【丹波OB大学の1年】 ~平成22年度の学習・活動風景から~ 開講式《5月12日(水)》 45名の新入生をお迎えすることができました。 丹波OB大学に一層の活気が生まれました。 新入生歓迎演奏会《6月9日(水)》 ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団のコンサート ・ミストレスであるヴァイオリニストの赤松由夏さん とピアニストの城村奈都子さんをお招きして、クラシ ックコンサートを開催しました。 里山観察会《6月9日(水)、23日(水)》 丹波の森公苑内の美しい里山を、足立隆昭専門員の案 内で見学いただきました。国蝶オオムラサキもまもなく 放蝶です。 朝のラジオ体操 朝のラジオ体操 《一日のスタートに》 今年から、自治会の提案で始まった朝のラジオ体操。 芝生広場での体操は、結構爽快です。 -1- 講義風景から 高梨敬一郎氏 細川泰貴氏( (株)アグレッサンス社長) 元NHKエグゼクティブアナウンサー 「聞き上手は話し上手」 原田美保氏(野菜ソムリエ) 「ハイカラなものを食べましょう」 脇坂俊夫氏 鴻谷佳彦氏 元西脇市文化財審議会副会長 「夏目漱石と播磨・丹波ゆかりの人々」 中村和弘氏 村上貴美子氏 (株)ナカムラ社長 「マッチ業を守り続ける~弱みは強み~」 久下隆史氏 日本民俗学会会員 「丹波の文化財と民俗芸能」 レストラン「無鹿」社長 「地域資源の活用」 元神戸学院女子大学教授 「長寿社会を健康に過ごす食生活」 井上和美氏・西田直美氏(福祉漫才まるっちーず) 「笑う門には必ず福来たる」 -2- 大西祥男氏 南 兵庫県立柏原病院院長 「長く健康を維持するために」 NHK気象予報士 「気候の変化や天気の見方」 長谷川眞氏 兵庫県立陶芸美術館学芸課長 「丹波焼きとひょうごの焼物」 玉木哲也氏 兵庫県但馬水産技術センター指導員 「海は何も言わないけれど ~最近日本海で生じていること~」 安達瑞樹氏 篠山市長楽寺住職 小畠 「太極拳を楽しむ」 荻野祐一氏 「丹波の偉人」 睦氏 三田太極拳協会公認指導員 「同事~笑顔で元気のともに仲良く~」 丹波新聞社社長 利幸氏 和田豊二氏 兵庫楽農生活センター指導員 「農を食に入れて楽しむ」 -3- 山内千代氏 丹波健康福祉事務所歯科衛生士 「知って得する歯のお話」 馬場吉彦氏 滋賀県長浜市プラチナプラザ事務局長 「シルバー磨いてプラチナに」 柳本有二氏 井上勝志氏 神戸常盤大学教授 「百歳になっても歩くことのできる 園田学園女子大学教授 「ご当地“ソング”大経師昔暦」 自分を目指して」 今年最後の講座となりました。身体をこ まめに動かすことの大切さや身体と脳の働 きの関わり、認知症になりにくいお話しな ど、楽しく分かりやすく聞かせていただき、 とっても充実した時間でした。 (健康福祉コース講座日誌から) 内平隆之氏 神戸大学大学院地域連携センター研究員 「地域連携と丹波の未来」 落語で始まり、エンディングノ ート作りの要領を楽しく教えてい 近松門左衛門の作品から丹波ゆかりの「おさん ただきました。多分多くの受講生 茂兵衛」について講義を受け、原文のままをく が参考に自分史作りをされると思 わしく解説をしていただきました。先生の情熱 います。笑いながら頭の体操がで あふれる話しぶりに引き込まれ時間を忘れる程 き、落語のすばらしさを再認識し で、お芝居の世界に入り込みよい学習会でした。 ました。長楽寺の檀家がうらやま (地域文化コース講座日誌から) -4- しいです。(教養講座日誌より) オープン学習 〔料理教室〕 本年度は、料理、陶芸、手芸、 山口 浩氏 神戸北野ホテル総料理長 ターゲットバードゴルフ、ウォーキング の5講座で学習いただきました。 「フレンチ入門」 〔ウォーキング教室〕 〔ターゲットバードゴルフ教室〕 朝のつどい津軽三味線演奏会《8月25日(水)》 高橋昌山氏と吉川太悟朗氏による津軽三味線演奏 会を開催しました。暑さを吹き飛ばす、爽快な迫力 ある演奏会でした。 秋の芸能鑑賞会《11月24日 (水)》 「深川和美の童謡サロン」 CMソングでもお馴染みの深川和美さん による、童謡コンサートを開催しました。 -5- 学外研修 《7月14日(水)》 奈良へ行きました。 平城遷都1300年祭に行ってきました。朱雀門、大極殿はさすがに迫力がありました。 あいにくの雨で世界遺産薬師寺の見学は中止となりました。 運動会《9月8日(水)》 「一生青春」 自治会主催の運動会。学年対抗の応援合戦も、たくさんの練習を積んで臨まれました。 大変ではありましたが、 「学年の仲間との距離が一気に縮まった」とのお声もありました。 丹波OB大学では、自治会活動が大変活発で、 大きな特色であり、財産です。運動会の開催、 文集の編集、バザー他様々な事業を展開されて います。学年ごとに、研修旅行や親睦会も企画 されて、キャンパスライフを満喫しておられま す。単に講座を受けるだけにとどまらず、素敵 なお仲間作りをされています。 -6- 学ぶ高齢者のつどい丹波ブロック大会《10月15日(金)》 記念講演 講師:畑 芸能発表 創作作品展 儀文氏 (武庫川女子大学教授) 演題:「わが歌 わが故郷」 丹波の森公苑、及び篠山市・丹波市の高齢者大学 (学級)で学ばれる高齢者の皆様が一堂に会し、日頃 の学習の成果を発表され交流を図られました。 地域実践の日《11月10日(水)》 居住される地域を中心に、ボランティア活動を実施し ていただきました。活動いただいた施設等からお礼の言 葉をたくさんいただきました。 クラブ活動 現在、パソコン、書道、絵手紙、 ダンス、花クラブ、詩吟、歌謡、 グランドゴルフの8つの部が活動をされて います。 -7- OB大学に魅せられて 五月十二日晴れやかな気分でOB大学入学式に家をでる。新入生が、先輩方の中を 進み晴れがましく入学式に迎えられる。四年間無事に授業を受けられるのだろうかと、 不安が交差する。あれから五ヶ月、七月十四日雨の中での学外研修の奈良平城遷都1 300年祭、又九月八日の運動会参加、一年生全員で取り組んだ応援合戦に心はずま せ、先輩方の見事な応援合戦に見とれる。今度はどんな講演を受講できるのだろう。 講師先生の名に心はやる思いで話しを聞き入るOB大学は、今の私の生活に、新鮮な 光を投げ込んでくれる一日になりつつある。今、世の中は、高齢者不在問題や、乳幼 児虐待問題等、考えられない現実が新聞紙上や、テレビニュースをかけめぐっていま す。私たちシニア世代も、地域の中で、目くばり気くばり、支え合いサポート力を高 め、健全で豊かな地域生活を送れるよう、手を携えていける社会の一員としての認識 を改めてかんがえさせられる。OB大学で学ぶ喜びを知ると共に、豊かな成熟社会の 中でわずかでもシニアカラーで出来うる事に、地域、社会参加を心がけたいと思う。 (自治会編集 文集「ぬくもり」 1年生の受講生の方の寄稿です) 旅と私 大学に一人勇気を出し、申込をする。四年間長いと感じたのに、早や卒業に向けて いろんな行事。入学できたことで幅広く多くの友達が出来、そして自治会歌に始まり 朝のつどいでは、人それぞれの生き方、考え方、実行されてきたお話しを聞き、感動。 今一度あの先生のお話を聞き、自分もそうありたい。笑って暮らそう、失敗を恐れず、 まずは挑戦、何事にも参加。参加することによって、視野も広がり心も広く、豊かな 人生が送れるものと信じています。私は神戸で生まれ、太平洋戦争勃発は四歳の時。 母達が各家の防火用水からバケツリレー。子どもたちも両親の名前と住所を覚え、焼 夷弾が落ちた時、目と耳を両手でふさぎ、その場で倒れる訓練をしたものです。昭和 十九年八月、神戸も危ないと母の里に疎開。そのまま私が田舎の子になるとは!終戦 になり両親や兄弟は又都会へ。私は祖父母と暮らすことになる。しかし、兄や妹達が 羨ましく、私も行くと泣いて祖父母を困らせ、両親を恨んだりもした。あれから六十 五年。今では、育ててくれた祖父母に感謝。私を置いて町に出た両親の気持ちも理解 できます。笑って強く生き、家族や亡夫に元気でがんばっている姿を見せたい。命の ある限りいきなければと思う。同じ生きるなら楽しく、いろんな事にも挑戦もし、ま だ見ぬ国へも行きたい。国内でも、知らない所が沢山ある。まずは健康で、残りの人 生を悔いなく、“人生の旅”を送りたいと思います。 (自治会編集 文集「ぬくもり」 4年生の受講生の方の寄稿です) -8-
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