支部概況報告 No.239(2010年11月) - 大阪商工会議所

大阪商工会議所中小企業振興部
〒540-0029 大阪市中央区本町橋2番8号
TEL06(6944)6451 FAX06(6944)6565
No.239
2010.11.19
ニューズレター(11 月)
テーマ
1.工夫ある経営で頑張っている中小企業(5件)
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2頁
○淀川区地域情報誌~情報で人と人、人とまちをつなぐ(淀川通信舎・淀川区)
○「e遺言」サービスのOEM販売を展開(電子遺言バンク㈱・北区)
○家庭菜園事業で社会貢献(SDコンサルタント㈱・中央区)
○上海万博で人気を博した「夢ロボ」でキラリと光る技術力!(国際バイタルディバイス㈲・東成区)
○浪花本染め手ぬぐい(本こころや・住之江区)
2.地域の動き(5件)
…………………………
5頁
○モノづくり人材育成支援講座、10 月スタート(旭・城東・鶴見支部)
○阿倍野区で2週連続で100円商店街を開催(阿倍野区)
○大正・浪速・西成支部女性会「ひまわり会」が市長賞を受賞(大正・浪速・西成支部)
○大阪あきない祭り 2010「西成区」にぎわい祭り~よって、みて、遊んでや!~開催(西成区)
○モノづくり事業者の展示と交流~第6回産業交流フェア開催(東住吉・平野支部)
大阪のあるべき姿と重点テーマを示す「ビジョン」と、そ
の実現に向けた「アクションプラン」をとりまとめたのが
「大阪賑わい創出プラン」です。
“ビジネス・ホームドク
ター”
である経営指導員が、
地域商工業に活力あふれる
「大
阪」をつくりだすための支援をします。
新淀川支部(淀川三区担当) 北・都島・福島支部
旭・城東・鶴見支部 中央支部 此花・西・港支部
東成・生野支部 天王寺・阿倍野支部
大正・浪速・西成支部 東住吉・平野支部 住之江・住吉支部
工夫ある経営で頑張っている中小企業
淀川区地域情報誌~情報で人と人、人とまちをつなぐ
淀川通信舎(代表:乃美夏絵氏 所在地:淀川区十三東 3-12-27
℡:06-6301-8370 FAX:
06‐6838‐3881)は、月刊で地域情報誌「ザ・淀川」を発行、無料で配布している。「ザ・淀川」
の編集のほか、印刷物の制作やイベント企画なども行う。
「ザ・淀川」は 1981 年5月に前編集長(2009 年9月 15 日逝去)が創刊。来年で 30 周年を
迎えるフリーペーパーの先駆け的な媒体だが、インターネットの普及におされる現代の「紙媒
体存続の危機」は、同誌にとっても決して例外ではない。
これまで“地域密着ネタ”を大事にし、情報を通して“顔が見える関係”をつくろうとして
きた「ザ・淀川」の思いに賛同し、宣伝効果に関わらず応援の意味も込めて協力してくれてい
たスポンサーさんも多かった。しかし、世の中全体が不況に陥るなか、広告の維持が難しく、
スポンサーさんが徐々に減っていった。そして今年の3月、ザ・淀川発行元そのものの立て直
しが必要になり、2010 年の4月号を初めて休刊した。
紙媒体が生き残る道として、インターネットとの両立は不可欠だろう。とはいえ、現市場に
おいて、携帯でクーポンを探し、店を選んでいる大半の消費者をターゲットにするために誌面
をつくり変えることは、本来の「ザ・淀川」の方針を大きく変えることになる。
経営が厳しくなったとき、支えてくれたのは、これまで関わってきた「まちの人」であった。
「ザ・淀川はなくしたらあかんで」と背中を押され、各方面から支えてくれた。「利用できる媒
体」にしたいからこそ、
「人と人、人とまちをつなぐ」姿勢を改めて見直したいと考えている。
具体的には、読者交流会の場を増やして、地域の催しに運営側として関わることで、昔から
「ザ・淀川」を知ってくれている人や、そして新たに淀川区に移り住み「ザ・淀川」を知った
人たちにも、「私たちの媒体だ」
「一緒に作っているんだ」と思ってもらえるよう、誌面だけに
頼るのではなく、インターネットへの移行だけでもなく「まちの人とのつながり」、口コミの威
力の活用を模索している。最近のお便りからは、前に比べて若い世代の読者が増えてきた。ザ・
淀川を手に、まちのイベントに出かけて、地域の商店で買い物や食事を楽しんでいる様子が窺
える。
時代の流れに敏感でありながら、
「つながり」を大事にする紙面づくりに取り組んでいる同誌
である。
(新淀川支部)
「e遺言」サービスのOEM販売を展開
万一の場合に、訃報を誰に伝えるのか?預金通帳や保険証書がどこにあるのか?財産や借金
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がどうなっているのか?などは、身近な家族であっても知らないことが往々にしてある。
電子遺言バンク株式会社(所在地:北区梅田 1-1-3-25F URL:http:// www.eyuigon.com)
は、インターネットを利用して、財産目録、交友記録、引継ぎ、自分史、家族へのメッセージ
等をサーバーに保管しておき、本人が亡くなってからセキュリティを解除して家族へ届ける「e
遺言」サービスを提供している。
「e 遺言」は、遺産相続などに効力のある法的な「遺言書」ではないが、自分の記録や想い
を伝える「エンディングノート」の電子版として注目されている。
利用者はパソコン画面で操作するので、何度でも簡単に内容を書き直すことができ、携帯電
話を使って写真や音声、動画などを残せるので外出先などでも利用が可能である。
一般ユーザーの基本利用料は月額 525 円で、電子遺言バンクのホームページから申込みをす
ることができる。
また、本年 10 月からは、税理士、司法書士、行政書士、保険代理店、葬祭業者などが自社の
ホームページの中で、
「e 遺言」のサービスを顧客へ提供できるOEM(相手先ブランド)販売
を開始している。
(北・都島・福島支部)
家庭菜園事業で社会貢献
平 21 年7月創業のSDコンサルタント株式会社は不動産の管理・仲介・売買及びコンサル業
務を営んでいる。
代表取締役の志戸岡氏は、
大手金融機関出身で計数管理に明るく、豊富な人脈が強みである。
開業後、まだ日も浅いが的確なアドバイスにより土地の有効利用が可能になる仲介業務は、
顧客からの引き合いも順調であり、主たる収益源になっている。
最近までは資金の制約もあり、
仲介業務を中心に事業展開してきたが、次の事業計画として、
次の事柄に着目し、家庭菜園用土地の販売を予定している。
①高齢化社会で退職者が体を動かすことで健康維持ができ医療費の削減につながる。高齢者
のみならず 30 代~50 代でも菜園の所有希望者が多い。②幼児と両親が土いじりにより、野菜
&果物等を育てていくことにより互いの愛情が深まり、情操教育にもつながる。また、近隣の
幼稚園、保育園または小学校に無償で提供し、情操教育に役立ち地域においても貢献できる。
③金融機関においても、処分に困っている特殊土地(調整区域、間口狭小)が相当数あり、こ
れらの流通の促進に貢献できる。
以上の点を踏まえ、ニュータウン及び人口が密集しているマンションから車で 20 分~30 分
圏内のエリアをターゲットにして、1区画約5坪程度で、50~100 万円程度の価格設定で気楽
に家庭菜園を楽しめる事業を計画している。
この事業により、健康増進や情操教育、土地の有効活用などで社会に貢献することと、更な
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る業容の拡大、業績の安定を目指している。
(中央支部)
上海万博で人気を博した「夢ロボ」でキラリと光る技術力!
国際バイタルディバイス有限会社(所在地:東成区大今里西1-12-7-103
表取締役:植田高年氏
℡:06-6978-2299
代
URL:http://www.kaigisho.com/idm/ )は、コンピュータ制御による精
密装置の製作を行っている。
装置は各所に設置されたセンサーにより周囲の状況を
把握し、制御コンピュータに送信、コンピュータは状況
に応じた対応を各部に指令する。この装置の外観と構造
を人間のように仕上げた人間型ロボットの製作にも強み
を有する。独立行政法人
情報通信研究機構と共同で製
作した上半身型人間型ロボット「インファノイド」は同
社の代表作であり、2010年上海万博の日本産業館の外壁
を昇り降りするロボット「夢ロボ」も同社がロボット本
体を製作した。
植田社長は、工作機械メーカーでマシニングセンター
の設計に携わり、幅広い設計技術を身につけた。その後、
スピンアウトして1986年に大阪で設計事務所を設立。当
初は、工場自動化設備の設計を行っていた。1997年頃、
通信総合研究所(現在の独立行政法人
情報通信研究機
構)にロボットの眼球ユニットを納品。後にこれが発展して人間型ロボット「インファノイド」
になる。現在、ロボットをはじめとした精密装置をはじめ、カメラの雲台やニッチな特殊分野に
も力を入れている。
昨年末、同社のロボット技術を知ったある企業から、上海万博に展示する「夢ロボ」の開発プ
ロジェクトに参画しないかと打診があり、ロボット本体の設計と製作を引き受けた。納期のない
中、プロデュース元をはじめ、工業デザイナーや服飾メーカー、万一の落下を防ぐ命綱メーカー
など、複数の会社と協力しながら4体の「夢ロボ」を完成させた。
日本産業館の外壁に設置されたが、外壁だけに環境は過酷で、屋根は高さ20メートルの位置に
申し訳程度にあるだけで、雨は容赦なく降り注ぎ、夏の直射日光も浴びながら朝9時から夜11時
半まで動いているのは過酷な耐久試験をしているようなものだった。しかし、外壁に設置された
だけによく目立ち、ロボットの前には群衆が集まり世界のマスコミの注目も浴びた。プロデュー
ス元には様々な引き合いがあったようで、万博終了後も日本各地もしくは海外でも展示されるこ
とになりそうだ。
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同社は、「夢ロボ」を通じた今後の事業展開に手応えを感じており、ロボット技術を活かして
今後も成長していきたいと考えている。
(東成・生野支部)
浪花本染め手ぬぐい
『本こころや』
(所在地:住之江区粉浜 2-12-26 ℡:06-6672-3905
代表者:名倉克典氏)
は、住吉大社の門前町である粉浜商店街にある創業明治 19 年の老舗呉服店である。この商店街
には特色のあるお店が多くあり、
『本こころや』もその一つである。
着物人口の減少や不況で業界を取り巻く環境は厳しさを増すなかで、同店の5代目になる名
倉社長は、着物の生地がもっと身近になれば、“着物=高級品”というイメージを払拭できる
のではないかと考え、廉価な手ぬぐいに目をつけた。
通常、手ぬぐいに使う目の粗い生地ではなく、浴衣などに使う上等な生地を使い、大阪なら
ではの柄に加え、染めはプリントではなく、「注ぎ染」という伝統的技法を用いている。
「注ぎ染」は明治時代に大阪の染め職人さんが発明した染色技法で、二反分の生地(約 25 メー
トル)を1メートル単位で折り畳み、伊勢の型紙を使って、糊で防染し、上から染料を注ぎ染
め上げる技法である。現在主流のプリントと違い、柄に裏表がなく、ぼかしに独特の優しさが
あり、色に深みがあるのが特徴である。
大阪ゆかりの柄を染め出した同店オリジナルの『浪花本染め手ぬぐい』は、平成 15 年に発売
して以来、度々メディアに取り上げられており、同店お勧めの逸品である。また別誂での手ぬ
ぐいや浴衣も承っており、顧客には、噺家の師匠・講談の先生・長唄・舞踊等の伝統芸能に携
わる人たちも多くいる。
北欧の高級布地に劣らぬデザイン性とリーズナブルな価格が布好きな女子に受けているよう
で、可愛く、嵩張らない、お手頃な「手ぬぐい」は日本土産としても人気があり、数多く購入
される外国人も多い。
(住之江・住吉支部)
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地域の動き
モノづくり人材育成支援講座、10 月スタート
旭・城東・鶴見支部では、毎年 10
月から製造業の中核人材育成を目的と
する「モノづくり人材育成支援講座」
を開催している。本講座は大阪工業大
学ものづくりマネジメントセンターと
の共催で平成 18 年から開催している
講座で、今年で5年目となる。
今年は 10 月7日(水)
、常翔学園・
大阪センター(北区梅田)にて、
「技術
経営人材育成支援コース」がスタート
した。「技術経営人材の役割と必要性」
について、MOT(技術経営)教育の第一人者で、現在大阪工業大学の客員教授の松本毅氏が
講演。技術を戦略的にマネジメント出来る人材の重要性について強く訴えられた。
本コースは、毎年 15 名~20 名の参加がある。今年もモノづくり企業の若手・中堅技術者 17
名が、MOT人材をめざし、来年1月までの4ヶ月間(全7回)研修に参加する。
10 月 13 日(水)からは、
「モノづくり現場視察コース」がスタート。大阪工業大学准教授の
皆川健多郎氏が「現場視察のポイント解説」について約 90 分講演。毎年定員を上回る申込みが
ある人気のコースで今年も 22 名の参加があった。今年度は、①最上インクス株式会社 本社工
場、②ハードロック工業株式会社 本社工場、③音羽電機工業株式会社 雷テクノロジーセン
ター、④ダイキン工業株式会社
堺製作所 金岡工場の4社4工場にご協力頂き 10 月 27 日か
ら見学がスタートする。
(旭・城東・鶴見支部)
阿倍野区で2週連続で100円商店街を開催
今、各種メディアで盛んに取り上げられている旬の話題「100 円商店街」。今回阿倍野区管内
にて2週連続での開催となった。
先ず 10 月9日(土)は、阿倍野区王子に隣接する4商店街(北畠公園本通商店街振興組合、
王子商店街振興組合、王子本通商店街振興組合、阿倍野王子商店街振興組合)が共同で開催。
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組合員(150 店舗)の 85%にあたる 127 店舗、ラピスあべの、む
つみ商店会などの隣接店舗等を含めると 139 店舗が参加した。当
日は雨が降り続くあいにくの天候であったが、日頃の約3倍の人
出という大盛況のうちに終了。この流れを逃がすまいと 12 月 18
日(土)に第2回目の開催も決定した。
続いて 10 月 16 日(土)は、組合設立 60 周年を迎えた文の里商
店街協同組合が開催。組合員 47 店舗の内 46 店舗(参加率 98%)
、
参加の呼びかけに応じた非組合員店舗9店舗を含めた計 55 店舗
が参加。また「100 円商店街」開催に呼応して阿倍野区商店会連
盟協賛の「100 円寄席」も同時開催。相乗効果にて午前中に売り
切れ御免の店も出るなど、こちらも負けずの活況を呈した。また
文の里商店街も今後継続しての開催を決定、2月に2回目の「100 円商店街」を予定している。
この「100 円商店街」では、役員の方々のリーダーシップのもと、組合員同士の情報交換の
場が増えるなど、組織としての一体感が高まったこと、新規顧客を含めたくさんのお客様が商
店街に来られ、楽しんでもらえたこと、笑顔で接客できたことなど、開催してよかったとの意
見が多く寄せられた。
次回以降は各個店の本当の実力が試されることも想定、
2回目以降の開催時には、個店の魅力をどのようにアピー
ルしていくかが「100 円商店街」事業を単発事業で終わら
せないための重要課題であると認識されており、参加各店
においても、今回よりさらに良いイベントにしていくため、
次回参加のプラン及びプログラム作りを始めている。
※「100 円商店街」は、商店街全体をひとつの 100 円ショ
ップに見立て、各店が選り抜きの 100 円商品を用意して開
催するもので、商店街活性化策として注目を集めている。
(天王寺・阿倍野支部)
大正・浪速・西成支部女性会「ひまわり会」が市長賞を受賞
去る 10 月 16 日、阿倍野区民センター大ホールにおいて「大阪安全なまちづくりフェスタ」
が開催された。このイベントは大阪府安全なまちづくり推進会議・大阪市安全なまちづくり推
進協議会などが合同で市民協働による地域の自主防犯活動を呼びかける「安全なまちづくり街
頭キャンペーン」の一環として開催されたものである。
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その席上、大正・浪速・西成支部女性
会「ひまわり会」(会長 宮口笑子氏
会
員数 280 名)が大阪市安全なまちづくり
功労団体として平松市長より市長表彰を
受けた。市長表彰は数ある受賞団体のな
かで大阪市内3団体にだけ贈られた表彰
である。
「ひまわり会」は女性経営者や夫が事
業を経営している経営者夫人の集まる女
性会としての自己研鑽や勉強会だけでな
く、市民団体として西成区民まつり、全
国地域安全運動、生根神社こつまなんき
ん祭などへの参加、西成防犯協会、西成納税協会、西成区社会福祉協議会への協力などといっ
た地域活動、さらに大阪フィルハーモニーの活動支援という文化活動、地域貢献活動を日ごろ
から地道に行っており、今回その地域防犯への啓蒙活動が認められたものである。
受賞にあたって宮口会長は「昨年は大阪府医師会からも表彰も受けたし、日ごろから行って
いる地道な活動が認められたものであり、今回の受賞を励みとして、今後もひまわり会活動を
積極的に推進することにより、
西成区の地域活性化に少しでもお役に立ちたい」と発言された。
同会の活動にますます期待が寄せられる。
(大正・浪速・西成支部)
大阪あきない祭り 2010「西成区」にぎわい祭り
~よって、みて、遊んでや!~開催
西成区商店会連盟(会長 村井康夫氏)は、今年
も、「多くの区民が、地域の商店街を再認識して頂く
と共に、地域と共に歩む商店街の魅力をPRする場」
として、10 月 24 日(日)午前 11 時より午後4時ま
でノア・インドアステージ/ふれあい広場 特設会場
で「西成区商店街にぎわい祭り‘2010」を開催した。
本事業の主催は西成区商店会連盟で後援団体として
大阪市・大阪市商店会連盟、協賛団体として大阪商
工会議所 大正・浪速・西成支部が参画している。
にぎわい祭り特設会場のステージでは、西成少年少女合唱団の演奏や大阪市消費者センター/
㈱アイプラネット/によるミニ漫才と悪徳商法を取り上げたミニミュージカルが上演された。ま
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た、淀屋研究会による紙芝居~「淀屋」江戸時代初期の豪商淀屋一族の誕生から成功までの業
績を紹介し、江戸時代末期に店を閉めるまでの物語~が、上演された。
にぎわい広場では、催し物として行政機関及び地域の各種団体ブース、PR展示コーナーが
設けられ、支部からも来場者向けに支部便り、セミナー案内状、各種相談案内、支援グッズの
配布を行い用意した 100 セットはあっという間に来場者に行きわたり、好評であった。
「西成区商店街名店街」コーナーでは8商店街自慢の個店ブースが開設され、西成区商店会
連盟女性部による大阪野菜の紹介とともに昨年から来場者に人気の即売会も実施された。
また、今年は福島県の協力を得て、福島県物産店コーナーが開設され特産品の紹介・即売会
が開催されるなど多くの来場者で賑わい、今後も各県からの出展が拡がってくればと願ってい
る。
西成区の商店街は元より、全国の多くの商店街は、日本経済の混迷が長引く中、消費の落ち
込みも著しく、デフレに歯止めがかからない今
日、低価格競争がますます日常化し、商店街は
支部便り
一段と厳しい環境にある。西成区の人口は比較
をもった
的高齢者の割合が高い。高齢者の方々にとって
キャラクター!
商店街は身近で安心な近所(街)である。
商店街関係者並びに関係団体各位の篤き思い
が、古き良き街並みに人が行き交うストリート
への第一歩であってほしい。
(大正・浪速・西成支部)
モノづくり事業者の展示と交流~第6回産業交流フェア開催
10 月 15 日、16 日の2日間にわたり、コミュニティプラザ平野(平野区民センター:地下鉄
出戸駅最寄り)にて今年も第6回産業交流フェアが開催された。
毎年、前回の反省に基づき、少しずつ工夫を重ねている。今年から、出展してもらえなくて
も紹介したい、当地域から名産品、技術を生み出したいとの発想から、実行委員の中に地域ブ
ランド班を設け、すでに当地域で著名な商品や技術を紹介するブースを設けた。
さらに盛り上げよう、たくさん来場者を呼ぼうというアイデアと熱意からステージイベント
を増やしたほか、出展者は自らブースで商品やサービスを紹介する体験イベントを用意して来
場者との出会いを楽しんでいた。
実行委員は各主催団体から選抜されてきた東住吉・平野で営業している会社の社長や従業員
である。このフェアのために4月から毎月1~2回、実行委員のメンバーは仕事の合間を縫っ
て企画、打ち合わせ、折衝、意見交換など積極的な準備活動に取り組んできた。フェアに出展
する事業所が実行委員を兼ねる場合もあり、大半は自らの経営や報酬とは無縁のボランティア
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だ。地元有志事業主による自主運営という点が、このフェアがこれまで活き活きと輝きを放ち
続けている、最も誇るべき特徴である。
大商は当地域の会員事業所が元気であり続けてもらいたいと願い、この元気を失わないよう、
支援したいと思う。
(東住吉・平野支部)
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大 阪 商 工 会 議 所
支 部
〒532-0025 淀川区新北野1-14-11
大阪新北野第一ビル2階
TEL.6302-5977
FAX.6302-5978
北・都島・福島支部
〒530-0047 北区西天満5-1-1
ザ・セヤマビル3階
TEL.6130-5112
FAX.6130-5113
旭・城東・鶴見支部
〒536-0005 城東区中央2-12-14
柏木ビル2階
TEL.6930-2244
FAX.6930-9898
中
〒541-0051 中央区備後町3-4-9
輸出繊維会館 6階
TEL.6222-2221
FAX.6222-2480
〒552-0007 港区弁天1-2-30
オーク4番街3階
TEL.6599-1537
FAX.6599-1538
東 成 ・ 生 野 支 部
〒537-0012 東成区大今里3-14-27
ITTビル2階
TEL.6975-5662
FAX.6975-5663
天王寺・阿倍野支部
〒543-0056 天王寺区堀越町13-18
銀泉天王寺ビル5階
TEL.6771-2211
FAX.6771-2257
大正・浪速・西成支部
〒556-0017 浪速区湊町1-4-38
近鉄新難波ビル 11 階
TEL.6649-5252
FAX.6649-5253
新 淀 川 支
(淀川三区担当)
央
支
部
部
此花・西・港支部
東住吉・平野支部
住之江・住吉支部
〒547-0034
平野区背戸口5-6-17
小谷ビル東館4階
TEL.6797-1155
FAX.6797-1199
〒558-0051
住吉区東粉浜3-27-12
住吉住之江産業会館2階
TEL.6674-1125
FAX.6674-1138
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