学校だより 甲府市立貢川小学校 №26 H25.10.25 (児童数408名) 編集 校長 羽中田佳彦 ♪ ♩ ♫ 「世界に一つだけの花」 SMAP ナンバーワンに ならなくてもいい もともと特別なオンリーワン 「心」が「心」に寄り添う時 思いが伝わる 甲府市制施行124周年記念式典 が17日に総合市民会館で行われまし た。式典には、貢川小学校の4年生が 甲府市の小中学校を代表して合唱を披露しま した。子どもたちの澄んだ歌声は、会場から大 きな拍手をいただきました。連合音楽会で発 表した「すてきな友達」に、さらに「もみじ」を加 え、「甲府市に歌」と合わせ、3曲を発表しまし た。四半世紀に一度しか貢川小学校の発表 はありません。4年生にとっては、一生の思い 出になったと思います。貢川小学校のイメージ アップにつながるすばらしい発表でした。 貢川小学校の年間生活目標の一つに、「あい さつをしっかりしよう」があります。毎月、視点を 変えながら各クラスで取り組んでいます。児童会でも「ハイタッチ運動」として、ハイタッチをしながら あいさつを毎朝玄関で呼びかけ、取り組んでいます。私もできる限り、子どもたちを玄関で迎え、こ ちらからあいさつをしていますが、反応は様々です。お子様はどんなあいさつをしているかご存じで すか。朝のあいさつの仕方にはいくつかのパターンがあります。 パターンA・・・相手の顔を見て,元気にあいさつをする あいさつがしっかりで パターンB・・・相手の顔は見るが、あいさつの声は小さい。 きている子は、学校生活全般にお パターンC・・・相手の顔は見ないが、元気にあいさつをする。 いても、意欲的に活動しているとい パターンD・・・相手の顔を見ず、あいさつの声も小さい。 う傾向が見られます。 パターンE・・・あいさつをしても、返ってこない。 各ご家庭で話題にしてください。いい表情であいさつができるといいなあと思います。私も笑顔で。 職員室で事務の仕事をしている 17日には、「貢川の街の安全・安 佐々木先生を紹介します。子ども 心を見守るボランティアの会」の発 たちと直接関わることは少ないで 足式が行われ、300名弱の会 すが、学習に必要な教材や備品 員による活動が始まりました。 を購入したり、管理してくれたりし ボランティアの皆様は黄色の ています。元気よく、あいさつを 腕章をつけ、登下校時間帯を中 しながらのハイタッチは、今日 心に見守り活動をしてくれます。保護 一日がんばろうというさわや 者の皆様も感謝の声かけをお願いし かな気持ちになるそうです。 ます。 20日の貢川地区文化祭には、13名の「貢川小学校合唱団」が参加し、きれいな歌声を披露しました。 「少し手を止め、向き合って」 子どもと過ごす時間 子育て中のお母さん、お父さんの毎日はとにかく忙しい。共稼ぎ家庭はなおさらで、皆さん、一日のスケジュールをしっかり組んで、ほとんど分単位で動いている。「時短術」の特集は、育児雑誌の定番だ。 しかし、どれほど工夫してやり繰りしても、「子どもと向き合う時間が少なくて・・・」と、罪悪感にも似た気持ちを抱える親が少なくない。そんな声にクーヨン編集部はこう答える。「大丈夫。子どもと過ごす時間 で大切なのは、『長さ』より『深さ』です」 例えば、食事の支度を急ぎたい時に限って、子どもは「抱っこして」と言ってくる。「ねえ、遊んでー」と足元にまとわりついてくる。そんな時は、「ちょっと待って。後でね」とかわすより、その場で少し手を止め て、しっかりと向き合ってあげることをお勧めしたい。 子どもたちが「かまって」と言うのは、何となく寂しいなど気持ちが満たされない時。リクエストに応じて抱っこしてあげると、案外、短時間で満足してくれる。長い時間である必要はない。「気持ちを受け止めて もらえた」と感じれば、子どもはパッと離れて一人遊びを始めたりもする。逆に、適当にあしらってしまうと、ぐずぐずが延々と続くこともある。 もし、一日中ずっと一緒にいても、親が子どもの話を聞き流し、スマートフォンの画面に夢中だったら、子どもはきっと欲求不満になってしまう。「しっかり向き合う」という基本は、夫婦関係や友人関係と同じ だ。 (クーヨン編集長 吉原美穂 朝日新聞 10月2日)
© Copyright 2024 ExpyDoc