ぶつ に む か しゃ 平成 25 年4月8日 誌 (特別号) 報 広 (1) ◇道元禅師 ◇瑩山禅師 どうげんぜん じ けいざんぜん じ (1 2 0 0~1 2 5 3 ) ( 1 2 6 8 (一 説 に 1264)~ 1 3 2 5 ) 曹 洞宗 の 高祖 。 しよう ぼう げん ぞう 『 正 法眼蔵』等 を著し、独自の禅 風(道元禅)を打ち 立てた。これが曹 洞宗の思想的基盤 となる。越前(福 えい へい じ 井県)に永平寺を 開いた。 曹洞宗の太祖。 多くの弟子を輩出し、 民間布教にも尽力。 曹洞宗の教団組織 を設立し全国展開の の と 基礎を築く。能登(石 ようこう じ そう じ 川県)に永光寺・總持 じ 寺( 明治期横浜市移 転)を開いた。 釈 迦 牟 尼 仏(お 釈 迦 様 ) ◇一仏両祖 曹洞宗では、道元禅師 高( 祖様 、)瑩山禅師 太(祖様 を) 併称して「両祖」と呼び、仏 教を創唱した釈迦牟尼仏 お( いち ぶつ りょう そ 釈迦様 の)「 一仏」と、道元禅 師、瑩山禅師の「両祖」を総 よ 称して「一仏 両 祖」 と仰ぎ、 信仰の拠り所としている。 た われ ◇高祖・道元禅師 他 人 にまかせては、 『他はこれ我にあらず』 ― 自 分 の修 行 にならない ― *人はそれぞれ尊い存在 である。尊い自分を磨 くのは自分しかいない。 こと ご と どう き ◇太祖・瑩山禅師 人 は誰 でも日 常 の生 活 の 『人々 悉 く道器なり』 ― 中 に、人 としての尊 さを実 践 する力 を備 えている ― *挨拶もそのひとつか。 ◇釈迦牟尼仏 しゃ か む に お釈迦様は、詳しく せ そん は釈迦牟尼(釈迦族出 すぐ 身 の 聖 者 )、 世 尊 ( 世 しゃ く そ ん に勝れ尊敬される人) 等と呼ばれ、 釈 尊と 略称されます。 今から約二千五百年 前頃、ネパールのルン ビニーに、釈迦族の王 子としてお生まれにな り、姓をゴータマ、名 をシッダールタと申さ れました。王子として 裕福な暮らしに恵まれ たものの、深く人生の 問題に苦悩され、二九 歳で出家。六年の厳し い修行の後、ブッダガ ヤーの地で三五歳で じょ う ど う ぶつ だ 成 道 さ れ 、仏 陀( 覚 者 ) とお成りになりまし た。 えん ぎ し ょ ぎ ょう む じ ょう 縁起説や諸 行 無 常 、 しょ ほう む が ね は ん じゃ く じょ う 諸 法 無 我 、涅 槃 寂 静 、 い っ さ い ぎょう く 一切 行 苦などに代表 と される教えを説かれま した。 新入生の皆さんへ てください。 む す び に 、本 校 で は「 挨 拶 」 と「読書」と「奉仕活動」の 三つを全校生徒の実践目標に し て 毎 日 励 行 し てい ま す 。 挨拶は心を開き、心をつな ぎます。読書は学ぶ力をつけ る学問の基本です。奉仕の心 は世の中に慈愛の輪を広げま す。 新入生の皆さんも「挨拶」 と「読書」と「奉仕活動」の 実 践 励 行 に 努 め て 下 さい 。 本気になれば自分が変わり ます。実りある三年間であり ま す よ う に。 つまず か 入 学 おめ で と うご ざ いま す 。高 校 生 活 を ス タ ー ト す るにあたり、心にとどめて いただきたいことをお話し します。 本校は昭和三十九年に東 京にある駒澤大学の附属高 こめて生きること。それが仏 教 の禅 の 精 神 で す 。 本校の建学の精神である ぎ ょう が く い ち に ょ しん せい けい あい 「 行 学一如」や「信誠敬愛」 とく もく の徳目には、その教えを日々 の行いのなかで実践励行しよ うという目標が込められてい ます。 正しい志を持って学 んだことを実践し、広く世の 人々の幸せに役立ててゆこう と い う 心 の 指 針 で す。 本 校 で 学 ぶ 三 年 間 、「 行 学 一 如」や「信誠敬愛」の教えと 真剣に向き合ってください。 もう一つ、高校生活の大事 な目標にしたいことは、心か ら信頼できる素晴らしい友達 と出会うことです。仏教をお 開きになったお釈迦様は「良 き友を得ることは修行のすべ じ ょう じ ゅ てが 成 就したのも同じだ」と お っ し ゃ っ てい ま す 。 良き友を得るには、先ず良 き友になるこちらの心がけが 問 わ れ ま す 。「 本 当 に 賢 い 智 恵 のある人間とは人の心の痛み が わ か る 人 の こ と で あ る 。」 こ れもお釈迦様の言葉です。良 き友となるための心のよすが 『明るい未来への懸け橋』を ! 『本気』で渡りましょう ! 校として開設されました。 来年、平成二六年度に開校 五十周年を迎えます。 駒澤高校の教育には仏教 の禅の精神が生きていま す。 自分を大切にすること。 人を思いやること。真剣に 学び正しい知恵を修めるこ と。 そ し て 、人 生 の 、そ の 時 、 としたい教えです。参考にし 田島範人 小玉章紀 校長 その場で、一所懸命、心を 1学年主任 新入生の皆さ ん、入学おめでと うございます。 本校は1964年 (昭和39年)の 平成 25 年4月8日 誌 (特別号) 報 広 (2) 開学ですから、 皆さんは記念すべき第50期生とな ります。 ふし め この節目の年に入学された皆さんとこの先どんな三年間が待っているかと思うと期待に心 おど が躍るようであります。 駒澤高校は、それぞれが自分の夢や目標に向かって全力で取り組むことができる学校で す。進学へ向け本気で取り組む、部活動に本気で取り組む、将来の進路へ向け資格取得に 本気で取り組む、一生の友となるクラスメイトと本気で向き合う……。 駒澤高校は皆さんのそんな『本気』を全力で応援します。 あふ 晴れて入学された皆さんは、現在夢や希望に満ち溢れていることと思います。これから 待っている道は『明るい未来への懸け橋』です。時には 躓 くこともあるでしょう。しかし、 それも皆さんにとっての『明るい未来への懸け橋』です。 広 (3) 報 誌 (特別号) 平成 25 年4月8日 【 PTA会長 峰田謙二 】 *PTA …会費をもとに学校施設の整備や充実拡大、敷地内の美 化整備、特別課外行事の協力援助などをしてくれます。 高校生活の応援団です! 高校へご入学おめでとうございます。ご父 兄の皆様にも、心からお祝い申し上げます。 日頃からの勉強の結果が入学試験という 人生初のハードルを突破しました。又周囲 の温かい目が本人を包み、期待と自信で胸 が一杯だと思います。 駒澤高校の各運動部は日本有数で、各方 面から注目されています。なかでも野球部 に関しては 甲子園を目指す、市長、道民が特に期待してい るところです。また文化部においても、市民が目を見張る ものがある中で、吹奏楽局の活躍はすばらしく、地元の吹 奏楽のレベル向上に貢献しています。 ぜひ皆様も、教科書で得られない部分を運動部、文化部 に所属し、自分の力にしていただきたいと思います。 私たち、クラブ後援会は、学業とスポーツ・文化に力を 入れる、未来ある皆様を全面的に応援いたします。 *クラブ後援会 新入生の 皆様、私学の伝統ある駒大苫小牧 …会費をもとに全道大会・全国大会等に出場する遠征費 【 クラブ後援会会長 伊部廣明 】 などを援助してくれます。 「 ガ ン バ レ 」 新 入 生! 部活動の応援団です! 新入生の皆さん、ご入学おめで とうございます。 い か 又ご父母皆様方のお喜びは如何ばかりかとご推察申し上げ、心よ りお祝いを申し上げます。 さて皆さんはそれぞれの目的、或いは夢を抱き、自らの志を胸に、駒澤高校に入学 されたものかと存じます。私共PTAは、そんな皆さんの応援団です。 みの 皆さんがより充実した稔りある高校生活が送れますよう卒業までの3年間、皆さん をサポートし、見守っております。 皆さんにとってこの3年間の高校生活は、将来社会に出て行く上でとても大切な基 礎となるものです。子供から大人へと心も身体も成長していく中で、勉強、クラブ活動、 いつく 或いはボランティアなどを通じ、友情や信頼といった人と人との絆、優しさや 慈 しみ など本来誰もが持ち得ている仏さまの心、仏心を養って、人として一回りも二回りも 大きく成長していただきますことを祈念しております。それが仏さまの願いであり、み 教えであります。 明日から皆さんの高校生活が始まります。早く環境に慣 れて、充実した駒澤ライフを楽しんでください。 広 (4) 報 誌 (特別号) 平成 25 年4月8日 1 学 年 ・ 部 顧 問 ・ そ の 他 【1学年】 た じま のり と ○主 任・田島範人(公民) うち だ けい じ ○ 副 主 任 ・ 打 田 圭 司( 情 報 ) ○担任 たか の ひろ みつ 英 組 ・ 高 野 智 充 (保 体 ) も ぎ ゆう すけ 孝 組 ・ 茂木 雄 介 ( 公 民 ) おか ざき ふみ ひろ 正 組 ・ 岡 崎 史 裕 ( 地歴 ・ 情 報 ) さか い よし てる 仁 組 ・ 坂井 義 照 ( 地 歴 ) なが お ゆう すけ 忠 組 ・ 永 尾 祐 介 ( 数学 ) の じり み え こ 恭 組 ・ 野 尻美 栄 子 ( 国 語 ) くま がい だい ち 親 組 ・ 熊 谷 大 地 ( 国語 ) むら やま よし たか 礼 組 ・ 村 山芳 隆 ( 数 学 ) ○学年付 い かわ ひろ ゆき 井 川 廣 幸 (数 学 ) うち だ けい じ 打田 圭 司 ( 情 報 ) うち もと けん ご 内 本 健 吾 (地 歴 ) さかいの けい こ 境野 圭 子 ( 養 護 ) ○その他 野尻 美 栄 子 ( 図 書 館 担 当) さ とう やす こ 佐藤靖子 (カ ウ ン セ ラ ー ) *みんなで読む *毎日読む *黙って読む *好きな本を読む (雑誌や漫画や教科書以外) 毎日12分間。今年で11年目。 〔体育局〕 ○野球部=茶木圭介・高野智充・佐々木孝介 ○サッカー部=金野彰・岡崎史裕 ○アイスホッケー部=鈴木司・桶谷賢吾 ○スピードスケート部(男子)=村山芳隆 / (女子)=中野明彦 ○柔道部=南澤史樹 ○卓球部=仲川明・佐藤大輔 ○弓道部(男女)=熊谷正幸・森谷慶一 ○羽球部(男女)=熊谷大地 ○テニス部(男女)=渡辺穣治 来客が感心する生徒の挨拶 ○バスケット部=(男子)田島範人・茂木雄介 / (女子)=小澤公明 ○ソフトボール部=坂井義照 ○剣道部=松井学 ○チアリーディング部=杉村暁美・宮本美也子 ○ゴルフ部=渡部賢宏・柿﨑直喜 〔文化局〕 ○美術部=戸澤巌 ○書道部=野尻美栄子 ○合唱部=若林太郎 ○茶道部=児玉周子 ○社会福祉部=矢本克 一昨年の「東日本大震災」 〔同好会〕 〔外 局〕 〔その他〕 *演劇=打田圭司 *バレーボール=井川廣幸 直後、たった1日で集めら *陸上=板坂昌幸 *STダンス=谷本忠賢 れた「駒澤生の善意」です。 ○吹奏楽局=内本健吾・牧千尋・永尾祐介 250個もの段ボール箱に ○放送局=安藤嘉章・村山芳隆 まとめられ、その日のうち ☆仏教専修科=渡部賢宏・渡辺穣治・芳村寿和 に東北へ飛び立ちました。 広 平成 25 年4月8日 報 誌 (特別号) 《教育学部・教員養成課程・特別支援教育専攻》 入学時、3年長いなあって思ってい 山口佳林 (3礼) (5) 《情報学群・知識情報・図書館学類》 私は、この度第1志望の大学に合 たけれど、実際はとても短かったです。 格することが出来ました。1年生の 特に3年になってからは、あっという 頃から目指していた大学なのでとて 間に夏休みが終わり、冬休みも終わり、 も嬉しいです。 もう本番という感じしかなったです。 この合格は、もちろん私1人の力 センターの自己採点では絶望的な点数 ではありません。先生方には、勉強 しか取れず、「もっと勉強すればよか の内容や仕方についていつも的確な 竹田咲子 (3礼) った」という後悔だけでした。幸い全体の平均点が アドバイスを頂きました。また、大学合格という 落ちたことや、両親や先生方の支えと協力で、安全 同じ目標に向かう同級生の姿があったからこそ、 圏の大学ではな<第1志望の大学を受験する決心が 私も負けていられないと頑張ることが出来ました。 つき、合格することができました。 でも、その受験に関し最高の環境であった中で、 自分から動かないと周りの協力は得られないと思 私は最高の努力をしたかというと、恥ずかしなが います。勉強法でも志望校でも、困ったことや相談 ら、まだまだ努力が足りなかったと自覚していま 事があればどんどん先生方や両親、級友と話してい す。先生方にも3年間を通し指摘され続けてきま くことが1番だと実感しました。 した。もっと頑張っていたら、よりよい合格にす 大学に進学するためには勉強はしないといけない ることが出来たのに、我ながら本当に勿体ない。 けど、高校で過ごす3年間だってとっても貴重な時 大学進学を目指す後輩たちへ。環境は整ってい 期だと思うので、遊ぶ時と勉強する時のメリハリを ます。後悔のないよう、出来ることは全てやって つけて、青春を謳歌してほしいと思います。 下さい。 たいして参考になるアドバイスはできないかもし れませんが、相談してくれれば協力したいと思って いるので、ぜひどうぞ! 【昨年度の主な進路先】 ○筑波大学・北海道教育大学札幌校・はこだて未来大学・ 【検定受検補助制度】 駒澤大学・苫小牧駒澤大学・創価大学・立命館アジア太 平洋大学・中央大学・東洋大学・札幌学院大学・札幌大 「英検・漢検・数検・日本語検定・ 学・札幌国際大学・藤女子大学法政大学・早稲田大学・ 危 険 物 取 扱 者 試 験 ・ P 検 」 な どに 挑 戦 す 明治大学・北海道工業大学・北海道情報大学・桜美林 る生徒に受験料を補助 ! 大学・専修大学・仙台大学・北翔大学・大阪学院大学 ○アイシン北海道・岩倉商事・東急イン・佐川急便・ 野口観光・道央佐藤病院・渡島信用金庫・自衛隊・ 樽前山 神社・札幌 駅総合 開発・苫小牧整備センター・ フジタコーポレーション・植苗病院・袖井歯科医院・ ニドム・北進プラント・セノン・フジッコ・伊勢鮨 ★1人、年3回まで、補助します。 ★検定料の半額を、補助します。 (上限2000円・下限1000円) ★補助金は年度末に渡されます。 (受験申込時は受験料全額が必要) (3英・アイスホッケー部) (3正・アイスホッケー部) 《スポーツ科学部・ 《教育学部・社会科・社会科学専修》 スポーツ科学科》 《スポーツ科学部》 金 子 立樹 佐藤秋都 努力は必須です。自分の夢に向かって頑張って下さい ! いつだったか「 億 けないのかも知れない 。 いる内は正解に辿りつ たど 間たちだけで相談して きものは何なのか。人 なのか。一番に守るべ 本当に大切なものは何 本当に必要なもの、 する。 割には利口過ぎる気は ンも家でしか使わない か。なるほど、パソコ 機能が逆に嫌なのだと の知人がいた。雑多な 「スマホ不買宣言」 持ったのは、確か。 「過剰反応」の印象を の問題なのだそうな。 記事が載った。衛生上 ム手袋で握り寿司」の ーヨークの寿司店、ゴ いつだったか「ニュ 確かにある。 た 。「 無 用 物 」 の 印 象 は の』という声が上がっ すぐに『誰が確かめる 時計の広告が載った。 年で誤差1秒」という 10 私はここで文武両道の精神のもと、 色々なことを学びました。毎日厳しい 練習に耐えながら、勉強にも力を入れ てやっていました。私が早稲田大学を 目 標 に し た の は 、高 校 1 年 生 の 時 で し た 。 それから部活動と勉強のどちらにも力 を入れて、毎日頑張ってきました。 大学に合格できた要因は先生方のサ ポートでした。駒澤は、自分がその気 になれば何事にもチャレンジすること が出来る環境が整っています。新入生 と信じています。しかし、私の歩んできた3年間は、 《システム情報科学部》 の皆さん、この環境を無駄にしないで 下さい。 この3年間で大学に合格するための 力を得ることが出来ました。その力や 教養を得るにあたって、素晴らしい先 生方に恵まれていたと感じています。 部活動の顧問、小論文や各教科の担 当の先生方、そして担任の先生。先生 方が私の背中を押してくれて、私の自 信になったのです。だから、試験には 不安もなく臨めました。合格した嬉し さと同時に、素晴らしい学習環境があ る駒澤に入ってよかったと思いました。 在校生は、合格するためにもこの環 境を無駄にしないで頑張って下さい。 今後私が歩む道をより良い方向に導いてくれる 太田あやの(3礼) (6) 誌 (特別号) 報 広 平成 25 年4月8日 私は、ここで卒業までの間、有意義な時を過 ごさせて頂きました。個性的で愉快な仲間たちや、 良心的で熱意ある先生方と培ってきた思い出は 正直なところ自慢できる程のものではありませんし、 沢山の時間を無駄にしました。 それでも私なりにもがき、あがき続け、ひたすらに頑張った結果、私は自分の望む道に進む権利をもらう ことが出来ました。ここには良い先生が沢山いて、自習室や進路指導室があり、放課後は七時まで居ること が出来ます。勉強できる環境がこんなにも整っています。新入生の皆さん、是非活用して下さい。 高校の3年間をどのように生き、楽しむのかは個人の自由です。しかし、望む結果を手に入れたいのなら、
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