特記仕様書

特記仕様書
工 事 名 曽下水26-2南部処理区枝線管渠築造工事(2工区)
工事場所 曽於市末吉町尾崎山ほか 地内
工
期 50日間
第1章 総則
第1条 本工事は,契約書及び図面のほかに,下記示方書,指針,仕様書等の規定によらなければ
ならない。
⑴ 土木工事共通仕様書(平成22年4月)
⑵ 土木請負工事必携(平成24年2月)
⑶ 土木工事施工管理基準(平成17年4月)
⑷ その他,関係要綱,指針,示方書等
第2条 本工事の数量は,別紙本工事内訳表,明細書,設計図書のとおりとする。
なお,この数量又は施工内容に疑義を生じた場合は,監督職員と協議し,監督員の指示のあった
ものでなければ変更契約の対象にしない。
第3条 受注者は,測量,調査,出来高管理,検査等のため専属して経験のある法定資格を有する
技術者を常置し監督職員の要求,指示に応じなければならない。
第4条 受注者は,本工事着手前に土木工事共通仕様書第103条及び第104条に基づき実施工程表及
び施工計画書を提出し監督職員の承認を得なければならない。
また,特記仕様書及び第1条に記載されていない事項で疑義が生じた場合は,別紙「工事打
合書」により監督職員と協議し,かつ,その指示に従うこと。
第5条 前払金
契約金額500万円以上の場合で前払保証事業会社の保証がなされた場合,前金払を40%以内の
範囲で行うことができる。また,前金払を行い,年度内に中間前金払のできる要件を満たした場
合に限り中間前金払を20%以内の範囲で行うことができる。ただし,部分払を行う場合は,前金
払はできないものとする。なお,当初設計では,前金払を受けるものとして,一般管理費の率を
計上してあるので,前払による補正の率は,最終変更でも更正しない。
第6条 中間前金払の要件
次に掲げる要件のいずれも該当し,前金払の支払を受けたものについては,20%以内の範囲で
中間前金払を請求することができる。
⑴ 工期の2分の1を経過していること。
⑵ 工程表により工期の2分の1を経過するまでに実施すべきものとされている当該工事に係る
作業が行われていること。
⑶ 既に行われた当該工事に係る作業に要する経費が,請負金額の2分の1以上の額に相当する
ものであること。
第7条 中間前金払の認定の請求
受注者は,中間前金払の認定の請求をする場合は,下記の書類を提出すること。
⑴ 中間前金払認定請求書(様式第1号)
⑵ 工事履行報告書(様式第2号)
第8条 中間前金払の請求
受注者は,中間前金払の請求をする場合は,下記の書類を提出すること。
⑴ 請求書
⑵ 前払金保証事業に関する法律第2条第4項に規定する保証事業会社が発行する保証証書
第9条 部分払い
契約金額100万円以上の場合で,業務の既済部分に該当する額が,契約金額の10分の3(既に
前金払がなされているときは,10分の4)を超える場合において,部分払を2回を限度に行う
ことができる。ただし,前金払を行う場合は,部分払はできないものとするが,繰越となった
場合は,年度末に出来高に応じた部分払を行うことができる。なお,現場に搬入された2次製
品等については,部分払の対象としない。
第10条 中間検査の実施
工事の施工途中において,当該工事に係る契約の適正な履行を確保するため必要があると認
める場合には,実施する。
第11条 施工体制台帳及び施工体系図の作成
請負金額1,500万円以上の工事で工事の一部を下請に付する場合は,施工体系図を作成し工
事現場の工事関係者が見やすい場所及び公衆が見やすい場所に掲げるとともに,監督職員に提
出すること。
第12条 下請契約に関する請負代金内訳書及び支払状況等の確認
受注者は,建設工事の下請契約の請負代金の総額が3,000万円(建築一式工事は4,500万円)
以上となる場合は,施工体制台帳の作成及び提出と併せて,契約額が500万円以上となる下請
負者及び再下受注者に関する「請負代金内訳書」を取りまとめ,監督職員に提出するものとす
る(施工体制点検「様式-1」に基づく。)。また,発注者が実施する施工体制点検の現場確
認時には,現場が稼働中にある契約額500万円以上の下請(再下請)業者の主任技術者に対し,
施工状況が契約書どおりであるかどうか,さらに,点検時点までにおいて,契約書どおりの支
払が履行されたか等について,適宜,聞き取りを実施するものとする(施工体制点検「様式-
2」に基づく。
)
。
第13条 国土調査の基準点等測量標識等の保全
施工区域内に国土調査の基準点等測量標識等がある場合は,その取扱いについて監督職員に
指示を仰ぐとともに,施工前に設置者と協議すること。
第14条 再生資源の利用
受注者は,下記の資材の使用に際し,再生資材を利用すること
資材名
密粒度アスコン
粗粒度アスコン
規格
-
-
使用箇所
表層工
基層工
第15条 指定副産物の搬出
公共工事の施工により発生する指定副産物(建設発生土を除く。
)は,再資源化施設に搬出
すること。また,搬出調書等:再生資源利用促進計画(実施)書を提出すること。
第16条 建設発生土の処理
1 本工事の施工により発生する建設発生土は,下記の場所に搬出すること。
⑴ 運搬距離:2km
⑵ 仮置き等:必要な場合は,その場所を明示する。
2 再生資源利用促進計画書を作成し,施工計画書に含めて提出すること。
3 処分状況の記録を完成書類に含めて提出すること。
4 工事発注後にやむを得ない事情により上記の指定により難い場合は,
監督職員と協議の上,
その指示によること。
第17条 県産資材等の優先使用について
1 工事に使用する資材については,県内で算出,生産又は製造されたもの(以下「県産資材」
という。
)の優先使用に努めることとし,さらに,県産資材以外の資材等についても,県内
に本店を置く資材業者等から調達するよう努めることとする。
2 受注者は,前項で定めた県産資材等を使用しない場合は,材料承認願の提出と併せて「不
使用等状況報告書」を監督員に提出すること。
第18条 下請工事における管内(県内)建設業者の優先活用について
1 受注者は,工事の一部を下請に付する場合は,市内に主たる営業所を有する者を使用する
よう努めることとする。
2 受注者は,前項で定めた建設業者を活用しない場合は,施工計画書等の提出と併せて「不
使用等状況報告書」を監督員に提出すること
第19条 産業廃棄物税
本工事により発生する建設廃棄物のうち,焼却施設及び最終処分場に搬入する産業廃棄物に
は,産業廃棄物税が課税されるので適正に処理すること。
第20条 配置技術者等の途中交代
1 配置技術者の途中交代が認められる場合としては,主任技術者又は監理技術者の死亡,傷
病又は退職等真にやむを得ない場合のほか,下記に該当する場合である。
⑴ 受注者の責によらない理由により工事中止又は工事内容の大幅な変更が発生し,工期が延
長された場合
⑵ 橋梁,ポンプ,ゲート等の工場製作を含む工事であって,工場から現地へ工事の現場が移
行する時点
⑶ ダム,トンネル等の大規模な工事で一つの契約工期が多年に及ぶ場合
2 上記1のいずれの場合であっても,発注者と受注者が協議し,工事の継続性,品質確保等
に支障がないと認められる場合のみ,途中交代が可能となる。
第21条 暴力団関係者による不当介入を受けた場合の措置
曽於市が発注する建設工事等(以下「市工事等」という。)において,暴力団関係者による
不当要求又は工事妨害(以下「不当介入」という。)を受けた場合は,断固としてこれを拒否
するとともに,その旨を遅滞なく市(発注者)及び警察に通報すること。市工事等において,
暴力団関係者による不当介入を受けたことにより工程に遅れが生じる等の被害が生じた場合は,
市(発注者)と協議を行うこと。
第22条 監理技術者等の専任を要しない期間
1 請負契約の締結後,現場施工に着手するまでの期間(現場事務所の設置,資機材の搬入又
は仮設工事等が開始されるまでの期間)については,打合記録簿により明確となっているこ
とを条件に,主任技術者又は監理技術者の工事現場への専任を要しない。
2 工事完成後,検査が終了し,事務手続,後片付け等のみが残っている期間については,主
任技術者又は監理技術者の工事現場への専任を要しない。なお,検査が終了した日は,発注
者が工事の完成を確認した旨,受注者に通知した日(「工事目的物引受書」等における日付)
とする。
第23条 現場代理人の工事現場への常駐を要しない場合
1 現場代理人の工事現場への常駐を要しない場合
現場代理人は現場に常駐し,その運営,取締りを行うこととされているが,以下のいずれか
の要件を満たす場合に,工事請負契約書第10条第3項の「工事現場における運営,取締り及
び権限の行使に支障がない」ものとして取り扱うこととする。ただし,いずれの場合にも連
絡が常にとれる体制を確保する必要や現場保全の義務(現場の巡回等)があるため,現場代
理人を設置しておくことは必要である。
⑴ 契約締結後,現場事務所の設置,資機材の搬入又は仮設工事等が開始されるまでの期間
⑵ 工事請負契約書第20条により工事が一時中止されている期間
⑶ 橋梁,ポンプ,ゲート,エレベーター等の工場制作を含む工事であって,工場制作のみが
行われている期間。また,同一工場内で他の同種工事に係る制作と一元的な管理体制のもと
で制作を行うことが可能である場合は,同一の現場代理人が,これらの制作を一括して運営,
取締りを行うことができるものとする。
⑷ 前3号に掲げる期間のほか,受注者から工事完成の通知があり,完成検査,事務手続,後
片付け等のみが残っているなど,工事現場において作業等が行われていない期間
2 発注者への報告
記1の要件を満たす場合は,現場代理人の工事現場における常駐は不要とし,他の工事と
兼務することを可能とするが「工事打合簿」等により,工事現場において作業等が行われてい
ない期間を明確にしておくこと。
第24条 現場代理人の兼任
1 現場代理人の兼任を認める工事
現場代理人は,請負契約の的確な履行を確保するため,工事現場の運営,取締りのほか,工
事の施工及び契約関係事務に関する一切の事項(請負代金の変更,契約の解除等を除く。
)を処
理する受注者の代理人であるが,次の(1)から(6)のすべてを満たし,工事現場における
運営,取締り及び権限の行使に支障がないと発注者が認めた場合,工事現場の兼任を認めるも
のとする。
⑴ それぞれの工事の当初請負代金額が2,500万円未満であること
⑵ 発注者又は監督員と常に携帯電話等で連絡をとれること
⑶ 兼任できる工事は2件
⑷ 兼任する工事は,工事現場の相互の間隔が概ね10㎞以内の範囲
⑸ 発注者又は監督員が求めた場合には,工事現場に速やかに向かう等の対応を行うこと
⑹ 兼任する現場代理人は,必ず担当工事現場のいずれかに常駐するとともに,1日1回以上,
担当工事現場を巡回し,現場管理等に当たること
2 手続き
現場代理人の兼任を行う場合には,兼任(変更)申請書(別紙1)を提出し,発注者の承認
を得たのち,必要に応じ,現場代理人等選任(変更)通知書により,発注者に通知すること。
なお,各々の工事において,発注者に現場代理人の兼任の承認を得ること。
3 受注者に対する措置請求
安全管理の不徹底や現場体制の不備に起因する事故等が発生した場合,建設工事請負契約書
第12条に基づき,受注者に対して,必要な措置をとるべきことを請求するものとする。
第25条 ダンプトラック等による過積載等の防止について
⑴ 工事用資機材等の積載超過のないようにすること。
⑵ 過積載を行っている資材納入業者から,資材を購入しないこと。
⑶ 資材等の過積載を防止するため,資材の購入等に当たっては,資材納入業者等の利益を不
当に害することがないようにすること。
⑷ さし枞の装着又は物品積載装置の不正改造をしたダンプカーが,工事現場に出入りするこ
とがないようにすること。
⑸ 「土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法」(以下「法」
という。
)の目的に鑑み,法第12条に規定する団体等の設立状況を踏まえ,同団体等への加
入者の使用を促進すること。
⑹ 下請契約の相手方又は資材納入業者を選定するに当たっては,交通安全に関する配慮に欠
けるもの又は業務に関しダンプトラック等によって悪質かつ重大な事故を発生させたもの
を排除すること。
⑺前各号のことにつき,下請契約における受注者を指導すること。
第26条 工事カルテ作成,登録
受注者は,受注時又は変更時において工事請負代金額が500万円以上の工事について,実績
情報システム(CORINS)に基づき,受注・変更・完成時に工事実績情報として「通知書」
を作成し監督職員の確認を受けた上,受注時は契約後10日以内に,登録内容の変更時は変更が
あった日から10日以内に,完成時は工事完成後10日以内に(財)日本建設情報総合センターに
登録しなければならない。また,登録完了後は,
(財)日本建設情報総合センター発行の「登録
内容確認書」を,直ちに監督職員に提出しなければならない。なお,変更時と完成時の間が10
日間に満たない場合は,変更時の提出を省略できるものとする。
第27条 本工事で配置する交通誘導員は,交通誘導警備業務に係る1級検定合格警備員若しくは2
級検定合格警備員又は交通誘導に関して専門的な知識及び技能を有する警備員等を配置するこ
と。ただし,鹿児島県公安委員会が,道路における危険を防止するため,交通誘導警備業務検
定合格警備員の配置が必要と定めた路線において,交通誘導警備業務に従事する場合の交通誘
導員は,交通誘導警備業務を行う場所ごとに1名以上は,1級検定合格警備員又は2級検定合
格警備員を配置すること。また,受注者は,上記のことを示す資料を監督職員に現地着手前に
提出すること。
資格
交通誘導警備業務に係る
1級検定合格警備員
2級検定合格警備員
資格要件
改正警備業法(H17.11.21施行)における検定合格者
交通誘導に関し専門的な知識 ・ 警備業法における指定講習を受講した者
及び技術を有する警備員等
・ 警備業法における基本的教育及び業務別教育(警備業法
第2条第1項第2号の警備業務)を現に受けている者で,
交通誘導に関する警備業務に従事した期間(実務経験年数
)が1年以上である者
第28条 路上工事縮減
1 既に供用中の道路上で行われる,通行規制を伴う工事を対象とする。
2 中止期間は,以下の⑴~⑷とし,緊急対応等やむを得ない工事・一時的な通行解除が困難
な工事を除き,原則として路上工事は行わないこととする。
⑴ ゴールデンウィーク
⑵ お盆
⑶ 年末年始
⑷ 交通への影響が大きい期間(祭り・イベント・観光シーズン等)
3 中止期間に実施される工事については,理由書を提出すること。
第29条 電子納品【該当なし】
1 本工事は,電子納品対象工事とする。電子納品とは,
「調査,設計,工事などの各業務段階
の最終成果を電子成果品として納品すること」をいう。ここでいう電子成果品とは,
「鹿児
島県電子納品ガイドライン(案)
(平成24年3月)
:(以下「ガイドライン」という。)
」に定
める基準に基づいて作成した電子データを指す。
2 ガイドラインに基づいて作成した電子成果品は電子媒体(CD-R)で正本1部,副本2部の
計3部提出する。電子化しない成果品については従来どおりの取扱いとする。電子納品レベ
ル及び成果品の電子化の範囲については,事前協議を行い決定するものとする。
3 電子成果品を提出する際は,鹿児島県の公開する電子納品チェックソフトによるチェック
を行い,エラーが無いことを確認した後,ウィルス対策を実施した上で提出すること。
第30条 特定建設資材の分別解体等・再資源化等
本工事は建設リサイクル法に基づき,特定建設資材の分別解体等・再資源化等について適正
な措置を講ずること。なお,本工事における特定建設資材の分別解体等・再資源化等について
は,以下の積算条件を設定しているが,工事請負契約書「6 解体工事に要する費用等」に定
める事項は契約締結時に発注者と受注者の間で確認されるものであるため,発注者が積算上条
件明示した以下の事項と別の方法であった場合でも変更の対象としない。ただし,工事発注後
に明らかになった事情により,予定した条件により難い場合は,監督職員と協議するものとす
る。
① 分別解体の方法
行程
①仮設
作業内容
手作業
仮設工事
無
有
工
程
毎
の
作
業
内
容
・
解
体
方
法
②土工
③基礎
④本体構造
⑤本体付属品
手作業・機械作業の併用
手作業
土工事
無
有
基礎
手作業・機械作業の併用
手作業
無
有
本体構造の工事
有
本体付属品の工事
手作業・機械作業の併用
手作業
無
手作業・機械作業の併用
手作業
その他の工事
有
手作業・機械作業の併用
手作業
無
有
⑥その他
分別解体等の方法
無
手作業・機械作業の併用
※「分別解体等の方法」の欄については,該当がない場合は記載の必要はない。
② 再資源化等をする施設の名称及び所在地
特定建設資材廃棄物の種類
施設の名称
所在地
※ 上記②については積算上の条件明示であり,処理施設を指定するものではない。なお,
受注者の提示する施設と異なる場合においても設計変更の対象としない。ただし,現場
条件や数量の変更等,受注者の責によるものでない事項については,この限りでない。
③ 受入時間
時
分~
時
分
④ その他
仮置き等必要条件があれば記載する。
第31条 概算数量設計発注【該当なし】
1 本設計は概算数量設計方式により積算したものである。確定設計数量は施工承諾図書によ
り精算するものとする。
2 受注者は監督員と現場立会いを行ってから,監督員が提示した資料に基づき現場調査,測
量を行い工事計画図書を作成すること。
3 受注者は,工事計画図書を監督員に提出し施工承諾を求めるものとする。
4 受注者は,承諾された工事計画図書に基づき工事を施工する。
5 工事計画図書とは,受注者が現場調査,測量を行い,この結果をまとめた下記の図書をい
う。
⑴ 平面図,定規図,縦断・横断図,構造図等の実施予定図面等
⑵ 構造物,土工,仮設工等の実施予定数量計算書等
6 受注者は工事完了後,施工承諾図書に基づき出来形図,出来形数量計算書,完成図等,必
要な資料を監督員へ提出し現場確認を受けるものとする。
7 受注者は本工事に関して疑義が生じた場合には,監督員に連絡し協議すること。
第32条 完成図書及び月毎報告物等
1 受注者は,土木施工管理基準に基づき完成図書を整理の上,工事完了後に監督職員へ提出
しなければならない。
2 受注者は,竣工期限の2週間前までに施工管理記録内容について監督職員と協議すること。
3 本工事の施工区間全体が一望できる着工前,完成の写真を別葉で2部提出すること。
4 安全訓練実施報告書を毎月25日までに工事月と併せて提出すること。完成図書に添付する
安全訓練等の実施状況報告書には,安全訓練を受けている作業員全部の氏名を記載すること
(報告書の調書は,土木請負工事必携を参照)。
5 月々の進捗状況は,安全訓練実施報告書と併せて,工事月報を毎月25日までに報告するこ
と(現場進捗状況写真も添付する。)
工事日報は,一周間毎に毎週月曜日に提出すること。
第33条 測量作業等の感電事故防止対策の強化
1 鉄道等高圧線に近接した場所において測量作業等を実施する場合は,受注者は,事前に鉄
道事業者等と事故防止対策会議など緊密に連絡を取ること。
2 受注者は,前項の作業を行う場合には,感電事故の防止のため,3m以下の絶縁型のスタ
ッフやポールを使用すること。
第34条 ヤンバルトサカヤスデのまん延防止
ヤンバルトサカヤスデのまん延を防止するため,当該現場での土壌や植物の搬出入に当たっ
ては,別添「ヤンバルトサカヤスデのまん延防止対策について」を参考に十分注意を払うとと
もに,ヤンバルトサカヤスデの生息が確認された場合は,まん延防止対策を講じる必要がある
ため,生息状況等の調査を行い監督職員へ報告すること。
第35条 施工条件
本工事の施工に当たっての施工条件を下記に明示するので,受注者は,施工計画書の作成時
及び工事施工時においては,十分留意するものとする。なお,明示した施工条件に変更が生じ
た場合は,契約変更の対象とする。また,工事実施期間中に発生した施工条件についても,甲
乙協議し,契約変更の対象とする。
⑴工程関係
特になし
⑵用地関係
特になし
⑶公害対策関係
ア 工事着手前に本工事によって影響を受ける恐れのある地域内の地物の調査を行うこと。
イ 工事現場周辺に対しては,騒音・振動等を極力少なくするほか,散水その他,飛砂塵芥
の出ないよう対策を行うこと。
ウ 最近多く見られるタバコ等の投げ捨てについては,特に注意するよう心がけ,現場監督
は作業員へ周知徹底する。
⑷ 安全対策関係
特になし
⑸ 工事用道路
特になし
⑹ 仮設備関係
特になし
⑺ 副産物関係
特になし
⑻ 工事支障物件
工事着手前に埋設物の有無を再確認すること。
⑼ 薬液注入関係
特になし
⑽ その他
受注者は,監理技術者,主任技術者(下請負を含む。)及び元請負の専門技術者(専
任している場合のみ)に,工事現場内において,工事名,工期,顔写真,所属会社名
及び社印の入った名札を着用させるものとする。また,本工事に携わる作業員全員の
氏名及び血液型が分かるヘルメットを着用させること。
<名札の例>
<ヘルメット表記の例>
監理(主任)技術者
氏 名 ○○ ○○
○○建設株式会社
工事名
○○○○○工事
写 真
氏名 ○○ ○○
工 期 自 ○○年○○月○○日
2㎝×3㎝
血液型
○型
至 ○○年○○月○○日
程
度
会社 ○○建設株式会社
印
第2章
工事の施工
第1条 機械土工は,設計書に明記されているものを使用し,それ以外の機種を使用する場合は,
監督職員の承諾を受けること。
第2条 掘削については,機械床堀とし,人力で基面整正を行うこと。
第3条 床付面は乱さないよう十分留意して,掘りすぎた場合は,監督職員と協議し,砂または砂
利により埋戻しをおこないタンパー転圧仕上がりとすること。
第4条 側溝蓋の上にベニヤ板等を敷くなどして,側溝の閉鎖を防止すること。また,掘削構内の
水替えを行うときは,直接側溝に排水せず沈殿装置を設けること。
第5条 管周辺の埋戻しは,良質の砂で十分締め固めを行うこと。
第6条 基礎工の切込砕石は,十分に突き固めを行うこと。また,砕石散布時は床付面の水を十分
切つてから敷き均すこと。
第7条 コンクリート工
本工事に使用するコンクリートは,原則としてJIS工場製品とする。ただし,監督職員の承
認を得た場合には,JIS工場以外の製品を使用することができる。
第8条 管布設工
1.遺方は10m以内に設けること。
2.起終点の管端部は土砂が流出しないよう十分な締切を行うこと。
3.管布設後,監督職員の管底高の検査を受けた後埋戻しを行うこと。
第9条 取付管工
1.取付管と取付管の間隔は,芯間距離で70cm以上とすること。
2.取付管をマンホールに直接流入させる場合は,インバート仕上げとすること。
3.本管との取付管は,止水可とう継ぎ手で施工し下水道技術審査証明付を使用すること。
第10条 マンホール設置工
1.マンホールのコンクリート型枞は,コンクリート打設後むしろ等で養生し,最低3日間以上経
過した後,監督職員の承諾を得てはずすこと。
2.インバートの横断勾配は。20%,縦断勾配は段差2cmまではすり付けてそれ以上は,下流
側の勾配とする。また,管径の違う場合は下流側の管径でインバート仕上げとする。なお,施工
については,熟練者にさせること。
3.調整リングのh=5cmは使用しないこと。また,モルタルは,超早強・無収縮モルタルを使
用すること。
4.マンホール蓋の設置方向は蝶番を下流側に向けて設置すること。
5.マンホール蓋と舗装基面は同一の高さに仕上げること。
6.マンホール継手は,止水可とう継手で下水道技術審査証明付を使用し監督職員の承認を受ける
こと。
第11条 下層路盤工
1.切込砕石路盤工
材料は,路盤厚15㎝の場合は切込砕石(再生材)50㎜以下を,路盤厚が10㎝の場合は,
切込砕石(再生材)30㎜以下を使用する。
2.締固め度は,最大乾燥密度の93%以上かつ基準密度に対しX3:97%以上の締
固め
密度がなければならない。
3.シラス路盤工
シラス路盤の一層の仕上げ厚は20㎝以下とする。
また,人力で敷均しを行い振動ローラ(2.5~2.8t)またはタンパー(60~100kg)
で転圧を行わなければならない。
第12条 上層路盤工
1.材料は,路盤厚が15㎝の場合は,粒調砕石40㎝以下を,路盤工が,10㎝の場合は,粒調
砕石30㎝以下を使用する。
2.締固め密度は,最大乾燥密度の93%以上かつ基準密度に対しX:96.5%以上
締固
め密度がなければならない。
また,人力で敷均しを行い振動ローラ(2.5~2.8t)または,タンパー(60~100kg)で転
圧を行わなければならない。
第13条 表層工
1.人力で敷均しを行い振動ローラ(2.5~2.8t)または,タンパー(60~100kg)で転
圧を行わなければならない。
2.締固め度は,基準密度に対し94%以上の締固め密度がなければならない。
第14条 歩道路盤工
1.材料は,切込砕石(再生材)30mm以下を使用する。
2.材料は,人力で敷均しを行い振動ローラ(2.5~2.8t)または,タンパー(60~100K
g)で転圧を行わなければならない。
3.締固め密度は,最大乾燥密度の93%以上かつ基準密度に対しX:97%以上の締固め密度が
なければならない。
第15条 歩道舗装表層工
1.材料は,密粒アスファルトコンクリートを使用する。
2.材料は,人力で敷均しを行い振動ローラ(2.5~2.8t)または,タンパー(60~100K
g)で転圧を行わなければならない。
3.締固め度は,基準密度に対し90%以上の締固め密度がなければならない。
第16条 仮設工
1.土留工は,指定仮設とするが,同等以上を使用する場合は構造計算書を添付して監督職員の承
諾を得ること。
また,矢板,切梁,腹越し材については,同等かそれ以上のものを使用すること。
2.路面覆工は,任意仮設とする。ただし,構造,荷重計算については,施工計画書に明記するこ
と。
第17条 事前調査
1.受注者は,工事に着手する前に以下の調査を行い,報告書を提出して着手承認を受けた後に着
手すること。
⑴ 地下埋設物調査
⑵ 家屋調査(工事に関する事前調査報告書)
⑶ 構造物(井戸等)
⑷ 取付管位置確認書
⑸ その他監督員が指示するもの
2.マンホール設置箇所は全て「試掘調査要項」により試掘を行いその復旧はストックアスファル
トで速やかに行うこと。
第18条 安全施設工
防護柵の施設は,道路協会編(防護柵設置要鋼)により施工すること。
第19条 酸欠防止について
人孔内は,硫化水素,メタンガス,一酸化炭素など有害ガスが滞留している恐れがあるのでガ
ス探知器,若しくは酸素濃度計で安全を確認した後立ち入ること。
第20条 出来高管理・行程管理・写真管理
1.出来高管理・工程管理・写真管理は,
(土木工事施工管理基準)により管理し完成時点において
その内容を明示する図面・写真または,測定決果を監督職員に提出すること。
2.マンホールの完成位置はオフセツト及び座標で明示すること。
第21条 品質管理
本工事に使用する材料は,
(土木工事施工管理基準),
(アスファルト舗装工事共通仕様書)の基
準を満足することはもちろんであるが,材料使用前に書類をもって監督職員の承認を得ること。
第3章 その他
第1条 その他
1.工事現場周辺に対しては,騒音,振動等を極力少なくする他,散水,その他,飛砂塵芥のでな
いよう処理すること。
また,本工事に起因して通常発生する物件等の損傷補償費及び騒音,振動,濁水,交通等による
一搬的損失に係わる補償は,本工事に含まれる。
2.水道管等の切替えがある場合は,事前に入念な打ち合わせを行った後,施工すること。
3.工事契約後,地元住民に説明会等を開催すること。なお,その説明会資料は受注者で作成する
こと。
4.本工事は,イメージアップ費がみてあるので具体的内容及び実施時期については,甲乙協議し
て決定し,施工計画書に含めイメージアップ計画書を提出すること。
5.地積調査標石等の敷地又はその付近で標石の損傷その他その効用を害する恐れがある時は,監
督職員の指示に従い控え杭を設け,工事完成後は復元し,監督職員の検査を受けなければならな
い。
別紙1
平成
年
月
日
契約担当者 様
受注者
商号又は名称
代表者職氏名
現場代理人の兼任(変更)申請書
下記工事について,現場代理人を兼任したいので(変更)申請します。
なお,両工事の施工に当たっては,関係法令等を遵守し,安全管理及び工程管理に
留意します。
現場代理人氏名
連絡先
工
事
名
工 事 場 所
兼任する工事
工
期
(申請工事)
請負金額(税込み)
現場代理人不在の
氏 名
間の緊急連絡先
連絡先
工
事
名
工 事 場 所
工
兼任する工事
期
請負金額(税込み)
発 注 機 関 名
監 督 員 氏 名
発注機関の連絡先
※添付書類:兼任する工事の当初契約書(写し)
兼任する工事の承認を得た場合は,写しを後日提出すること
印