東京成徳広報 - 東京成徳大学

2009
26
平成20年度 東京成徳大学大学院 学位記授与式を終えて
学校法人 東京成徳学園
July 2009
C O N T E N T S
P
3
巻頭言「オール成徳の意識を共有し、目標の実現を!」
P
4
東京成徳大学が「適格」認定を取得
P
5
観光文化学科(仮称)を設置届出 人文学部の新たな挑戦
P
6
学園の新人事
副理事長 木内
26
No.
秀樹
― 日本高等教育評価機構による第三者評価 ―
人文学部長 日山
紀彦
深谷高等学校長 大谷
幸男 応用心理学部長 海保 博之
康司 応用心理学部 福祉心理学科長 宮本 文雄
応用心理学部 臨床心理学科長 小林 厚子 経営学部 経営学科長 松井 陽通
経営学部長 岡田
P
8
ひと『活躍する卒業生』
JOMO バスケットボール選手 吉田 亜沙美
医療法人社団根岸病院デイケア室 夏原 博史
P
9
社会との交流
P
10
進学状況
P
11
就職状況
P
12
TOPICS
P
21
クラブ活動の成果 『中学バスケット3年連続全国制覇』
P
22
学園人事異動(採用・昇任・異動・退職)
P
23
役員紹介・後援会総会・学園決算
P
24
学園各校のお問い合わせ先
教員免許状更新講習始まる 今、なぜ教員免許状更新か
高等学校(東京)の進学実績 深谷高等学校の進学実績
八千代キャンパス学生支援課 十条台キャンパス学生生活課
大学院 大学 短期大学 中高一貫部 高等部
深谷高等学校 幼稚園 第二幼稚園
学園のシンボルマーク
ブルーの五本の柱は、五つの教育目標を
「理想」と「若さ」を表す
イエローの三本の柱は、学生・生徒と
「活力」と「勇気」を表した
教職員、同窓生を象徴しています。
そして、八つの柱が一体となり、
東京成徳と学園に集う人々の
ヒューマニティーを
作り上げる姿を表現しています。
巻頭言
オール成徳の意識を
共有し、目標の実現を!
学生の質を確保するために高等学
㈠ 東京成徳(オール成徳)という
りたいと思います。
的 な 仕 組 み に よ る 成 果 が、 世 界 的
人が構築してきた教育制度や伝統
ルマークの理念でもあります。
を共有すること。これはシンボ
同窓生・教職員がひとつの意識
意識のもとに、学生・生徒・園児・
校の学力保証にまで話しが及んで
な 比 較 評 価 に さ ら さ れ て、 そ の 改
い ま す。 真 面 目 で 教 育 熱 心 な 日 本
革が求められるようになってきて
で は、 ハ ー バ ー ト 大 学 を 始 め と す
の動きを積極的に取り入れながら
と い う 言 葉 の 通 り、 こ う し た 時 代
「建学の精神」を踏まえ、各校それ
学園のアイデンティティでもある
秀樹
るアメリカの大学が一〇位以内に
も、私学として変わらぬ理念、
「建
ぞ れ が 具 体 的 な 学 生・ 生 徒 像 を 設
副理事長 木内
㈡ それぞれの学校が明確な目標を
もって、その実現に向けて最大
八 校 も 占 め て い ま す。 こ れ は ま さ
学の精神」を発展的に堅持してい
定 し、 そ う し た 若 者 を 育 て る た め
限の努力をすること。
に、 ア メ リ カ の 大 学 の 財 務 力 の 強
くことこそが、学園のアイデンティ
にはどういう方法をとれば良いの
本学園においては、
「不易と流行」
います。
副 理 事 長 を 拝 命 致 し ま し た。 今 後
さ に よ る も の で、 研 究 費 の 支 出 や
テ ィ で あ り、 最 も 大 切 な こ と だ と
か を 話 し 合 い、 教 職 員 全 員 の 協 力
こ れ ら を 実 現 し て い く た め に は、
は、 理 事 長 を 補 佐 し て 学 園 の た め
実 力 の あ る 教 授 陣 を 招 聘 し、 ま た
考えております。
五月二十三日の理事会において、
に 力 を 尽 く す 所 存 で す の で、 皆 様
最新の設備に更新できるのもそれ
優 秀 な 生 徒・ 学 生 を 輩 出 す る
ためには
のご協力とご理解を賜りたくお願
に よ る も の で す。 そ の 結 果、 教 育
記 憶 に 新 し い と 思 い ま す。 中 等 教
新聞にも掲載されたことは皆様の
大学の財政を揺るがすものとして
る 大 学 で さ え、 受 験 生 の 大 幅 減 が
な 損 失 を 被 っ た り、 私 学 の 雄 で あ
ん。 有 名 大 学 で 資 金 運 用 上 の 大 幅
私学志望者減の影響は長期的に財
しい状況で、財政的な損失に加え、
機 の 影 響 か ら、 私 学 に と っ て も 厳
いう大幅な方針転換を図りました
中高の学習指導要領が学力強化と
ろ で す。 一 〇 年 毎 に 改 定 さ れ る 小
ても再構築が求められているとこ
社会の変化に対応し質の点におい
行 し、 教 育 の 量 が 減 る と と も に、
近 年、 日 本 で は 少 子 高 齢 化 が 進
に取り組んでいく所存です。
果を挙げられるよう財務力の強化
本 学 園 も 長 期 的 に 発 展 し、 そ の 成
を輩出することにつながるのです。
い く た め に、 教 職 員 一 丸 と な っ て
必 要 で す が、 そ の 考 え を 実 現 し て
は、 学 園 の 方 針 が 示 さ れ る こ と が
く の か、 ま た 改 革 の 方 向 に つ い て
の教育内容や組織はどう変えてい
を 目 指 し て い く つ も り で す。 今 後
に向けて更に一層のレベルアップ
ま し た が、 こ れ か ら は 一 〇 〇 周 年
総合学園としての体制を整えてき
に 中 等 教 育 か ら 始 ま り、 現 在 で は
を 迎 え る と こ ろ で す。 大 正 十 五 年
本 学 園 は、 今 年 創 立 八 十 四 年 目
張っていただきたいと願っていま
る誇りと喜びを持って一緒に頑
マ ン 的 な 意 識 を 排 し、 教 育 に 携 わ
職員の皆さんも、いわゆるサラリー
を 裏 切 る わ け に は い き ま せ ん。 教
子どもを預けてくれる保護者の夢
い ま す。 本 学 園 を 信 頼 し 期 待 し て
てやり続けなければいけないと思
ん。 し か し だ か ら こ そ 何 か を 信 じ
結果がすぐ出るものではありませ
ます。人を育てることは難しいし、
晴らしい職業だと心から感じてい
に な り ま す が、 や り が い の あ る 素
私自身は教員となって二十五年
現 在、 昨 年 来 の 世 界 的 な 金 融 危
育( 中 高 ) の 学 校 に お い て も、 既
し、 高 等 教 育 で は 世 界 の 大 学 と の
英知を結集することが求められて
の 質 が 高 ま り、 優 秀 な 学 生・ 生 徒
い申し上げます。
に定員割れの学校の増加が深刻な
比 較 か ら、 大 学 の 教 育 の 質 を 高 め
い ま す。 い ろ い ろ な 取 り 組 み が 考
す。
のもとで取り組むことが必要です。
問題となりつつあります。
るために第三者評価を導入したり、
え ら れ ま す が、 次 の こ と は 是 非 や
創立一〇〇周年に向けて
教育研究の観点から大学関係者
高大接続を検討する中で入学時の
政を圧迫する要因となりかねませ
が評価した世界の大学ランキング
—3—
第三者評価結果
基準 5-1 教育課程を遂行するために必要な教員が適切に配置されていること
基準 9-1 教
育研究目的を達成するために必要なキャンパス(校地、運動場、
校舎等の施設設備)が整備され、適切に維持、運営されていること
基準 10-1 大学が持っている物的・人的資源を社会に提供する努力がなされて
いること
基準 11-1 社会的機関として必要な組織倫理が確立され、かつ適切な運営がな
されていること
—4—
ホームページでご覧いただけます。
基準 8-1 大
学の教育研究目的を達成するために必要な財政基盤を有し、収入
と支出のバランスを考慮した運営がなされ、かつ適切に会計処理が
なされていること
東京成徳大学が「適格」認定を取得
基準 4-1 ア
ドミッションポリシー(受入れ方針・入学者選抜方針)が明確に
され、適切に運用されていること
― 日本高等教育評価機構による第三者評価 ―
基準 7-1 大
学の目的を達成するために、大学及びその設置者の管理体制が整
備されており、適切に機能していること
五十三大学に認定評価が行われて
います。
本 学 で は、 今 後、 自 己 評 価 報 告
書において十分でないと内部判断
した項目について改善取組みを行
う と と も に、 実 地 調 査 の 過 程 で 受
け た「 参 考 意 見 」 に も 着 目 し て 改
善 を 行 い、 高 等 教 育 機 関 と し て 社
会から評価される大学を目指して、
教 育・ 研 究 の 充 実・ 向 上 を 図 っ て
参ります。
基準 3-1 教育目的が教育課程や教育方法等に十分反映されていること
注 認証 評 価 結 果 報 告 書 の 全 文 は、 大 学
基準 2-1 教
育研究の基本的な組織(学部、学科、研究科、付属機関等)が大
学の使命・目的を達成するための組織として適切に構成され、かつ、
各組織相互の適切な関連性が保たれていること
評 価 を 二 年 連 続 で 実 施 し、 ま た
( Faculty Development
)の取
FD
組 み を 実 施 し て、 大 学 に お け る 問
題 点 等 を 洗 い 出 す な ど、 社 会 的 な
評価を得るための改善を続けて参
り ま し た。 こ れ ら を 踏 ま え て 平 成
二十年度の受審となったものです。
○第三者評価の受審
平成十九年九月に評価機構へ平
成二十年度受審の申込みを行いま
し た。 こ れ を ス タ ー ト と し て、 各
学 部・ 学 科・ 大 学 院 の メ ン バ ー で
構成する自己点検報告書編集委員
会 を 立 ち 上 げ、 評 価 機 構 が 示 す
二 十 年 度 改 訂 評 価 基 準 に 従 っ て、
第 三 者 評 価 の 基 本 と な る「 自 己 評
価報告書」を六月に提出しました。
ま た、 十 月 に は 評 価 機 構 の 評 価 員
に よ る 実 地 調 査 を 受 け、 大 学 キ ャ
ンパスの日常の姿を確認していた
だきました。
○評価結果と今後の取組み
こ の 結 果、 平 成 二 十 一 年 三 月 に
評 価 機 構 か ら 全 て の 点 に お い て、
「大学評価基準を満たしている」と
す る 判 定 が な さ れ、 認 定 証 の 送 達
を 受 け る こ と が で き ま し た。 本 学
と 同 時 期 に は、 五 十 八 大 学 が 評 価
機 構 に 評 価 申 請 を 行 い、 う ち
基準 1-1 建学の精神・基本理念が学内外に示されていること
東 京 成 徳 大 学 は、
平成二十年度に財団
法人日本高等教育評
価機構(以下、評価
機構)による第三者
評価を受審した結
果、すべての評価基
準 に お い て「 適 格 」 と 認 定 さ れ ま
。
した (平成二十一年三月二十四日付)
○第三者による評価とは
平成十六年度に学校教育法が改
正 さ れ、 す べ て の 大 学 は 七 年 に 一
度、 教 育 研 究、 組 織 運 営 及 び 施 設
設 備 の 総 合 的 な 状 況 に つ い て、 文
部科学大臣の認証を受けた機関に
よる評価を受けることが義務付け
られました。
こ れ は、 文 科 省 か ら 認 証 さ れ た
第三者機関による評価を受けるこ
と に よ り、 大 学 が 高 等 教 育 機 関 と
して適格であるかどうかが社会的
に保証される制度です。
○大学のこれまでの対応
本 学 で は、 平 成 十 六 年 度 の 法 改
正 を 受 け て 学 則 を 変 更 し、 自 己 点
検 評 価 体 制 を 構 築 す る な ど、 第 三
者評価を受ける体制を着々と整備
し て き ま し た。 こ の 間、 評 価 機 構
が示す評価基準に即した自己点検
評価基準のポイント(抜粋)
基準 6-1 職
員の組織編制の基本視点及び採用・昇進・異動の方針が明確に示
され、かつ適切に運営されていること
観光文化学科(仮称)を設置届出
観光文化学科(仮称)を設置届出
人文学部の新たな挑戦
創 造 お よ び 伝 統 文 化・ 地 域 文
再編成に目下全力で取り組んでおり
個性あふれた特色ある人文学部を
目ざして、以上のような学部の改組・
解に基づく新しい日本文化の
化 の 発 掘 と 刷 新 に 努 め、 こ れ
「観光デザイン力」
「社会人基礎
力」
、この二つの力の育成を主眼と
平成十九年一月より施行され
て い る 本 法 律 に お い て、 観 光 は
観光立国推進基本法
観 光 庁
MEMO
ます。各位のご理解・ご協力・ご鞭
② 多く の 外 国 人 に 日 本 を 訪 れ て
もらうこと。
を内外に発信し理解してもら
“異文化理解を深め、言語・コミュ
ニケーション力を修得し、ビジネス
③ 日本 の 新 し い 文 化 の 創 造 に 寄
与することを、意図する。
撻の程よろしくお願い致します。
今、 人 文 学
部では新しい
や各種資格の取得に活用できる力の
うこと。
時代の潮流を
養成”という教育目的の高度化を図
人文学部長 日山 紀彦
視野に収めな
る。
① これ ま で の 専 攻 制 の 枠 を は ず
し複数の言語や文化を自由に
して、観光のみならず社会のさまざ
主なアクションプラン
教育目標
が ら、 こ れ に
育 研 究 の 内 容 と 体 制 を 再 吟 味 し、 抜
学 べ る よ う 垣 根 を 低 く す る。
まな領域で活躍できる人材の育成を
画・ 立 案 す る 力。 そ の た め の
が求められています。
観光の振興に寄与する人材の育成
(以下略)
⑤観光産業の国際競争力の強化
④国際会議の誘致開催
(平成十九年度実績二、四泊)
までに四泊
③日本 人 の 国 内 観 光 旅 行 に よ る 一
人当たりの宿泊数を二〇一〇年
二〇〇八年実績一五九九万人)
(二〇〇七年度実績一七三〇万人、
日 本 人 旅 行 者 数 を 二 〇 一 〇 年
までに二〇〇〇万人
②アウトバウンドの推進
(二〇〇八年度実績 八三五万人)
二〇二〇年までに二〇〇〇万人
訪 日 外 国 人 旅 行 者 数 を
二〇一〇年までに一〇〇〇万人、
づけられました。
政策の柱として初めて明確に位置
二十一世紀における日本の重要な
本的な改革と再編を準備していま
こ れ に よ り、 補 修 授 業 等 に よ
①インバウンドの推進
対応すべく教
す。
めざす。
① 多文 化 理 解 に 基 づ く「 観 光 デ
ザイン力」
③ 現代 的 ニ ー ズ に 適 合 し た 新 し
い教育方法やカリキュラムを
情報収集と発信する力を基軸
楽 し い 独 創 的 な 旅 を 構 想・ 企
整 備 し て、 一 層 充 実 し た 教 育
とり、協調して働く力
ハ チー ム ワ ー ク 積 極 的 に 周
囲とコミュニケーションを
ロ アク シ ョ ン 主 体 的 に 働 き
掛ける力
介してものごとを考える力
イ シン キ ン グ 文 化 と し て の
観光の理解と学びと体験を
②「社
会人基礎力」社会を生き抜
く力の育成
とする。
設置の趣旨及び教育目標
新たに設置予定の「観光文化学科(仮称)
」
環境の整備に努める。
② 新海 外 留 学 制 度・ プ ラ ニ ン グ
アドバイザー制度を導入する。
る基礎力アップを図る。
概要と骨子
「観光立国日本」をめざす国家の
方 針 を ふ ま え、 新 た に「 観 光 文 化 学
科( 仮 称 )」 を 設 置 し、 人 文 学 部 を
三学科体制に 再 編 す る 。
「日本伝統文 化 学 科 」
“日本の伝統文化を発展的に継承
し発信する力を培う”という教育目
二 十 一 世 紀 に お け る「 観 光 」 は、
政治・経済社会・文化等のあらゆる
標の一層の充 実 を 図 る 。
① カリキ ュ ラ ム の 見 直 し を 行 う 。
割を有するものになっていくと考え
①「観
光」を生活文化の一環とし
て ト ー タ ル に 捉 え、 多 文 化 理
られている。本学科では、特に、
生活領域で決定的に重要な意義と役
②「文
化 マ ネ ジ メ ン ト 系 」 と「 メ
デ ィ ア 系 」 の 科 目 群 を 設 け、
現代とのつながりを深め社会
的実践 性 を 高 め た い 。
「国際言語文 化 学 科 」
—5—
学園の新人事
三つの「生きる力」を
応用心理学部の新たなスタート
経営学部~実学をめざして
経 営 学 部 が ス タ ー ト。 ま
大学経営学部長 岡田 康司
い よ い よ“ 熱 い 集 団 ”
大学応用心理学部長 海保 博之
初代学部長の市村先生
生たちとハワイ旅行に
の後を引き継ぐことにな
行 っ て 来 ま し た。 … と い
深谷高等学校長 大谷 幸男
本年四月一日付をもちま
今 年 度 か ら「 健 康・ ス
う の は 冗 談 で、 実 は 桜 満
して、大澤健前校長の後任
ポーツ心理学科」がスター
開 の い わ き 市、 日 本 の ハ
ず は、 フ レ ッ シ ュ な 新 入
学 非 才 の 私 に と り ま し て、
ト し、 そ ち ら の ほ う の 科
りました。
この上なく光栄に存じます
長も兼ねての就任となり
として着任致しました。浅
とともに、職責の重大さに
よろしくお願いします。
ションを実施しました。
磐 ハ ワ イ 』) で、 一 泊 二 日 の 学 外 オ リ エ ン テ ー
ワイ『スパリゾートハワイアンズ』
(かつての『常
身 の 引 き 締 ま る 思 い で す。
ました。
い(させたい)学校、入学して良かった学校、卒
と こ ろ で、 中 京 大 学 に 本 邦 初 の 心 理 学 部 が で
微力ではありますが、これまで以上に、入学した
業して良かった学校、そうした学校作りに向けて
以 後、 わ が 大 学 も 含 め て い く つ か の 大 学 で 心
差 値 」 を 持 っ た 人 材 の 養 成 で、 現 実 の 息 吹 を 加
「 有 徳 有 為 」 な、 社 会 に 真 に 役 立 つ「 社 会 的 偏
経 営 学 部 が め ざ す の は、 記 憶 力 重 視 で は な く
私は着任早々、以下の三点をすべての教職員に
理学部や心理学科――その多くは臨床心理学関
味した「実学」を心がけます。その第一歩として、
きてすでに一〇年。
強く訴えました。一つは、本学の建学の精神等を
係――が開設され、心理学はブームのような様
全力を傾注して参る所存です。
踏 ま え、「 確 か な 学 力・ 豊 か な 人 間 性 と 社 会 性・
ら、次代の一翼を担うリゾート・レジャー産業
かつて日本経済の基幹産業だった石炭採掘業か
へと変貌した姿を実際に見ることにしたので
相を呈することになりました。
それほど欧米の事情に詳しいわけではありま
す。
頑 張 り の き く 体 力 と 気 力 」 の 三 つ を「 生 き る 力 」
と し て、 是 非 す べ て の 生 徒 に 身 に つ け さ せ て 欲 し
せんが、これで、量的にはほぼ国際水準という
ま ず『 い わ き 石 炭・ 化 石 館 』 を 見 学 し、 実 話
ところではないでしょうか。
そうした中での「福祉心理学科」「臨床心理学
に基づく涙の名画『フラガール』とそのフラガー
い。 そ の た め に、「 授 業 の 充 実・ 改 善 」、「 生 徒 の
な取組みが必要であること。二つ目は、学校自己
科 」「 健 康・ ス ポ ー ツ 心 理 学 科 」 か ら な る 応 用
規律ある生活態度の確立」が課題であり、速やか
評価、学校関係者(地元中学校長、自治会長など)
ルによるダンスの鑑賞、その後はみんなで議論、
えております。
掛け”を企画して「実学」を完成させたいと考
たと思われますが、これからもいろいろな“仕
期生としての団結・自覚・誇りなどを醸成でき
関係の構築がなされ、まずは、経営学部の第一
参 加 学 生 に は、 楽 し い 思 い 出 の 共 有、 各 交 流
というスケジュールでした。
翌日は実際に観た経営戦略について小論文作成
心理学部のあらたなスタートです。
応援のほど、よろしくお願いします。
す。
日 本 で 唯 一 の 学 部、 学 科 の ス タ ー ト に な り ま
入ったことも気に入っています。
三学科が応用心理学部という学部の括りに
称も気に入っています。
応 用 心 理 学 部、 健 康・ ス ポ ー ツ 心 理 学 科 の 名
評価の一層の充実を図るとともに、第三者評価を
も実施・公開するなどして、指導水準の向上を目
指すこと。三つ目は、客観的な目線に立ちながら、
組織戦・団体戦を常に意識して、教職員間のチー
ムワークを強化すること。
生徒のより良き成長と進路実現のために、そし
て本校の更なる発展のために、率先垂範、教職員
一丸となって頑張って参ります。皆様方の御指導・
御支援を心からお願い申し上げます。
—6—
学園の新人事
設を作る」
、
「お金を出す」
それまで福祉というと「施
に設置された学科でした。
時、 全 国 の 大 学 で 二 番 目
心理学科が設置された当
平 成 五 年、 本 学 に 福 祉
宮本 文雄
大学応用心理学部 福祉心理学科長 し た。 カ リ キ ュ ラ ム を 改
種々試みを実行してきま
す る 青 年 を 育 て る た め、
ころの癒し」をサポート
トレスに苦しむ人々の「こ
を 迎 え ま し た。 悩 み や ス
本学科は今年一〇期生
小林 厚子
大学応用心理学部 臨床心理学科長 有効な支援を発揮できる若者を
な ど が 中 心 で し た。 し か
正し、全教員の演習を開設し、今年度から卒業
「ヒューマンサービス専門家」の育成
し、その後、福祉は「人によるサービス」へと
研究・卒業論文を必修にしました。
学 ぶ こ と を 目 指 し て、 サ マ ー ス
・ ク ー ル、「 お
兄さん・お姉さん子ども電話相談室」に続き、小・
ま た、 体 験 学 習
中心が移行していく時代でした。その時、ウェ
ではと考えております。ところが現在になって
中 学 校 で の「 学 習 サ ポ ー ト 」( 八 千 代 市 教 育 委
現
・ 場実践から支援について
も福祉の分野において、若者が働きやすい環境
員 会 の「 ド リ ー ム・ テ ィ ー チ ャ ー」 の 企 画 )、
ルビーイング 幸
(せ を
) 目指した福祉心理学科
が設置され、多くの高校生が受験してくれたの
がまだまだ整備されてきていない事などが、入
ティーチング・アシスタント、学科全学年の交
そ し て 全 員 が 取 得 す る「 ピ ア ヘ
・ ル パ ー」 の
資格から、「臨床心理士」
・各種の「カウンセラー」
流会の企画 運
・ 営などに参加し、支援する体験
の機会が充実し、増加しつつあります。
試にも大きく影響していると思われます。
し か し、 高 校 生 が 職 業 を 選 ぶ と き に、 大 切 な
ことは「多くの人の役に立つ」が四割強の割合
ンサービスに関する職業にたいして関心は高い
などが増加すること、公務員・教員・一般企業
になっています。これらのことから、ヒューマ
と考えられます。因みに本学科の卒業生は、企
などでも有効な支援を発揮できる若者を社会に
臨 床 心 理 系 大 学 院 進 学 の た め の 特 別 講 座、 教
業、福祉、医療、教育等の各分野で活躍してお
今 後、 学 科 の カ リ キ ュ ラ ム を 更 に 精 選 し、 一
師・保育士・カウンセラーなどの資格取得の講
送りだすことに、専心したいと思います。
人ひとりに寄り添った相談・支援の出来る専門
座を充実させていく所存です。
ります。
家の養成を行っていきたいと考えております。
新学部のスタートに際して
大学経営学部 経営学科長 松井 陽通
長 い 準 備 期 間 を 経 て、
平成二十一年四月経営学
部 が 発 足 し ま し た。 希 望
を 胸 に、 晴 れ や か な 入 学
式に臨む新入生を目の当
たりにし、新学部のスター
トを実感いたしました。
厳 し い 経 済 環 境 に と ら わ れ る こ と な く、 四 年
後の社会における活躍の姿を胸に、大学生活に
着実に取り組んで欲しいと願っています。
男性中心と思われがちな経営学部など社会科
学 系 学 部 で は、 女 子 学 生 の 割 合 が 増 加 し て い ま
す。ソフト化、サービス化が進展する企業の経
営 領 域 で は、 新 商 品 サ
・ ー ビ ス の 開 発 や 改 良、
おもてなしの心が求められる販売業務やアフ
ターサービスなど、女性の感性が力を発揮すべ
経 営 や 経 済、 マ ー ケ テ ィ ン グ の 理 論 だ け で は
き分野がどんどん広がっています。
なく、実践を学び、会計 経
・ 理や心理学、情報
処理に対する合理的、科学的な方法論を身につ
け、社会に巣立っていって欲しいと願っていま
学 び、 交 わ り、 遊 び、 戸 惑 い、 切 り 開 き、 自
す。
分をつかみ、高めるために、四年間を有意義な
も の に し て 下 さ い。 教 職 員 は、 一 丸 と な っ て、
バックアップしています。
—7—
活躍する卒業生
興味のあるものを集中して学ぶ
て、この四月から現在の職場に勤務
しています。その為、新しい職場に
慣れるべく覚えるべきことを覚えて
使えるように取り組んでいることを
トのチームに入ったのは小学一年
に貢献されました。
第十回Wリーグで二季ぶりの優勝
下半身をバランス良くつくってい
ています。
ていただいたのが強く印象に残っ
時の全国制覇で盛大な祝勝会をし
年 ぶ り に イ ン タ ー ハ イ で 優 勝、 中
大 変 で し た。 高 校 三 年 の 時 二 十 一
じないように福祉系の科目にもチャ
ンスでもあったので大きな偏りが生
た。ただ、せっかく福祉を学ぶチャ
理系の科目を中心に履修していまし
選 手 が 起 居 を 共 に し て い ま す。 午 興味を持ったことから心理学を勉強
前・ 午 後 と 練 習、 ジ ム で 上 半 身・ したいという思いがあったので、心
若 さ で チ ー ム の 司 令 塔 と し て 活 躍。 学 も 全 国 優 勝 を 成 し 遂 げ、 中 高 同
株式会社ジャパンエナジーに所
属 さ れ る 吉 田 さ ん は、 二 十 一 歳 の
く 体 づ く り に 励 ん で い ま す。 も ち
父 親 が バ ス ケ ッ ト ボ ー ル の 選 手、 実業団選手としての日々は 目標は
一家全員がバスケを愛好していた
バスケットを始められた動機は
ろん走りこみもしっかりしていま
レンジしていました。
ロとは何なのか』などということに
『ヒトの心は環境でどのように変
化 し て い く の か?』『 そ も そ も コ コ
たか。
大学四年間どのように過ごされまし
ということです。
うことに楽しさを見出させてくれた
ことを覚えるあるいは理解するとい
ともありました。何よりも知らない
てきて逆に強く興味を喚起されたこ
でいくに連れて様々な共通性が見え
興味の低いものであっても話が進ん
ができたということに加えて比較的
点では非常に集中して取り組むこと
たが、興味のあるものを学ぶという
ベーションの上がりにくいものでし
強いもので取り組むにあたってモチ
まで「やらされていた」感の非常に
ます。具体的には、勉強というと今
とができた時間であったと思ってい
あったので、多くの刺激を受けるこ
体験は、当然ながら初めてのことで
大学という空間で学ぶ、あるいは
遊ぶ、楽しむ、人とふれあうという
も楽しみでやっていたサークル活動
大学の四年間は、様々なことを経
験・体験できるチャンスです。自分
後輩へのメッセージをひとこと
す。
改めて取り組めたらと思っていま
うにしています。その内、語学にも
たり、読書をして有意義に過ごすよ
政治経済など世の中の情報を収集し
わったことで、通勤時間を利用して
自動車通勤から電車通勤に切り替
を担当しています。また、今までの
園 芸・ テ ニ ス・ ワ ー ド( イ ラ ス ト )
けられます。その中で私は、書道・
合い系・創作系・レク系に大きく分
ます。当院の場合は、運動系・話し
して様々なプログラムを提出してい
夏原 博史さん
一番に心がけています。現在の職場、
の頃です。
す。 デ ィ フ ェ ン ス を 強 化 し て オ ー
医療法人社団根岸病院ディケア室 東京成徳での六年間の印象は
ル ジ ャ パ ン、 W リ ー グ 優 勝 を 目 指
デイケア室では、外来治療の一環と
最初に成徳中にきた時は校舎が
きれいでびっくりしました。中学・
Wリーグ フ ァ イ ナ ル M V P に 輝 い た
高校とよき指導者に恵まれメン
し ま す が、 将 来 の 夢 は オ リ ン ピ ッ
ルで遊んでいました。ミニバスケッ
ので小さい時からバスケットボー
の業務に直結することになろうとは
てきたものでしたが、就職してから
味や知識の広がりなどを求めてやっ
自分の楽しみを広げてくれたことが
たスキーや演劇鑑賞を初めて経験し
ルなどを通して、今まで縁のなかっ
いうこともあって、クラスやサーク
対人関係においても色々な所から
様々な人が集まるのが大学の特徴と
のふれあい等々、思い切り楽しんで
せん。ぜひ勉強だけではなくサーク
てから役に立つことも少なくありま
ルバイトでの経験・体験が社会に出
業だけではなく、サークル活動やア
に無駄なことはないと思います。学
ります。経験すること体験すること
柏 市 に 体 育 館 と ジ ム、 そ し て 同
じ 建 物 に 合 宿 所 が あ り、 十 三 名 の
JOMO バスケットボール選手 吉田 亜沙美さん
バーも揃っていたのでバスケット
クにでることです。
当時は夢にも思いませんでした。
印象として残っています。
過ごして下さい。
てて日々努力していくことが自分
好きな言葉は 後輩へのメッセージを
高 校 の 時 読 ん だ 本 に「 困 難 は そ
れを乗り越えられる人にだけやっ
その他、アルバイトも経験。非常
に時間に厳密なところであり、責任
今、最も力を入れていることは
がそのまま業務に直結した経験もあ
部 は 強 か っ た の で す が、 私 は 勉 強
サークル活動では、テニスや手話
に挑戦しました。当時は、自分の趣
が苦手でしたのでついていくのが
て く る 」 と い う 言 葉 が あ り、 こ れ
を持つことの重さを身をもって教え
の プ ラ ス に な る。 大 人 に な っ た 時
やりがいがあったのですが、個人的
(人文学部福祉心理学科 平成九年度卒業生)
ル活動やアルバイト、恋愛、友人と
を 座 右 の 銘 に し て い ま す。 「一つ
でも自分の得意なものに目標を立
てもらえたことなど貴重な社会経験
当 初、 精 神 科 ソ ー シ ャ ル ケ ー ス
ワーカー(PSW)として病院に就
な事情で約一〇年勤めた職場を辞め
で も 役 立 つ と 思 う の で、 今 頑 張 っ
大学在学中に印象に残っていらっ
職しました。仕事はとても奥が深く
しゃることは
をさせてもらえたと思っています。
(中高一貫部 平成十七年度卒業生)
ていれば必ず報われる」と思いま
す。
—8—
ひと
ひと
社会との交流
̶9̶
今
、なぜ教員免許状更新か
楽器を手にとって音を鳴らす楽しさ、この楽しさを生かした活動を「子どもたち
のうた」の中に取り入れ、三種の簡易リズム楽器を主にした編曲の方法を研究し、
演奏する。
⑦「子どもの音楽表現活動としての合奏」
板本教授
教員免許状更新講習始まる
日本の学童・生徒・学生の学力が世界各国
と比較して問題となっています。それだけで
なく、いじめ・不登校など学校を取り巻く問
題は山積みです。指導する先生方が﹁最新の
知識技能﹂を身につけることで、自信と誇り
を持って教壇にたち、社会の尊敬と信頼を得
られるよう、平成十九年六月に改正教育職員
免許法が成立しました。今年の四月一日から
教員免許更新制が導入されています。これを
ふ ま え 東 京 成 徳 大 学・ 東 京 成 徳 短 期 大 学 は
八千代キャンパス・十条台キャンパスにおい
て免許状更新講習の認定申請を文部科学省に
提出し文部科学大臣の認定をいただきまし
た。
八千代キャンパスにおいては八月三日∼五
日にかけて講習会︵選択講習︶を予定してい
ま す。
﹁ 国 語︵ 漢 文・ 古 文・ 現 代 文 ︶
﹂
﹁英語
教育における国際理解﹂
﹁特別なニーズを持
つ子どもの教育﹂﹁生徒一人一人を生かす学
級・ホームルーム経営﹂の四種類です。
十条台キャンパスでは幼児教育科が四十年
を超える歴史を持ち、これまでに一万人近く
の幼稚園教諭を育成し、教育の現場で活躍し
ていただいております。
今回は子ども学部深谷学部長・幼児教育科
中田科長はじめ本学の専門スタッフが講師を
担当します、幼稚園教諭対象に開設された講
習の概要と講座の一端をご紹介します。
幼児を対象に自然体験や野外活動を効果的
に行うためのプログラム開発と指導方法につ
いて研究している浦田准教授は午前中まず受
講生の方々を十条台キャンパスに隣接する中
央公園に案内、﹁ご自分の気にい った葉を五
枚集めてください﹂と要請。それから左図に
あるような葉脈図鑑︵?︶をグループで自由
に製作し、意図を発表してもらうという内容
です。過程を、参観したスナップでご覧くだ
さい。
講習内容(十条台キャンパス)
Ⅰ.必修講習 幼児教育についての最新情報
①「教職についての省察」
深谷教授
現代の教育をめぐる状況を概観すると同時に、子どもの変容を視野に入れ、未来
の教育の在り方を探求する。
②「子どもの変化についての理解」
中田教授
幼稚園生活の食事を中心にした生活習慣、遊び、友達関係など、子どもの変化を
学習する。
③「教育政策の動向についての理解」
神長教授
新幼稚園教育要項改定の背景や基本方針と主な改善の内容である、発達や学びの
連続性の確保、言葉や体験の重視、預かり保育や子育て支援の在り方を学習する。
④「学校の内外における連携協力についての理解」
和田教授
園内部、保護者、地域、そして幼保小との連携など、連携の意義や具体的方法を
学習する。
Ⅱ.選択講習
⑤「幼児の自然体験」
浦田准教授
幼児期の自然体験をより豊かなものにしていくための実践と指導法を学ぶと同時
に環境教育的視点からの身近な自然環境にかかわる意義と指導者の役割について学
⑥「ビデオフォーラム・幼児理解」
安見教授 習する。今回はこの講習を参観したスナップをご紹介します。
一人ひとりに応じる保育から協同的学びにつながる学習へ
幼児理解について、理論と実践事例から学ぶ。一人ひとりの幼児の内面の理解、
幼児と安定した信頼関係、発達に必要な経験ができる援助などを学ぶ。
進学状況
平成二十年度大学入試結果
高等学校(東京)の進学実績
受験生の傾向・特徴
■国立大学
東 京 大 学・ 一 橋 大 学・ 筑 波 大 学・
二十年度の卒業生は、在籍数が増
えたこともあり、大学進学者数が過
深谷高等学校 進学実績
本年度より、大谷幸男校長を迎え、
新たなる深谷校の教育活動を展開し
■国立大学
宇
・ 都宮大学
平成二十年度合格実績
東京工業大学
ています。
「県民のより確かな信頼を得られ
群
・馬
大学 新
・ 潟大学など九大学に十五名
が合格。
る学校づくり」を旗印に、中学生や
保 護 者 か ら“ 行 き た い 学 校 ”“ 行 か
■難関私立大学
長崎大学・埼玉大学・首都大学東京・
せたい学校”、そして“学んで良かっ
去最高の三一四名、同様に合格累計
格。
者 数 も 六 四 四 名( 前 年 比 百 十 一 %) 防 衛 大 学 な ど 十 大 学 に 十 八 名 が 合
に達した。進学率は、六十三%で前
このためには、生徒自身が日々の
生活の中で、勉学や部活動、学校行
政大学 学
・ 習院大学へ十七名合格。
■有名私立大学
大学
早稲田大学 東
・ 京理科大学 明
・治
青
・ 山学院大学 中
・ 央大学 法
・
た”と思える学校づくりをめざして
早慶上理に四十名、GMARCH
います。
■難関私立大学
者実数は六十五名増加、在籍に占め
に 四 十 二 名、 文 系 難 関 大 学( 成 蹊・
事 に 全 力 で 取 り 組 み、「 志 を 立 て る
(立志)」こと。これが、めざす学校
成蹊大学 成
・ 城大学 明
・ 治学院大
学 芝
・ 浦工業大学 東
・ 邦大学など
八十名以上が合格。
— 10 —
年をやや下回ったが、一般入試受験
る割合は四十四%(前年四〇%)と
44 名
その他短期大学
づくりの第一歩と考えています。
早稲田大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、
中央大学、法政大学、学習院大学
成城・武蔵・明治学院・國學院・獨協)
29 名
東京成徳短期大学
生涯にわたっての自分自身の生き
東京工業大学、宇都宮大学、群馬大学、新潟大学、
高崎経済大学他
なった。AO入試や推薦入試で入り
東京成徳大学
方やあり方を真摯に考える。そして、
15 名
国公立大学
に 四 十 二 名、 理 系 難 関 大 学( 北 里・
難関私立大学
ど の よ う な 職 業 を 選 択 し 身 を 立 て、
社会のために貢献するかが、とりわ
け肝要です。
確かな学力や豊な人間性を身につ
平成 20 年度合格実績
易い大学を探すのではなく、最後ま
23 名
東邦・芝浦工業・東京都市)に二十名、
82 名
で第一志望を目指す生徒が増える傾
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、
国際基督教大学、明治大学、立教大学、法政大学他
日東駒専に百十九名合格。
東京大学、一橋大学、筑波大学、長崎大学、埼玉大学、
首都大学東京、防衛大学校、奈良県立大学、水産大学校
向を示しているといえる。これはま
18 名
国公立大学(準大学含む)
た、浪人の増加にも表れていて、現
717 名
合 計
在五〇名の卒業生が第一志望校を目
指し、再チャレンジをしている。
521 名
その他私立大学
439 名
合 計
また、昨秋の経済悪化もあってか、
49 名
短期大学
けることを通して、進路の実現を図
6名
東京成徳大学
短大の受験者数・合格者数が倍増し
352 名
その他私立大学
る。そのためには、教職員が一丸と
なり、きめ細やかな指導にあたるこ
とが何よりも大切です。
深谷校の進学実績を、より発展さ
せるカギは、まさに同じベクトルの
もと、団体戦で戦えるかにかかって
います。
17 名
難関私立大学
た(七十三名合格)が、これはここ
数年とは異なる傾向であった。
受験大学で多かったのは、法政大
学、
東洋大学、
日本大学である。また、
東京大学に二名の合格が出たことも
嬉しい結果であった。
平成 20 年度合格実績
【八千代キャンパス】
学生支援課課長 阿部
人文学部の進路支援状況
博英
本 年 度 の 就 職 活 動 は、 極 め て 厳 し
い経済環境の中での幕開けとなりま
し た。 業 績 不 振 の た め 採 用 予 定 数 を
削 減 す る 動 き と、 中 長 期 の 経 営 計 画
ど就職活動のさまざまな場面や就職
講 座 を 通 じ て 積 極 的 に 助 言・ 指 導 に
努めております。
学 生 動 向 は、 昨 年 度 と 比 較 す る と
就 職 希 望 者・ 進 学 希 望 者 と も 率 が 若
干減少しているなかで、進路登録カー
ド未提出者がやや多いことが懸念さ
れ る た め 提 出 促 進 に 努 め て い ま す。
ま た 就 職 希 望 者 の 内 訳 で は、 民 間 企
業 の 志 望 者 が 減 少、 公 務 員 が 大 幅 に
増加、福祉関係が微増となっており、
景気動向に敏感な学生気質を反映し
【十条台キャンパス】
一夫
学生生活課長 溝田
子ども学部の進路状況
子 ど も 学 部 の 第 二 期 生 が 卒 業 し、
社 会 に 羽 ば た い て 行 き ま し た。 三 年
生 前 期 で は 全 体 を 対 象 に「 履 歴 書 の
書き方」「エントリーの仕方」などの
「演習」と、「職業適性論」などの「講
義 」 を 通 し て、 就 職 活 動 に 必 要 な 基
本 を 指 導 し、 後 期 か ら は 希 望 進 路 別
コ ー ス に 分 か れ て、 よ り 実 践 的 な 進
路支援を行いました。
二期生全体の就職内定率は
九十六%でした。その内、教職関連が
九 十 九 %、一 般 企 業 が 九 十 一 % と、一
期生の場合とほぼ同じとなりました。
教職関連では公立幼稚園・保育所、
私 立 幼 稚 園・ 保 育 園、 公 立 小 学 校、
施 設 な ど に 就 職 し て お り ま す。 ま た
一 般 企 業 で は、 石 川 玩 具 ㈱、 鹿 島 建
秋 か ら の 急 激 な 景 気 悪 化 を 反 映 し、
言 語 文 化 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 科・ ビ
ジネス心理科ともに七十五%と大変
厳 し い 結 果 と な り ま し た が、 学 生 た
ち は、 旅 行・ ホ テ ル・ 空 港 な ど の 観
光 関 係 企 業 や、 銀 行・ ア パ レ ル・ 化
粧 品・ 百 貨 店 業 界 な ど に 就 職 し た り、
また事務職として様々な業界に就職
し て お り ま す。 一 方 幼 児 教 育 科 で は
公 立 私 立 幼 稚 園・ 保 育 所 な ど へ の 就
職を中心に昨年と同じ九十九%とな
り ま し た。 ま た 五 名 が 四 年 制 大 学 に
編 入、 一 名 が 専 門 学 校 に 進 学 し て お
ります。
ま た 幸 い な こ と に、 子 ど も 学 部、
短期大学ともに内定取消しがありま
せんでした。
— 11 —
ているようです。
学生支援課キャリア支援担当は就
職希望者全員の内定獲得を目指して、
学生に対する積極的な声かけと懇切
丁寧な対応に努めています。
設 ㈱、 ㈱ ス タ ジ オ ア リ ス、 ㈱ 西 松 屋
チェーンなど多岐にわたっておりま
す。 ま た 専 門 学 校 へ 一 名 進 学 し て お
ります。
短期大学の進路状況
短 期 大 学 で は 一 般 就 職、 教 職 関 係
と も に 教 職 員 一 丸 と な り、 一 年 生 後
期 か ら 就 職 ガ イ ダ ン ス を 行 う と 共 に、
学生一人ひとりに対してきめ細かく
進 路 支 援 を 行 っ て い ま す。 ま た 今 年
度も夏休み中にはビジネス能力検定
三 級、 国 内 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者、 公
務員試験対策講座などの夏期講座を
実施しています。
平 成 二 十 年 度 の 就 職 内 定 率 は、 昨
鈴木美伸氏による講演(キャリアに結びつく学生生活)
に基づき人員構成適正化のために採
用 を 維 持・ 増 加 す る 両 面 の 動 き が あ
る な か、 八 千 代 キ ャ ン パ ス に 寄 せ ら
れ て い る 求 人 は 社 数・ 人 数 と も 昨 年
比三割程度の減少となっております。
しかしサービスなどの業種を中心に
積極採用の会社も多いので悲観する
こ と な く 志 望 業 界・ 企 業 を 広 げ て 活
動することが重要です。
大 学 生 の 求 人 倍 率 は 一・六 二 倍 と、
前 年 比 〇・五 二 倍 の 大 幅 マ イ ナ ス と
な っ て お り ま す が、 バ ブ ル 崩 壊 後 の
一九九六年(一・〇八倍)や戦後最悪
の企業倒産を記録した二〇〇〇年
(〇・九九倍)は上回っています。
企業の人材採用基準にも変化が生
じ て お り、 危 機 的 状 況 で も た く ま し
く 活 躍 で き る 学 生 を 選 抜 す る た め、
ストレス耐性を重視する動きがあり
ま す。 採 用 基 準 も 高 ま る 傾 向 が 顕 著
で、
「前に踏み出す力」
「考え抜く力」
「チームで働く力」などがますます 重
要 に な っ て お り ま す。 私 ど も は こ う
し た 企 業 動 向 を 的 確 に 捉 え、 学 生 諸
君 の 企 業 研 究・ エ ン ト リ ー・ 面 接 な
学内合同企業説明会の様子
就職状況
就職状況
大学院
新入生代表 田口 通子
面、 そ の 圧 倒 的 な 力 で 人 間 の 心 を 蝕 ん で き
済 シ ス テ ム は、 人 間 に 恩 恵 を も た ら し た 反
全ての経験を自分の成長の糧に
本年度大学院への入学を許可されました
岐 に わ た っ て お り ま す。 こ こ に、 志 を 同 じ
これまでの学びの中で得た知識や経験も多
経済システムのもとで働き続けてきた人々
端とした不況の最中にあります。競争的な
現 在、 日 本 は 先 の 世 界 的 な 金 融 危 機 を 発
修士課程十九名は、社会経験も多様であり、 たことも確かです。
く す る 者 た ち が「 心 理 学 の 現 場 で ご 活 躍 中
に 耳 を 傾 け、 支 援 す る た め に は 臨 床 心 理 学
拶といたします。
心からお願い申し上げて、新入生代表の挨
(平成二十年度 博士後期課程修了)
現在のお仕事はどのような内容でしょうか
五年前から県派遣のスクールカウンセ
ラーとして複数の中学校を担当してきまし
たが、今年からは宇都宮市の小学校一〇校
も委嘱され、各校の先生方とメールで連絡
を取りながら相談業務に取り組んでいま
す。いじめ・発達障害・不登校など問題は
山積みですが、悩んでいる先生方を励ます
のもスクールカウンセラーの務めです。
いじめは陰湿なものも確かにあります
が、中にはいじめられたと訴えた子どもの
主観的な感覚が大きいこともあり、取り扱
いには特に注意が必要となっています。
学校の風土によってニーズも違うのです
が、小学校の場合、七〇%が発達障害がら
みです。IQが極端に低い児童や高機能自
閉症などでどうしても学校に適応できない
児童は親や医師とも相談して特別支援学校
に移ってもらう場合もあります。アスベル
ガー障害(知的発達の遅れがありながら特
殊な才能・発想をもち、異状な行動を起こ
す)の懸念のある児童の場合などは、通級
支援教室や特別支援学級なども視野に入
れ、保護者や先生方と連携しながら、子ど
もが学校へ適応できる道をさがしていま
す。小学校では、
初めの相談が一日に六ケー
ス以上になる場合も珍しくありません。学
校で長時間カウンセリングをして帰宅する
と ぐ っ た り し、 子 ど も の 夕 食 を つ く る と、
もうなにもできない時もあります。
人とつながる力がどれだけあるかが求め
られている職業だけに臨床心理士として実
践経験を積み、子どもたちが明るく元気で
頑張れるよう努めたいと思います。
スクールカウンセラーの現状と課題
臨床心理士 山岡 祥子
人間的成長を欠かすことはできません。
私たちはまだ未熟で知識も技術も持ち合 この大学院を志ざされた動機は
私は大学で心理学を学びたいと希望して
わ せ て は お り ま せ ん。 こ れ か ら の 二 年 間、
いたのですが、高校で英語の教員をしてい
大学院修士課程では困難な壁にぶつかるこ
た父親の勧めで日本女子大で英文を学びま
ともあるかとは思いますが、その壁を乗り した。しかし心理学への思いは強く、一番
越 え た 先 に、 人 間 的 な 成 長 が あ る と 信 じ て 下 の 子 ど も が 小 学 校 に 入 っ た の を 契 機 に 大
おります。
学院に入り念願の心理学を学び、カウンセ
自身の将来の夢を実現させるという志を リングの技法を身につけることができまし
よりどころとして、全ての経験を自分の成 た。
IT革命、技術革新の陰で、さまざまな
長の糧にしていく覚悟で学ぶ所存でござい
歪みが生まれ、人々の心を蝕んでいるケー
ま す。 学 長 先 生 は じ め 諸 先 生 方 の ご 指 導 を
スが多々あります。高度情報化社会におい
賜 り、 私 た ち の 成 長 を お 導 き く だ さ る よ う
てはコミュニケーションが特に重要視され
ていますが、特に発達障害について研究し、
多くの人々の問題を解決したいと思ってい
の理論や技術の習得以外にも支援者自身の
の諸先生方から、臨床心理学の理論と技術、 は、「 働 き、 生 き る 」 こ と の 意 味 を 探 し 始
山岡祥子さんは宇都宮市在住、四人のお
そして関連分野との連携の実際などを学び めています。また「生きづらさ」や「心の闇」 子様を育てながら五年間大学院で学ばれま
に起因するとされる青年期世代の犯罪につ した。
たい。」とあつまっております。
今 春、
「 高 機 能 広 汎 性 発 達 障 害 児・ 者 を
日 本 は 経 済 成 長 を 遂 げ た 結 果、 科 学 技 術 い て は、 根 本 的 な「 闇 」 の 原 因 に は 焦 点 が
持つ母親の障害告知に関する研究」という
や 経 済 シ ス テ ム に お い て は 世 界 を リ ー ド す 当 て ら れ な い ま ま、 表 面 的 な 報 道 の 繰 り 返
論 文 を ま と め ら れ( 指 導 教 員 中 村 真 理 教
る場面が増えました。それによって目に見 しの中で、人々は不安と恐怖にかられ、心
授)
、 め で た く 博 士( 心 理 学 ) を 授 与 さ れ
える豊かさを手に入れた私たちは、今、目 を 痛 め て い ま す。 こ の よ う な 社 会 の 中 で、
ています。
に見えない豊かさとは何かを問われる時代 懸命に生き抜こうとする人の喜びや悲しみ
現在はスクールカウンセラーとして超多
忙の日々を過ごされているスーパーレディ
です。
を 生 き て い ま す。 高 度 に 進 歩 し た 科 学 や 経
大学院
(筑波大学 第二学群 人間学類 卒業) ます。
— 12 —
大学院
大学
仏像の見分け方、楽しみ方
されます。
のです。)
健康・スポーツ心理学科の新企画
「スポーツボランティア」
いように、三人のプレーリーダー
が常駐していますが、本学科から
も、ローテーションで毎回二人の
学生を派遣しています。一人当た
り年間三~四回行く予定です。T
SUのロゴが入ったTシャツを着
用して参加していますが、子ども
たちはすぐ学生にニックネームを
つけたりして仲間に誘いこんでい
ます。子どもたちの遊びは「泥だ
らけになって遊ぶ」
「木登りをす
る」
、「薪を燃やしたりする」など
と 聞 い て 最 初 は 戸 惑 っ た 学 生 も、
子どもたちと同じ目線で楽しむこ
とができ、次回を楽しみにしてい
ます。八千代市民プレーパークの
会の皆さんの暖かいご配慮・ご支
援のお蔭で、このプレーパークが
順調に運営されることを願ってい
ます。
— 13 —
応用心理学部
天部(てんぶ)
せん。
本年四月新発足した本学科で
仏 教 に 取 り 入 れ ら れ た 異 教 の は、 学 生 が 子 ど も た ち と 共 に 野 外
右 手 を あ げ 左 手 を 下 げ る 与 願・
施無畏印、腹前で両手を重ねる禅 神々の総称です。仏法の守護神や で遊ぶボランティア活動を、学科
の 講 座「 地 域 ボ ラ ン テ ィ ア 演 習 」
定印は如来の一般的な印です。説 護世神として仏・菩薩の下に位置
として設けました。入門期の扱い
法の時は手を胸の前におく説法印 づけられます。
として理論、体験、体験の振り返
本年春、東京国立博物館の「阿 り(報告会)などの内容で構成さ
に し ま す。 阿 弥 陀 如 来 は 来 迎 印 が
多く、指を捻じています。薬師如 修羅展」で人気を博した阿修羅は、 れています。
八千代市には総合運動公園の隣
来は右手を施無畏印、左手に薬壺 天部の仲間で、釈迦如来の眷属で
を持ち、人々を病の苦しみから救 す。薬師如来には眷属として十二 接地に子どもが自由に遊べる「新
川わくわくプレーパーク」が行政
神将が従います。天部には、仁王
うことを表わします。
と市民が協働で毎週土・日に一〇
のように筋骨隆々としたもの、吉
菩薩(ぼさつ)
時~一六時まで開催されていま
悟りを開いて仏陀となることが 祥天、弁才天、鬼子母神のように す。
予定され、現在修行中の者をいい 美しい女性の姿にするもの、貴人
日本伝統文化学科 教授 金丸 和子
「新川わくわくプレーパーク」
近年仏像がブームですが、仏像 ます。釈迦成道以前のシッダール のような梵天・帝釈天、武装した には、森と広場があり、木・土・水・
は姿や形の決まりを知って拝観す タ太子をモデルとして造形されて 四天王など、さまざまな姿のもの 火・竹などを自由に使える遊び場
です。「自分の責任で自由に遊ぶ」
ると、より深く、楽しく仏像を味 い ま す の で 若 い 貴 人 が 基 本 で す。 があります。
をモットーとして、子どもたちが
わえると思います。仏像とは狭義 地蔵菩薩だけは例外的に僧形にし 明王(みょうおう)
自由にのびのび遊べるように禁止
に は 釈 迦 を は じ め と す る 悟 り を 開 ます。
大日如来の命を奉じ、怒りの表 事項をなるべく少なくして子ども
い た 者 で あ る 仏 陀( 如 来 ) の 像 の
菩 薩 の 代 表 格 と い え ば 観 音 で 情 で 教 化 し に く い 人 々 を 救 う 密 教 の「 や り た い 」 と い う 気 持 ち を 大
「特定非営利活動法人
ことです。普通、如来の他に菩薩、 す。十一面観音も千手観音も如意 の尊像である明王の代表は不動明 切 に し、
八千代市民プレーパークの会」が
明 王、 天 部、 そ の 他 羅 漢、 高 僧、 輪観音も、頭部に阿弥陀化仏をつ 王です。剣と索をもっています。
運営を委託されています。
垂 迹 部 の 像 な ど、 た く さ ん の 種 類 け て い ま す。 観 音 菩 薩 と、 水 瓶 を
全部はとても紹介しきれません
プレーパークはヨーロッパで生
を含んで「仏 像 」 と い い ま す 。
つけた勢至菩薩を脇侍にするのは が、それぞれ意味のある姿形をし
まれ、日本では一九七〇年代から
如来(にょら い )
阿弥陀如来です。青い獅子にのり ています。そして、決まった形の 東京都世田谷ではじまり、現在全
悟 り を 開 い た 仏 陀 で あ る 如 来 剣 と 巻 物 を 持 つ 文 殊 菩 薩 と、 白 い 中 で 時 代 や 人 々 の 願 い に よ っ て 国 二 〇 〇 ヵ 所 以 上 で 開 催 さ れ て い
は、頭部はパンチパーマのような 象に乗り合掌する普賢菩薩を脇侍 違 っ て き ま す。 じ っ く り 拝 観 し、 ます。
昨年五月からスタートしました
螺髪、頭頂が盛り上がる肉髻、額 に す る の が 釈 迦 如 来、 日 光 菩 薩、 堪 能 し て い た だ け れ ば と 思 い ま
が、 年 間 を 通 し て 一 日 平 均 六 四 人
の 白 毫 な ど に 特 徴 が あ り ま す が、 月光菩薩が脇侍なのは薬師如来と す。
強が訪れ、気候が良い時は大賑わ
( こ の 原 稿 は 六 月 十 三 日、 本 学 園 後
装 身 具 を つ け な い の で、 手 印( 手 い う よ う に 決 ま っ た 組 み 合 わ せ が
いです。親子連れも多く、子ども
援会総会時の講演を基にまとめたも
の 形 ) か 脇 侍 や 眷 属 か ら、 ど の 如 あ り ま す。 も ち ろ ん 単 独 で も 造 像
たちといっしょに自然を楽しんで
います。大きな事故につながらな
来であるかを判断するしかありま
写真提供 NPO法人八千代市民プレーパークの会
人文学部
大学
「子ども学」とは ( リ レ ー 連 載 ❻ )
「幼児期の教育」の視座から
教授 神長 美津子
六大学連携教育支援人材育成事業
アフタースクール指導者養成講座
援学級などの指導に参加してもらう計画で
今 年 も 多 く の 受 講 者 が 見 込 ま れ て い ま す。
軽井沢教育委員会と子ども学部が連携し
償化は当然のこととして受け止められてきま
子ども学部では、今後、地元の北区や台東
軽 井 沢 の 研 修 は そ う し た 事 業 の 一 環 で、
す。
習の目的はアフタースクールを中心に、特
区、宮城県の利府町などで、地域の状況に
施を予定しています。学内外の先生方に講
別支援教育などを含めて、軽井沢町の学校
師をお願いすることになりますので、ご支
の教育活動を支援する人たちを育成するこ
講習は全十二コマで子どもを指導するの
応じたスクールサポーターの研修計画の実
幼稚園は九十九パーセントが公立であり、無
に必要とされる基本的な知識や技能の習得
とでした。
償です。韓国でも、一九九九年より、五歳児
援の程をよろしくお願いします。
「 幼 児 教 育 の 無 償 化 」 の 議 論 を 通 し て、 生
東京学芸大学、奈良教育大学、鳴門教育
をめざすため、バラエティに富んだ講座を
示唆に富んだ話、具体的なケーススタディ、
から幼児教育・保育の無償化が段階的に進め
られています。先進諸国の多くは就学前の幼
六大学連携教育支援事業
「 幼 児 期 の 教 育 」 で は、 幼 児 が、 基 本 的 な
アメリカのある調査では、就学前の教育を
大学、東京成徳大学、白梅学園大学、中国
奇心や探究心をもつようになることを大切に
受けることにより、その後の学力の向上、進
佐藤教育長による「軽井沢の教育を考える」
児教育の成果に注目し、無償化の道を選んで
し て い ま す。 も ち ろ ん、 そ の た め に は、 家 庭
学率の向上、所得の増大、犯罪率の減少など
講座があり、受講者の方々に修了証が渡さ
生 活 習 慣 を 身 に つ け、 集 団 生 活 を 通 し て 人 間
と 連 携 し、 家 庭 と と も に 幼 児 の 健 や か な 成 長
の社会的・経済的効果をもたらすことを報告
学園大学の六大学が連携し、人材育成事業
を 見 守 る こ と が 不 可 欠 で す。 し か し、 現 実 に
しています。この調査結果をそのまま日本の
野外活動、粘土の造形で自分の作品造りな
は 少 子 化 や 情 報 化、 女 性 の 社 会 進 出 の 増 大 等
社会にあてはめることは、早急すぎると思い
ど魅力にあふれ、当初の参加予定者を倍増
の幼児を取り巻く環境が変化する中で家庭の
ま す。 し か し、 日 本 で は、 三・四 歳 児 に な る
います。
子 育 て 力 が 著 し く 低 下 し て い る こ と か ら、 質
と幼稚園や保育所に通わせなくてはという親
保 育 所 に お け る「 幼 児 教 育 の 無 償 化 」 が と り
涯にわたる人間形成の基礎をつくる幼児期の
てその人たちにアフタースクールや特別支
い、修了者にライセンスを付与する。そし
こで社会人に子どもの問題を学習してもら
が、教師の力だけでは対応できません。そ
現在の学校は多くの問題を抱えています
育 支 援 人 材 育 成 事 業 」 を 展 開 し て い ま す。
の支援をえて、他の五大学と連携して「教
子ども学部では、昨年度から文部科学省
子ども学部長 深谷 昌志
スクールサポーターの研修を
た。
心に今後の活動について話し合いをしまし
代から五十代までの幅広い層の参加者が熱
六月二十三日に再度「集い」があり、二十
れました。この講習会のフォローが肝心と
深 谷 学 部 長 の「 ア フ タ ー ス ク ー ル の 課 題 」
す る 盛 況 で し た。 最 終 日 の 三 月 三 十 日 は、 に参画しています。
の高い幼児教育を期待することはなかなかで
いう、社会的な関心から幼児教育を捉えてこ
の思いから幼児教育が始まり、教育の効果と
関 係 を 学 ぶ と と も に、 学 習 意 欲 に つ な が る 好
揃えました。斯界の一流講師の講座だけに
スでは、主に三歳児から五歳児を対象とした
極端に少なくなっています。たとえばフラン
日本の場合、先進諸国の中でも公的な助成が
したが、幼児教育に関しては、それぞれの家 た講習会が二月~三月末にかけ全六回開か
庭 が 行 う こ と と し て 受 け 止 め ら れ て い ま す。 れ、チュ―ター育成に努めました。この講
子ども学部
きません。
こ う し た 中 で 最 近、 政 府 に よ り 取 り ま と め
あ げ ら れ、 幼 児 教 育 の 充 実 の 方 向 が 示 さ れ ま
教育に対し、社会的な関心が広がるとともに
なかったことは確かです。
し た。 こ の 新 聞 記 事 を 読 み、 よ う や く「 幼 児
高まることを期待しています。
ら れ た「 骨 太 の 方 針 二 〇 〇 九 」 に、 幼 稚 園 や
期の教育」に社会的な関心が向けられてきた
と思いました。
こ れ ま で の 日 本 の 社 会 で は、 義 務 教 育 の 無
— 14 —
子ども学部
大学
新設の経営学部に世界トップの多彩な人材
です。渡辺教授は、着任早々のこの四月に、
︶から技術・イ
国際技術経営学会︵ IAMOT
ノベーション経営研究の世界トップ七人の
一人として表彰されました。この一〇年間
の一連の研究が注目されたと言うことで
経営学部の教育について
教授 大貫 学
た現実社会で本当に必要とされている知識と
理論は、様々な現場で実際に経験した者でな
いと分からないものであり、そのような者で
なければ学生に身をもって教えることは難し
い の で は な い で し ょ う か。 そ の 意 味 か ら も、
様々な分野の一線で活躍してきた人とのネッ
開発や情報交換活動が年々活発になってい
トワークを重視するとともに、そのような人
いよいよ四月から十条台キャンパスに経
ま す。 渡 辺 教 授 は そ の 先 達 と し て 日 本 を 代
産 業 界 と 大 学・ 研 究 機 関 と の 共 同 の 技 術
す。
営 学 部 が 新 設 さ れ、 世 界 ト ッ プ の 多 彩 な 人
表 す る 多 く の 国 際 企 業 の 指 導 に 当 た ら れ、
意味を持ってきます。特に経営学の分野にお
⑶ 問題発見解決能力の訓練
いと考えています。
を積極的に招聘した講義も取り入れていきた
材 を 集 め、 東 京 成 徳 大 学 に 新 し い 顔 が 加 わ
多くの成果・実績をあげてこられました。
そのような社会において役に立つ学問が求め
とが求められているわけですが、それは多く
では、自分で問題を発見し解決をしていくこ
ことはできないと考えています。現実の社会
学生に対する知識や理論の一方的な伝達だ
られています。それは、具体的には常に変化
の人の意見を聞きながら、自分だけで思いも
いては、座学だけではカバーしきれない広範
学問とは実社会において活用されて初めて
り ま し た。 東 京 工 業 大 学 か ら 来 ら れ た 渡 辺
囲 か つ 多 様 で 複 雑 な 社 会 を 対 象 と し て お り、 けでは、実社会で活躍できる人材に育成する
千仭教授は、文部科学省の二十一世紀
している現実社会との接点を重視した知識と
つかなかった視点を発見しながら成し遂げて
技
・ 術計画
理論を修得するとともに、現実には座学だけ
技術経営学﹂拠点のリーダーをされておら
では答の出せない問題を自ら発見し解決して
土、 歴 史、 人 々 の 生 き 様 な ど と あ や を 成 し
ろい楽しみです。
東京成徳大学にますます多彩な人材がそ
て生まれたり沈んだりするという着想で世
IAMOT(国際技術経営学会)
世界レベルですぐれた技術経営(MOT)教育と研究
を進めることをねらいに 1992 年に米国フロリダ州に設
立された世界 79 ヵ国が参加する世界最大の産学連携の
国際組織です。
れ、 イ ノ ベ ー シ ョ ン は 社 会 経 済 や 文 化 、 風
界をリードする研究をされてこられまし
いくものです。そのような能力を訓練してい
経営学
日 本 の 経 営 学 は、 第 二 次 世 界 大 戦 ま で
は ド イ ツ の 経 営 経 済 学 の、 戦 後 は ア メ リ
カの経営管理学の影響を受けてきました。
昭和三十五年頃からは日本独自の体系に
おいて構築しようとしています。
MEMO
徹底していきたいと考えています。
り、ゼミ︵研究演習︶ではそのような訓練を
ループディスカッションをしていく必要があ
いく能力を養うための訓練をしていくという
た。﹁ 世 界 広 し と 言 え ど も こ う い う 研 究 が
り、多様性の確保が重要になってきます。ま
な課題解決が求められることを意味してお
は常に変化しつづける実社会に即した機動的
識しておく必要があります。すなわち、それ
界とはかけ離れたものであるということを認
理論は、アカデミックに構築された机上の世
現実社会で本当に必要とされている知識と
⑵ 現実社会との接点を重視
くためには少人数でフィールドワークやグ
学会賞を受賞されています。
COE 教授は、昨年にも同じ研究に対して文部
プ ロ グ ラ ム の﹁ イ ン ス テ ィ テ ュ ー シ ョ ナ ル 科 学 大 臣 表 彰 科 学 技 術 賞 や 研 究
⑴﹁実学﹂の志向
経営学部
ことであると考えています。
で き る の は、 ビ ジ ネ ス 心 理 等 の 研 究 層 の 厚
い東京成徳大学をおいて他にない﹂という
こ と で、 経 営 学 部 に 参 加 さ れ た と 言 う こ と
21 世紀COE(センターオブ・エクセレンス)
世紀COE(センターオブ・エクセレンス)プログラム
日本の大学の研究教育水準を世界トップレベルに引き
上げることをねらいに 2002 年に文部科学省が設立した
プログラムで、全国の大学から提案を求め、選抜された
卓越した計画に対して、5 年間の支援が行われるもので
す。
̶ 15 ̶
経営学部
短期大学
秋山秀一教授、NHKラジオ第一放送に
レギュラー出演中
これからの幼稚園教諭に求めること
の家庭のしつけのことにまで、先
い た だ く 必 要 が あ り ま す。
「他人
任ということを親に話し理解して
てもらい、子どもの躾は家庭の責
るはずです。この点を親に理解し
身の回りのことができるようにな
ば入園する前に、子どもが自分で
もらうことが、子どものために大
で す。 そ の こ と も、 親 に 理 解 し て
子どもが辛い思いをするものなの
漏らししたりした時に、かえって
な か っ た り、 お む つ だ っ た り、 お
人でできるのに、自分は何も出来
入園してきてから、他の友達が一
もに何もさせないのは、子どもが
い ま す。 親 が 過 保 護 に し て、 子 ど
の石山智恵さんが進行係を務める
柿沼郭アナウンサーとキャスター
も流れる。
秋山教授本人が現地で録音した音
し て、 現 地 で 得 た 旅 の 話、 そ れ に
よ う よ 」と い う コ ー ナ ー が あ る。 後三時五十分までで、実際に旅を
大 人 の た め の 旅 番 組 で、 毎 回 旅 の
中田 カヨ子
生が口を出すのはおかしい」など
放 送 時 間 は、 ニ ュ ー ス の 後 の、
四 月 は「 安 ら ぎ の 城 下 町 を 歩 く
と言われるのは筋が違います。
NHKラジオ第一放送の金曜旅
~ 岡 山 県 高 梁 市 」、 五 月 は「 寅 さ
幼児教育科長 プ レ ゼ ン タ ー が 出 演 し て、お 勧 め
んのふるさとを歩く~東京都葛
切だと思います。
金曜日の午後三時三十三分から午
の 日 本 の 観 光 地 を 取 り 上 げ、そ の
入園時に園の方針を親に徹底する
倶 楽 部 と い う 番 組 の 中 に「 旅 に 出
魅 力 や 産 物、見 所 な ど を 紹 介 し て
飾・ 柴 又 」、 六 月 は「 S L と 洋 館、 の 数 が 少 な く、 そ の 結 果、 過 保 護
本 来、 幼 稚 園 年 齢 は 子 ど も が 自
最 近 は 少 子 化 の 影 響 で、 子 ど も
入園前の家庭の躾について
いる。
分のことを自分でできるようにな
ス す る と、 プ レ ゼ ン タ ー の ラ イ ン
NHKのホームページにアクセ
されます。幼稚園は保育所とは違
導を今まで以上にすることが要求
指導、食事指導等の生活習慣の指
幼稚園教諭が一人ひとりのトイレ
す。 普 通、 親 は 心 配 で、 幼 稚 園 の
幼稚園に入園させればいいことで
自分の子どものことが不安なら
と決まったと聞いています。もし
け な い と 思 い ま す。 少 な く と も、
親と協力をして子どもを育ててい
事 が で き る よ う に 努 力 し て か ら、 す。こんな考え方をもっていたら、
ば、 三 歳 ま で に 自 分 の 身 の 回 り の
園 に い る と き の 子 ど も の こ と は、
もなかなか言えないとも聞きま
出来ないとか、こちらが正しくて
聞きます。親に言われたら反論が
問題に悩んでいるという事をよく
こ の 頃 の 幼 稚 園 の 先 生 は、 親 の
ナ ッ プ と と も に、 次 週 の 番 組 内 容
い、一人の先生が受け持つ子ども
方に問い合わせをしてくるもので
のタイトルで臨場感溢れる旅の話
旅行作家で観光が専門の秋山秀
の 紹 介 と、 過 去 に 放 送 さ れ た バ ッ
の数が多く、先生が一人ひとりの
一 教 授 も、毎 月 第 一 金 曜 日 に、 プ
クナンバーを見ることもできる。
おむつ交換の世話までしなければ
の 話 を よ く 聞 き ま す。 こ れ で は、 る年齢ということで三歳から入園
七 月 は 長 野 県 小 布 施 町、 八 月 は
が日本全国に放送された。
茨 城 県 結 城 市、 九 月 は 石 川 県 小 松
く知っているわけですから、親の
す。 そ ん な 時 に、
「 入 園 ま で に、 親よりも担任の先生のほうが詳し
として、言いたいことははっきり
ならないと、他の子どもたちとか
言 う ほ う が 良 い の で す。 幼 稚 園
教諭がしつけの指導を行わなけれ
市 … と、 秋 山 教 授 は 来 年 三 月 ま で
ばならない時は、生活習慣などを
話を一方的に聞かなくても、担任
含 め、 親 に 遠 慮 な く、 双 方 が 納 得
一人でできるように努力をしてく
からと親に何も言わない園もある
本来、幼稚園は教育施設ですが、 しょうが、入園の希望者が少ない
いくまで話し合いができる幼稚園
ださい」と言えば、親も頑張るで
なかったことだと思います。実際、 ようですが、逆に願書の手続の時
教諭を期待しています。園でもな
かわることや、予定している保育
に「 四 月 ま で に 何 で も で き る よ う
け れ ば、 親 で も な い、 子 ど も の こ
の内容に支障をきたすのです。
部分は、おむつが取れていますし、 に努力をしてください」と言って
保育所で生活している二歳児の大
いる幼稚園では「おむつを入園の
とを一番に考えられる幼稚園教諭
レ ギ ュ ラ ー 出 演 の 予 定。 毎 月 第 一
に 話 題 に な っ た、 栃 木 県 茂 木 町 出
大部分の子どもが上手に出来なく
なかった」と言っていました。入
て も、 自 分 で 食 事 を し て い ま す。 ときにしている子どもは一人もい
になって欲しいと考えます。
写 真 は、 六 月 五 日 の 放 送 の と き
まさかおむつ交換までは考えてい
身の画家古田土雅堂の旧宅とその
当然三歳までには、一人でトイレ
園児が少なくなるからと、親に何
ラジオ第一放送で秋山教授の声を
横を煙を吐きながら通過するSL
も要求できないのはおかしいと思
聴いてみてはいかがでしょうか。
を撮ったもの。
も食事も出来るように指導がされ
金 曜 日 午 後 三 時 三 十 三 分、 N H K
レ ゼ ン タ ー の 一 人 と し て、 こ の 番
組に出演して い る 。
幼稚園教諭のあるべき姿
の三分の一がおむつをしている等
心 和 む 町 を 歩 く ~ 栃 木 県 茂 木 町 」 の親が多くなっています。二歳児
短大
て い ま す。 つ ま り、 親 が 努 力 す れ
— 16 —
短大
中高一貫部・高等部
場の荒川は水流部の幅が約一五〇
m。最深部の水深は一〇mという
ことですので、男性が三名いたか
ら救助できましたが一名でしたら
巻き添えになりかねない危険な場
所だったと思います。
生命の尊厳を考える
警察庁の発表によると日本の自
殺 者 は 八 年 連 続 で 三 万 人 を 超 え、
交通事故による死亡者数を上回っ
ています。人口十万人あたりの自
殺者であらわされる「自殺死亡率」
は世界で八番目、主要七ヵ国の中
では最も高く「自殺大国」と言わ
れています。
五名の功労者は「自殺」につい
て「いくら辛いからといって、自
分から死ぬのは非常に良くないと
思う。特に若い人(十代)は、ま
だまだこれからだから少し必死に
考えてみると良いと思う」
「生き
たくても生きられない人たちがい
る の に、
・・・ も っ と 命 を 大 事 に
したほうが良いと思う」
「自殺は
いけないことだと思います。確か
に、 人 生 つ ら く て 生 き る の は 嫌
だって思うこともあるけれど、死
んではいけないと思う。ムダな命
なんてないと思う」
「もっと命を
大切にして欲しい」
「世界には生
きていたい人もいるのに、自殺を
するのはよくないと思う」と述べ
てくれました。
ス ト レ ス 社 会 で す が、
「命の尊
さ」
「メンタルヘルスの重要性」
を改めて考えたいと思います。
高校男子ソフトボール部員五名 人命救助で消防署長より感謝状
・高等部
六 月 八 日( 月 ) 八 時 二 十 五 分 よ
功労者
り、 本 館 体 育 館 に お い て 全 校 集 会
三年男子 志村 唯 (中高一貫部)
が開かれまし た 。
これは本校生徒が自らの危険を
二年男子 武内祐治 (中高一貫部)
顧 み ず 人 命 を 救 助 し た た め、 千 住
一年男子 鈴木多聞 (中高一貫部)
消防署藤木良夫署長より感謝状を
三年女子 藤原 茜 (高等部)
い た だ く 光 栄 に 浴 し た た め で す。
木内校長は五名の生徒の冷静な判
三年女子 府瀬川泉 (高等部)
断・迅速な対応力を称賛しながら、
くれぐれも生徒たちが自分自身の 事件の概要 (当時の状況を部員に伺い
ました)
身の安全にも留意することが大切
と 講 話。 感 謝 状 贈 呈 式 で は 一 人 ひ
とりが藤木署長より感謝状をいた
だき感激して い ま し た 。
六 月 三 日( 水 ) 午 後 六 時 過 ぎ の
出 来 事 で す。 ソ フ ト ボ ー ル 部 は 鹿
浜橋の下にある荒川の河川敷グラ
ン ド で 練 習 を し て い た。 そ の 時、
ソ フ ト ボ ー ル 部 マ ネ ー ジ ャ ー( 女
子)に中年の男性が話かけてきま
し た。 男 性 は 目 が う つ ろ で、 気 力
が な い 感 じ、 さ び し そ う な 後 ろ 姿
で 変 な 雰 囲 気 を も っ て い ま し た。
み ず か ら「 自 殺 す る 」 と 宣 言 し た
の で 大 声 で 制 止 し た が、 川 に 飛 び
込 ん だ よ う で す。 三 年 の 男 子 部 員
は 非 常 に 冷 静 で、 ま ず 最 初 に 服 や
靴 を 脱 ぎ そ れ か ら 川 に 入 り、 川 の
流れが早く足元がまったく確認で
き な い 状 況 で 川 岸 か ら 五 m 先( 水
深 一・五 m ) に 首 ま で つ か っ た 男
性 を 後 輩 と 連 携 し な が ら 確 保 し、
川 岸 ま で 引 き よ せ、 更 に 河 川 敷 に
引 き 上 げ ま し た。 こ の 間 マ ネ ー
ジャー二名が携帯電話で一一〇番
や 部 の 顧 問 の 先 生 に 通 報、 警 察 官
や消防隊が駆けつけ男性を保護し
ました。
千 住 消 防 署 の 資 料 に よ る と、 現
今まで震度の高い地震を体験して
きた人達の気持ちがわかりまし
た。
火災体験では、密室に煙を充満
させ、その中に入って体験しまし
た。煙はどのくらい苦しいのだろ
うとずっと思っていましたが、実
際に体験してみたところ、想像以
上に苦しくて、びっくりしました。
息は吸えないし、前は見えないし、
一分もたっていないのに、すごく
苦しかったです。煙の怖さを知り、
前よりも、火には気を付けなけれ
ばいけないと思いました。
この校外学習のおかげで、知ら
なかった事もたくさん知れてよ
かったです。とても勉強になりま
した。
災害の本当の怖さを擬似体験
中高一貫部
一年一組 岩崎 穂乃香
私は、校外学習を通して、たく
さんの事を学びました。その中で
も、私が一番心に残った事は、
「北
区防災センター」に行った事です。
そこでは、災害について学びまし
た。そ して、地震・火 事を体験し
ました。
地震体験では、どんどん震度を
上げていったり、関東大震災など
のパターンを体験したりしまし
た。私は、あまり震度の高い地震
を体験したことがありませんでし
た。だけど、今日のこの体験をし
て、本当の怖さを知りました。震
度七では、体が浮いてしまうほど
揺れが激しくて、びっくりしまし
た。 縦 揺 れ と 横 揺 れ を 体 験 し て、
— 17 —
中高一貫部
高等部
多くの感動を、思い出を残した体育祭
高等部
全校挙げてのご協力に感謝! を生かし、来年以降の体育祭がよ
生徒会長 三年 小林 祐介
り良いものとなるよう、頑張って
「 体 育 祭 を 盛 り 上 げ る 」 と い う もらいたいと思います。
のは僕が生徒会長になった時から
の目標の一つであり、当日までそ 『超究極的青春原子力体育祭』
のための準備をしてきました。し をめざす
体育祭副実行委員長 二年 野沢 時央
かし、僕が思っていた以上に上手
今年の体育祭で私は副実行委員
く盛り上げることができず、自分
と し て は 満 足 す る 結 果 が 出 せ な 長というポジションで直接的に体
か っ た こ と を 不 甲 斐 な く 思 い ま 育祭運営に立ち会いました。二年
生になって初めての職員会議に参
す。
ですが、生徒たち自身が盛り上 加したり、生徒会に入ったばかり
げてくれたことにより、結果的に の一年生にも仕事を割り振ったり
は良い体育祭になったのではない するようになり、二年生ながらも
かと思います。このような体育祭 新鮮な経験を多くしたように思え
を行うことができたのは生徒会役 ます。そして三年生の足手まとい
員の皆さん、生徒の皆さん、先生 にならないように、去年以上に行
方、そして観客の皆さんのご協力 動し責任も重くなったと感じまし
のお蔭です。本当に有難うござい た。とはいえ、先輩にはたびたび
助けられました。来年は私達二年
ました。
生が三年生となり、体育祭などの
全競技に全クラス出場で盛り 行 事 運 営 を す る 立 場 と な り ま す。
実行委員に実施したアンケート
上がる
体育祭実行委員長 三年 齋藤 圭佑
や、生徒会に入って得た知識や経
今年の体育祭は、大縄、HRリ 験を基に改善点は改め『超究極的
レーの予戦なしという、例年では 青春原子力の如く体育祭』を作り
見られない形での開催となりまし たいと思います。
た。結果、全競技に全クラスが出
場することになり、少々時間はか 体育祭を終えて
教諭 荒川 富美恵
か っ て し ま い ま し た が、 出 場 者・
予行は生憎の雨で始まり、当日
観客共に盛り上がっていただけた
と感じています。また今回は、体 はどうなることかと心配しました
育祭実行委員の方に、例年よりも が、天候にも恵まれ、最後まで興
多くの仕事をしていただき、運営 奮 の 喚 起 に 包 ま れ た 体 育 祭 で し
をスムーズに行うことができまし た。昨年までと大きく違った点は、
た。 一・二 年 生 に は、 今 回 の 反 省 予戦会をなくすという試みをした
ことです。全クラスが参加のホー
ムルームリレー、大縄跳び競技が
行われ、クラスが一体となり、団
結力が強まったのではないかと感
じております。また運動部男子の
演舞は例年にない厳しい練習の成
果が発揮された、素晴らしい集団
演技となり、大きな拍手が惜しみ
なく送られていました。生徒皆が
多くの感動と思い出を残してくれ
たと感じています。平日にも関わ
らず、沢山の保護者の皆様のご観
戦、有難うございました。
— 18 —
深谷高校
六月三日(水)に行われた体育
祭はコース別単位で四ブロックに
別かれ、ブロックごとに優勝を競
いました。全部で十四の種目が行
われましたが、全ブロック対象の
競技が十種目もあり全校生徒が闘
志を燃やして競技に応援に全力を
傾注していました。
優勝クラスのコメント
一致団結で目標達成
Aブロック 一B 橋本 悠
成 徳 に 入 っ て 初 め て の 体 育 祭、
立花先生の指導でのクラスの目標
「優勝」に向かって一致団結しま
した。私達は最後まで諦めないと
いう気持ちを持ち優勝することが
できました。また最後のHR対抗
リレーでは皆が一つになり感動的
な走りができたと思います。
応援して下さった皆様、有難う
ございました。
行事三冠王に一歩近付く
Bブロック 三F 浅見 龍太
私達が優勝できたのは、相手に
立ち向かっていく勇気、どんなこ
とがあっても諦めない気持ち、そ
して、一生懸命練習する中で強く
なっていた友情という名のこん
にゃくよりも固い団結力があった
からだと思います。クラスの目標
である行事三冠王に一歩近付けて
とてもうれしいです。
JUST DO IT
Cブロック 三G 神田
優
友華
増渕
私達三年G組は、昨年、一昨年
と三Gが優勝していたこともあり
プレッシャーがありましたが、J
UST DO ITのスローガン
を立て、一人ひとりが全力を尽く
し て 頑 張 り ま し た。 結 果 優 勝 し、
さらにクラスの絆が深まり最後の
体育祭を終えることができて良い
思い出ができました。
クラス全員が心を一つに!
Dブロック 三I 奥平 夕稀
私達が少ない練習時間の中で優
勝することができたのは、クラス
全員がお互いを思いやり、支えあ
い、心を一つにすることができた
からだと思います。最後のHR対
抗リレーを一位でゴールした時に
は、緊張から解き放たれ、涙を流
して喜びました。高校最後の体育
祭が最高の体育祭になりました。
— 19 —
第四十三回 体育祭 YES WE CAN ~闘志を燃やす合言葉~
深谷高校
幼稚園・第二幼稚園
「生きる 智恵・感じる心」
保護者も通い続けました
たはずです。そして、卒園が近づくに従い、
間 に ど れ だ け の 濃 い 育 ち を つ け ら れ る か が、 保護者の方々に深く感動しました。それは、 思い出され、感慨無量となったのです。
わが子の成長と送り迎えのご苦労が次々と
卒園式を数日後に控えた、朝の登園時での
最後でなくては計り知れないものがありま
園長 加々美 健一
いつの世にも課題となっています。今でも共
ことでした。
このことについては、保護者の方々からも
今年の三月末のことです。私は年長児の
願 っ て 生 ま れ た 子 ど も た ち も、 い つ の ま に か
通して言えることの一つには、沢山の人と共
様々なご意見がありますが、今後とも、引
す。幼稚園は学びの場ですが限られた保育時
沢山の期待を受け成長していかなければなり
存して生きていく上での智恵をしっかり幼稚
教頭 大武 深雪
ま せ ん。 幼 稚 園 は そ ん な 子 ど も た ち が、 こ の
園 で 身 に つ け な け れ ば な ら な い と 考 え ま す。 で送った後、わが子の園舎に向かう後姿を
通用門で子どもたちを出迎えて
ま し た。 さ ら に、 あ る 母 親 は、
いことをはっきり伝え教えること
える事、また、大人たちはいけな
基礎である土台づくりと環境を整
か っ た の で す。 保 護 者 の 方 々 も
決して子どもたちだけではな
した。幼稚園に通い続けたのは、
こ の 時、 私 は 改 め て 認 識 し ま
と心で感じる喜びを共に味わいた
た の で す。 そ こ に は、 筆 舌 に 尽
たちとともに幼稚園に通い続け
でもあります。
づ く り が、 特 徴 の 一 つ と な っ て お り ま す。
本幼稚園は、保護者による送迎とお弁当
世に生を受けた三年目で社会への一歩を踏み
き続きご理解・ご協力をいただきたいこと
ある母親は、子どもを幼稚園の通用門ま
出 す 大 切 な 場 所 で す。 十 人 十 色 と 申 し ま す よ
幼 稚 園 で は 沢 山 の 種 を ま い て 行 く こ と で す。 フェンス越しに見送りながら、感動の涙を
流していました。また、ある母親は、園舎
に向かうわが子の後姿を追いな
を最大限に活用しながら、集団の
い 出 に し た い の で、 子 ど も と 一
中で沢山経験させ心の栄養素を蓄
「 難 し い・ 大 変 」 と 言 っ て 大 人
緒の写真を撮らせてください」
いる私にまで、
「幼稚園のよき思
が答えを出してしまうようなマイ
な ど と、 カ メ ラ を 向 け て き ま し
が出来るようにする事。相手の気
子どもたちとともに通い続けた
のです。
毎 朝 お 弁 当 を つ く り、 雨 の 日
いものです。
て楽しい」
、
「 苦 手 の 事 が で き た 」 も 風 の 日 も、 こ の 三 年 間 子 ど も
勇 気 と 好 奇 心 を 持 ち、
「やってみ
そして、何事にも一歩踏み出す
持ちにきちんと向き合える事。
分 で 考 え、 選 択 が 出 来 る よ う に、 た。
ナスの感覚ではなく、子どもが自
えて行くことです。
る・嗅ぐ・味わう」と言う、
「五感」 が ら ビ デ オ カ メ ラ に お さ め て い
子どもたちの「見る・聞く・触
人 を 育 成 し て い く に は ど れ が 良 い の か は、 興味を持てる保育をしていく事です。
うに教育する方法も無限にあります。
子 ど も が 生 ま れ る 前 は、 五 体 満 足 と だ け
第二幼稚園
くしがたい様々なご苦労があっ
— 20 —
幼稚園
クラブ活動の成果
クラブ活動の成果
新人戦でベスト 16 に
大学 男子バスケットボール部
6 月 22 日より開催された第 49 回関東大学バスケットボール大会新人戦において横浜市立大学、神奈川大学を撃破し、3
回戦に臨みましたが拓殖大学にリバウンドを支配され、ディフェンスに苦しみ残念ながら敗退しました。しかし関東学生
連盟の加盟校が 90 校を超える中、実力でこの地位を獲得しただけに秋のリーグ戦が多いに期待されます。
全国大会で 25 回目の金賞・小編成の部第1位
高等学校 バトントワリング部顧問 笹山 明博
本年1月幕張メッセで行われた第 36 回マーチングバンド・バトントワリング
全国大会の高等学校バトン編成の部に本校バトンチームは連続 34 回の出場を果
たし、25 回目の金賞と小編成の部第 1 位になりました。2001 年 1 月、2005 年1
月にはグランプリに輝いており、3 度目のグランプリを狙っていましたが、大編
成第 1 位の石川県遊学館高校に破れ、3 度目の悲願はなりませんでした。私たち
の目標は連続出場を続け、グランプリをいつでも狙える学校でありたいと日々努
力しています。
高校総体埼玉県予選で県ベスト 8 に
深谷高等学校 サッカー部顧問 為谷 洋介
5 月 16 日より開催され、3 回戦でプリンスリーグU- 18 関東代表の武南に 2
- 0 で快勝、初めて県ベスト 8 に入ることができましたが、4 回戦で県立浦和高
校に延長の末 0 - 1 で惜敗。しかし強豪がひしめく埼玉県でのこの実績は高く評
価されます。
為谷先生談「今年のチームは突出した選手はいませんが、全員で粘り強く守り、
少ないチャンスをものにして勝ちあがってきました。今大会では、目標のひとつ
であった埼玉県 8 強に入ることができました。次なる選手権大会に向け、精進し
ていきたいと思います。」
高校総体埼玉県予選ベスト4に
深谷高等学校 女子バレーボール部顧問 野平 貴史
総体県予選では、全国大会出場を目指し頑張りましたが、力及ばずベスト 4 で
終わってしまいました。埼玉県予選会でのベスト 4 のリーグ戦を戦うのは、これ
で 2 度目でしたが、前回全国へチャレンジした時よりも戦っていて勝てるチャン
スもあり、力の差が無くなってきたように感じられました。今後は自分の力がい
つでも発揮できる精神面、絶対に勝つんだという強い気持ちを養い、次こそは、
今までよりも高いレベルで試合ができるようにしていきたいと思います。現チー
ムで私がチームを率いて 6 代目となりますが、一つ一つ着実に成長しているもの
と確信しております。次は私学関東大会や天皇杯、皇后杯全国バレーボール選手
権大会埼玉県ラウンドに出場しますが、次も頑張りたいと思います。
関東大会予選 都大会出場
高等学校 男子バレーボール部顧問 西山 喜三男
現在 17 名の部員で活動しています。目標として「高いレベルでの文武両道」
を掲げ、勉学にも部活動にも精一杯取り組むことを目指し、日々活動しています。
高校からバレーボールを始めた生徒ばかりですが、スタメンの平均身長が 180
㎝に届くほどで、将来性豊かな生徒に対して、基本練習を繰り返しながら技術の
向上に努めてきました。その甲斐もあり、4 月に開催された関東大会東京都予選
会では、悲願であった都大会出場を果たすことができました。
また、6 月に開催されたインターハイ予選でも 2 大会続けて都大会出場を果た
し、これまで部活動を支えてきた 3 年生の引退にも花を添えることができました。
今後も部活動の目標に向かって、より活発な部活動にしていきたいと考えてお
ります。今後ともご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
都大会 5 位入賞
中学男子卓球部 顧問 我妻 利真
10 年前、元気あふれる中学生 1 年生男子が 10 人も入部し、部を盛り上げてく
れました。全員が貪欲で負けず嫌いの性格であり、高校生と一緒に練習や練習試
合などをしたためか直ぐに強くなり、中学2年の新人戦では「男子卓球部」とし
て初の都大会に出場し、いきなり 5 位入賞という奇跡的な結果でした。6 月に行
われた春の都大会でも 5 位となり、現在は中学最後の夏の大会に向けて励んでい
ます。中高一貫のメリットを生かし、
「名門復活!」を目指し、生徒とひとつになっ
て頑張っていきます。応援をお願いします。
— 21 —
学園人事異動(採用・昇任・異動・退職)
所 属
区分
大学
(人文学部) 採 用
氏 名
應武マーガレット
採 用 谷 口 恵 子
採 用 中 野 良 顯
採 用 石 村 郁 夫
昇 任 海 保 博 之
昇 任 宮 本 文 雄
昇 任 山 口 春 子
昇 任 小 林 厚 子
昇 任 井 上 忠 典
大 学
( 応用心理学部) 昇 任 出 雲 輝 彦
一
昇 任 羽 鳥 健 司
異 動 鎌 田 大 輔
操
村
異動 市
人
異 動 木 幡 日出男
異 動 石 﨑 一 記
準
北
異動 川
永 井 由利子
採 用 岡 田 康 司
学
採 用 岡 田 和 秀
採 用 渡 辺 千 仭
貫
採用 大
採 用 髙 橋 利 夫
採 用 布 川 律 子
採 用 石 川 正 敏
異 動 松 井 陽 通
異動 宮 澤 俊 憲
喜三男
山
採用 西
採 用 廣 重 求
採 用 朝 倉 彬
採 用 狩 野 佑 太
採 用 葛 西 優
昇 任 野 中 修 也
昇任 松 田 尚 貴
昇 任 小 林 康 裕
太
健
採 用 大 谷 幸 男
採 用 坂 本 咲 子
川
採用 中
採 用 永 山 敬 司
昇 任 為 谷 洋 介
昇 任 野 平 貴 史
採用 野 村 奈 央
採 用 柿 内 希 美
パ
・ イン
福祉心理学科助教
国際言語文化学科准教授
上智大学教授
東京福祉大学助手
前 任
国際言語文化学科非常勤講師
配属・役職
臨床心理学科特任教授
専任講師
教諭
校長
教諭
教諭
教頭補佐
専任講師
専任講師
専任講師
専任講師
専任講師
経営学科准教授
経営学科長・教授
経営学科助教
経営学科准教授
経営学科准教授
経営学科教授
経営学科教授
経営学科教授
経営学科教授
学部長・経営学科教授
子ども学科准教授
健康・スポーツ心理学科准教授
健康・スポーツ心理学科教授
健康・スポーツ心理学科教授
大学院心理学研究科長兼
健康 ス
・ ポーツ心理学科教授
臨床心理学科助教
健康 ス
・ ポーツ心理学科教授
健康・スポーツ心理学科助教
臨床心理学科主任・教授
臨床心理学科長・教授
福祉心理学科主任・教授
福祉心理学科長・教授
東京電機大学 平成二十年度卒
名古屋工業高等学校非常勤講師
非常勤講師
秀明大学教育研究所教授
専任講師
専任講師
教諭
慶應義塾大学 平成二十年度卒
川越東高等学校常勤講師
名古屋大学大学院
非常勤講師
非常勤講師
短大ビジネス心理科准教授
短大ビジネス心理科主任・教授
東京農工大学工学府特任助教
横浜市立大学非常勤講師
新日本監査法人代表社員
日本政策投資銀行地域振興部企画審議役
(内閣府より出向)
流通科学大学教授
東京工業大学大学院教授
専修大学教授
大阪産業大学大学院教授
文京区立千駄木幼稚園長
共通領域部准教授
臨床心理学科教授
共通領域部教授
学部長兼大学院心理学研究科長兼
臨床心理学科長・教授
福祉心理学科助教
臨床心理学科助手
臨床心理学科教授
臨床心理学科主任・教授
福祉心理学科教授
福祉心理学科主任・教授
福祉心理学科長・教授
筑波大学大学院博士課程修了
専任講師
専任講師
ス
・ ポーツ心理学科長・教授
教諭
専任講師
学部長兼健康
臨床心理学科助教
教諭
共通領域部准教授
教諭
大学子ども学部 平成二十年度卒
大学子ども学部 平成二十年度卒
教諭
教諭
大学子ども学部 平成二十年度卒
平成二十年度卒
大阪芸術大学短期大学部
教諭
氏 名
小 林 雅 央
増 田 紳 一
阿 部 博 英
都 筑 次 美
採 用 元 木 章 太
採用 大 塚 理 恵
採 用 菅 ヒサ子
子 明 久
採 用 袖 山 明 裕
異 動 内 田 善 浩
採 用 横 田 直 子
採 用 草 地 身 依
昇 任 相 原 重 好
採 用 山 岸 英 昭
採用 金
異 動 藤 森 大 輔
採 用 渡 部 賢
所 属
区分
昇任
組織
変更
大 学
組織
(八千代事務局) 変 更
異動
短期大学
高校・中学
深谷高校
幼稚園
法人本部
所 属
区分
氏 名
退 職 アグネタ・リーバー
大学(八千代) 退 職 増 田
實
退 職 西 村 昭 徳
遠 藤 良 江
川
香
静
退 職 佐 藤 友 美
退 職 吉 田 菜 緒
退職 石
退 職 赤 沼 佳 幸
退 職 小 林 勇 雄
退 職 大 澤 健
退 職 小 沼 一 弘
退 職 渡 辺 佳余子
退職 荒 井 良 明
退 職 林 宏 次
大学(十条台) 退 職
短期大学
高校・中学
深谷高校
幼稚園
第二幼稚園
退 職 松 本 喜久子
退 職 末 田 佳 奈
沖 松 昌 朗
真
内
紀
一
全
藤
退職 齋
退職 竹
退 職 安 達 武 春
退 職 安 達 美知子
退 職 青 木 重
退 職 村 上 清 貴
大学(八千代) 退 職
短期大学
高校・中学
深谷高校
幼稚園
退 職 福 見 喬 司
退 職 宮 下 英 恵
川 洸 治
退職 中
大学院事務長
学生支援課課長
学生支援課長
教務課長
総務課係長
教務課長
就職課長
学生課長
教務課係長
前 任
教務課係長
鹿児島大学 理事 事務局長
ヤマザキ専門学校
配属・役職
事務局長
駒澤大学 平成二十年度卒
事務局総務課
事務職員
事務部次長兼施設課長
㈱ブレインスタッフコンサルタンツ
秩父鉄道観光バス㈱
司㈱
事務長
久米島町立保育所職員
労務職員
技能職員
情報助手
助手
十条台事務局教務課主任
丸ノ内運輸㈱
助手
技能職員
十二年
勤続年数
(平成二十一年七月一日発令まで記載)
企画調査室主任
配属・役職
九年
三年
応用心理学部臨床心理学科特任教授 四年
人文学部国際言語学科教授
子ども学部子ども学科教授
応用心理学部臨床心理学科助教
専任講師
専任講師
校長
教諭
教諭
六年
一年
二年
二年
七年十一ヶ月
三年
三十年
言語文化コミュニケーション科教授 十七年
専任講師
五年
十一年
教諭
三年六ヶ月
三年
事務局長
十一年三ヶ月
教諭
事務局入学課
十一年三ヶ月
八年
労務職員
三年
教諭
労務職員
九ヶ月
教諭
情報助手
三年
八年七ヶ月
技能職員
三年
五年
助手
二十三年一ヶ月
教諭
助手
事務局大学院事務長
技能職員
— 22 —
大学(子ども学部) 採 用
高校・中学
深谷高校
幼稚園
第二幼稚園
採 用 清 水 優 希
採 用 佐々部 朝 野
職 員
教 員
職 員
採 用 鵜 瀞 由 己
大 学
(経営学部)
教 員
役員紹介・後援会総会・学園決算
学園役員紹介
平成二十一年七月一日現在
の役員は左記の通りです。
○理事長 木 内 秀 俊
○副理事長 木
内 秀 樹
大 谷 幸 男
理 事 ○理 事 國 分 康 孝
○理 事 黒 田 定 男
事 市 村 操 一
○理 事 佐々木 富 也
○理
○理 事 中 里 明 彦
下 山 武 士
監 事 監 事 大 澤 健
黒 㟢 康 夫
監 事 評議員 加々美 健 一
中 田 カヨ子
評議員 渡 部
賢
評議員 石 山
賢
評議員 津 島 節 子
評議員 三 上 令 子
評議員 深 谷 昌 志
評議員 海 保 博 之
評議員 渡 辺 千 仭
評議員 (○印の方は評議員も兼務です)
菅 澤 喜八郎
評議員 学園後援会総会開催される
六月十三日(土)総会が開催されました。
平成二十一年度役員は左記の通りです。
木 内 秀 俊
名誉会長 顧
問 下
山 武 士
大 野 林太郎
水 野 昭 平
荒 井 千恵子
佐々木 富 也
会 長 吉 澤 良 彌
副 会 長 大 村 豊 樹
藪 㟢 千恵子
三 上 令 子
遠 藤 洋 子
川 北 水 江
会 計 太鼓地 由美子
並 木 智恵子
会計監査 依 田 貴美子
星
和 子
書 記 佐 藤 秀 子
神 崎 敬 治
参 与 金 澤 清 一
学校法人東京成徳学園 平成 20 年度決算
資金収支計算書
消費収支計算書
(平成20 年4月1日から平成21 年3月31日まで) (単位:千円)
収入の部
科 目
学生生徒等納付金収入
手数料収入
寄付金収入
補助金収入
資産運用収入
資産売却収入
事業収入
雑収入
借入金等収入
前受金収入
その他の収入
資金収入調整勘定
前年度繰越支払資金
収入の部合計
支出の部
科 目
人件費支出
教育研究経費支出
管理経費支出
借入金等利息支出
借入金等返済支出
施設関係支出
設備関係支出
資産運用支出
その他の支出
資金支出調整勘定
次年度繰越支払資金
支出の部合計
金 額
3,967,680
120,295
108,829
1,569,375
31,073
102,359
9,171
91,397
1,600
938,749
593,919
△ 1,120,624
2,521,665
8,935,488
金 額
3,702,345
1,103,297
402,798
53,387
279,570
279,583
150,438
167,473
337,206
△ 113,555
2,572,946
8,935,488
貸借対照表
(平成20 年4月1日から平成21 年3月31日まで) (単位:千円)
消費収入の部
科 目
学生生徒等納付金
手数料
寄付金
補助金
資産運用収入
資産売却差額
事業収入
雑収入
帰属収入合計
基本金組入額合計
消費収入の部合計
消費支出の部
科 目
人件費
教育研究経費
管理経費
借入金等利息
資産処分差額
徴収不能引当金繰入額
徴収不能額
消費支出の部合計
当年度消費支出超過額
前年度繰越消費支出超過額
翌年度繰越消費支出超過額
— 23 —
金 額
3,967,680
120,295
110,841
1,569,375
31,073
2,359
9,171
91,397
5,902,191
△ 462,690
5,439,501
金 額
3,700,797
1,807,699
481,709
53,387
327,707
880
16,720
6,388,899
949,398
6,015,037
6,964,435
(平成21 年3月31日現在) (単位:千円)
資産の部
科 目
固定資産
有形固定資産
その他の固定資産
流動資産
資産の部合計
負債の部
科 目
固定負債
流動負債
負債の部合計
基本金の部
科 目
基本金
消費収支差額の部
科 目
翌年度繰越消費支出超過額
負債の部、基本金の部及び
消費収支差額の部合計
金 額
44,668,825
40,937,191
3,731,634
2,866,031
47,534,856
金 額
615,204
1,581,895
2,197,099
金 額
52,302,192
金 額
6,964,435
47,534,856
入試情報・お問い合わせ先
お気軽に一度東京成徳のキャンパスへお越しください。オープン
キャンパス、学校説明会、入試日程などはホームページで詳細を。
オープンキャンパス風景(左 八千代キャンパス・右 十条台キャンパス)
学校法人 東京成徳学園 http://www.tokyoseitoku.ac.jp
東京成徳大学大学院
http://www.tsu.ac.jp/gra PC
[email protected](e-mail)
東京成徳大学
http://www.tsu.ac.jp PC
http://www.tsu-mobile.com
携帯
人文学部 応用心理学部 八千代キャンパス入試・広報センター
子ども学部 経営学部
十条台キャンパス入学課
東京成徳短期大学 http://www.tsc.ac.jp PC
http://www.tsc-mobile.com
十条台キャンパス入学課
電話 03−3927−4116
電話 047−488−1000(直通)
電話 03−3908−4566(直通)
携帯
電話 03−3908−4566(直通)
東京成徳大学中学・高等学校
中高一貫部
高等部
http://www.tokyoseitoku.jp/hs
電話 03−3911−2786
電話 03−3911−5196
東京成徳大学深谷高等学校
http://www.tsfh.jp
電話 048−571−1303
東京成徳短期大学附属幼稚園
http://www.tokyoseitoku.ac.jp/t-kind
電話 03−3911−6337
東京成徳短期大学附属第二幼稚園 http://www.tokyoseitoku.ac.jp/y-kind
電話 048−854−2151
東京成徳スイミングスクール
電話 03−3914−2383
学外施設戸隠グリーン(4 月〜 9 月まで開館)
学校法人 東京成徳学園
●発行/法人本部企画調査室
電話 026−254−2662
〒 114− 8526 東京都北区豊島 8− 26− 9 TEL 03 − 3911 − 2411 FAX 03 − 3911 − 6500
東京成徳広報 第26号 平成21年7月発行 — 24 —