授業科目名 担当教員 刑事政策 (通年) ツジ イ サ 4 辻 本 衣 佐 刑事政策は、犯罪の原因、対策、予防を考える学問です。私たちの社会か ら、犯罪を完全になくすことは不可能ですが、犯罪をコントロールすること は可能でしょう。そこに刑事政策の目的があるのです。連日、犯罪報道を目 にしますが、 一面的にとらえられるほど単純なものではありませんし、 また、 特殊な人間の特殊な行為というわけでもありません。本講義においては、犯 罪について、さまざまな角度から検証していきます。 授 業 目 的 前 期 後 期 第1回 刑事政策の意義 第1回 各種犯罪の原因と対策(1) 薬物犯罪 第2回 刑事政策の発展と理論 第2回 各種犯罪の原因と対策(2) 暴力団犯罪 第3回 最近の刑事政策論 第3回 各種犯罪の原因と対策(3) 累犯者 授 第4回 犯罪統計と最近の犯罪動向 第5回 犯罪の要因(1) 遺伝的要因 業 第6回 犯罪の要因(2) 第4回 各種犯罪の原因と対策(4) 外国人犯罪 第5回 各種犯罪の原因と対策(5) 交通犯罪 身体的・生理的要因 第6回 各種犯罪の原因と対策(6) 公害犯罪 第7回 犯罪の要因(3) 年齢と犯罪 第7回 犯罪者の処遇(1) 基本原則 第8回 犯罪の要因(4) 性別と犯罪 第8回 犯罪者の処遇(2) 死刑 計 第9回 犯罪の要因(5) 画 モト 単位数 精神的要因 第9回 犯罪者の処遇(3) 自由刑、罰金刑 第10回 犯罪の要因(6) 家庭と犯罪 第10回 犯罪者の処遇(4) 保安処分 第11回 犯罪の要因(7) 教育と犯罪 第11回 犯罪者の処遇(5) 司法的処遇 第12回 犯罪の要因(8) 職業と犯罪 第12回 犯罪者の処遇(6) 施設内処遇(刑務所) 第13回 犯罪の要因(9) 自然環境と犯罪 第13回 犯罪者の処遇(7) 社会内処遇 第14回 犯罪の要因(10) 社会環境と犯罪 第14回 少年非行と処遇 テキスト 参考書 ・ 成績評価方法・ 基準 第15回 犯罪の要因(11) マスコミと犯罪 第15回 犯罪被害者 テキスト:菊田幸一・辻本 出 席:30% 衣佐『ホーンブック犯罪学 小テスト:実施しません (新3版) 』 (北樹出版) レポート:原則として実施しませんが、出席 参考書:『犯罪白書』、『警 状況や試験の点数によっては提 察白書』、『犯罪被害者白 出していただきます 書』など 定期試験:70% 準備学習等 社会が変われば、犯罪も変わります。犯罪報道の事実だけを正確にとらえるようにしましょう。犯罪を通し て社会を見つめ直すことで、社会のいろいろな問題点に気づくことができ、将来、警察官を志望する学生にと っては試験対策になりますし、また、裁判員に選ばれた場合にも、役に立つと思います。
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