ガイドライン関係 - 国土交通省

ガイドライン関係
分類
質問内容
回答
ガイドライン
(共通)
公共交通、道路、建築物、それぞれのガイドラインの発行はいつ
公共交通等のガイドラインは、平成19年度早期の策定を目指しています。
になりますか。
ガイドライン
(共通)
建築物の新基準でオストメイト対応の水洗器具が示されたが、オ
ストメイト利用者(市民)からは温水の要望が1番多い。本市では
「公共交通機関旅客施設の移動円滑化整備ガイドライン」において、「温水が出る設備を
鉄道事業者に対して、EV設置等の際に温水によるオストメイト対
設けることがなお望ましい。」と記載しているところであり、バリアフリー新法に基づくガイドラ
応トイレの設置を要望し実現している。しかし、当初は他駅への影
インにおいても同様な記述を設ける予定です。
響もあり難色を示していた。努力義務でも温水を入れるつもりはな
いですか。
ガイドライン
(共通)
公共交通移動等円滑化基準は、公共交通事業者等が旅客施設や車両等についてバリア
オストメイト便房について必ず複数設置するようにしていただきた
フリー化のために最低限遵守すべき基準を定めたものです。オストメイト対応型便房の設置
い。車いす使用者は健常者より時間がかかるので待たされること
最適数につきましては、旅客施設の1日当たりの利用者数の状況等に応じて変動すると考
がある。
えられることから、一律にこれを引き上げることは適当ではないと考えています。
ガイドライン
(共通)
公衆トイレにおける犯罪が増えていて心配です。ガイドラインに
「公共交通機関旅客施設の移動円滑化整備ガイドライン」においては、「点字等により視
おいてトイレの中の非常ボタンにも、その存在がわかるように点字
覚障害者が通報装置であることが認識できるものとするとともに、水洗スイッチ等の装置と
を表示してほしい。水洗のボタンなどとはっきり区別ができるように
区別できるよう形状等に配慮する」としています。
するべきである。
ガイドライン
(共通)
障害者用トイレ(多目的トイレ)の普及に伴い、視覚障害者もその
トイレに案内される場合が増えているが、スペースが広く複雑な構
造に戸惑っている。
視覚障害者にとっては、一般トイレの個室の操作器具の音声案
内及び拡大表示による情報の拡大こそがバリアフリー化に繋がる
ものと考えるが、ガイドラインに盛り込むことができるか。
「公共用トイレにおける便房内操作部・器具の形状・色及び配置」については、設計指針と
してJIS化が予定されており、当該JISは一般便房及び多機能便房の両方に適用できるよう
提案されているところです。当該JIS規格の反映については「公共交通機関旅客施設の移動
円滑化整備ガイドライン」の改訂作業の中で検討する予定です。
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ガイドライン関係
分類
ガイドライン
(共通)
基準
(交通)
質問内容
回答
公共交通移動等円滑化基準第13条第1項第1号では、「便所の出入口付近に、男子用及
び女子用の区別並びに便所の構造を音、点字その他の方法により視覚障害者に示すため
の設備が設けられていること」と規定しており、その具体的内容はガイドラインにて記載して
公共交通移動等円滑化基準の概要に「トイレの男女の別と内部
います。
の構造を音、点字等で示すこと」とあるが、内部構造をどのように
「公共交通機関旅客施設の移動円滑化整備ガイドライン」では、点字表示については、
音で放送するのか、また点字等の内容も同じものでよいのか。
「男女別及び構造を視覚障害者がわかりやすい位置に点字による案内板等で表示する」と
しているほか、「公共交通機関旅客施設の移動円滑化整備ガイドライン追補版」において、
音声案内(男子用、女子用トイレの区別)の標準例を記載しているところです。
バス車両の車いす固定装置について、利用しにくい(車いすを縛
るようになる、電動車いすを固定できない、固定に時間がかかる) 車いす固定装置のあり方については、別途、検討を行っているところです。
などの声がありますが、今後、規格を変える予定はありますか。
ガイドライン
(交通)
平成19年度予算事業として、知的・精神・発達障害者等に対応した施設整備のあり方な
どの調査研究について検討する予定です。
福祉タクシーの知的・精神発達障害者への対応としてのガイドラ
なお、知的障害、精神障害のあるお客様への応対マニュアルとして、国土交通省ホーム
インまた具体的なものはあるのでしょうか。
ページに、『「ゆっくり」「ていねいに」「くりかえし」』のリーフレットや、『交通事業者向けバリア
フリー人材育成プログラム調査報告書』を掲載していますので、参考としてください。
ガイドライン
(交通)
誘導ブロックによるエスカレーターへの誘導につきましては、「公共交通機関旅客施設の
移動円滑化整備ガイドライン」をまとめる際にも議論があり、時間帯によって上下方向が変
更されるエスカレーターへの誘導の取扱い、進入可能なエスカレーターのみに敷設した場合
には、降り口での誘導をどのようにして行うか、一方で運転方向と関係なく敷設した場合は、
進入不可能な昇降口に進入する可能性があることや、分岐が増えることにより混乱を招くお
エスカレーターへの誘導ブロックの敷設を是非お願いします。ま
それがあること等の課題があり、まずは、音声によるエスカレーターでの案内の普及を促進
た、視覚障害者誘導ブロックの敷設方法をガイドラインに明記願い
し、その状況を見極めていくこととされた経緯があります。
ます。
このような経緯を踏まえた上で、今般、バリアフリー新法の制定・施行に伴い、公共交通移
動等円滑化基準において、エスカレーターには、当該エスカレーターの行き先及び昇降方
向を音声により知らせる設備を設けることを新たに求めることとしたほか、誘導ブロックの敷
設方法については、新たに定めるガイドラインの内容を今後検討、とりまとめていく中で、改
めて議論、検討していくこととしています。
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ガイドライン関係
分類
質問内容
回答
ガイドライン
(交通)
鉄道駅において、歩行可能な視覚障害者は、階段とスロープが
併設されている場合、短距離の階段を選びます。車いす利用者は
視覚障害者誘導用ブロックは、現時点では視覚障害者の誘導に最も有効な手段であり、
スロープを使用します。
また、階段と傾斜路が併設されている場合でも傾斜路を使用する視覚障害者が存在すると
車いす利用者にとって点字ブロックはバリアーとなります。階段と
考えられる以上、傾斜路の上下端への点状ブロックの敷設が必要であると考えています。
スロープが併設されている場合、スロープには点状ブロックがない
方が望ましいのではないですか。
ガイドライン
(交通)
エスカレーターのベルトに(蛍光色の強い)黄色のシールを貼付
「公共交通機関旅客施設の移動円滑化整備ガイドライン」の改訂作業の中で、ご指摘の
し、上下方向の視望性を高めようとする提案がありますが、ガイド
提案を取り上げるべきか否かを含め検討します。
ラインに掲載する予定はありますか。
ガイドライン
(交通)
公共交通移動等円滑化基準では、旅客施設や車両等において、運行(運航)に関する情
車両、バス等の行き先案内放送及び車内放送、次に止まる駅及
報を文字等により表示するための設備及び音声により提供するための設備を備えなければ
びバス停の告知放送について、確実に実施されるようガイドライン
ならないこととしているところです。また、「移動等円滑化の促進に関する基本方針」二2に
に具体的に記載して下さい。
「適切な情報の提供」について、記載しているところです。
ガイドライン
(交通)
緊急用の文字板の設置について、検討の上、基準化されること
を望みます。
公共交通移動等円滑化基準では、旅客施設や車両等において、運行(運航)に関する情
報を文字等により表示するための設備及び音声により提供するための設備を備えければな
らないこととしているところです。また、ご指摘の緊急時の情報提供については、「移動等円
滑化の促進に関する基本方針」二2にその必要性について記載しているところです。
超高齢化社会へ進行中です。鉄道駅において視覚の衰えた高
齢者対応のため、「電光掲示板を大きく、見やすくする事」を付け
加えられませんか。
「公共交通機関旅客施設の移動円滑化整備ガイドライン」では、案内表示に関し「文字の
大きさは、視力の低下した高齢者等に配慮して視距離に応じた大きさを選択する。弱視者
に配慮して、大きな文字を用いたサインを視点の高さに掲出することがなお望ましい」として
おり、また、「公共交通機関の車両に関するモデルデザイン」では、例えばバスの案内表示
に関し「表示装置、及び表示は、可能な限り大きくする」としています。
ガイドライン
(交通)
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ガイドライン関係
分類
質問内容
回答
ガイドライン
(交通)
鉄軌道車両に車両番号等を文字及び点字で表示するとあるが、
具体的にどこに表示することを想定していますか。特に乗車してか 具体的な表示位置、表示方法等については、ガイドラインにおいて示すこととしています。
らでは表示に気づいても遅いではないですか。
ガイドライン
(交通)
筆談用具があることの表示について、ピクトグラムなどを定める
具体的な表示位置、表示方法等については、ガイドラインにおいて示すこととしています。
予定はありますか。
ガイドライン
(交通)
バス車両へ筆談用具を設けるとありますが、
①筆談用具の規格
②表示の規格
③設置場所の指定
④バス車両全車に設置する期限
はありますか。
ガイドライン
(交通)
筆談用具については、各事業者において、紙及び鉛筆、筆談ボード等の設置を想定して
筆談用具の設置及び表示にかかる費用は誰が負担するのです
います。また、表示については、紙に「筆談が可能である旨」記載したものを掲示することに
か。
より要件は満たすものと考えています。
筆談用具については、紙及び鉛筆、筆談ボード等を想定しています。
具体的な表示位置、表示方法等については、ガイドラインにおいて示すこととしています。
公共交通移動等円滑化基準は、バリアフリー新法第8条第1項により、車両等を新たにそ
の事業の用に供するときに適合義務が発生します。また、既存車両等においては、同条第3
項により努力義務が発生します。
各事業者におかれましては、平成22年の目標値の達成に向けバリアフリー化の推進につ
いてご努力願います。
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