難治性疾患の革新的最先端治療TR拠点 大学院医学薬学府 先端生命科学・先進医療科学 医学部附属病院 本橋新一郎 中島裕史 南野徹 堀口茂俊 花岡英紀 佐藤泰憲 平成21年7月15日 プログラム名称「難治性疾患の革新的最先端治療TR拠点」 千葉大学大学院医学薬学府 千葉大学医学部附属病院 拠点形成の目的 探索的橋渡し研究(トランスレーショナルリサーチ:TR) ・最先端臨床研究の推進 対象:難治性疾患(がん、心血管疾患、アレルギー、生活習慣病など) 出口: 1.千葉大学発の革新的治療法の開発 2.独自のTR・臨床研究推進システムの確立 最先端治療TR拠点 大学院医学研究院 医学部附属病院 未来開拓センター Phase I Phase II 基礎研究 前臨床試験 ・ さらに70%脱落 70%脱落 基礎研究 ・ 基礎研究 Bench to ・ Bed ・ 研究 ・経験者による助言 ・ ・ Bed to ・目利き ・ 革新的治療法の開発 標準医療 先進医療 組織的TR・臨床研究推進 システムの確立 Bench プログラム名称「難治性疾患の革新的最先端治療TR拠点」 千葉大学大学院医学薬学府 千葉大学医学部附属病院 研究内容 1 肺がんの進行が停止 1)がんの免疫治療開発研究(本橋、堀口) 治療前 治療後 現在まで(G-COE等)の成果 ・NKT細胞を標的とした免疫細胞治療 肺がん、頭頸部がん(Phase I-II) 個別化治療の開発にむけた研究へ ・第2世代のNKT細胞免疫治療(腫瘍縮小効果) NKT細胞の腫瘍への集積メカニズム解析 (免疫系ヒト化マウスでの解析) ・効果・予後予測バイオマーカー探索 効果にあきらかな個人差 治療効果と予後予測のバイオマーカーの同定 →個別化(オーダーメード)治療の開発 生存率 (%) 100 有効例と無効例 80 60 免疫学的反応良好群 40 明らかな 予後の差 20 免疫学的不応群 0 0 101 12 24 Gene A 36 48 月 102 Gene B 101 100 100 10-1 10-1 予後良好群のみに発現上昇する遺伝子 10-2 10-2 治療前 プログラム名称「難治性疾患の革新的最先端治療TR拠点」 治療後 治療前 治療後 千葉大学大学院医学薬学府 千葉大学医学部附属病院 研究内容 2 2)心血管疾患の再生治療開発研究(南野) 現在まで(G-COE等)の成果 下肢の救済成功率7割 治療前 ・末梢血単核球移植による末梢血管再生治療 対象:重症虚血肢疾患 治療後 虚血性心疾患への展開研究へ ・重要性の高い重症虚血性心疾患(心筋梗塞等) に対する末梢血単核球移植治療 年間4万人死亡(心筋梗塞) うち1万人に適用可 ・Notchシグナルを利用した次世代の血管再生治 療の開発研究 Notchシグナル活性化 細胞移植 末梢血単核球 プログラム名称「難治性疾患の革新的最先端治療TR拠点」 千葉大学大学院医学薬学府 千葉大学医学部附属病院 研究内容 3 3)アレルギー治療開発研究(堀口、中島) 市販薬と同程度の効果確認! 現在まで(G-COE等)の成果 ・スギ花粉症のアレルギーワクチン開発 初のWHO登録舌下免疫臨床試験 症状の強さ 2 スギの飛散ピーク期 1.5 プラセボ投与群 1 0.5 実薬投与群 0 2月 3月 4月 安全な根治治療ワクチンの開発研究へ 千葉大の日本最大の花粉暴露室 ・スギ花粉症舌下リポゾームワクチン ・スギ花粉症乳酸菌ワクチン ・スタチン系薬剤とアレルギー治療研究 4)脂肪細胞を用いた遺伝子治療(臨床遺伝子) 5)損傷脊髄に対する細胞移植(整形外科) 6)ーーーーー 参加メンバー6名の過去5年間の研究実績 (総論文数120、IF=152.0/年) プログラム名称「難治性疾患の革新的最先端治療TR拠点」 千葉大学大学院医学薬学府 千葉大学医学部附属病院 未来開拓センター:最先端TR・臨床研究推進の場 これまでの千葉大での組織的臨床研究システム作り H12治験管理・支援センター設置(齋藤センター長) H17臨床試験部発足(TR支援開始)(齋藤病院長) H19厚生労働省 治験中核病院の指定(齋藤病院長) H20医学部附属病院未来開拓センター竣工(推進部・検証部・臨床部) シーズ評価専門部会(高度のTRや臨床研究の選別・支援) 医学部附属病院未来開拓センター 医学部附属病院 1F 未来開拓セ 1500m2 これまでのメンバー内の連携 ①未来開拓センターでの定期的カンファレンス 推進部(花岡): 検証部(本橋): プロジェクト立案 支援・情報発信 製造物・臨床試験の 安全性・有効性評価 臨床研究計画、適正化、進捗を相互検証 →高度なTRを加速 ②NKTクリニカルカンファレンス(チーフ:本橋) NKT細胞免疫治療を共同開発 →先進医療へ申請(耳鼻科、呼吸器外科) 臨床部(南野): センターと各診療科の橋渡し ③橋渡し研究に関する教育(チーフ:花岡) 年間24回の講義とE-ラーニング(全診療科対象) 本申請研究の参画メンバーが各部長!! プログラム名称「難治性疾患の革新的最先端治療TR拠点」 千葉大学大学院医学薬学府 千葉大学医学部附属病院 本COE予算で実現! 1)最先端臨床研究の推進 2)全研究室・イノベーションプラザ(知財)との共同シーズ検討研究会 埋もれている優良シーズの掘り起こし・TR支援 3)若手医師(大学院生、医員)を対象とした勉強会・カンファレンス 臨床研究マインドを持つ医師の育成とリクルート 1)革新的先端治療の開発(3 5研究) 2)未来開拓センターでの新規TR・臨床研究倍増 関連領域(薬学や医工学)からの参画も期待 次期G-COE申請での柱となる 複数の臨床研究の創成 プログラム名称「難治性疾患の革新的最先端治療TR拠点」 Phase I Phase II Phase III 2年後のゴール 標準治療 治験 先進医療 未来開拓センター 臨床試験 TR 臨 床 研 究 Bed to Bench 前臨床試験 動物実験 Bench to Bed 基 礎 研 究 治療シーズ (薬剤、細胞、分子等) 千葉大学大学院医学薬学府 千葉大学医学部附属病院
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