2011年8月15日発行(第33号) - さがみはら市民活動サポートセンター

さが丸
( 平 成 2 3 年 )
2011年 8月 15日 第33号
隔月15日発行・市民活動サポートセンター情報紙
発
行
さがみはら市民活動サポートセンター
〒252-0236 相模原市中央区富士見6—6—23 けやき会館 3F
TEL/FAX 042-755-5790
今、地域が
お もしろい
玄
関
前
の
看
板
きらめき工房 スペース・遊
三
井
の
景
色
バ
ル
コ
ニ
ー
か
ら
の
相模原市緑区三井にある「きらめき工房 スペー
ス・遊」。代表の小西千恵子さんは、お友達や地域
の方々が「自分らしく自由にゆったりと過ごせるよ
うに」と自宅を提供して様々な活動をされています。
「スペース・遊」で自分らしく、笑顔で
スペース・遊では、誰でも気軽に参加できる「おしゃべりサロン」、月に一
回の苔玉作りや野草生け花などのイベント、みんなで歌を歌う「歌おうよサ
ロン」、「さをり」織りなど様々な活動を行っています。「歌おうよサロ
ン」では皆さん自分で織った「さをり」を着て、楽しそうに活動されていました。
楽
し
む
皆
さ
ん
「さをり」の魅力
「さをり」織りは、「失敗」がなくどんな織り方でもそれが個性となるとこ
ろや、子ども用のものや足の代わりに手で織れる織り機もあるので、子ども
や障害を持った方など誰でも織れるのが魅力です。
障害を持った方のお母さんは、「今までは、みんなと同じことができるよう
に、と頑張ってきたけれど、「さおり」で自分の好きな糸や色を自由に選ん
でいる姿を見ると嬉しい。」と、おっしゃっていました。
「スペース・遊」という場所
小西さんは、「ここでは地域にとらわれず様々な人が集まり気楽な交流がで
きます。皆さんは、イベント以上にお庭の畑や自然の中での活動、その中で
のおしゃべりが一番楽しいと思っているようです。それはスペース・遊でし
か味わえない事で、私はその「場所」を提供しているだけなんです。皆が楽
しいのが一番!」と笑顔で話して下さいました。
そんなスペース・遊の、人を選ばない、気楽で楽しい雰囲気が、遠くから来
られるお仲間だけでなく、地元の方々も参加したいと思うようになったのか
もしれません。地元の方を巻き込み、広がっていく繋がりはとても素敵だと
思いました。(横・榎)
私たちサポートセンターも参加する“相模ボラディア”
事業による『ボランティアチャレンジスクール』が今年も
いよいよ始まりました。去る7月10日(日)のオリエンテー
ションにて、受入協力団体の方々と中・高校生の皆さん
とが顔を合わせ、体験前の心構えや団体の活動・ボラ
ンティアの内容について等の説明を受けた後、盛大な
マッチングが行われました。7月20日~8月27日の期間
において、現在、相模原市内・周辺各所にてさまざまな
分野のボランティア活動を体験中です!
歌
の
後
に
南
京
玉
す
だ
れ
を
制小
作西
中さ
ん
と
「さ
を
り
」を
ハ
イ
ポ
ー
ズ
!
「さ
を
り
」で
作
っ
た
洋
服
で
今年度の受入協力団体数は42団体(内サポートセン
ター登録団体は20団体)、中・高校生の皆さんからは定
員数を遥かに超える応募をいただきました。“今だからで
きる体験学習“を、新しい発見や将来の社会参加へつな
がる大切な機会となることを、心より願っています。
8月28日(日)には、まとめの会を行います。ボランティ
ア体験の発表の場として、受入団体の方々との交流もか
ねて、活動の振り返りをします。
毎回、登録団体の皆さんをゲストに
お迎えし、交流の輪を広げています。
[Cafe情報]
●第6回 :5月26日(木) 18:00~20:00 [参加者] 16名
[ゲスト] ①相模原の市議会をよくする会 ②NPO法人さがみはら市民会議
●第7回: 7月15日(金) 14:00~17:00 [参加者] 21名
[ゲスト] ①江戸人形浄瑠璃おつる劇場 ②相模無鉄砲太鼓
③相原の歴史をさぐる会 ④紙芝居ほっこり座
分野や立場を超えた人と人との「出会い」によって、新しい「つながり」が次々と
生まれている「さが丸Café」。毎回楽しいトークが繰り広げられています。
●6回目のカフェは「まち・再生・相模原」をテーマにまちづくりにか
かわる団体をお迎えしてお話を聞きました。まちを良くするには、市民力を上げる
ことが大切という議論から、最後には「市民活動の課題」に発展し、若い方を巻き
込むにはどうしたらいいかの議論で盛り上がりました。
●7回目は「相模原の歴史・文化を語ろう」相模原の歴史や文化
を大切に伝える活動にスポットをあてて、交流しました。専門性を持って活動され
ているだけあって、4つの団体とも目を見張る実力をお持ちで、市民の皆さんが
魅了されるのもわかります。ゆったりとした語らいの中から見えてくる団体の活動
目的や課題。運営のヒントも得られるとあって、カフェへの期待と継続が望まれて
います。
第8回 9月8日(木) 18:00~20:00
[テーマ] 忍び寄る目に見えない健康被害
[ ゲスト ] NPO法人 IHTB / NPO法人 相模原アレルギーの会 / NPO法人 発癌性物質拡散防止協力会
※個人での参加も大歓迎!皆さまの参加をお待ちしています!お気軽にサポートセンターまでお問い合わせください。
東日本大震災から学ぶ
人と人との 絆 フォーラム
被災された皆様へ心よ
りお見舞い申し上げま
す。
震災の日からはや5か
月が経過し支援のあり
方も日々変貌を遂げて
い ま す。個 人 ボ ラ ン
ティ アに よ る 炊 き 出 し
や 毛 布 などの短 期支
援から、息の長い長期支援をいかに提供し継続して行くか
が、早急の課題となってきました。
そんな中、何としても被災者のためになりたいと嘆願してい
る市民がまだまだ沢山いることも見逃せません。サポートセ
ンターでは社協ボランティアセンター、NPO団体、自治会の
皆さんとどのように連携をとり、効率的なコラボを実現すべき
か、手がかりを模索するため、市民参加によるフォーラムを
開催しました。
はじめに社協相模湖地域事務所の歌丸氏より『きちんと
「助けて」と言えますか』という演題で、実際の支援活動経験
市民 活動
応
援
し
ま
す
弁護士法人
相模原法律事務所
を通してのアドバイスと、被災地の凄惨な現実を詳細にご紹
介いただきました。被災地では支援する側、受ける側のコ
ミュニケーションの難しさ、「助けて」と言わない被災者への
支援など、大変興味深い内容のお話でした。社会福祉協議
会では震災ボランティアバスを継続しており、より多くの市民
参加を呼び掛けています。
さらに、認定NPO法人ふれあい自然塾の林氏は、被災が
他人事とは思えない、逸る気持ちから早期現地入りを決断
され震災の1週間後には支援活動についていました。この
献身的な行動の動機には深い感銘を受けました。両氏とも
実際に現地での支援活動を実践しており感動、感心させら
れる所が多々あり先駆者としての活動に敬服しました。
一方、この教訓を地域防災へと展開されている自治会の
取り組みについて、自治会連合会から平林氏をお招きし、
ご紹介をいただきました。「自分の身は自分で守る」を理念
とし、やらせ義務感ではない自主的な防災訓練を拡大推進
中とのお話をいただきました。平林氏の「魂の入った防災訓
練をやっていく」という決意の言葉がとても心強かったです。
今回の震災を通して、それぞれ持ち場や立場の異なる市
民の皆さんが結束し、気持ちを一つにして支援活動を推進
して行く事の重要性を理解し、共有できたように思いました
また、今回の危機管理意識を劣化させてはいけない。この
フォーラムを通して得られた参加者の絆を、強く、強く、強
く、維持して行く事を誓い散会としました。 (佐)
弁護士 伊藤平信
弁護士 伊藤信吾
弁護士 斎藤佐知子 弁護士 鈴木芳美
弁護士 徳久京子
〒252-0236
相模原市中央区富士見6-6-1大賀ビル2F
TEL 042-756-0971
FAX 042-756-0973
団 体 ナ ウ
このコーナーはサポートセンターに登録している市民団体・NPO団体を紹介します。
NPO法人ワーカーズ・コレクティブわっか
連絡先:042-750-1416
代表
高橋
ママさんブラス相模原こっこ隊
百合子
代表
森川
真由美
年をとっても住み慣れた地域で
暮らしたい・・・の思いを実現する
ために「お互いさまの助け合い」で
移動サービスを提供しています。
NPO法人ワーカーズ・コレクティブ
わっかは2010年5月に設立、今年
10周年を迎えました。記念誌「わ
だち」を市民活動ファンドゆめの芽
からの助成をいただいて発行するこ
とができました。
年に三回実施のリフレッシュ企画
(お楽しみのお出かけ)には、ボラ
ンティア団体の方にご協力をいただ
いています。様々な市民活動をしている団体との連携で、活
動が継続できていて、感謝しています。これからも、市民の
力で暮らしやすいまちを!とがんばっていきます。
ママさんブラス相模原こっ
こ隊は、2007年6月に発足した
相模原市とその周辺に住む、
子供を持つママさんを中心と
した吹奏楽団体です。子供と
一緒に音楽を楽しみながら、
人前で演奏する機会を設け、ゆっくりでもステップアッ
プをめざす事をモットーにしています。
練習は週に1度、市内公共施設などで行っています。
小さな子供は、抱っこしたりおんぶしたり、それぞれが
工夫をしながら参加しています。練習の合間にはキッズ
タイムがあり、手遊び歌や絵本の読み聞かせなども行っ
ています。日頃の練習の成果は、幼稚園や保育園などへ
の訪問、定期演奏会で披露しています。目下、来年6月
の自主公演「第2回わくわくコンサート」に向けて練習
中です。http://sagamimamabrass.web.fc2.com/index.html
図書館と市民をつなぐ会・相模原
麻布大学 介在動物学研究室・ヒトと動物の関係に関する
連絡先:090-4947-7147
代表
山本 宏義
図書館や読書に関心を持つ市
民が集まり2009年に発足し、3年
目を迎えました。図書館と市民、
市民と市民をつないで、図書館の
可能性や楽しさを知ってもらい、
共に成長することをめざしていま
す。7月に機関紙「図書館ひろばを」創刊しました。視覚障害者
サービス部会は、図書館における視覚障害者へのサービス充
実のために具体的な事項について図書館と話し合いをしていま
す。学習部会は、公民館図書室を見学した昨年に続き、今年は
アンケートを行って意見をまとめます。読み聞かせ部会は、引き
続き読み聞かせグループの勉強会やネットワークづくりをすす
めています。来年2月には「つなぐ会」の総力をあげて、市立図
書館を会場に、だれでも図書館を楽しめる「第3回図書館ひろ
ば」を開催します。市民グループにも参加を呼びかけて一緒に
つくります。一緒に活動しませんか。
新
登
録
団 (7
体 月15
日
現
在
)
援
太田
技術者(建築)教育と消費者の保護
042-762-9365
特定非営利活動法人こすもす会
障害者の社会参加・自立支援・地域生活支援
042-750-5135
なぐら談会
旧藤野町名倉地域在住、出身の「団塊の世代」の会員交流、
042-687-5108
藤野地域で社会貢献活動
Kimono Club はちさがまち
垣根を超えた着物の楽しみ方を共に考え、着物を通して
地域活性化を図る
kimonoclube-hsm@
kimonoworldlife.com
特定非営利活動法人ピコリ
年齢や障がいの有無にかかわらず音楽と主体的に楽しむ
042-766-3794
し
ま
す
フクヤマ画廊
光明
2007 年 に日 本で 開 催さ れ た
IAHAIO(人と動物の関係に関
する国際会議)に続いてわが国
における人と動物のより良い関
係の構築と、動物介在療法・活
動・教育(動物介在介入:AAI)
馬とのサマーキャンプ
の普及を目的として設立。教育
研究センターとしてこれらを広く実践するため、専門家の
育成、犬や馬などの動物を用いたAAI活動、犬の社会化
事業等を実施しています。
相模原にある獣医大学の特色を活かして、人と動物の
関係を社会に広く普及するためにさまざまな活動を行っ
ている団体です。アニマルセラピーについてご興味のあ
る方は、どうぞホームページ(http://ercaz.jp)を覗いて
みてください。ニュースレター「CHANGE」も読めます。
特定非営利活動法人
匠リニューアル技術支援協会
市民 活動
応
教育研究センター
連絡先:042-786-7111(内線444) 代表
〒252-0143 相模原市緑区橋本2-24-4
TEL 042-703-0002
http://www.fgallery.com/
絵画の買い取りも承っております
(査定は無料です)
NPO法の改正&寄付税制について
6月22日(金)参議院本会議で、NPO税制に関する法改正が、また
15日(金)にはNPO法の改正が決まりました。
どのように変わったのか、大きく変わった点を簡単にお知らせしましょう。
■NPO法人が認定NPO法人になるための基準がぐっと緩和
認定NPO法人になると税制上の優遇が受けられるため、寄付を集め
やすいというメリットがあります。認定を受けるためのこれまでの条件は
「全収入のうち5分の1以上を寄付が占めている」というもの。ですが自
分たちで事業をおこない、がんばって活動資金を得ている事業型NP
Oはどうしても事業収入の割合が高くなってしまうため、認定されにくい
という問題がありました。これを解決するため、今回の改正では「3000
円以上の寄付を100人以上から集められればOK」という新ルールを
導入。さらに活動を初めてからそれほど時間が経っておらず、寄付が
サ ポ セ ン 情 報
企業との協働で市民活動を応援!
●NPO見本市
[日 時] 9月11日(日) 11:00~16:00
[場 所] イオン相模原店 パブリックスペース
相模原市南区古淵2-10-1
[内 容] 市民活動団体による活動紹介・体験・相談
イベントパフォーマンス
(例)チアダンス、紙芝居、他
●パネル展示
[日 時] 9月15日(木)~10月2日(日)
[場 所] ゆめみ処 ここち湯 相模原店
相模原市南区大野台3丁目20-19
営業時間 9:00~24:00(最終受付23:00) 年中無休
[内 容] 市民活動団体の活動をパネルで紹介します。お湯に
つかってホッと一息・・・そんな時にぜひ足を止めてご
覧ください。
編 集
後 記
まだ集まっていないNPO法人に対しては、3年間の仮認定期間の間
だけ認定NPO法人とほぼ同様の優遇が受けられる「仮認定制度※」
が適用されることになりました。
※仮認定制度は2012年4月1日より施行
■認定NPO法人が受けられる税制上の優遇
これまでは寄付した分だけ所得が安くなる「所得控除」のみでした
が、新ルールでは税金そのものを値引きできる「税額控除」も使えるよ
うになりました。
これは最大限活用することで、寄付した側が寄付金額の50%にあたる
金額を税金から引くこともできるという画期的な制度です。
■他にも、NPOの活動分野に地域振興や観光を主な活動とする任
意団体も、NPO法人として認可されるようになるなど、NPO活動をこれ
まで以上に社会に浸透させていくためのアイデアが新ルールの随所に
散りばめられています。
NPOWEBより
★参考★
公認会計士の脇坂誠也氏が、今回の制度改正を説明するパワーポイント
を公開されています。より詳しく調べたい方は、以下のサイトにアクセスして
下さい。 http://blog.canpan.info/waki/archive/527
今年もやるよ!市民活動フェスタ!
●さがみはら市民活動フェスタ‘11
[日 時] 11月12日(土)12:00~17:00
11月13日(日)10:00~15:00
[場 所] 12日(土):けやき会館2F大研修室
:教育会館
13日(日):淵野辺公園 銀河アリーナ前及び歩道
[テーマ] 『手をつなぐ、想いをつなぐ、市民力』
※詳しくは次号さぽせんナウでご案内します。
●NPOと会計税務に関する無料相談会
- 好評につき継続中![開催日] NPO設立: 毎月第2木曜日、第4火曜日
11:00~、13:00~、14:30~
会計・税務: 奇数月第4火曜日
17:00~、17:40~、18:20~
[内 容] NPOの立ち上げ、事務・運営、会計・税務他
※相談ご希望の方は、TEL・メールにて
サポートセンターまでお問い合わせください。
暑い夏もそろそろ終わり、センターでは秋のイベントに向けて大忙しの毎日を送っています。
団体の皆さまのご協力を何卒よろしくお願いしま~す。(古)
さがみはら市民活動サポートセンター
(運営:特定非営利法人さがみはら市民会議、相模原市)
〒252-0236
相模原市中央区富士見6-6-23 けやき会館3F
TEL/FAX : 0 4 2 - 7 5 5 - 5 7 9 0
E - m a i l : [email protected]
U R L : http://www.sagamaru.org
開館時間 ( 月 ~ 土 ) 午 前 9 : 0 0 ~ 午 後 9 : 0 0
午前9:00~午後5:00
(日)
休 館 日 ・毎月第4月曜日
・年末年始(12/29~1/3)
・会館の定期点検/清掃日