ガス事故再発防止について(通知) - 上越市ガス水道局

上ガ水第
2762 号
平成 21 年9月 30 日
上越市ガス供給施設指定工事業者
様
上越市ガス水道局
局長
秀澤 光夫
ガス事故再発防止について(通知)
日頃からガス工事に際し、自社工事事故防止等に万全の配慮を頂いているところであり
ますが、残念なことに、関東東北産業保安監督部保安課に対し事故詳報対象となる「
「ガス
着火(
着火(人損)
人損)事故」
事故」が発生しました。今後、このような事態発生を防止することを目的に
再発防止策について通知します。
記
1.ガス装置工事施工基準の遵守再徹底
・敷地内の配管の埋設深さを 0.3m以上(車両重量がかかるおそれのある場所は 0.6m以
上)とすること。
・隣接工事等により、埋設深さの基準に達していない事例を発見した場合には、改善に努
めること。
(資産区分により、お客さまに改善依頼及び局に連絡を行なうこと)
・配管工事は、配管場所に適合した管種・施工方法で設置すること。
2.相違のない竣工図面の提出
・竣工図面は、維持管理を行う上で、最も重要なものです。 現地と相違のない正しい図
面を提出すること。
・ポイントとなる箇所には、埋設深度、オフセットを記載すること。
・図面の相違等による損傷事故及び損失については、その図面作成業者に責任を負って頂
くことになります。
(違反行為に対する時効はありません)
3.コンクリートカッター入れ時の遵守事項
・ガス管の埋設深さが浅く、コンクリートにガス管が巻かれている箇所のカッター入れ
は重大事故が発生します。 竣工図が残っていない場合又は、不明確であると判断する
場合には、管探知等により埋設位置・深度の確認を行うこと。
・特に、本管及び支管が雁木内にある場所、又は過去にあった場所について注意するこ
と。
・コンクリートカッター入れ時には、不測の事態に備え消火器・水道ホース等を用意す
ること。
・カッター入れによりガス管を損傷したと判断した場合には、火花等の着火源を発生す
る行為は避けること。
4.その他
・埋設深さが基準以下の浅いガス管が残存しているとすれば、原則的に施工基準の徹底
が不十分であった年代の白ガス管と推定されます。 ガス事業者として行っている「白
ガス管対策」への協力(お客さま周知・局への連絡)を行うこと。
・今回の事故事例を基に「始業前のKY活動」や「保安ミ-ティング等」で労災事故防止
の観点から、教育・啓蒙活動を図ること。
*事故原因
・灯外内管が埋設深さ6㎝の深さでコンクリートに巻かれた状態で布設されていた。
・平成 12 年に施工された装置工事の竣工図において、既設管についても施工を行った
様に記載されていた。