平成13年度 業務報告会 医事コンピュータ部会 レセプト電算処理マニュアル作成報告 平成13年7月6日 1 1.導入マニュアル作成の狙い (1)手順、手続きから構築、導入までをまとめた 法令上の位置付けや参加申請、準備 等 (2)医療事務の専門家だけでなく、始めての方に も分かり易く 参加医療機関事例やQ&A 等 (3)関連通知類をCD−ROMに収録 電子レセプトシステムの普及促進が目的 2.作成経過 (1)(旧)電子レセプト委員会メンバーにて検討開始 2回の合宿等含め、12回の検討会実施 平成12年1月∼12月 (2)基金本部、国保中央会にレビューして頂いた (3)厚生省、日本医師会に主旨説明を行った (4)平成13年1月に初版完成 会員配布価格 2、000円 (5)現在、初版1000部の内、在庫200部となった 2 3.主なご購入先 (平成13年6月22日現在) 無償頒布 有償頒布 医事コンピュータ部会員各社 サンプル配布 222 会員会社 179 関係団体 127 非 会 員 235 内 訳 支払基金 執筆者・執筆協力病院 国保連合会 その他 厚生労働省 医師会 総務省 70 17 16 14 7 2 1 研修会 国保中央会 その他 医療機関 国保連合会 支払基金 大学機関 内 訳 無償頒布 349部 平成13年1月 初版 第1刷 有償頒布 414部 発行部数 1,000部 合 計 120 50 27 15 15 5 3 763部 4.今後の活動 (1)本マニュアルを利用してのレセプト電算処理 システムの普及促進活動 ①医師会主催の説明会にて紹介、デモ ②日本医療保険事務協会等の研修会での説明、デモ (2)改版準備 ①現状は平成12年8月時点での情報をベースに作成 平成14年4月改定を睨んで、時期、内容検討 ②労災(CSV)、調剤、歯科等への範囲拡大 3 5.レセプト電算処理システム(医科)の参加状況 <医療機関における導入件数> 請求月 平成12年4月 平成13年5月 支部名 − 1 (1) 北 海 道 千 葉 県 31 (1) 東 京 都 7 (1) 県 9 14 神 奈 川 31 (1) 9 (2) 新 潟 県 − 2 福 井 県 1 (1) 1 (1) 岐 阜 県 1 1 愛 知 県 兵 庫 県 奈 良 県 − 1 鳥 取 県 − 5 岡 山 県 4 6 広 島 県 2 1 185 (13) 241 (16) 合 計 2 194 (11) 2 269 (16) *( )内の数値は、病院分の再掲。 別紙1 レセプト電算処理システム(医科)導入マニュアル 目 次 レセ電算の概要 手引きレベル はじめに 1.レセプト電算処理システム概要 1.1 本システムの目的 1.2 レセプト電算処理システム処理流れ 1.3 基本マスタ− 1.4 磁気媒体の規格および記録方式 1.5 取り扱うレセプトの範囲 レセ電算の法令上の 位置付けを解説 1.6 参加医療機関のアンケ−ト結果 1.7 レセプト電算処理システムのあゆみ 2.レセプト電算処理システム法令上の位置付け 2.1 レセプト電算処理システムと請求省令について 2.2 磁気テープ等を用いた請求に関して厚生大臣が定める規格及び方式について(通知) 2.3 レセプト電算処理システムに関する取り扱い要領(通知) 4 3.レセプト電算処理システム参加のための手順と準備作業 3.1 レセプト電算処理参加のための手順、手続き (1)医療機関指定方針の場合 (2)地域指定方式の場合 3.2 参加の事前準備 (1)マスタ−準備 (2)運用の見直し レセ電算参加する為の 手引き レセ電算参加するための 手続き、手順 レセ電算参加する為の医療 機関の準備作業 4.レセプト電算処理システムでの運用 4.1 レセプト電算処理システムでのレセプト業務 レセ電算参加時の医療機 関の運用を説明 4.2提出媒体の取り扱いについて 5.レセプト電算処理システム構築上の注意点 5.1 磁気レセプト編集の概要 (1)レセプトファイルの構成 (2)マルチボリューム識別情報の記録 (3)レコードの種類について (4)摘要レコードの記録について 5.2 外字の扱い (1)漢字の文字情報を記録する項目 (2)主に外字等が使用されるケース レセ電算システム編集フォ−マッ ト、レコ−ドなどを概説、詳細は 別添参照 この5章がレセ電算対応のシステム開発 時の主に注意点、仕様書から見えない点 などを解説・・・ここが一番ノウハウの詰まっ ているところ 5.3 基本マスタ−と医療機関のマスタ−との関連について (1)基本マスタの構成 (2)医療機関の診療行為マスタ(合成マスタ)を使用している場合の考慮 (3)医療機関の初・再診料等マスタが一般・老人共通で作成されている場合 5.4 磁気媒体への記録順について 5.5 行為の段階型加算の処理 5.6 特定機材の記録方法について 5.7 医薬品の実用単位と告示単位の扱い (1)告示単位と基本マスタ(医薬品)の設定単位の相違 (2)医療機関が運用しにくい告示単位 5.8 負担区分の扱い方 (1)医療保険と結核予防法(第34条)併用の場合 5.9 システムでのチェック 5.10自治体医療(地方単独事業)の扱い 5 6.参加医療機関事例 (1)A皮膚科クリニックの例 (2)B整形外科一般病院の例 (3)国立大蔵病院事例 (4)社会保険船橋中央病院事例 レセ電算参加後のインタビュ −形式で紹介 社会保険旬報に掲載された もの 7.参加メ−カ参加事例 (1)A社参加事例 (2)B社参加事例 FAQ 【参考文献:付属CD−ROMに収載】 昨年5月の勉強会から2社 分を掲載 Q&Aを作って見ました 次ペ−ジに例 ○レセプト電算処理システム参加の手引き−医科−(厚生省) ○保発第64号・老健83号“磁気テ−プ等を用いた請求に関して厚生大臣が定める規格及び方式について” (通知) 別添1∼9(厚生省)【別添1,2全文、他は抜粋】 ○保険発第107号“厚生大臣が指定した保険医療機関及び厚生大臣が定める地域に所在する保険医療機関 に係る磁気テ−プ等を用いた費用の請求(レセプト電算処理システム)に関する取扱について" ○レセプト電算処理システム作成の手引き(財団)【抜粋】 など Q&Aの例です Q1.レセ電算への参加を検討しているが、この件についての問い合わせ窓口はどこですか? A1:1)医療機関の場合 ①県指定・地区指定地域 :参加するには審査支払機関に『磁気テープ等を用いた請求に関する 届』を提出すれば参加出来ることになっています。 問い合わせ窓口は支払基金または国保連が窓口となっています。 ②医療機関個別指定地域:まず、支払基金に相談ください。 2)メーカ等の場合 ①JAHIS会員会社 :JAHIS 医事コンピュータ部会に相談下さい。 TEL:03−3506−1088 ②JAHIS会員会社以外 :支払基金本部 業務システム部に相談ください Q3.基本マスタの最新情報を入手する方法は? A3:(財)医療保険業務研究協会に会員登録することによりインターネットで基本 マスタの更新情報が入手できます。 (詳細は、第1章1.3基本マスタを参照ください) 6
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