報道資料PDF版(518KB) - 箕面市

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面
箕面止々呂美特産“菊炭焼き”が体験できます!
平成 22 年(2010 年)2 月 5 日
箕面市北部にある止々呂美地区において、NPO 法人愛農郷(あいのさと)による地域
特産の“菊炭焼き”が行われています。
止々呂美地区をはじめ猪名川流域の里山では、良質なクヌギ材を使って伝統的な炭
窯で「菊炭」が生産されていましたが、近年、電化製品の普及など社会情勢の変化から
年々生産量が減少しています。愛農郷では、一昨年に炭窯を復活させ、伝統の菊炭づく
りの再興と良好な里山林保全をめざし 1 月から 3 月にかけて“菊炭焼き”に取り組んでお
り、希望されるかたに体験してもらっています。
●「菊炭」の現況
止々呂美地区では、市内でも良質のクヌギが手に入りやすいことから、古くから炭焼き
がさかんに行われていました。この炭は、切り口が菊の花びらの模様をしていることから
“菊炭”と呼ばれ、火つき・火持ちが良く、パチパチとはじけたり立ち消えしたりしないた
め、茶席などの高級炭として重用されてきました。しかし、昭和 30 年代以降、電気やガス
が普及するとともに農業者の高齢化などにより次第に衰退し、炭職人も減少し箕面市内
の炭焼き農家はわずか 1 戸となっています。
●里山保全と菊炭焼き体験
NPO 法人愛農郷(代表 射塲孝雄氏、構成員 10 人)では、菊炭の伝統文化と北摂地
域の里山環境を守るために、この時期(1 月~3 月)に菊炭焼きを行っており、希望者され
るかたには「窯だし体験」などもしていただいています。これまで多数の市民や他市のか
たも体験されています。
炭焼き窯でおよそ 2 昼夜をかけて焼き、徐々に空気の入りを抑え、煙が青白い色に変
わるなどタイミングを見計らって窯口を閉め、約 1 週間をかけて蒸し焼きにします。
今後、2 月 21 日、3 月 7 日及び 21 日に窯出しを予定しています。
(場所:箕面市上止々呂美地内 府道 4 号線(茨木能勢線)沿い)
市
*)NPO法人愛農郷(あいのさと)
愛農郷は、地域農業を媒体とした新しいまちづくりを展開するため、地域性に合致した農産物
等の掘り起こしと地産地消の推進、都市空間における自然環境の保全に関する事業を行い、生
き甲斐と魅力ある地域振興に寄与することを目的として活動されています。
(電話 072-739-0561)
問い合わせ先
みどりまちづくり部農とみどり政策課
TEL 072-724-6728(直通)