村学園
-19-
630,758 円
7
和解に関する専決処分について
(議案第238号)
理由
本市が施行する福岡都市計画事業香椎駅周辺土地区画整理事業に係る国道
3号(御島橋交差点)道路改良工事における横断歩道橋移設工事において,
平成 22 年2月 18 日に発生した本市所有の下水道管の破損及び閉塞事故(以下
「本件事故」という)に関し,本市が当該事故発生の原因者の一部と和解をす
ることについて,地方自治法第 179 条第 1 項の規定により,平成 23 年 11 月
4日次のように専決処分したので,同法第 179 条第3項の規定により報告し,
承認を求めるもの。
1
和解の相手方及び損害賠償金の額
和 解 の 相 手 方
損害賠償金
福岡市南区市崎一丁目2番8号
東亜建設株式会社
62,192,800 円
2
概要
本件事故に係る損害賠償請求については,復旧工事完了後,設計受託者及
び工事請負者と早期解決に向け,協議を進めてきたところであるが,工事請
負者が,平成 23 年 10 月 26 日,破産申請の準備を進めていることが判明した
ことから,早急かつ確実に損害賠償金の回収を図るため和解したもの。
(参考)
①
損害の内容
内
容
バキューム車・仮設ポンプによる排水,仮設ポンプ・仮設配
応 急 対 応 等
管による排水,水位観測,一般廃棄物処理手数料
汚水管内の閉塞コンクリート撤去,破損した汚水管の復旧,
汚水管復旧工事等
道路舗装復旧,交通誘導員の配置等
合
②
損 害 額
計
48,040,650 円
68,792,850 円
116,833,500 円
損害賠償金
相 手 方 等
損害賠償金
負担割合
工事請負者
東亜建設株式会社
62,192,800 円
53.2%
設計受託者
西日本技術開発株式会社
14,319,000 円
12.3%
76,511,800 円
65.5%
合
計
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参考資料
香椎地区汚水幹線破損事故の概要と経緯
位 置 図
概 略 断 面 図
A-A’断面
歩 道
車 道
約1100
写 真
約350
車道側
至北九州
A’
φ2000
歩道側
約550
約5300
基
礎
杭
A
φ2000
φ1350
至天神
φ2000
約550
←至太宰府
φ1350
汚水管
→至北九州
φ2000
事故発生から復旧までの経緯
平成22年2月18日 事故発生
応急対応等の実施
平成22年3月17日 汚水管復旧工事に着手
(汚水管内に凝固していたコンクリートを除去)
平成22年6月25日 汚水管の供用開始
平成22年8月31日 横断歩道橋の供用開始
平成22年9月30日 汚水管復旧工事完了
(管理用マンホールの設置,掘削していた立坑の埋戻し,道路舗装)
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